「自家感作性皮膚炎・アトピー・ヘルペス手記中間報告」
53歳2015年6月4日
53歳2015年6月4日
私は、二年前の春先頃に足首のあたりに赤い湿疹ができているのに気づきました。一度掻きはじめると止まらなくなり、そのうちふとももにまでひろがっていったのです。近所の皮膚科に行きました。塗り薬と内服薬を貰いその時は治ったのですが、平成26年2月、また同じ様な湿疹がではじめたのです。今度は、以前とは違いほぼ全身。「またか」と思い、以前に行った皮膚科に行ったのです。出される薬は変わらず塗り薬はステロイド剤でした。2~3か月は通ったのですが、どんどん酷くなる一方でした。薬は、だんだん強い塗り薬に変わり、これで治ると思い込み塗り続けておりました。ステロイド剤の怖さもしらず本当に馬鹿でした。先生に原因を聞いてもちゃんとした答えが返ってこず、このまま、この病院に通っても治らないと思い、先生には悪いと思いましたがおもいきってセカンドオピニオンの病院を紹介してもらったのです。
紹介してもらった病院の診断名は、「自家感作性皮膚炎」でした。「この病気は治るのに長くかかるよ」と言われ出された薬はアレルギーを抑える内服薬とステロイド剤。診断名がわかったことは、一歩前進でしたが、湿疹はどんどん酷く、手のひらにまでブツブツができていたのです。先の見えない事に不安でいっぱいでした。絶対治したい思いで自分自身、考え、調べた答えが漢方でした。もしかしたら漢方で治してもらえるかもしれないと思い必死で病院を探し(インターネット)ステロイド剤をいっさい使わないと書いてあったホームページを見て、ここなら治してもらえると思いたどり着いたのが、松本漢方クリニックでした。
平成26年11月25日から通院した半年間の経過です。
午前10時頃、院内はすでに患者さんでいっぱい。待合室で待っていると診察室から大きな声が聞こえ、もしかしたらこの人が院長先生かと思い「こわそうやなー、ちゃんと話を聞いてくれるかなー。」と少し不安でしたが、診察室に入ると院長先生ではなく副院長先生でした。これまでの経過や貰っていた薬、湿疹のできている所を見てもらい、ちゃんとこちらの話を聞いて下さいました。「今までの薬はすべて捨てて下さい」と言われ、出されたのは煎じ薬と赤と黄色の軟膏だけ。その時一番酷かった手のひらには、エルタシンを出してもらいました。
私は、ステロイド剤を塗っていたので、リバウンドは必ず来るだろうと思っていましたがその日が来たのは思うより早く煎じ薬を飲み始めて2日後には腕に赤い湿疹がではじめたのです。これがリバウンドの始まりです。毎晩、痒さで目が覚め寝られない日が続き半月もしない頃、お風呂から上がると両足からリンパ液が出始めたのです。ティッシュで押さえ赤い軟膏を塗りキズパットをあてテープで押さえましたが夜中には、リンパ液でパジャマが濡れ冷たさで目がさめる毎日でした。
そうこうしているうちに今度は、両腕からもリンパ液が出始めたのです。パジャマが濡れるので腕にはガーゼを巻いていました。朝になるとガーゼには、血と膿が混ざりひっつき取り変えるのに30分はかかっていました。「いつになったら治るのだろう」痒さや痛さに耐えるしかなく一人で泣いておりました。追い打ちをかける様に今度は、一番酷い手のひらがチクチクし家事もままならない状態になり、病院に相談の電話をしたところ院長先生が対応して下さり「それは、ヘルペスや。すぐに薬を送ってあげる。楽になるからね。」と薬を送って下さいました。この時、歩く事も辛かったので本当に感謝でした。
次の診察の時には2週間分のヘルペスの薬を貰いその1か月後には、あんなに酷かった手のひらが徐々に治ってきたのです。私はこの時、確信しました。この先生は必ず治してくれる。それからは、必死で耐える日々でした。漢方風呂にも毎日入り(入っている時は不思議と痒さが出ない)、通院してから、2か月過ぎ両足からのリンパ液も出なくなり、この頃から痒さもおさまりはじめ、朝まで眠れるようになりましたが今度は、肌が乾燥して、カサカサ状態。掻くと白い粉がふいて床は真っ白に。この時期は2か月ほど続きましたがやっと、普通の生活ができるようになりました。私にとって一番辛かった4か月が過ぎ今、通院してから、6か月目になります。まだ、両手、両脚、背中、腰には色素沈着が残っております、まだまだ、治療中の私ですが院長先生、宜しくお願い致します。
院長先生へ
手記が遅くなって申し訳ございません。