「アトピー性皮膚炎の治療」
46歳2015年12月18日
46歳2015年12月18日
私がアトピー性皮膚炎を発症したのは9歳の頃でした。特に右腕の症状が最も酷かったです。当時は大阪府に住んでいましたが、松本漢方クリニックを知らず、別の病院から処方された薬を塗っていました。夏休みにはその薬を右腕に塗った後に毎日のようにプールで泳いでいました。秋になるとその腕には薬を塗ったところだけが日焼けから回復せずに、茶色いシミとなって残ってしまいました。処方された薬の副作用ではないかと疑い、何年も色々な治療を試しましたが、アトピー性皮膚炎と茶色いしみに対して著効は得られませんでした。
私が25歳の頃、母の知人が松本先生を紹介してくれました。私にとって漢方薬でアトピー性皮膚炎を治療するのは初めてでした。煎じ薬と塗り薬を併用しながら約1年が経過した頃、茶色いシミは残っていたものの、右腕の症状は回復したので治療を終了しました。茶色いシミについては他の治療法を検討することにしました。
私が35歳の頃、転勤することとなりました。転勤先は山に囲まれた自然の豊かな土地でした。ところが、その山に植えられている木は「杉の木」で、私が転勤した年は、前年の10倍以上の花粉が大量に発生した年でした。私は花粉症を発症するとともに、両脚、両腕、両脇、両肩、背中、顔などにこれまでに経験しなかったような酷いアトピー性皮膚炎を発症しました。
発症から1週間後には松本先生に診察していただき、煎じ薬と塗り薬で再び治療を始めることとなりました。しかし、痒みが酷くて毎晩よく眠れませんでした。患部を掻きむしった後に痛みが現れました。この痛みで疲れきった後に眠っていました。翌朝に目が覚めるとシーツにはあちらこちらに血がにじんでいました。
刺激物を含んだ食事にも苦労しました。少しでも飲酒をしたり、香辛料を含んだ食料(カレー、キムチ、その他香辛料抽出物を含んだすべての料理)、トロピカルフルーツを食べた後には、アトピー性皮膚炎を発症している箇所が真っ赤に腫れ上がって強いかゆみと痛みが現れました。コンビニエンスストアで販売されている「おにぎり」にも香辛料抽出物が含まれているものがあり、買物をする際には毎回成分表示を確認していました。
このような状態が6か月ぐらい続きました。その後さらに約6か月治療を継続した後に症状が回復したので、治療を終了しました。
私が45歳の頃、アトピー性皮膚炎を再発しました。35歳頃に発症した当時に比べて酷くはありませんでしたが、両手、両腕と両脚に発症しました。特に両手が酷かったです。再び松本先生から煎じ薬と塗り薬を処方していただき、現在も治療中です。治療開始から1年経過しましたが、両手がかなり綺麗になり、完治に向かっているのを実感しているところです。
今回、なぜアトピー性皮膚炎が再発したのかを考えましたが、原因はよくわかりません。ただ、私の経験からすると、風邪をひいた時に「一般の薬局で購入した風邪薬を飲んで回復して数カ月から数年後に、アトピー性皮膚炎を発症していました。
ですから、今後は松本先生が注意喚起されているように「抗炎症剤」、「抗ヒスタミン剤」、「抗アレルギー剤」などを含む薬を飲まないように十分注意を払うとともに、風邪をひいた時には漢方薬で治療することに決めました。
引き続きアトピー性皮膚炎の治療に専念して、完治を目指したいと思います。