「アトピー手記」匿名希望8歳6歳2009年2月6日
息子は、生まれてすぐから、肌は赤く荒れた状態でした。1ヶ月検診では、乳児湿疹と言われ、痒いのか常に頭を振り泣いていました。それでも薬を使うことに抵抗があったため、病院には行かず、石鹸を変えたり、こまめに掃除をしたり、と生活改善をしていました。病院に行くきっかけになったのは、
6ヶ月検診でした。その頃には顔はただれ、あちこちから血が出ている状態でした。先生に、何故ここまで放っておいたのかと叱られました。いくらステロイドが嫌だと言っても、それは親の勝手で、あなたは母親失格だと言われました。ただでさえ、どんどんひどくなる子供の様子に心を痛めていた私は、言い返すことができず、医者の言うとおり病院に通い始めました。
ステロイド治療です。ステロイドを塗ると、気持ち悪いほどすぐに良くなりました。しかし、しばらくするとまた出てくるのです。その繰り返しでした。
そこで、やっとステロイドではダメだということに気づき、医者を探しはじめました。良いと聞けばとりあえず行き、信用できなければ、また違うところへ・・・そうしてやっとたどり着いたのが松本漢方クリニックでした。
その頃には、息子は4歳と2歳になっていました。
初めて行った日に、松本先生が手を握り「必ず治してあげる。僕を信じて言うとおりにしなさい」と言ってくれたのです。私は涙が止まりませんでした。
それから毎日、1日2回の消毒と漢方風呂に1時間入りました。
最初の3ヶ月は、それは大変でした。
今までの悪いものが全て出てきているかのように、どんどんひどくなりました。
全身傷だらけで、朝晩の消毒時には、泣き叫び・・・
それでも弱音を吐くことは絶対にありませんでした。
「松本先生が治してくれるっていったから頑張る!」消毒前に息子はいつも言っていました。
弟の方は、アトピーも兄ほどひどくはなく、ステロイドも塗っていなかったのですが、それでも消毒はしみるようでしたが、兄を見ているせいか逃げることもなく我慢していました。そんな生活が半年くらい続きました。
それでも松本先生の言葉のおかげで、精神的には楽でした。
何かあれば相談できる先生がいるということが、私にも子供達にも心強かったのです。
半年経った頃には、目にみえて良くなっているのがわかりました。
夜も熟睡できるようになってきたようで、寝起きも良くなりました。
1年後には、脇の下や首など、見えにくい部分のみになったので、周りのひとにはアトピーだと分からないくらいになりました。
その頃には消毒も1日1回、お風呂は1週間に1度くらいでよくなりました。
それからも、ひどくなったり良くなったりを繰り返しましたが、今ではほとんどアトピーだとはわかりません。
それもこれも松本先生のおかげです。
松本先生には感謝してもしきれないくらい感謝しています。
本当にありがとうございました。
これからも何かあればまたお世話になりますが、よろしくお願いします。
松本先生に最後にお会いしたのは、去年の3月でした。息子は、幼稚園入園を迎えようとしていたのですが、生後3ヶ月くらいから出だしたアトピーが、皮膚科でもらう薬を塗っても、どんどん広がる一方で、主人のお姉さんから紹介してもらった松本漢方クリニックを訪ねたのでした。
その頃は、足や腕、背中、顔と、所々ではありましたが、ステロイドを塗っていたせいもあって、黒ずんでいた様にも思えました。
それから、漢方のお風呂に入ることになり、息子の痒みとの戦いが始まりました。入り始めて2週間もすると、全身何ヶ所も赤くなり、とにかく痒がりました。とにかく、朝から晩まで3才の息子は全身を掻きむしるという日々が始まりました。毎日、毎日痒くて、痒くて、いつの間にか息子の顔から笑顔はなくなりました。
その後、3ヶ月程、漢方風呂に入り続けていたのですが、皮膚は赤いだけではなく、ただれてきました。その時がピークを迎えていたのだと思いますが、足の膝の裏等はいつも血がにじみ、消毒を塗る度に「もうイヤだー 痛いよー、ママやめてー!」と泣き叫んでいました。
幼稚園も通うのがやっとで、朝からおかえりまで「痛いよー」「かゆいよー」と泣いて過ごしていた様です。息子にとっては、小さい体で必死に頑張っていたのだと思いますが、精も根も尽き果てる思いだったと思います。
そうこうするうちに、少しずつ状態が変化していくのが、私にもわかりました。赤くただれていた部分が、かさぶたになり、小さな白っぽい水疱がポツポツ出たり消えたりを繰り返し、次第に、顔や背中のアトピーが落ち着いて来ました。
秋の中頃には幼稚園の先生からも「だいぶ痒みも引いてきたようですね。やっと笑顔も見られるようになりましたよ」と、報告をいただき、私の中の気持ちのモヤモヤも少し和らいだ気がしました。何より息子は痒みと戦い、よく頑張ってくれたと思います。
その後1~2ヶ月で、全身ほとんどからアトピーが消えて無くなり、後は膝の裏と肘の内側に少し残す程度となりました。完全に息子の体内からアトピーを無くすには、もう少しお風呂も続けなくてはなりませんが、今では息子も、気持ち的には大分楽になっている様です。そして主人も、現在はアレルギー体質を変えるべく、先生からすすめられた、漢方のお茶を毎日飲んでいます。まだ少し時間はかかりそうですが、完治するまではと朝・昼・晩と、会社に持参で通っています。
松本先生に最初に言っていただいた「大丈夫、絶対治してあげますから!!」の、力強いお言葉に背中を押され、ようやくここまでたどり着いたという気持ちと、感謝の念で一杯です。でも、こうしている今も、小さな子供から大人まで、アトピーで苦しんでいる人が世の中には、大勢いらっしゃって、闇の中をさまよっていると思うと、胸が痛みます。私たち家族は、こうして幸運にも松本先生にお会いする事が出来ましたが、そうでない方々の苦しみ、悲しみはどうすれば癒えるのでしょうか。
最後になりますが、松本先生、スタッフの皆様、おかげ様で息子も主人も、苦しみ続けてきたアトピーと、もう少しで別れる事が出来そうです。
松本先生の何年にも渡られる研究と、患者に対する心からの思いに、感謝しております。ありがとうございます。そして、あと、もうしばらく宜しく御願い申し上げます。
「息子のアトピー」(お母様記述)匿名希望3歳2004年5月18日
息子(3歳)は、生後間もなく、顔にポツポツと湿疹が出始め、あっという間に顔全体に広がりました。近所の皮膚科を受診した所、ステロイドを処方され、「3日間だけ、使用して下さい。」と言われまし他。私は、ステロイドに関して全くの無知でしたが、何となく恐くて、2・3回使用しただけで止めました。
インターネットで松本漢方クリニックを知り、電話して、松本先生にお話を聞きました。当時、千葉の実家に里帰り中で、まだ2ヶ月にも満たない赤ちゃんを連れて受診するのは無理なので、その事を相談すると、「写真を撮って、持ってきて下さい。」との事でした。母に息子を見てもらい、主人と松本漢方クリニックを訪れ、漢方の入浴剤を処方してもらい、帰ってきました。
茨木の自宅に戻り、漢方風呂の生活が始まりました。一月ほど経つと、ツルンときれいになり、安心しました。夏には落ち着いていたので、お風呂を止めて、しばらく様子を見ていました。
年明け頃から、首の辺りを痒がるようになり、赤くなってきたので、すぐに松本先生に電話をし、また漢方風呂の生活が始まりました。痒くて赤くなる箇所が、首 → 足首 → 手首 と移動していきました。足首は特にしつこく、出なくなるのに1年以上かかりました。途中から飲み薬も飲むようになりました。それからは傷の治りが早くなったと思います。慢性的に出ることはなくなり、今現在も、汗をかくと痒がりますし、外食などでもたまに湿疹が出ます。実家には猫がいて、泊まりで遊びに行くと、目の周りが赤くなりますが、赤いお薬を塗って対処しています。
出産直後は、ガサガサの顔がかわいそうで、本当に悩みました。離乳食の時期も、豆腐で湿疹が出たり、色々ありましたが、パニックにならずここまで来られたのも、松本先生のお陰です。
7月には、2人目が生まれます。またお世話になるかもしれません。その時は、よろしくお願いします。
現在4歳の男の子。生後1ケ月、長女程ではないが、口の周り、顎、目の周りに湿疹が出現。徐々に全身に拡がり、掻き傷だらけだった。口の周りは、乾燥するとひび割れていた。長女と同様に、ザジデンの内服、アンダームの塗布をした。ザジデンは効果が薄いので、気が向いた時に内服させる程度。何をしても症状は改善されなかった。
6ヶ月の時に、川崎病を発症し、入院治療する。半年間アスピリンを内服した。アレルギーは、卵・乳製品で陽性。除去食せず。
2歳で、松本漢方クリニックを受診する。治療は、長女同様で、制限食なし。まず、口の周りの亀裂がきれいになった。徐々にリバウンドがでてきた。湿疹がひどく、背中の落せつがひどかった。背中からの浸出液で、服がぐっしょりと濡れた。毎日湯船に浮いている皮膚を、茶漉しですくったほど。
湿疹のわりに、痒みは軽かった。激しいアレルギー反応のためか、腋下(えきか)のリンパがピンポン球程に膨らみ、痛がった。皮膚の落せつが激しいときは、疲れやすく、ぐったりしていた。繰り返し、とびひ・へルペスに感染した。比較的痒みが軽かったため、独り遊びなどの成長・発達に問題はなかった。ザジデンをまじめに飲ませなかったことで、救われた。
通院してから4年目、肘・膝の内側・脇・首に湿疹あり。あせもになり易い程度にまで改善された。皮膚症状が落ち着き、とても元気に、子供らしくなった。
現在、小学1年生の女の子。やわらかい、きれいな赤ちゃんの肌だったのは、生後1ヶ月位。頬に赤い湿疹ができ始め、徐々に赤くだだれ、浸出液が噴出した。それが、全身に拡がっていった。ベビー服は、浸出液で黄色く汚れ、痒みのためか、顔をこするので、前向きに抱っこできず、背中向きに抱いていた。夜は寝付けず、30分毎に泣いていた。
5ヶ月位で、皮膚科に受診し、アルメタだったか、軽いステロイドを処方された。2・3回塗布しただろうか、効果はなく、また、浸出液のため、軟膏がのらず、またステロイドを使いたくなかったため、やめた。
次に、小児科を受診した。アレルギーを調べると、殆どの項目で陽性。卵・乳製品については、値が振り切れる程だった。完全母乳のため、母親の卵・乳製品の除去をした。ザジデン(抗アレルギー剤)・インタールの内服、アンダーム(非ステロイド抗炎症剤)の外用が主な治療であった。しかし効果はなく、娘は薬漬けになっていた。皮膚は赤黒くガサガサで、子供の柔らかい肌からはかけ離れていた。痒みは強く、1日中機嫌が悪く、夜は30分毎に泣いていた。
成長に伴い、掻き始め、少し目を離すと、血だらけになるため、常時手袋をさせるようになった。外れないように、服やパジャマに縫い付けた。痒みのため、独り遊びができなかった。卵・乳製品・大豆の除去食が必要であるため、調味料から特別に準備した。そのため、友達とは別のおやつを食べなければなかった。
症状が即効性でなかったため、食べた食材をメモし、症状と合わせてみたが、分からなかった。医療不信、アトピーへのあきらめで、いきづまっていた時、松本漢方クリニックのホームページを見つけた。最初は、「痒ければ、掻いたらいい。」との言葉に、「何を言ってるんだろう。」と、どぎもを抜かれた。が、松本先生の論文を読み、説得させられ、受診した。
松本先生の第一声は、「必ず治してあげる」、そして握手であった。今までにない説得力と正直さに、「これで治るのであれば」と思い。通院生活が始まった。
当時、4歳だったので。検査もせず。漢方薬での入浴、イソジンでの消毒、抗生剤の外用薬、紫雲膏の軟膏塗布であった。アトピ-の子の皮膚は、掻き傷だらけのため、正常な肌の子の何倍も黄色ブドウ球菌がついている。そのため、その毒素により、炎症が強くなる。そのため消毒し、抗生剤を塗布することで、症状が軽減される。漢方薬では、傷を早く治す。掻きたいだけ掻いて、皮膚を入れ変えれば良い。食べ物は制限の必要はない。ある時期がくれば、アレルギーの過乗反応はなくなる。漢方の入浴剤・軟膏・消毒で、皮膚の症状が劇的によくなった。以前、消毒薬は使用したが、効果は?だった。
今まで、絶対に口にさせなかった卵や乳製品を、ドキドキしながら食べさせた。が、皮膚の状態は、何の変化もなかった。今まで制限し、我慢させ、区別してきたのは、何だったんだろう。
治っていく過程で、蕁麻疹がでることがある。アレルギー反応の不発で、大量に消費されるとの事。忘れもしない、ヤクルトを2本位かな、飲み、蕊麻疹がでた。本当に松本先生の言われる通りになった.そして、琴麻疹がでる時間・頻度が早くなり、どんどん皮膚がきれいに変わっていった。
殆どが正常な皮膚となり、湿疹との区別がついてきた。しかし、痒みは強烈であった。「ザジデンの副作用で、体から抜けるのに時間がかかり、その時の痒みは、かなりきついものである。」と説明された。リバウンドの時期は、強烈な痒みと、とびひや、ヘルペスの感染で、苦労した。漢方薬入りの入浴を30分以上、一日l~2回させた。入浴後1時間程は、痒くてたまらなかった。
生まれてからアトピーと戦い、きれいな肌にはなれない、みんなと同じ食事はできない、痒みから開放されないとあきらめていた。しかし、現在除去食なし。肘・膝の内側に痒みとガサガサが残る程度まで克服できた。紫雲膏を湿疹に塗布するのみ。皮膚が落ち着くにつれ、乳製品や、給食の一部で、蕁麻疹・しゃがれ声・呼吸困難が起こるようになった。多量に摂らないようにしている。
4年間、ステロイドを使わない、そのためにいろいろな物を使った。殆ど効果の分からないザジデンの副作用で、地獄のような痒みに耐えなくてはならなつかった。除去食をしたせいで、食べることへの恐怖心を持たせてしまった。痒みのため、幼児期の成長発達が少し遅れたこと(独り遊びの時期がない。常時手袋をさせていた事など)。もう少し早く、松本先生に会っていたらと、悔しい。
リバウンドは辛く、乗り越えるのも容易ではなかった。まだ完治とはいかないが、日常生活に支障がないほどに症状は改善された。2年前には、想像すらできなかった娘がいる。
「アトピー性皮膚炎(中間報告)」4歳男性2006年1月17日
あんなに痒がって傷だらけだった肌がよくなり、夜起きて痒がる事もなくなり、この手記を書けるようになるなんて夢のようです。本当にありがとうございました。
副作用のない漢方薬で、症状を和らげながら、IgE抗体が使い尽されるのを待つという治療は、痒みを抑える薬がすぐ手に入る今、周りからはかなり理解されにくかったのですが、私はとても自然な方法だと思いました。狂ったように掻いたり、痒みで夜鳴きがひどかったときなど、私の親が大学病院へ行ったらなどと、心配して言ってきましたが、松本先生を信じて本当によかったと心から感謝しています。なにより治療方法が単純明快で、消毒、お風呂、塗り薬、せんじ薬だけで、掻いても良い事や、掃除の徹底、食事療法、砂場の禁止などがなかったことは、親にとっても子供にとっても、精神的に非常に楽でした。生活していく上で、精神面はとても大事なことだと思います。特にアトピーは長期戦ですし、掻かなくても悪い時は悪い状態ですし、良くなればだんだんと掻かなくなるものです。根本治療とはそういうものだと確信しました。
息子のアトピーをきっかけに、アトピーの話題をするようになり、幼稚園、公園、近所のお友達にアレルギーのお子さんが非常に多くいる事に気がつきました。ただ松本漢方クリニックの話をしても、金銭面からか、薬でその場しのぎができているからか、誰もくわしく聞こうとはしません。息子が治った今でも、仲良くしているお友達ですらステロイドを使用していますから、この手記がどれほどお役にたてるかわかりません。ただ、私が通院し始めた時はあまりひどくなく、すぐ治るぐらいの軽い気持ちでしたので、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月…と続けるうちに、親、姉、友人から「あんなに痒がっているのだから、薬つけてあげればいいのに」「3ヶ月やってみて、だめだったら合っていない」「通院前よりひどくなっている」「毎晩あんなに泣かせて、虐待と一緒だ」「子供は治療方法を選べない」などと言われ、悩んだ時、手記を何度も読み返しました。待合室でも、患者さん達が口をそろえて「1年以上は絶対かかるよ。3ヶ月なんて、甘い、甘い!」と言われ、どうにかがんばり続ける事ができました。ですから、今悩まれている方のお役に立てれば幸いです。
生後4ヶ月頃、乳児湿疹がひどい為、ステロイド入りの軟膏(最近病院に電話して、中身を聞きました)をもらっており、「弱い薬だから、毎日使っても大丈夫」と言われ、保湿剤のように常用していました。また鼻水もよく出ていたので、耳鼻科にもよく通っていました。確かに肌はかさかさしており、小児科の先生に、「アレルギー性の軽いアトピーだ」と言われていました。
3才の時、引越しをし、幼稚園に途中から入れました。環境の変化でアレルゲンに出会ってしまったのか、ストレスからか、夏頃にあせも(松本先生は『あせも』もアトピーだとおっしゃられています。アレルギーのない人はいないそうです。)のようなものができ、顔、手足の関節の内側、首回り、太ももの内側、股周辺に、赤みやボツボツができました。痒がるため、市販の薬をつけていました。股周辺を一番痒がりました。
一向に治らず、H16/9/28(3才7ケ月)~H17/1/5(3才1 1ケ月)小児科へ通いました。内服薬は、ザジテンドライシロップ(喘息発作予防薬)やアリメジン散(抗ヒスタミン薬)、塗り薬はアンダーム軟膏(非ステロイド消炎外用薬)、アズノール軟膏、ユベラ軟膏(ビタミンE軟膏)混合、アルメタ(副腎皮質ステロイド)軟膏です。
さらにひどくなった為(今思えば、原因は、l/7入った温水プールだと思います)、Hl 7/1/11(3才1 1ケ月)~H17/2/22(4才)皮膚科へ通いました。内服薬はセレスタミン(副腎皮質ステロイド薬)シロップ(2日)、ザジテンドライシロップ、ニボラジン(抗ヒスタミン薬)シロップ、スプデルドライシロップ(喘息発作予防薬)、ヨタイニンエキス錠(水いぼをとる)、オキサトーワドライシロップ(抗アレルギー薬)、アリメジンシロップ(抗ヒスタミン薬)、補中益気湯エキス顕など、塗り薬はアンテベートローション(副腎皮質ステロイド 2日)、リンデロンVG軟膏(副腎皮質ステロイド)、リンデロンA軟膏(副腎皮質ステロイド 眼・耳)、プロペトなどでした。
これまで、「ステロイド」の「ス」の字も知らなかった私でしたが、「つければ治る、つけなければ悪化する」の繰り返しに疑問を感じ、「アトピー」や「ステロイド」を調べはじめました。公民館付属の小さい図書館なのに、「アトピー」と名の付く本が20冊以上あるのには驚きました。「ステロイドは悪い」と書かれている本も多数あり、少しでも良くないと言われているものはやめようと思い、Hl 7/2/25に皮膚科の薬をすべて捨てました。どんどんひどくなる息子の体に、何を塗ってよいかわからず、かといって病院はどこも同じ薬だと思い、本で見つけた民間療法(浄水器や無農薬野菜や無添加スキンケア商品の購入する)を申し込みました。しかし主人や親から「何かあったときは、やっぱり病院だ」と言われて、やめました。そして通院できる病院をインターネットで探して、出会ったのが松本漢方クリニックです。
H17/3/18(4才1ケ月)に、初めて松本漢方クリニックを訪れ、治療を始めました。見た目にはそこまでひどくなかったので、「集中して治療すれば、すぐ治るかも」と軽く考え、朝、昼の消毒とシャワー、晩のお風呂一時間以上は、かなり熱心にしました。はじめの4日間は、みるみるきれいになっていきました。
しかし、良くも悪くもならず、痒いと言っては、毎晩1~2回起きて泣いていました。やはりこれは長期戦だと思い、昼のシャワーは無理せず、できる時だけにしました。
5/3にプール&温泉でかなり悪化しました。
幼稚園でスイミングが始まり、H17/6/2に入りました。水いぼを掻いた後がありましたが、かさぶたになっていたので、大丈夫だろうと思っていましたら、へルペスに感染してしまいました。湿疹ができ、掻いてどんどん広がり、血だらけになり、すべての湿疹がつながったようになりました。親の私でも気持ち悪いので見たくないと思ってしまいました。リンパ液も出て、ズボンもぐしょぐしょになりました。熱はありませんでしたが、抗生物質と抗ウイルス剤を5日間飲み、一週間ぐらいでよくなりましたが、一週間後また悪化しました。今度は熱も出ました。抗生物質と抗ウイルス剤を1日飲みました。かさぶたになり、皮がボロボロとはがれていき、ほとんど痒がらなくなりました。ただヘルベスは痛いと聞いていましたが、全く痛がらず、痒がるだけでした。
松本先生は、「何をしても悪化するだけで、アトピーでは死なないから、大丈夫だ」とおっしゃられています。当の本人も、アトピー意外は元気で、幼稚園も休まない子でしたので、私もただの肌荒れだと思って、何でも普通にさせていましたが、もっといたわってあげなければと思いました。
幼稚園のスイミングは8月までやめました。
ヘルペスが治ると、前よりあまり痒がらず、夜、起きない日も多くなり、見た目もとてもよくなりました。しかし二度と感染症だけはかわいそうなので、やはり少しでも早くなおさればと思い、一度ためしてあきらめていたせんじ薬をH17/6/25より飲み始めました。慣れるものなのか、いやだなあといいながらも必ず飲んでいました。お風呂も、幼稚園から帰ってから30分~1時間、寝る前に約30分入れるようにしました。4歳なので、一人で入ってくれて楽でした。防水のCDプレイヤーはとても役に立ちました。湯船で上手に寝られるようになってしまいました。
H17/7/9(通院から約4ケ月後)から、お風呂は2日に1度となりました。「かゆい」と言う言葉が激減しました。日焼けからか、赤いボツボツが出たり治ったりの繰り返しでした。
夏休みに入り、毎日お友達と遊んでいた為、お風呂もほとんどできませんでした。「痒い」と言わなくなったので、私も楽しそうに友達と遊んでいるのを見て、お風呂だからと早めに切り上げにくく、ついつい遊ばせてしまいました。反省しています。
プールや水遊び、湖などに行きましたが、感染症にもならず、全く悪化しませんでした。夜、掻いていても、目を覚ます事もなくなりました。夜、起きなくなった分、昼間の体力が持つせいか、暑い中外出しても、痒いと言って泣かれる事もなく、本当に楽しいだけの夏休みでした。
9月から、2日に一度のお風呂も真面目にし、幼稚園のスイミングも再開しました。ただ、ひざの裏は本当になかなかなおらず、また新たにお尻と足の付け根部分が荒れてきました。
10月頃から、涼しくなってきて乾燥するからか、花粉のせいか、膝の裏や首を倖がるようになりました。スイミングのせいもあるかもしれません。
H17/10/15(通院から約7ケ月後)から、お風呂は3日に1度となりました。痒がりはするものの、傷がほとんどないからだと思います。あいかわらず膝の裏とお尻と足の付け根部分は荒れています。
11月中旬頃、また腕と膝と背中に掻き傷ができるようになりました。やはりかなりかゆそうです。
l月頃、いままで全体にかさかさしていた肌が、しっとりしてきました。膝裏のしわの部分の赤みも薄くなってきました。薬を塗るところがほとんど無くなりました。
これから花粉の季節になり、夏になれば汗もかくのでどうなるかわかりませんが、治ると信じてがんばります。
平成11年4月10日生まれ、現在4歳8ヶ月になります。
生後1ヶ月の頃、顔に湿疹があり、少し気になりましたが、産科の先生に「乳幼児性湿疹でしょう。」と言われ、別に気にも留めずに過ごしました。
7月、8月の熱い時期になると(生後3ヶ月、4ヶ月)、クーラーは使用しない家なので、汗をかき、あせもがやたら多く、その頃、後頭部にあせものかたまりが真っ赤になって、なかなか治らずにいました。その時期から「アトピー?」と人に言われたりしたので、親の方も「アトピー」を意識し始めました。
2歳になった頃から、手首、足首に、赤く、痒みも伴う湿疹が出始め、ひじの内側に広がり、掻きむしる為、余計広がっていきました。次に目の周りに出てきて、あっという間に、アトピー性湿疹という皮膚になっていました。
顔は毎日見ているので、あまり気にならなかったのですが、お散歩の度に、「どうしたの?ひどいアトピーね。」という声を聞き、改めてアトピーを認識しました。顔に出た頃から、何か対処方法はないかと、知人の話しを聞いたりして、民間療法を探してみました。ただ皮膚科には行く事はせず、その理由としては、治療としてステロイド剤を塗る事を予想しており、その恐さは知っていたので、避けていました。
2歳2ヶ月に、アトピーにとてもよく効く温泉があると聞き、長野に1週間、療養してみました。緩和されたような気になりましたが、帰って来ると、前より悪化して、また続けて行う事は不可能かと思い、止めました。
次に、自宅近く、1時間くらいの所にも、やはりアトピーに効く温泉があるというので行ってみると、「まず、皮膚科に行ってから。」ということで、指定の皮膚科へ行く事になりました。そこで診察して頂いた時の話は、「今、とてもひどい状態なので、温泉でバイキンに感染すると、悪化する可能性がある。よって、薬で一度治してから、療養してはどうか。」ということでした。しかし、薬というのは、やっぱりステロイドだったので、一度は断りましたが、そういうことも一理あるかなと考え直し、病院で薬をつけてもらって、家に戻りました。思ったとおり、見る見るうちにきれいになり、とても恐くなって、その後は、すぐに薬をゴミ箱へ入れ、もう使いたくないと固く決心しました。
その後、たまたまインターネットで松本漢方クリニックを知り、大阪まで行ってみる決心をしました。母親は妊娠9ヶ月だった為、家に残り、父親と娘とで診察に行きました。戻ってから話を聞き、「必ず、治る。」という松本先生の言葉を信じるしかないと、7月4日から自宅療養を始める事にしました。
自宅は、2F台所、1F風呂という構造で、台所で大きな鍋に80℃のお湯を沸かし、それを1Fまで運び、5往復して薬湯を作りました。2歳の子供を1時間、遊びながら、だましだまし、お湯に入れるというのは、思った以上に難しく、せっかく作った薬湯風呂に10分も入ってくれない時もありました。本を読んだり、おやつを食べたりと、試行錯誤と忍耐の毎日でした。また、消毒のネオジンもつけるのを嫌がり、ごまかしごまかしやっては泣かせたりと、この消毒も少々つらいものでした。最初、薬湯に入ると、傷がしみるのか、「痛い!痛い!」と泣き、また一緒に入った母親も、少し体がピリピリ、チクチクするような感じがしたのを覚えています。
メモを見てみると、薬湯のお風呂へ入った。
1日目 気のせいか、ひじの所がとても滑らかになる。
2日目 夜中、ひじの内側を掻きむしる。薬湯をスプレーすると、治まる様子。昨日より、ひじの内側が随分きれいになった。あせもがすっかり良くなった。飲み薬は苦くて飲めないので、ジュースに混ぜて寒天にして食べる。
3日目 夜、とても痒がる。背中、ももの後ろ、今まで何ともなかった所が、痒そうな感じになっている。コットンで、薬湯を湿布する。
4日目 背中、お腹に細かい湿疹が出て、痒そう。夜も眠れず、ずっとさすって寝かす。
5日目 だんだん痒みが増す。肩、お腹に発疹する。腕、ひざは少し良くなったと思ったが、また痒くなる。
6日目 日中に痒みがあり、お風呂に入ると痒みはないらしく、気持ちよく入る。顔が真っ白になり、とてもきれい。夜中ずーっと痒がり、さすり続ける。傷がつくほどは、かかない。
9日目 背中に細かいプツプツがいっぱい出てきて、夜、痒がる。
10日目 お風呂に入った途端、痒がり、すぐに出たがる。体も、赤く発疹する。
11日目 昨日と同じで、お風呂に入ると痒がるが、日中は安定している。
12日目 朝、痒がり、起きる。じんましんの様に体全体に発疹し、とても痒がる。
13日目 ひざの後ろが、驚くほどきれいになっている。
14日目 今まで発疹していなかった所が、次から次へと発疹して痒がる。夜も2時間おきに痒がり、父母交代でさすりながら薬湯をスプレーし、何度も起きる。
繰り返し、繰り返し・・・続く。
自宅療法を始めて1ヶ月頃、何となく先が見えなくなり、少し迷う時期を過ごしましたが、「絶対に治る。」という松本先生の言葉だけに励まされ、続行しました。きっと悪いものを体から出しているのだと信じ、毎日、お風呂へ向かいます。
2ヶ月くらい経った時、お風呂から出てくると、本当にきれいになり、ひざ、ひざの内側は真っ白で、顔もやたらと美白になってきて、「ようやく、これで治るんだ。」という確信が持てました。
結局、毎日お風呂に入ること、1年半、赤い湿疹や痒みは、本当にすっかりきれいになりました。その後は、「少し赤く痒い所があるかな?」と思ったときに、薬湯を作り、お風呂に入ると、すぐに治ってしまい、現在は、痒みのために入る事はありません。
今年、4歳の夏は、海で泳ぐ事も出来、強い日差しも気にすることなく、去年までが信じられないくらいです。完治したように思うのですが、成長するにしたがって、アトピー性皮膚炎 → アレルギー性鼻炎 → 喘息 と移行するアレルギーマーチという事を知りました。
現在は、まさにアレルギーマーチの過程である様な気がしています。風邪をひくと、気管支喘息に近いとよく言われ、また最近は鼻づまりで、夜、苦しくて熟睡出来ない日が続きます。この症状も、同じ薬湯風呂に入ると、1日目には少しひどくなりますが、2日以降になるとだいぶ緩和されるので、同じ薬湯風呂を続けていれば、アレルギーマーチにならないだろうと、今は考えています。
息子は、生後三週間ごろから、顔、胸、首、背中に湿疹ができました。一ヶ月検診で、脂漏性湿疹といわれましたが、一ヶ月半頃には、治まりました。
しかし、4ヶ月に入った頃、顔に湿疹ができ、だんだんひどくなるので、小児科を受診し、血液検査をした結果、米、大豆、小麦、牛乳、卵、すべてにアレルギーの反応が強陽性でした。IgEの数値もかなり高く、アトピー性皮膚炎と診断されました。
母乳だったので、私自身が、米と大豆以外のアレルゲンの除去食をし、子供は、抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤を飲み、軟膏と保湿剤を塗るという治療を、3~4ヶ月続けました。軟膏は、アンダームに始まり、弱いステロイドも使い、内服薬も4種ほど替えたりしましたが、湿疹と痒みは続きました。痒いので、眠りも浅く、布団に顔をこすりつけたり、いつも不機嫌でした。症状が改善されないのに、薬を塗ったり、飲み続けるのはどうかと思い、除去食だけ続けて、病院に行くのはやめました。
その後は、本を読んだり、人に聞いたりして、洗剤などは、石鹸(界面活性剤のはいってないもの)などを使い、保湿をし、食べものは、添加物を避けたりと、生活面でいろいろと気をつかっていました。
一歳半頃には、顔の湿疹はでなくなっていましたが、体の痒みは続き、特に、汗をかいたり、体が暖まると、痒みがまして、かきむしり、血がでたりしていました。
断乳をし、子供自身の食事に迷い、小児科に行きました。卵、牛乳は、除去をして、食前にインタールを飲み、掻いて傷になってるところは、ステロイドを塗って、皮膚の状態が良くなったら、保湿剤のみ使うという、医師の指示どうりしていました。
ステロイドを塗れば、皮膚は良くなりました。でも、保湿剤にかえると、また掻いて、ひどくなるのを繰り返し、インタールも飲んでいるけど、痒みは同じ。先生は、「なるべく掻かさないように。ステロイドは必要で、インタールの内服をつづけても、問題ない。」と言われましたが、副作用のことが気になって、通院をやめました。
食べものに反応して、生クリームを触っただけなのに、強く痒がり、掻いたところに蕁麻疹ができたりしたので、卵と牛乳の除去だけはずっと続けていました。何もしなくても、年数がたつにつれ、少しずつは良くなっていきました。
その後は、年に1~2回、掻いてひどくなった時に、皮膚科でステロイドの塗り薬と、抗ヒスタミン剤を飲んで、2週間ほど治療を受けていました。
3歳半には、喘息もでるようになり、年に2回ほど、治療をうけることもありましたが、軽いもので、1~2日で治まるものでした。
幼稚園も、年中になり、小学校に入るまでに、すっきり治したいなあと思いました。10年程前に、職場の友人が、漢方で湿疹が治ったと言っていたのを思い出し、インターネットで調べ、松本漢方クリニックを知りました。その友人に相談したところ、実は、彼女も、松本漢方クリニックで治療を受けていたのです。話を聞き、さっそく松本漢方クリニックでの漢方治療に受けることにしました。
昨年7月より、治療を受けています。松本先生が「何を食べてもいい。痒かったら、掻いたらいいねん。」「絶対治る、治したるからな。」と言ってくださり、感激でした。「掻いたらあかん。」と、いつも子供に言い、親子ともすごいストレスになっていましたが、すごく楽な気持ちになりました。
煎じ薬を飲み、掻いて、傷になってるところは、消毒し、薬湯に、毎日1時間入り、赤い薬を塗るということを始めました。そうすると、掻いても掻いても、そんなにひどくならなくて、傷が治っていくんです。新しい傷ができても、治るんです。繰り返しているうちに、だんだん、色素沈着していた皮膚が、きれいな皮膚に変わってきました。
痒みは、今でもあります。でも、夜中に目を覚ますこともなくなってきましたし、寝入りは、背中を掻いてあげないと、痒くて寝られなかったのに、すっと寝られるようになりました。
治療を始めてから、8ヶ月になります。皮膚の状態がよくなってきたので、薬湯も、2日に1回、3日に1回になりました。薬は飲みにくいみたいで、今でも時間がかかります。なので、2番煎じを、お茶代わりには飲めていません。
最近、痒みが増しているのですが、花粉が飛んでいるからだそうです。まだ完全に治ったわけではないですが、確実に良くなっています。これからも、松本先生の「絶対治る」という言葉を信じて、治療を続けたいと思います。
松本漢方クリニックに通い始めたのは約3年前の幼稚園の年中組の時でした。
生後4ヵ月でアトピーになり、3歳になった頃から年に2~3回喘息が出るようになりました。除去食をしながら、一時的に抗アレルギー剤を服用したり、ステロイドを塗ったこともありました。皮膚の状態が悪いときに皮膚科に受診すると必ずステロイドが処方され、塗ればよくなるけどやめたらすぐに悪くなるの、繰り返しだったので、病院に行くのをやめました。除去食は続け、保湿剤を塗って様子をみていましたが、相変わらず痒くて膝の裏、ひじの内側は傷ができ、ガサガサで皮膚が固くなっていました。お腹とかよく掻くところの皮膚は黒く色素沈着もしていました。
そんな時、独身時代に働いていた職場の友人が松本漢方クリニックに通って手の湿疹が治ったのを思い出し、インターネットで調べて友人にも相談しました。その友人の他にも同僚でアトピーが治った人がいることを知り、受診することに決めました。先生は何を食べてもいい、痒かったら掻いたらいい、絶対治したるからとおっしゃいました。今まで治ると言った先生はいなかったし、掻いたらひどくなるから掻かないようにと言われ、親子共々ストレスを感じていたので、先生の言葉で気持ちが楽になりました。
煎じ薬を飲み、毎日漢方のお風呂に入り、傷になっているところは消毒し、赤い軟膏を塗りました。お風呂に一時間はなかなかつかれなくて、最低でも30分は頑張りました。治療を続けているうち掻いても傷ができにくくなり、傷の治りも良くなってきました。だんだん黒ずんだ皮膚も白くなり、柔らかくなってきました。皮膚の状態を見ながら回数を減らし、今では週1回程度漢方のお湯につかっています。軽いですが喘息もたまに出るので二種類の薬を一緒に煎じてのんでいます。半年に1回血液検査し、IgEは最高1900で今年の3月で1300でした。薬は松本漢方クリニックで出されるもの以外は一切使用していません。今でも痒いときはありますし、軽い喘息が出るときもありますが、3年前と比べると全然気にならないくらいです。完治まであとどれくらいかかるかわかりませんが、先生を信じて治療を続けようと思います。
「アトピー手記(経過報告)7歳2006年1月10日
神奈川県
●初期の症状
2004年4月7日初診いたしました。症状は、ほぼ全身、正常な皮膚がみあたらないくらいにはれ上がり、ムクみ、かゆみ、典型的なアトピーの症状でした。 娘の場合、1週間の間にあっという間に全身にひろがりました。ちょうど水痘と一緒になり、小児科の医師もお手上げ状態で、「たぶん水痘なので、いちおう薬をだします。」とのことでした。
そんな中で受診しました。その日からネオヨジン消毒&薬湯&塗薬スタート。余談ですが、あの独特のにおいがお気に入りです!
●一週間後
見た目はあまり変化ありませんでしたが、なんとなく凸凹が消えていました。体中の黒湿疹は、おそらく水痘によるもの????かゆみもムクミも変化なし、1つ気が付いたことは、皮膚科で処方された"ステロイド"を塗布していた箇所だけがなんとなく赤紫色にはれていた事と、見た目もヒドイと言うこと。
●三週間後
娘の場合、この頃から劇的に変化が現れはじめました、特に顔は赤みが残っている程度で、「ちょっとかぶれてる5歳の女の子」程度です。この頃からしずんでいた気持ちもだんだん前向きに!!
●1ヶ月半後
飲み薬を、この頃から処方されました。牛乳を加えたり、りんごジュースもチャレンジしましたが、いまいち、はちみつを加えて飲むのが娘にはあっていたようです。
症状は驚きの速さで回復していました。手首、足の膝裏、首のみです。かゆみも少なくおちついていました。娘はコカコーラを飲むと痒くなると言っていましたが、何か関係あるのだろうか??・・・・・・・・・
このあとの2ヶ月間は、特に変化なし、停滞期と思ってい・・・・・・・時々蕁麻疹が出るようになりましたが、とにかく続けるしかないのです。
●3ヵ月後
毎日暑い日がつづき、汗と湿気が多く、こまやかな湿疹が全身を包み込みはじめました。2ヶ月間部分的に消毒する程度でおさまっていたのが、残念でした。熱がないかぎり、薬湯と飲み薬を続けるよう指導いただきました。いましばらく辛抱と誓いました。
●4ヶ月半後
最後まで残っていた手首と首のアトピーもすっかり消え、元の姿にもどっています。
●2006年1月今現在
初診してから1年9ヶ月たちました。娘も7歳になりました。ここ1年半の間は、赤い塗り薬を時々塗る程度です。
今現在は、口のまわりが一周赤くただれているので、飲み薬を煎じて飲んでいますが・・・・。すっかりキレイになったお肌で毎日過ごしています。
●最後に
娘のケースは比較的短期間でしたし、軽症かもしれません。しかし子を思う親の気持ちは一緒です。親のがんばり、お子さんのがんばり、ご家族のがんばりを、心から応援しております!ささえていただいている松本先生に感謝しております。ありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
「松本先生と出会えて」生後9ヶ月2004年7月2日
最初、息子は生後1ヶ月の頃に、頬に小さな赤いブツブツが出来始め、その後、額から眉毛の間に、クリーム色のかさぶたのような物ができました。1ヶ月検診で、産婦人科で診てもらったら、「脂漏性湿疹なので、きれいに石鹸でよく洗うように。」と言われ、塗り薬を出されました。(名前は忘れてしまいました。)言われた通りに石鹸で洗っていると、何日かするときれいになりました。
でも、頬に出来たブツブツは、その塗り薬を塗っても、まったく変化はありませんでした。病院を変えてみようと思い、近くの小児科に連れて行ったところ、「アトピーかもしれないが、まだ月齢が低いため、それはわからない。」との事で、その時は、乳児性湿疹と診断され、アンダームを処方されました。1週間ほどそれを塗りましたが、あまり変化はみられず、再び同じ小児科を受診したら、今度は、ワセリン入りの亜鉛化軟膏を渡されました。それを塗った晩、とてもかゆそうで、朝起きると、真っ赤になって皮がむけた状態になりました。
その日に、またその病院に行くと、今度は、一番軽いステロイド剤のキンダーベードを出されました。ステロイドは怖いと聞いていたので、あまり使いたくはなかったのですが、息子のあまりに痒がる様子を見ていると、可愛そうで、少しでも早く治めてやりたいと思い、薄く塗ってしまいました。翌日には、それは本当にきれいになり、怖くなって、すぐ塗るのを止めました。
ステロイドを使わずに、治せる病院はないのか、インターネットで調べた所、岐阜にその病院があり、すぐに連れていきました。先生は、一切ステロイドは使わないで、ステロイドの怖さや、リバウンドの事などを本に書いていました。「ここなら、安心して治療が出来る。」と思いました。そこで息子は、アトピーと診断されました。亜鉛化軟膏を渡され、「顔を、掻かせないように。」と言われて、3ヶ月ほど様子を見ました。
その間私は、顔をかかせないようにする事に神経を使い、かなりストレスがたまっていました。一進一退を繰り返し、なかなかきれいにはならなかったので、もう一度、別のところをインターネットで探したところ、幸運にも、松本先生のホームページを見つけました。漢方で治す、松本先生の自身に溢れた言葉と、良くなった患者さんたちの手記を拝見して、場所もラッキーなことに、車で30分くらいだったので、次の日、すぐに息子を連れていきました。
待合室には、大勢の患者さんと、漢方の匂いで、何か不思議な雰囲気でした。患者さんの手記に、松本先生は”怖い”とよく書かれていたので、ちょっとビクビクしていたのですが、私は、全然怖いとは感じませんでした。むしろ、そのきつい言葉が、何故かとても心地よく、暖かく感じられました。
第一印象で、”この先生は絶対に息子を治してくれる!”と、そう直感的に感じました。
松本先生が”心配せんでもいい、絶対治したる!”と言ってくれた言葉を信じて、息子との治療の日々が始まりました。私が何より精神的に楽になれたのは、"掻きたいだけ、掻かせたらええ!"という松本先生の言葉でした。その言葉は、今後の治療をしていく上で、どれだけ私を楽にしてくれたことか・・・・・。
初診から1週間から10日経つと、きれいだった部分に湿疹が出始めました。「どんどん、悪いものを出したらよい。」と言われたので、その湿疹も、私たちにはうれしいものでした。2週間から3週間くらい経つと、だんだんと湿疹の部分は枯れてきて、きれいになりました。
きれいになったとよろこんでいるのもつかの間で、また湿疹が出てきては治り、出てきては治り、を繰り返して、治療を始めて2ヶ月半、今はすっかり綺麗になりました。今では、本来の赤ちゃんのスベスベの肌になりました。幸いなことに、息子は顔だけで、体にはあまりアトピーは出ていませんでした。
消毒や薬を顔に塗る時は、毎日、狂ったように息子は泣いていました。近所には、虐待をしていると間違われるのではないかと思うほどに・・・・・漢方風呂も、少しでも長く浸からせるのは、とても大変でした。でもその甲斐あって、私たちがどれだけ待ち望んだ、あのスベスベの肌が、よみがえってきたではありませんか!!!
松本先生には、感謝の気持ちでいっぱいです。松本先生に出会えた事で、私たち親子は救われました。本当に、本当に有難うございました。
アトピーで困っている方が、一人でも多く、松本先生に出会える事を祈っています。
これからもまた何かあったら先生、宜しくお願いします。