「私の選択~松本先生の治療を受けて~(アトピー手記)」
62歳2017年1月9日
62歳2017年1月9日
松本先生の治療を受けて、4ヵ月目に入りました。この間、松本漢方クリニックで治療を受けた方々の手記や松本先生の論文に随分と助けて頂きました。松本先生の論文は、私には難しくまだまだ理解できていないことばかりですが、これまでの感謝の気持ちを込め、手記を書かせて頂きます。
この3ヵ月余りの間に私が感じたことは、免疫の有難さと漢方の力です。私は高校生の頃からくしゃみや鼻づまりが続く時期があり、ここ何年かは目の痒みもあり、市販の目薬をずっと使用していました。ステロイドは、20歳過ぎに湿疹と高熱で入院した時、使ったと思います。
2016年2月下旬、右手甲の親指の付け根辺りが、見た目上何もないのに無性に痒くなり、暫くすると皮膚の奥に1つ湿疹ができ、それが少しずつ増えていきました。湿疹は重なり分厚くなり、1ヵ月後には500円玉位の大きさになり、見た目も気持ち悪い物になってしまいました。お世話になっていた整体の先生に相談していたのですが、「今なら少しステロイドを使っても良いと思う」「ステロイドを使ってそれだけで何もしないから良くない。症状が治まっている間に体を整えればよい」と言われました。整体の先生は、私がステロイドを使いたくないと言っていたため、そのような助言になったのかと思います。
その後酵素風呂へ行ったり、食事療法等をしたりもしましたが、湿疹は次第に全身あちこちに広がり、顔にもでき、痒みで寒気がする、一睡もできないという状態になりました。皮膚科も行きましたが、ステロイドの処方でしたので、使いませんでした。そんな中、必死の思いでインターネットを検索し松本漢方クリニックのホームページにたどり着きました。
松本漢方クリニックで治療を始めて変化したこと(湿疹、目の痒み以外にも様々な不快症状がありました。)
1、湿疹:軽快しているが治療中(経過は後記)
2、目の痒み:殆どない
3、くしゃみ、鼻づまり:秋にある症状が出なかった
4、頭痛:ほとんどなくあってもすぐに治まる
5、脈拍数:80前後から60前後へ
6、動悸:あるが以前ほど強くない
7、目の奥の刺すような痛み:症状がない
8、こむらかえり:瀕繁にあったがなくなった
9、血圧:以前は正常範囲だつたが高めになった
10、体温:36℃台から35℃台となった等
治療経過
2016年9月20日、松本漢方クリニックを主人と共に受診しました。「なんでこんなになるまでほっといたのや!」「原因はヘルペスや」「抗ヒスタミン剤による免疫力の低下」「でも絶対に治るから」と松本先生に言われ、治療が始まりました。漢方薬と抗ヘルペスウイルス薬、赤と黄色の軟膏、漢方風呂、血液検査もしました。松本先生が鍼灸を勧めてくれたのですが、鍼灸の先生に湿疹が全身なので、鍼をうつ所がないと言われ、初日の鍼灸はできませんでした。私の場台、松本漢方クリニック受診時に、すでにリンパ液が下肢から出始めており、体重も6kg減っていました。
その夜、腕・手からもリンパ液が出て、下肢は真っ赤になりました。翌日には腕も手も真っ赤になり、軟膏を塗ると更にリンパ液が出ました。膝より下はパンパンに腫れ、足の指は曲がりませんでした。翌目昼頃から寒気が襲ってきました。そして何よりも痒みがひどく、掻くと掻いた所は腫れました。仕事には行っていたのですが、制服がリンパ液でべたべたで、黄色や赤色の軟膏が制服につき半日で着替えないといけない状態でした。下痢が続き泡のような黄色い便も出ました。痒みがひどいのと、リンパ液が出て布団が濡れ、やっとウトウトしてもその冷たさで目が覚め、眠れない日が続き、結局仕事は休むことになりました。
湿疹は全身にあったのですが、それぞれの湿疹が更に広がって繋がり、顔の湿疹も広がり顔は全体的に赤く、目も腫れていました。痒みも強く、眠れず、食べられず、下痢もあり、ガリガリになっていました。この頃は毎日手記を読み、松本先生の論文を読み、主人をはじめ家族の支えもあり、やっとの思いで自分を保てていたと思います。
2週間程して、リンパ液が少し減ってきました。この頃には腕もパンパンに腫れ、胴体はガリガリなのに手足は丸太のような状態でした。
2週間が過ぎる頃から、尿がわりと出るようこなり、少し浮腫みが減ってきました。顔の湿疹も少しずつ減っていきました。夜は、「掻いては軟膏を塗りリンパ液が出る、痒くて掻く、軟膏を塗る・・・」を一晩中繰り返し、ティシュ3ペーパー1箱が1晩でなくなっていました。
1ヵ月が過ぎる頃、リンパ液は下肢では多いままでしたが、他は軽減してきました。痒みは強いままでしたが、以前のように髪の毛が逆立つような、寒気までするような痒みではなくなっていました。ただ夜は痒みのため何回も目が覚めました。身体のあちこちにチクチク、ピリピリした痛みがあり、ヘルペスが原因だと松本先生に言われました。
2ヵ月近く経った頃、痒い右手の甲を掻くとカタカタと皮膚が引っかかったように取れるようになりました。夜は相変わらず何度も目が覚め、結局眠れない夜もあり、見るわけでもないのに夜中にテレビをつけて気を紛らわせようとしていました。この頃から以前よりあった動悸が強くなり始めました。動悸もヘルペスの仕業と松本先生に言われました。体温が35℃前半と低くなり、1日中寒いという状態でした。
2ヶ月を過ぎる頃には、リンパ液は殆ど出なくなりました。脈拍数が以前は80前後だったのが60前後になっていました。
3ヵ月目も同じ様な状態で、今4ヵ月目に入っています。全身にあった湿疹は随分少なくなり、顔は殆どありません。身体にあった湿疹は、下肢以外薄い茶色の日焼け後の皮膚のようになっています。それでも痒みはあり、軟膏を塗り忘れた所は膨らみ、痒みが増します。ヘルペスの塊かと思われるようなできものが何箇所かにあります。下肢、特に足首はまだ腫れていて湿疹も残り赤くなっています。下肢を中心とした痒みはありますが、全体的に軽くなっており、続けて2~3時間は眠れるようになっています。チクチクする痛みも減りました。
この3ヵ月余り、症状は一進一退しながら少しずつ回復しており、仕事も身体の調子に合わせ出勤できるようになりました。動悸や寒気、痒みなどで眠れない日もありますが、3ヵ月余り前の症状とは明らかに違ってきています。鍼灸も続けています。私は今までのステロイドの使用が少なかったので、リバウンドも軽くすんだのではないかと思っています。まだ時間はかかりそうですが、これからも自然後天的免疫寛容を目指し治療を続けていこうと思います。