「アトピー手記」
26歳2013年9月15日
26歳2013年9月15日
中間報告
私は幼少の頃はあまり覚えていませんがアトピーは多分出ていなく、いつも外で元気よく遊んでいたと思います。私がアトピー意識し始めたのは小学生の頃で、肘と膝の裏に症状がでていました。その原因は耳鼻科での中耳炎治療が始まりだと思います。低学年の時に中耳炎を発症し、あまりの痛さに救急車で運ばれたのを覚えています。それから長い間、耳鼻科での中耳炎治療、アレルギー性鼻炎の治療を週に数回通うことになりました。その結果、耳鼻科の色々な治療により免疫を抑え続けアトピーまで発症したのだと思います。
そして、高校2年生まで中耳炎も治ることなく治療を続けました。(アトピー症状自体はそれほど酷くなかったので肘、膝の裏にはたまにステロイドを塗っていた程度で、皮膚科にはほとんど通ってはいなかったと思います)その結果、真珠腫性中耳炎という慢性中耳炎まで症状は重くなり、手術をしないと生命にかかわるということで手術をしました。その手術は、耳の中の膿を取ることでした。その手術で中耳炎の症状はなくなり、症状が出ているといえば、あまり気にならない程の鼻炎と肘、膝の裏のアトピーでした。
高校卒業する頃には肌の症状は、吹き出物一つなく自分がアトピーであるなんて忘れていました。そして、大学に進学し授業受けては毎日のように夜更かしして遊んだり、酒やタバコにまで手を出すようになり、また食欲旺盛で体に良くないものばかり食べていたと思います。(不思議なことに同じことをしている友達は太る傾向にあるのに、私は暴飲暴食をしても全く太ることはありませんでした)
そして、2年間ほどそのような生活をしていた時、肘にアトピーの症状が出ているのに気づきました。私は容姿などに意識するこの年頃に多少のアトピーも本当に嫌でした。そして、そこから本格的に皮膚科に通うようになりました。その時はもちろん西洋医学などに無知な私は皮膚科でステロイド無くなってはもらいを繰り返し、皮膚科の指示通り塗っていました。半年くらいは良く効くクリームやなぁと思い必死に症状を隠すように塗り、偽りの肌で引き続き、非常によろしくない生活習慣を過ごしていました。
すると、今まで肘だけだったのが首に謎のブツブツがいっぱいでてきて、皮膚科の先生は「髪が首にあたって刺激でできたんやろう!同じのん塗っていたら治るから、ちゃんと塗るのやで!」と言われ、ゆわれるがまま必死に塗り、その時は、症状は治まりました。しかし、一週間後には顔にまで症状が出てきてしまいました。また同じ皮膚科に行き相談し、「顔には違う薬があるから大丈夫ですよ」と言われ、半信半疑で引き続き塗っていました。しかし、もう何故か私はこの時点で「人生お終いや……。このままやと全身アトピーになってしまう」と思い皮膚科を疑い始めました。
そして、外にも出る気もせず大学も休み、アトピーについて調べに調べました。インターネット内の情報はアトピーに関することがたくさん載っていて外に出ずに家に引きこもっている期間に、大分読んだと思います。アトピーは「これはあかん!あれはあかん!これがいい!あれがいい!」など基本タンパク質は全般ダメで、糖分や油ものもダメなど、どの情報もさまざまで身体によろしくないのは私でもわかるが、アトピーはほとんどの食べ物を食べられないのやと思ってしまいました。
そして、1番多かった情報は脱ステというステロイドから脱するという方法でした。ステロイドを断ち、治った人もいるという情報を知り「ステロイドがあかんのや、やめれば治るかも」と思い、崖っぷちの私は、これしかないと医者もなしで食事もほとんど食べずにステロイド断ちをしました。数日で肘や首、顔にリンパ液が大量に出て両親がこれはあかんと病院へ連れていかれました。その病院にも「これはステロイドで治さないと死んでしまうで」と言われ、泣く泣くステロイドで抑え込まれました。やはり、一時的に綺麗にはなったが、数日でステロイドを抑えている感じが出てきて、顔色が悪くなってきました。ステロイドをやめないと絶対に、まず治らないと確信していた私は、病院自体を信じられなくなっていたけれどステロイドを使わない病院を探すことに決めました。
ステロイドを使わないという病院自体はいろいろありましたが、松本漢方クリニックという完璧な理論を持ち合わせており、完治したというたくさんの手記を目の当たりにした私は、まだ半信半疑でしたが行くことにしました。そして、病院に着き待っていると、すごいおじさんの笑い声や怒鳴り声が待合室まで聞こえてきました。一人一人の診察も長く何の話をしているのかまではわからなかったので、とても興味深く待っていました。
そして、いざ自分の診察がきて部屋に入り顔を合わせると、「かわいそうに…どの医者がやったんや!」と感情あらわにしてたくさんの時間をかけて今の医学のことを説明していただき、僕はカルチャーショックをうけました。「治るのだ!しかも綺麗に!」と。何よりもどんな相談にものってくれ、患者一人の為にこんなに時間をかけ気にかけてくれる医者がいることに本当にびっくりしました。
この先生は言い方は荒いと思う人もいるかも知れないが、どんな相談にものってくれ、絶対に嘘はつかず、松本理論により絶対に治るという安心感を与えてくれ、精神的に病みそうになっても支えてくれます。さっきまで長い待ち時間の理由も納得でした。そして治療開始、しかし始めは半信半疑で通いました。リバウンド症状は大変でほとんど寝られませんでした。漢方も苦手であまり飲まずに自分なりのやり方で食事はだいぶ小食にしていました。しかし、ステロイドを辞めてから半月(松本漢方クリニックは5か月)くらいでほとんどアトピーとはわからないくらいになりました。
そして、あれだけ親身になって相談にのっていただいた恩も忘れ、苦手な漢方なんか飲まんでもステロイドを辞めて食事に気を付けたら治るのやと思い込み、松本先生に何も言わずにいかなくなりました。松本先生は食べ物が悪いわけでは無い!食べ物に結びつく化学物質が悪いと言っていたのに、それをあまり信用していませんでした。そして、2年間はアトピーを完治したと思いこんでいました。そして、またアトピーのことは忘れ、よろしくない夜の生活をし、遊び回っていました。そうしているうちに、再び症状が出始めたのです。瞼やほっぺたが赤くなりリンパ液が出てきました。そして、その症状と共に不眠症になり1・2時間程度で目を覚まし精神共に崩れていきました。
そしてその時、頭に松本先生の姿がよぎりました。しかし、私は私が1度裏切った先生に相談する権利なんてないと思い電話してもいいのかと本当に悩みました。しかし迷っている余地はなく電話することに決めました。そして、恐る恐る電話してみると「8時までやっているから、急いでくるなら来い!話聞いたるから!」といってくれました。私は急いで松本漢方クリニックに行きました。経緯をはなし、そして叱っていただきました。松本先生に長い時間をかけて説明してもらったにも関わらず、ほとんど治療をせずにステロイドさえやめれば自分で治せると思い込んでいました。(ほっとけば治る可能性はあるのですが、漢方の恩恵を受けないと中々治るまでに時間がかかるのです)
そして、それから1年数か月、夜は眠れるようにはなり、まだ炎症自体はありますが、状態は安定しています。症状自体はヘルペスの感じが強い感じで、かゆみはあまりないのですが、頬と首と肘の裏がヒリヒリしてリンパ液の瘡蓋ができる感じです。治療は漢方煎じ薬と、たまにベルクスロンを飲んでいます。漢方風呂は使ってないですが、効果がすごいらしいので今更ですが、たまには入ってみたいと思います。松本先生、私は1度松本理論を反れて自分勝手なことをしてしまい、申し訳ございませんでした。もう松本理論にそれず松本先生の言う通りに何でも食べ、できるだけストレスを溜めないようにし、免疫を下げるようなことは一切せず、元気よく生きていきたいと思います。完治しましたと言われるまで絶対に頑張ります!
これからもお世話になります。よろしくお願いします。