「子供のアトピー性皮膚炎の治療」
(お母様記述)3歳2017年8月13日
(お母様記述)3歳2017年8月13日
娘が生後3ヵ月の頃、頬っぺたにぽつぽつと赤いブツブツが出てきました。「乳児湿疹かなあ」と少し様子を見ていたのですが良くならず、膝の裏や足首、腕も赤くなりパックリ割れたような感じで掻きむしるようになりました。
近くの小児科に行って受診すると、「アトピー性皮膚炎」と診断され、ステロイドを処方されました。私は、そのとき「ステロイド」を塗ることが、何故か本能的に怖くなり、娘に使うことができませんでした。私の母乳が問題なのかもしれないと考えて、私の食べるものから徹底的に添加物を排除したり、食生活をできる限り整えたりしました。衣類、洗剤やせっけんなども優しいといわれているものに替えました。それでも、それには日常生活を暮らしていく中で限界があり、ぽつぽつは続きました。
主人は年を取ってから授かった娘をすごく可愛がっていました。薬の大好きな主人に、「かわいい娘にぶつぶつが出て可哀そうなのに、薬を塗らないなんて、どうにかしている。」と、ひどい母親であるかのごとく責められました。近所にいるアトピーの子供をもつママ友は皆、ステロイドを使っていました。「ちゃんと塗ったら治るから塗った方がいいで」とアドバイスされました。
しばらくして、乳児検診で小児科に行ったとき、まだぽつぽつが治っておらず、処方されたステロイドは使っていないと伝えると「母親がそんなことでどうする。ちゃんと処方した薬を使ってください」と、子供をかわいそうな目にあわしているひどい母親のように叱られました。定期的に訪問に来てくださっていた市の保健師さんにも、ステロイドを使わないことを注意され、ここでもまた問題のある母親であるかのごとく叱られました。初めての子育てに自信もなく、痒くて掻きむしろうとする子供をみていると辛くなり、自分の感覚を信じていいのか不安で、相談できる人も周りにいなく、途方に暮れていました。
インターネットの検索サイトをすがるような思いで必死に探していたところ、松本漢方クリニックのホームページを見つけることができました。ホームページに掲載されていた論文を必死で読ませていただきました。難しくて、私には理解することが無理かもしれないと何度も思いましたが、わからない言葉が出てくるたびに調べて、必死に読ませていただき、すがるような思いで受診させていただきました。
赤色と黄色の塗り薬と漢方風呂の入浴剤を出していただき、家で、教えていただいた通りにやってみました。「治すのは患者自身だ」という先生のお言葉を何回も思い出し、今ここで頑張っておかないと、この子のこれからの長い将来のためやと自分に言い聞かせて、頑張りました。先生に出会えたおかげで、私は、周りに何を言われても、もうぶれなくなりました。
それから、娘の肌は、じんわりじんわりと良い方向に向き、初めて受診してから半年くらいしたら、ぶつぶつはほとんどでなくなりました。あれから、2歳になり、3歳になった今も、娘の肌は安定しています。本当にありがとうございました。これから子育ての中で、どんな困難が待っているかわかりませんが、このアトピーの経験、松本先生との出会い、松本先生のお言葉をしっかりと心の深いところに刻んで、頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました。