そちらにお世話になったのが、平成16年4月からですが、その頃、我次男坊は、体全体が痒く、肘・膝裏・背中と掻いて掻いて、ジュクジュクの状態でした。ついつい私や周りの者は、「掻いたら、ダメ!」と叱るしかなく、本人もどうして良いか分からず、掻くと怒られるので、少し隠れて掻いてみたりと・・・、精神的にもよくない感じでした。
そんな時、友人からの紹介で、松本漢方クリニックのホームページを開き、プリントアウトした何枚もの紙を、何度も何度も読みました。松本先生の考えと、私が思っていた事が一致したので、納得し、来院させて頂きました。
実は、私の職業は、美容師です。美容師の子供さんは、何故か、特にアレルギーの方が多いように感じられます。私達美容師は、数多くの薬品を毎日取り扱い、その殆どが化学薬品です。それを、手の平から、呼吸から、吸い込み、体内に蓄積される怖さも知っています。今迄色々な講習を受ける中で、独身の時に肌の勉強をし、ステロイド剤の怖さを知りました。
しかし、長男の時、何件か回った皮膚科のお医者さんは、「今は対処療法が殆どで、弱いステロイド剤から使って治しましょう。そんなに怖くないですよ。」との言葉でした。しかし、付けた時だけで、付けなければすぐに前より酷くなるみたいで、それ以来、やはり怖くて付けずにしてきました。単なる風邪の薬だと思って飲ませた時、肌がすごくつるつるに綺麗になっていったのにはビックリ!!しました。風邪が終わり、薬を飲ませなくなったら、又元に戻るのです。それ以来、少々の熱でもお薬を飲ませなくなりました。
そして、この次男の時も、やはり違う病院を何件か回りましたが、やはりどこも大体同じ意見で、喘息の時も、1ヶ月分にしては、あまりにも沢山のお薬を出されました。それを「1年間飲み続けて、治しましょう。」と言われ、ゾッ!!とした私は、家に帰り、貰った薬を全部すぐにゴミ箱に捨てました。それほど、薬の怖さも知っているからです。例え、治したい場所がなおったとしても、必ず健康な臓器には副作用の影響が出てくるかと思います。
しかし、松本先生の考え方には納得し、言われるままに続けてみました。最初、アトピー肌の我子には、あの消毒法と、薬湯と、赤い塗り薬と、煎じ薬が出されました。まだ5歳だった息子に、1時間お風呂に浸けるのも苦労しましたが、色々工夫し、遊ばせ、時には風呂場に、お茶、アイスクリーム、果物などを与えながら、時間をつぶして居ました。
そのかいがあってか、日に日に皮膚が分厚いのに変り、少々掻いても破れない皮膚にいつの間にか再生していました。煎じ薬は、あの独特な匂いがして、大人の私でも滅入る様な感じでしたが、二人でジャンケンをして、負けた方が飲むというルールを作り、私が負けた時はマネだけをし、何とか規定量を飲ませていました。最初は、嫌がっていましたが、松本先生の「掻いても良いんだよ。」の言葉がなによりも嬉しかったみたいで、「掻いて良いと言ってくれる先生のお薬はこれだよ、これを飲まなければ、又、掻いたら駄目な病院に行くよ。」と、なかば強引ながらも言い聞かせ飲ませていました。そのうち、横に水も置かず、自分一人でグイグイと飲めるように成りました。
一旦、皮が綺麗になった頃、血液検査をしてみましたが、まだIgE抗体は上がっている様でした。しかし、ずるいもので、皮膚も綺麗になったし、喘息も出なくなってくると、病院から除々に遠ざかり、松本先生にも心配をおかけしました。これからも、風邪を引いた時などは、煎じ薬のお世話になるかと思いますので、お付き合いの程、宜しく御願いいたします。又ここまで治して頂き、感謝致します。有り難うございました。
「アトピー治療を終えて」(お母様記述)8ヶ月2005年6月21日
息子に初めて湿疹が出たのは、生後16日目のことだった。妊娠中、育児書を読みふけっていた私は、よくある脂漏性湿疹だろうと、別に気にも留めなかった。湿疹はどんどんと数を増し、黄色や白の膿を持ったものへと変化していった。そして、顔全体が赤みを帯びていた。それを心配した母に、病院で診てもらうよう勧められ、生後19日目に近所の小児科を受診した。
そこでは、乳児湿疹と、当時使用していたベビーボディソープの刺激が強すぎることが原因だと診断され、アンホリル軟膏と、シャボン玉社のEM化粧石けんを処方された。石けんと化粧パフを使っての沐浴と軟膏で、顔の赤みは若干引いたように思えた。しかし、長期にわたり薬を使用することに抵抗を感じ(使用期間等の指示は無かった)、4~5日で軟膏の使用を止めた。この頃から頭皮がフケのようにボロボロと剥けてきた。
生後1ヶ月を過ぎたある日、母乳相談室の先生に、「息子の湿疹は、私の食事内容に原因があり、良い母乳を出す為にも、食事制限をするように」と指導された。初めこそ苦ではなかった食事制限も、日増しにストレスへと変わっていった。後日、産院で、「そこまでする必要はない。」と言われたこともあり、食事制限も、ある程度に留めることにした。しかし、何となく卵を含む食品だけは、引き続き控えた。それが良かったのか、治まる時期が来たのか、卵断ちをして1ヶ月もすると、湿疹はほとんど無くなり、顔の一部に少し残るだけになった。
同じ頃、友人から、子供(当時生後1ヶ月)に湿疹が出ているため、小児科で食事指導を受けていると知らされた。自己流の食事制限をしていることや、一部に残った湿疹が気になっていた私は、再び(生後19日目に受診した)小児科へと足を運んだ。医師は、「この程度で、湿疹が出ているとは言わない。」と言い、私の食事内容を記入してくるよう、1冊のノートを手渡した。「卵は、食べない方が良いか?」という私の問いかけに、「食べて、こんなもんなら、問題ない。食べてないなら、食べてないで良いから、その通りノートに書いて来なさい。」と言って、さっさと次の患者を部屋へと招き入れた。受付で、グリパス、紫雲膏、白ワセホワイトの混合薬を渡されただけで、次回の診察日の確認もしないまま帰宅した。
結局、卵は駄目なのか、今後どのように食事指導が進められるのか、全く分からなかった。卵を食べても、この程度の湿疹しか出ないのか、試しに食べてみようと思い始めた。
翌日、ブリュレとレアチーズを食べてみた。特に変わった様子が無かったことに安心し、その翌日には、茶碗蒸しの昼食を摂った。その日は変調見られなかったが、翌朝には、右頬全体に湿疹が出て赤くなっていた。そして、耳は爛れて黄色い汁が出ていた。「アトピーに違いない」と確信した瞬間だった。
先日貰った軟膏を塗って、しばらく様子を見たが、症状は酷くなる一方だった。三度、小児科を受診すると、卵を食べたことを酷く怒られた。「下手したら、死んでいた。」と言われて、絶句。食事日誌を細かくチェックされ、「あれも駄目、これも駄目だ。」と言われる。医師から、短期集中で使う分には問題が無いとの説明があり、弱いステロイド剤であるコルテス軟膏を、3投4休法で使うことになった。
ステロイドを塗った翌日、赤みは随分引いていた。その効果に恐怖を感じたが、3日間ステロイドを投与した。痒みは変わらないようだったが、4日目には湿疹も枯れていた。非ステロイド(グリパス、紫雲膏、白ワセ)に戻すと、良くなっていた湿疹と赤みが再発し、ステロイドを塗ると、また症状が落ち着いた。今までは何も症状が無かった背中やお腹にも、少し湿疹が出てきた。そして、手足は鮫肌のようにザラザラになった。これ以上、ステロイドを使用してはいけない気がして、勝手に使用を中止した。
医師からは、「ステロイドを使っても、食事制限をしても、この程度しか症状が改善しないのだから」と、断乳するように指導される。「母乳を飲ませる限り、この子の体を刺激し続けることになる。一刻も早くアレルギー用ミルクに替えてあげた方が、この子のためだ。」と。そう言われては、母乳育児を諦めるしかなかった。アレルギー用ミルクは苦く、独特の臭いがした。息子は、仰け反って泣き叫び、20ml飲むのがやっとだった。それでも断乳せねばと思い、断乳ケアを受けるために訪れた助産院で、松本漢方クリニックを紹介された。松本漢方クリニックのことは、以前から知っていた為、通うことに迷いは無かった。
平成17年1月5日、初めて訪れた松本漢方クリニックは、漢方薬の臭いが立ち込めていた。かなり混雑しており、3時間程待って、診察室に通された。松本先生は、「治してあげる。」と言っただけで、息子の体をじっくり見ることは無かった。その点は少し不安だったが、「ここに来る人は、皆、自分がアトピーだと承知しており、HPも熟読しているだろうから、じっくり診察や説明をする必要は無いのだろう。」と解釈することにした。
漢方治療の開始。この頃の息子は、顔の皮が剥けて、汚い汁が止め処なく出ている状態だった。傷口に、ネオヨジンはかなりしみるのだろう、今までにない泣き叫びようだった。まだ3ヶ月になったばかりの息子との1時間の漢方風呂は、こちらにとっても体力の要るものだった。全身から汗が出て、ボーっとしている私に対し、息子は汗一つかかずにスヤスヤ眠っている。汗を掻かないというのは、代謝が悪いということだろうか。
朝夕2回の消毒。軟膏は頻繁に塗った。嫌がって、泣き叫び暴れる息子を押さえつけなければならないことが、大変辛かった。なぜ、こんな辛い思いをさせなければならないのか。食事療法でも、小学校入学までに治る子がほとんどだと言うのに、本当にこの治療法を選んで良かったのか。母乳育児を続けたいがために、子供を可哀想な目に遭わせて、私は酷い母親だ。いろんな思いが交錯した。それでも、とにかく半年(治療を始めたのが3ヶ月なので、改善するまでに、その倍の期間は掛かるだろうと思ったため)は、続けようと思った。
アトピーは、リバウンドが起こり、日を追うごとに症状が悪化していく。湿疹は顔全体に広がり、耳切れも起こしている。手加減無しで引っ掻く為、どんなに爪を短くしても、深々と傷を作る。夜も、何度も目を覚ましては、グズる。膝の裏側もジュクジュクとして、オムツかぶれまで起こした。治療開始から2週間後には、外耳道炎になった。私はというと、初めの1ヶ月間は、食事制限を解禁する気にはなれなかった。でも、それではこの治療を受ける意味が無いと思い、少しずつ食べるようにした。
1ヶ月と1週間が経過し、ジュクジュクが軽減してきた。乾燥したパイ状の皮がはがれるところもあった。消毒でもあまり泣かなくなり、軟膏も素直に塗らせてくれるようになった。それでもまだ、私の食事に反応し悪化する日もあった。
治療開始から2ヶ月を目前としたある日、初めて発熱した。松本漢方クリニックは休診日だったため、近所の病院で診察を受け、坐薬を貰う。翌朝には熱が下がり、驚いたことに、頬がツルツルになっていた。息子が生まれてから、こんな肌に触れたことはなかったかも知れない。嬉しくて、何度も触ってしまう。しかし、翌日には、頬の湿疹は復活していた。それどころか、お腹や背中にまで湿疹が出てきた。突発性発疹だった。それからの10日間は、突発性発疹とアトピーで、湿疹が酷く、機嫌も頗る悪かった。脚も掻き毟って、傷が沢山出来ていた。
治療開始から2ヶ月目は、一進一退の繰り返しだった。しかし、以前はザラザラしていたお腹や背中は、突発性発疹の完治と共に、ツルツルになっていた。額の湿疹は随分少なくなり、頬の湿疹も、以前のような細かいものではなく、ニキビのようなポツポツになっていた。
治療開始から3ヶ月目(生後6ヶ月)、離乳食を開始した。米粥を食べて、口や、目の周り、頬が赤くなり、痒がる。何でも食べさせるよう言われていたが、反応を示した食品はしばらく控え、抗原度の低い野菜から与えるようにした。この頃は顔の赤みが気になるものの、湿疹は随分と少なくなり、私の食事に反応することも無くなった。見た目に良くなって来ているので、(無断で)ネオヨジンは止め、漢方入浴も2~3日に1回のペースにし、軟膏も入浴後だけになった。
治療開始から4ヶ月目、更に見た目が良くなる。知らない人に、アトピーかと聞かれることもなくなった。漢方入浴も、週に1度すれば良い方になっていた。
治療開始から5ヶ月目、完全に顔の湿疹や赤みが引き、肌はスベスベになる。食品によっては、赤くなったり、痒くなったり、蕁麻疹が出ることもあったが、実に色々な物を食べられるようになった。肺炎の疑いがあり、他院で処方された薬を服用した。今後、これがどう影響するか、不安に思う。
更に2週間が経過し、最初通っていた小児科では、食べさせてはいけないと言われていた、バナナ、茄子、トマト、しらすなどに挑戦した。とても不安だったが、何の問題もなく食べることが出来た。漢方入浴や軟膏は、1ヶ月前に止めていた。
治療開始から5ヶ月と2週間、約2ヶ月ぶりに診察を受けた。漢方入浴や軟膏を止めたこと、色々な物を食べられるようになったことを報告した。松本先生からは、「まだ、花粉に反応する可能性は残っているが、食べ物は、随分克服出来ているので、もう治療を終わりにしても良い。」と告げられる。「今後、症状が出ても、余り思い悩まないように。」とも。私は、とても嬉しかった。息子が生まれて以来、こんなに嬉しいと思ったことはなかったように思う。
息子はまだ8ヶ月で、食べさせても良い食品が限られているが、この調子で、焦らず、挑戦する勇気を忘れず、離乳食を進めていこうと思う。
私は行き詰った時、不安に思った時、ことあるごとに、皆様の手記を読んでは励まされ、この治療法を続けることに、自信を与えて貰った。これから治療を始められる方、治療中の方に、少しでも役に立つことを願う。
最後に、松本先生を初め、スタッフの皆様、本当にお世話になりました。また何かありましたら、宜しくお願いします。
「背中掻いて・・・」この言葉を何度聞いてきたことでしょう。
昼夜を問わずやってくる次男の痒み、私も仕事と育児と家事が怒涛の様に繰り返される日々をなんとか平静を保ちながら過ごしているからただでさえ睡眠時間が少ない時期に夜中に起きなくてはならない事はかなりキツイ話です。
我が子が戦っている痒みを少しでも和らげたいとの気持と「こっちも眠たいヨー」という気持がこうさする毎日、いつまでこの生活が続くのだろうと途方に暮れていた五歳の夏、知人から松本先生の事を耳にしました。
迷いは全くなくすぐに来院、来院日の十日ほど前に「喘息です」と小児科の医師に言われアトピーのうえに喘息まで・・・と嘆いていました。
知識の浅かった私は、後にアトピーと喘息はつきものだと知ります。
松本先生は、大きな声のお元気な方次男も「面白い先生や」と帰りの電車でニヤニヤ笑っていました。「痒かったら掻いていいよ」「血が出ても気にしなくていいから」「掻いたら気持いいやろう」この言葉に次男はどれだけ励まされ
安心した事でしょう。そう松本先生だったから信じて治療してみようと決心しました。揺るぎない信念の様なものを感じ安心感に満たされて帰宅「何かあったらいつでも電話しなさい」とご自宅の電話番号まで教えて下さった松本先生、先生はまず、喘息を治しましょうとおっしゃいました。
一週間は喘息の煎じ薬が処方され今まで口にしたことなどない味に次男は吐きながらそして泣きながら、飲もうと必死に頑張りました。
一週間後来院して咳が止まった事をお話しするとではアトピーの薬に変えましょうと言う事に、不思議な事に喘息はこの4年間一度も再発していません。
生まれて数ヶ月経った頃から五年間使い続けてステロイド剤、ストップした翌日から、あれよあれよという間に湿疹が全身に広がり目を背けたくなるほどの状態にこれがリバウンドというものなのか、でも先生を信じるしかない。
いや信じると決めたのだから、絶対頑張る。毎日毎日消毒の時間は次男があまりの痛みに逃げ回りこちらも心を鬼にしないと治療が出来ない有様でした。
長男は「頑張れー!」と毎回声をかけてくれました。主人も毎日協力してくれました。家族が一丸となって次男の治療に集中していました。
泣きわめく次男を励ましながら叱りながらこっちが泣きたくなってきます。
(ごめんよ、ごめんよ、でもこうしないと治らないから頑張って)
何度も何度も心の中で、つぶやきながら一ヶ月が過ぎた頃、かすかな希望が見えて来ました。
「もしやしたら本当に治るかも」そう思ったのは初めてでした、半年ほどで消毒や漢方の入浴回数も少しずつ減っていき一年半年でほぼ落ち着きました。消毒、漢方入浴、薬塗り、朝晩二回この繰り返しは相当な覚悟が必要です、でもここで諦めるわけにはいかない、この子のアトピーは絶対治すのだ、強い想いだけが私を動かしていました。
今ではツルツルホッペにスリスリしながらアトピーだった事を忘れるほどです。
身体のどこを見ても綺麗な肌の次男このような日が訪れるなんて夢の様です。
今は夏の汗をかく時期になると肘と膝の内側に湿疹が出来ます。
その時期だけ軽い治療をしているのみ溜まっています。
松本先生にお会い出来なければ、今でも睡眠不足の毎日を送っていたのだと思います。先生は次男を救って下さっただけではなく、母親の私まで救って下さったと感謝し尽くせない程の気持ちで一杯です。
それ以来友人や知り合いにアトピーに困っている人にはご紹介し、皆さん良くなって喜ばれています。これからも沢山の方が松本漢方クリニックさんをお尋ねになり喜び溢れた毎日を送る事が出来ますよう心よりお祈りしております。
松本先生本当にありがとうございました。完治までお世話になりますが、どうぞ宜しくお願い致します。
先生のご活躍と健康を願っております。
「アトピー手記」(お母様記述) 9歳女性2005年6月12日
松本先生、スタッフのみなさん、いつもお世話になりありがとうございます。
娘は今、小学校4年生になりました。ちょうど2歳半頃より、アトピーが腕と足のひざ裏に出るようになりました。最初は近くの小児科で、イソジンとアンダーム軟膏を塗っていました。
しかし幼稚園の年中となるにつれて、1年の中で5月、6月頃しか出なかったアトピーも、だんだんと長い期間に渡り、ついに顔にも出るようになりました。その頃近くで、アレルギー科のいい先生がいると言われた、三愛小児科でみてもらう事になりました。「塗っても、大丈夫だよ。」と言われるままに、ステロイド剤を配合してある塗り薬、そして飲み薬(抗アレルギー剤)をもらいました。かいてひどくなったら塗り、そして顔まで弱いステロイド剤を使っていました。
幼稚園を卒園する頃まで続けていましたが、だんだんとひどくなり、手に負えなくなってきていました。
そんな時、実家の母より、知人の子供さんが、松本漢方クリニックですっかりアトピーがきれいになったという事を聞いて、行くように勧めてくれました。私達親子も、すがる思いで出かけました。娘が小学校入学式を控えた1日前の日曜日でした。
松本先生の「アトピーは絶対に治るから、一緒に頑張ろう!!そしてお母さん、アトピーだからと言って、甘やかしてはダメだ!」との言葉を信じての治療が始まりました。
治療を始めて2週間過ぎた頃、今までのステロイド剤の副作用のリバウンドで、全身がひどくなりました。夜は、ひっかいたリンパ液で、パジャマを2回ほど取替え、そして痛くて嫌がる体にイソジンを塗り、もう本当に、毎日毎日アトピーとの戦いでした。
そして小学校に入学して、環境も変わった頃だったので、精神的にも大変でした。学校でも、友達から体の事を言われて、登校を嫌がりましたが、家族の励ましや自分の強い意志で、なんとか苦しいリバウンドを乗り越える事が出来ました。
それから1年1年、娘の体はきれいになっています。飲み薬は、今でも少しずつ続けて、塗り薬は毎日塗っています。今では、腕とひざ裏がかゆくなる程度で、ひどくなる花粉の時期も、年々かゆみが軽く軽くなってきているようです。2年生の頃から、プールにも入れるようになりました。あともう少し、この調子で頑張っていこうと思っています。
治療するうえで、親として反省する点がありました。とにかく早くリバウンドを乗り越える事が懸命で、最初、松本先生から「アトピーだと言って、甘やかしてはいけない。」と言われた事が、守れなかった事です。かわいそうと思うあまり、娘自身で出来る事を、先回りして私がやってあげてしまう事が多くて、自主性に欠ける子供にしつつありました。2年生の頃より、松本先生の言われた事に気付き、精神的にも成長していけるよう、甘やかさず、接していくようにしてきました。
この3年間、いろいろな事がありました。この用紙に書ききれない程、アトピー治療は精神的に大変ですが、この苦しみを乗り越えたおかげで、娘も、しんの強い、何事にもくじけない子供に育っています。学校も、今迄1日も休んだ事がありません。
あともう少しです。今まで松本先生を信じて、続けてきてよかったです。遠い為になかなか通院できませんでしたが、電話でいろいろと励ましていただき、ありがとうございました。
今後も、どうぞよろしくお願い致します。
生後1ヶ月頃から、背中がぶつぶつ、ざらざらの状態になり、気になってはいましたが、かゆがる様子もないのでそのままにしておきました。その後離乳食を始めた6~7ヶ月頃、ちょうど乾燥の時期に入る10~11月頃から、始めは顔がどんどん日に日に真っ赤になってかゆがるようになり、皮膚科でアトピーと診断されました。主人が喘息で松本漢方クリニックにかかっている為、ステロイドは良くないということを知っていましたので、始めは保湿剤を塗っていたのですが、汁や血が出てくるようになり、ステロイドを使用しました。すると数時間後にはきれいになり、嬉しかったのですが、ステロイドの怖さや使用したことへの罪悪感を感じました。ステロイドを1回使用し、その後はそれほどひどくならなかったので、保湿だけで済みました。
1月が過ぎた頃から、背中にも赤い斑点のようなものができはじめ、日を追うごとにひどくなり、夜もかゆがって起きるほどになりました。あまりにもひどく眠れない時があり、私が精神的にまいってしまい、またステロイドを使用しました。その時松本漢方クリニックに行こうと決心し、3月頃に行きました。
松本漢方クリニックでは薬代の高さにおどろき、続けることができるのか不安でした。しかし1ヶ月ほど(毎日は入浴していません)続けると、体中がピカピカになりました。夏は海にも入れましたし、本当に安心していたのですが、1歳の冬、12月に入った頃からまた体中が乾燥状態になり、すぐにアトピーの状態になりました。この頃ちょうど私の妊娠が分かり、つわりが始まった為2月の中旬頃まではきちんとしたケアをしてあげられず、入浴も出きる時だけ、時間も短くという状態が続きました。
しかし、少しずつでも入浴するたびに体がきれいになっているのが分かりました。初めひどかった背中、顔は、今はきれいになり(乾燥状態は続いていますが・・・)、後はひざの裏や太ももの周りと、ひじの周辺などです。
ひざの裏も、一時期は汁や血がでて皮がめくれるほどだったのですが、薬を塗りガーゼでとめておいたら、1週間ほどで皮膚が再生されました。
以上が今の現状です。
これからもよろしくお願いします。
「この手記を手に取った方達へ」4歳5ヶ月2003年12月17日
先ず、ここに書かれている内容は、全て真実である事を、最初に申し上げておきます。
患者は、現在4歳5ヶ月の、私の娘。
症状は、アトピー及び喘息です
娘が、1歳6ヶ月くらいの時でした。この頃はというと、自分で立って歩き出し、公園などで砂いじりをして遊ぶ、やんちゃ盛りかという時期です。
この頃に、娘の手足に、ポツポツした湿疹が現れたので、水疱瘡(みずぼうそう)かと思い、急いで、かかりつけの小児科医院に行きました。しかし、その時診断された病名は、みずぼうそうではなく、水疱性膿痂疹、いわゆる「飛び火」と言われるモノでした。「飛び火」とは、体内にばい菌が入り込み、皮膚に発疹を起こす症状で、比較的小さな子供に、よくあらわれている症状です。この時は、飲み薬と塗り薬を頂き、1週間ほどで、その症状はなくなりました。
しかしこの日から、娘は頻繁に「飛び火」の症状を繰り返すようになりました。2ヶ月に1回くらいの間隔で症状を起こし、だんだんとその間隔が短くなっていきました。痛みを訴える頻度も増し、余りにも頻繁に繰り返されるので、不振に思い、皮膚科のある別の病院に行きました。そこで初めて、アレルギー性皮膚炎、アトピーと診断されました。
アトピーと診断されてから、今まで使っていた塗り薬を変えられました。ステロイド剤の入ったモノでした。私は、その医師に、「ステロイド剤による治療は、怖いと聞いているので、心配だ。大丈夫なのか?」と聞くと、その医師は、「微量しか入っていないので、あなたが心配されるような事はありません。」と言われました。
ここで挙げる私の心配とは、ステロイド剤がいかに恐ろしい薬剤であるか、という事です。素人が調べたものなので、正解かどうか分かりませんが、簡単に説明しておきます。ステロイド剤による治療は、先ず、症状によって壊れてしまった細胞の代わりに、代用品としての働きをする薬剤であるステロイドを投与し、その症状を押さえ込みます。そして、その症状を押さえ込んだ後、その原因を取り除く為の治療をしていく、というのが、ステロイド治療の基本的な考えです。ここまでだと、「何がいけないのか?」と思われるでしょうが、ポイントは、ステロイド剤が代用品であるという事です。本来だと、体が新たな細胞を作り、症状を治すのですが、代用品が入ってくる事によって、体が細胞を作ることをしなくてもよい状況になります。しかも、この代用品は、本来の細胞を作るという作業よりも安易な為、新たな症状が現れたときに、体が新しい細胞を作って治すという働きをしなくなります。そのため、新たな症状は、以前よりもさらにひどいものになってしまいます。
医師に心配ないと言われた私は、その言葉を信じる事にし、娘の為と思い、その治療をする事にしました。でも、これが間違いだったと気付いたのは、それから1年も経ってしまってからです。
微量ながらもステロイドの治療を始めた娘は、確かに、症状は直ぐに治まりました。そして、その原因を取り除く為に、抗アレルギー剤を飲むことになり、後、アレルギーの原因となる食物を取らない治療法、つまりは食事療法も併せて行うことになりました。
ところが、治療を続けていても、一向に良くなる気配はありません。押さえ込んでいたアトピーの症状が、何度とはなく現れては消え、現れては消えを繰り返し、微熱が出続け、保育園も休みがちになりました。アトピーの症状は、現れる度に酷くなっていき、白かった肌の色は、コーヒーをこぼした様な茶色のシミになり、まゆげの色が抜けて無くなった様な顔になってしまいました。
それでも治療を続けて、かなり経ったある春の日、外で走っていた娘が急に泣き出したので、慌てて見に行くと、息が上手く出来なくなっていて、ヒューヒューという音が聞こえていました。喘息の症状でした。この日から、娘は、走ると喘息の発作を起こすようになりました。それから、再度アレルギーの検査をした所、その数値は、良くなるどころか、かなり悪くなっていました。「アレルギーを専門にやっている医師を紹介するから、そちらへ行って欲しい。自分では、これが限界だ。」と、その医師は言いました。つまり、匙を投げた訳です。
信じ続けてきた治療に効果がなかった、医師から見放された、この時のショックは、言葉では言い表す事が出来ません。でも、このまま娘を放っておくわけにも行かず、とりあえず、紹介された医師に会いに行きました。しかし────。
────そこでも、さらに強いステロイド剤を出されただけで、治療の内容は、全く変わりのないものでした。「同じ事を繰り返していては、娘は治らない。ステロイドを使わない医師を探すしかない。」そう思った私は、インターネットを使って、自力で、違う治療を行っている医師を探しました。レーザー治療、温泉治療、色々な治療を行っているサイトを見て回りました。
そして、その中に、漢方薬を使ってアトピーを治療している、この「松本漢方クリニック」を見つけたのです。私は、この時、人づてに聞いた噂を思い出しました。
────そういえば、高槻に、良い医師がいると聞いた事がある────。
偶然にも、場所は、高槻・・・・・高槻なら通えない距離でもない・・・・・今のままだと、きっと娘は、もっと酷くなるのが目に見えています。私は、ここに賭けてみる決意をし、翌日、この松本漢方クリニックを訪れました。
松本漢方クリニックでの治療法は、一口で言うと、忍耐と辛抱の治療であると、私は思います。理由は、ただ一つ、この治療法が、自然治癒力を高める治療法だからです。全身消毒と薬湯、2種類の塗り薬、あと症状によって、漢方薬を服用します。その為、即効性はありません。薬の役割は、あくまでも自然治癒力の補助であって、薬が治療するわけではないからです。
では、どのくらい治療を続ければよいのか・・・・・?個人差がありますから、一概にどのくらいとは言えないのですが、私の娘で、兆しが現れたのが、2ヶ月。ほとんど目立たなくなったのが、4ヶ月くらいです。
ここでの治療の頑張り所を、書いておきます。悪く言うと、挫折しそうなポイントです。(治療する本人ではなく、親が挫折しそうな・・・・・)
- リバウンドが大変!
治療を始めた当初は、今までステロイド剤で抑えていた症状が、一気に出ます。はっきり行って、前より酷くなり、しかも一度だけではなく、何度も繰り返し起こります。そのため、本当に治るのかどうか不安に感じる時ですが、疑っても良いので、頑張って治療を続けましょう。「継続は力なり」です。きっと、止めなくてよかったと思える時が、来るはずです。疑った事に関しては、話のネタにでも出来るので、松本先生には申し訳ないですが、それはそれということで・・・・・
- 消毒が大変!
他の感染症を防ぐ為に、全身に朝晩2回、消毒をするのですが、娘には、かなり辛かったようです。それもそのはず、掻きむしった傷口の上に、消毒薬を塗るわけですから、大人でもかなり滲みると思います。この為、娘は、トイレに隠れて出てこなくなったりしました。でも、トラウマになる危険性がありますので、無理に押さえつけたりしないで、頑張りましょう。私は、「痒いのと、どっちがいいの?」と、娘が諦めるまで言い聞かせました。諦めるまでなので、途中で痒い方が良いと言い出しても、「本当にいいの?」と、2時間近くやり取りした事も、しょっちゅうです。簡単に書いていますが、かなり手こずりました。今でも、お風呂の度に泣いています。
- 食べ物が大変!
松本先生が言われるには、ほとんどの食べ物が薬品付け(農薬や添加剤)になっており、これこそが、現代人をアレルギー体質にしている原因の一つなのだそうです。スイカやトマトなども、売られているものには、ワックスをかけたりして、見栄えを良くしているようです。私は、とりあえず、症状が治まるまでは、なるべく無添加で無農薬のモノを与えるようにしました。もちろん、水道水もカルキなどが含まれているので、水も買うようになりました。正直言って、・・・・・家計がねぇ・・・・・。今では、近所のスーパーで水の特売があると、買い込むようにしています。チラシは友達です。
- 自分だけが大変!
自分だけがかかった病気で、自分だけが治療をしていて、自分だけが苦しんでいる────そういう訳ではないのです。治療中というのは、えてして、こういう事を考えがちです。でも、それに負けないで下さい。今、ここで治療をされて、治られた方は、かなりの数になるはずです。あなたのかかった病気は、決して不治の病ではありません。原因不明で、治療法が無く、明日をも知れぬ病気ではないのです。────治すのに、少し時間がかかるだけ────。そう考えたら、少し楽になったと思いませんか?
今、娘は、治療を始めて、半年が経ちました。近所の方達も、娘を見る度に、綺麗になったと驚いています。アトピーの為に、保育園もやめてしまったのですが、そこの先生に、買い物の途中でお会いした時も、「え~!綺麗になったなぁ~!」と驚かれていました。
ここではあまり書いていませんでしたが、松本漢方クリニックに通うようになってから、喘息がピタリと止まりました。以前では、走ったら喘息の発作が出ていたのが、嘘のように治まっています。松本先生が言われるには、皮膚に表れるのがアトピーで、肺?(気管支)に表れるのが喘息なのだそうです。なるほど納得といった感じでしょうか・・・・・。
最近では、アレルギーの原因だった卵や牛乳を、少しずつ食べさせるようにしています。あまり食べ過ぎると、まだアトピーが出てくるのですが、将来全く食べられないのも可哀想なので、慣らしていく感じでやっています。完治まで、あと一息といった所です。
松本先生へ────
もし、この松本漢方クリニックと巡り合わなければ、娘は、きっと今も薬漬けの日々が続き、外にも出歩けない体になっていたと思います。松本先生、並びにスタッフの皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。本当に有難うございます。
娘へ────
よくここまで頑張ったね。もう少しだから、一緒に頑張ろう。でも・・・もっと早くここに来れていたら、保育園、やめなくてもよかったのに・・・ゴメンね。
自分へ────
あの時、よくこの松本漢方クリニックに切り替える決心をした!誰が知らなくても、自分が知っているぞ!偉いぞ!よくやった!
この手記を手に取った方達へ────
あなたが、どれだけの病院を回ってここに来られたか分かりませんが、きっとここが最後の病院になるはずです。私と娘は、ここが最後の病院になり、松本先生にアリガトウを言う事が出来ました。きっとあなたも、言える日が来ます。その日まで、病気に負けず、頑張ってください。
私のアリガトウが、あなたのアリガトウに、変わる日を祈って・・・・・
1日何度も息子の頬を触っていてる私、赤ちゃんの肌は柔らかくて気持ちいい、良かったこの感触が戻って5日間、この短い時間で取り戻す事の出来た肌、生後4ヶ月消決して早い受診でなかった事「まだ大丈夫」そう廻りから言われた言葉を信じず、松本漢方クリニックを受診する決心した私自身母となって初めて自分を褒めました。
平成22年のお正月3362g元気な男の子(第2子)を出産、生まれたての我が子は可愛い、とにかく可愛い、抱いて触って、授乳して、生まれたばかりの湿疹など気にならなかった。でも長男が生まれた時に比べ何かが違う、お肌というか、皮膚というか頭皮の色も少し違う気がしてしてきた、生後1ヶ月になると市のサービスで助産婦さんが家庭訪問して下さいます。
その時に皮膚が気になると質問をすると、長男は春生まれで、この子は真冬に生まれたのだから空気も乾燥しているので比べて違うのは、当然だし心配しなくて大丈夫ですよとの事でした。しかし日増しにおでこの掻き傷は増え頬はガサガサ、やはり心配で小児科を受診これは「まだ」乳児湿疹です。生後半年過ぎないと判断できません、来院が早いですよ、と苦笑されてはった。そして保湿剤(ワゼリン)と傷になっている部分には「安全なステロイド」を出しますとの事で、安全なステロイドの説明を一通り受けるも腑におちないので、二軒目に小児科に加えアレルギー科を掲げる医院を受診するも先に行った、小児科医と同じ事を言われほぼ同じ事薬を投与されました。そこでも安全なステロイドの説明を受けましたが、どうしても使う気持ちになれませんでした。
今は「まだ」病名をつけるとしたら乳児湿疹、6ヶ月になれば脂漏湿疹それでも状態が変わらなければアトピーの疑いがあるかもしれません、との事この説明で一体何がわかるのでしょうか、どうすれば良いのかわからず愕然としました。アトピー患者さんの大変さは身近な知人友人に色々聞いていたので患いません様にと上の子の時も願って食事には気を付けていたのに、どうして一体何が悪かったのかと自分を責め悔やむ毎日でした。息子のおでこの傷は日増しに増える一方、それでも安全なステロイドを使う気にはなれずともワゼリンだけは毎日使用していました。確かにワゼリンを使うと見た目にカサカサ感はなくなりますが触れるとゴワゴワしてお肌が硬くなり、赤ちゃんの吸いつく様な水々しさは、奪われて保湿剤の筈が水分をたもてていなく、使いながらもこのままで良いのかと疑問を抱いていました。
次男が4ヶ月になったばかりの時に長男の親子遠足がありました。知り合いの方に松本先生の治療の話しを聞いて、塗るだけの治療は止めたそうです。
私はその話を聞きながら受診しようと決めました。数日後松本漢方クリニックの先生にも看護師さんにも、それほど酷くはないので塗り薬で治りますよ、アトピーですねと診断を受けました。でも私からお願いをして、母乳を通して漢方薬を投与したいのでと申しでて現在、間接(漢方煎じ茶)投与と塗り薬でケアをしてす。お薬を開始し先に変化があったのは私で、母乳の出方凄く良くなり便秘が解消、次いで息子も1日1~2回だった便が、5~6回になり頬が驚く程柔らかくなったのです。5月30日に受診し6月4日には本当に生まれたてよりも柔らかい赤ちゃんの肌になりました。今まで3ヶ月弱塗り続けていたワゼリンは何だったのでしょうか、鉱物泊、つまり化学物質を塗っていたのですから、使い過ぎても本来のお肌、皮膚に戻る事はなかったのです。アレルギークリニックと標榜している医院を受診した時に生後4ヶ月では何とも言えない、これから肌が強くなり乳児湿疹もなくなると思います。と言う割りにアトピーでもないのに安全なステロイドを投薬する現代医学の恐ろしさを目の当たりにしました。息子のおでこにはまだ掻き傷はありますし、今まで出ていなかった体にも、これがアトピーの症状かと思うところが出てきました。でも、もう私は焦ったり自分の母乳や妊娠中の食生活が悪かったのかと自分を責めたりしません。この世の中化学汚染など防ぎきれないであろう事は、承知の沙汰であります。以前に受診した医院で言われた、完治しないが「アレルギーとこれからは上手に付き合って下さい」この言葉は本当だと思います。
完治させて下さる、松本先生と一緒にアレルギーと付き合わせて頂きます。
この世の中に安全なステロイドなど有り得ないのですから
娘がアトピーかなと思い始めたのは、彼女が1歳8ヶ月の頃です。3ヶ月検診で、乳児性湿疹がひどく、「アトピーかもしれませんね。」と言われていましたが、その時は、何もしませんでした。1歳8ヶ月頃から、背中の脇から肩甲骨にかけて、少しずつ痒くなり、ところどころ一円玉くらいのカサカサした部分が出来ました。風邪などで小児科に通った際、ワセリンをもらい塗っていましたが、あまり良くなりません。そのうち、カサカサした部分が脇から肩甲骨全体に広がり、それに伴って夜寝ると痒くなり、ピーク時には、2時間おきに「痒い、痒い、掻いて!」と起こされ、娘も私も熟睡出来ませんでした。
小児科では、ワセリンに代わって「アンホリル(外用非ステロイド抗炎症剤)」というブフェキマク軟膏をもらい、つけていました。しかし一向に治る気配はありません。でも冬は少々酷くても、春~秋にかけては大丈夫だったので、アンホリルだけで過ごしました。
しかし、幼稚園の年中になると、手のひじ、脚のひざ裏が痒くなったりすることもあり、ジュクジュクした時に、キンダーベート(外用ステロイド剤)をつけた事があります。さほど酷くはありませんが、段々と色素沈着の範囲が広がっていったように思います。夜も眠れなくて、ザジデン(抗アレルギー剤・喘息発作予防剤)を処方してもらい、飲ませたこともあります。
「こんな状態を続けて、一体良くなるのだろうか?」と思い、年中の秋頃に、勝手に何もかも止めてしまいました。布団は血だらけになり、「どうしよう、どうしよう・・・」そして年長になる春には、目の周りがあかくなりました。
そんな時、たまたま近所の実家に帰ってきたという人に、「自分もアトピーをもっていて、二人目の子供がアトピーだ。友達に、松本漢方クリニックに行って治った人がいるので、通い始めた。漢方で、保健がきかない分もあり、高額だが・・」と言って、松本漢方クリニックを紹介してもらった。(年長になる春の頃)
見た目にはそんなに酷くはなく、私は、きっと半年くらいで治るのではと思い、通い始めました。始めの半年は、すごく良くなり、色素沈着が消えました。また夏に海水浴に行くと、その時だけは痒みもなく、そろそろ終わりかな、と期待したものです。
しかしそれからが長く、どうしても脇のそば、肩甲骨の周りの痒みと、触った時のザラザラ感が取れません。今までになった事のなかった「とびひ」も経験しました。とびひになった時は、子供の方がパニックで、「もう、どんどんひどくなっている~!」とストレスも重なって、とても痒がりました。時々「本当に治るんだろうか?」と疑ってしまって、松本先生に、疑問を投げかけた事もあります。「別に、他の医院にいってもいいんだよ。」と言われた時は、少しショックでしたが(本当は、「大丈夫、治るから、頑張れ!」という言葉が欲しかったのですが・・・)他の医院に行く気は毛頭なかったので、もう少し様子を見よう・・・もう少し様子を見よう・・・と続けました。
しかし一向に治らないのは、寝ている間の痒みです。昔程ではないものの、2~3回は起こされるのです。その事を先生に言うと、「ザジデンが悪かったんだ。」と言われました。「本当なんだろうか。そんなに長く飲んでた訳じゃないのに・・・」といつも思っていました。
毎年、夏の海水浴の後は良くなるのですが、1週間もすると、元に戻ってしまうのでした。ところが冬頃には、夜中の痒みが治まってきたのです。お風呂上りは痒いのですが、ほとんど掻かなくなってきました。この春は、花粉が少なかったのもあるかもしれませんが、ひどくなりませんでした。
ここまで来るのに、4年かかりました。始めは、半年で治ると思っていて治らず、だんだん治るだろうかと不安になりましたが、最近やっと、そろそろ終わりかなと思えます。嬉しく思います。そして有難うございました。娘も、苦い漢方薬を4年もよく飲んだと思います。後は、完治を待つだけです。(今、娘は小4です。)
2006年12月22日
今日、長かった病院通いに一応終止符が付きました。先生から『一応終わりにしましょうか。スギやヒノキのアレルギーは少しありますがこれはま、』という言葉をもらいました。この言葉、本当に頂けるのか?と思いながら通った約7年間。我ながら途中でやめずよく通ったと思います。
始めは小学校に上るまでには、と思いましたが中学に上がるまでは、が結果でした。
もともとそんなに(松本漢方クリニックではわが子よりひどい人がいっぱい来られていたので、)ひどくはないと思いすぐよくなると思っていました。確かに見た目のアトピー特有の色素沈着したガサガサの肌は、2~3年で殆ど良くなりましたが、かゆみがなかなかとれませんでした。それでも1年前ぐらいにはよくなったんです。そろそろ終わりやねと、先生に言われてからも長い気がしましたが、今回IgEが54と下がり(もともと最初54位から始まってどんどん高くなり、やっともとに戻りました)
先生の終了宣言、嬉しかったです。どうもお世話になりました。
そしてありがとうございました。
「アトピーの治療(息子の場合)」8ヶ月2004年8月20日
息子の場合ですが、生後1ヶ月くらいから、ほっぺたに吹き出物がプチと出ては、2~3日後に消えて、また出て、という状態を繰り返していました。息子が産まれたのは真冬だったので、部屋を暖かくしており、当初は「汗もかな?」と思いつつ、見ていました。その時は、アトピーというのは、少しも考えていませんでした。というのも、アトピーというのは知っていましたが、私の周りにアトピーの人がいなかったので、どういう症状かというのは、しっかりと認識できていませんでした。しかし、だんだん肌がカサカサしてきて、ブツブツも増えてきました。初めての子供だったので、「赤ちゃんの肌は、こんなものかな。」と思いつつ、過ごしていました。
しかし、生後2ケ月半の時に、地域で、同じ月齢の赤ちゃんの集まりがあり、他の赤ちゃんの肌をみると、ツルツルで、「やはり、息子の肌は、かさついている。」と感じました。しかし、「乾燥肌なのか」ぐらいにしか、考えていませんでした。
しかし、とりあえず近所の小児科に、診察に行きました。たまたまその小児科は、アレルギー科もあるところでした。診察の結果は、「アトピーの疑いがある」ということで、薬としては、消毒用の酸性水と、保湿剤のワセリンをもらいました。月齢が5ケ月にならないと、アレルギー検査ができないため、とりあえず経過観察ということになりました。おっぱいとミルクの混合で育てていたので、私は、「卵や牛乳、大豆類を除去した食事をして下さい。」とのことでした。まず、「アトピーの疑いあり」ということに、かなりショックを受けました。しかし、診察をしてもらってからしばらく経って、落ち着いて考えてみると、「月齢が5ケ月にならないと、ちゃんとした診断ができない」というのは、おかしいと思いました。「早期にわかれば、早期治療ができるのではないのか」という疑問がわきました。また、言われた通りに除去の食事をしているのに、顔のかさつきや赤み、湿疹はいっこうに良くならず、反対にひどくなっていること。ワセリンを塗れば、肌のかさつきはなくなるが、ギトギ卜して、反対にひどくなっているように思えたこと。
その時に思い出したのが、松本漢方クリニックのことでした。現在大阪市に住んでいますが、私は高槻市の出身で、実は、以前、アレルギー性喘息で、松本漢方クリニックに通っていて、アトピー治療では有名なのは知っていました。しかし、「月齢3ケ月にも満たない赤ちゃんの治療を、果たしてしてくれるのか?」という疑問があったので、とりあえず電話で問い合わせてみました。返事は、「治療はできるし、少しでも早く、来院して下さい。」とのことでした。
それで、息子が3ケ月になった時に、松本漢方クリニックに行きました。診断の結果は、やはりアトピーでした。処方されたのは、他の手記で皆さんが書かれているように、入浴剤、赤色の軟膏、消毒液、傷につける薬でした。
さあ、病院から帰ってきてから、第1日目は、いったんしまっていたベピーバスをもう一度出し、薬湯を準備し、アトピーの出ているところに、消毒液を塗りました。たちまち息子の顔は、黄色でいっぱいになりました。主人と2人で、「まるで、古代の部族の戦いとか、お祭りの時みたいだね。」と言っていました。
その薬湯のお風呂ですが、まだ生後3ケ月で、季節は3月の、まだまだ寒い時期。なるべく長くつけようとしても、5分から10分が限度でした。それでも、少しでも早く良くなってほしいので、ガーゼのハンカチを薬湯に浸して、何度も、顔をそのガーゼのハンカチで拭いていました。お風呂の後は、薬湯を絞った液と、赤い軟膏と、傷薬でしたが、これは、塗っても、そんなにイヤがってはいませんでした。赤い軟膏も、塗った直後は赤い色が目立っていますが、1時間もすると、ワセリンと違ってサラッとしているので、肌に良さそうという感じでした。肌着には、軟膏の赤い色がついてしまいますが、処理すれば、ちゃんと落ちました。
そして、朝は、お風呂に入れないので、消毒液を塗り、それを薬湯の液できれいにふき取り、再度薬湯を塗ってから、軟膏と傷口の薬を塗りました。この方法を、毎日続けました。
治療を開始してから、1ケ月の間に、息子のアトピーは、顔から両腕、胸、背中へと、徐々に広がっていきました。松本先生の「アトピー根本治療の理論」を読んでいるので、わかってはいるのですが、だんだんアトピーの部位が広がっていくのを見るのは、つらったです。また、この時期に、予防接種があり、その時に、「漢方ではなく、ちゃんとした病院で、治療をしたほうがいい。」とか言われて、かなり悔しい思いをしました。
そして、薬湯に入れながら、何度も、「本当に、治るのかな?」と、くじけそうになりましたが、「ステロイドを使用したら、絶対に治らない。」と思い、先生から言われた治療法を行いました。また、くじけそうになる度、何度も松本漢方クリニックのホームページの手記のところにアクセスして、息子と症状や月齢が似ている方の手記を読んで、がんばりました。しかし、他の方の場合と違うのは、息子の場合、すぐに松本漢方クリニックに行って、ステロイドをいっさい使用していないので、リバウンドがなかったことです。それほどのかゆみはなく、かゆくて眠れないということもなくて、よく寝ている子でした。
そうして2ケ月が経ち、アトピーの治療を開始して、3ケ月目に入った5月の連休の時に、朝、将穀の顔をみると、すっごくきれいになっていました.おもわず、「えっ!!」と言いたくなるくらい、もちもちとした肌になっていました。相変わらず、腕、胸、背中にはアトピーが出ていましたが、顔が、すっごくきれいになっていました。「これで、ピークが過ぎたのかな?」と、主人とずっごく喜びました。2~3日して、また顔にアトピーが出てきましたが、一度きれいな肌を見た後なので、「治る!」という確信ができ、がんばって薬湯に入れました。
顔にアトピーが出ている日が、徐々に少なくなり、背中、胸と、だんだんきれいになっていきました。顔の耳の近くは、なかなか赤みとかさつきが取れませんでしたが、治療を開始して、もうすぐ4ケ月目になる頃には、最終段階によくでてくる、薄麻疹も現れてきました。2~3時間すると、その等麻疹も消えて、きれいな肌になっているので、「これは、絶対治る!」と思いました。
離乳食も順調に進み、初めて卵を与えた時は、顔に少し湿疹がでましたが、2~3日できれいになり、今では、食べても大丈夫になっています。
治療を開始して、5ケ月目、生後7ケ月には、薬湯も、3日に1回になり、だいぶ楽になりました。しかし、お風呂に入った後は、やはり、顔に少し赤みでます。でも、すぐにおさまるようになりました。しかし、今度は、汗もがひどく、またも、赤い軟膏のお世話になっています。
現在、生後8ケ月、治療を開始して、6ケ月目に入っています。汗もがまだでているので、まだお世話になっていますが、治療を始めた頃と比べて、肌はものすごくきれいで、もちもちとなっています。
ここで思うのは、松本漢方クリニックで治療をして、本当によかったということです。。もし、他の病院で、ステロイドを使用していたら、どうなっていたかと思います。本当にありがとうございました。あともう少しだと思いますが、がんばって通います。
拙い文章ですみません。息子と私共々お世話になっております。
私も(現在37歳)アトピーでステロイドから離れる苦労を繰り返しておりましたが、(私の手記はまだ治療中のためいずれ書かせて頂きます。)息子を授かり、生後三ヶ月ごろから徐々に頬に湿疹が出来始め、離乳食を始めてからは顔全体に赤く腫れ、医者に軽いステロイドをもらうも良くなり、使用を止めるとまた同じ症状が表れ、私も散々苦労したため、医者から言われるも、独断で使用を止め、こちらの医院に辿り付きました。
初めの漢方風呂の毎日がとにかく慣れない私は、30分子供をお風呂に付けるのに苦労はしましたが、夏場もあり、徐々に慣れ、お風呂用に煎じた漢方の濃い液を付け、黄色い薬(抗生剤)のあと、赤い薬を付けるのは苦労せず息子も幼いため苦労はしませんでした。うちの場合は、早めにステロイドをやめ、ピーク時に松本漢方クリニックを訪れたのが良かったのか、息子は半年ほどで腫れは無くなり、見た目では分からなくなりましたが、必死の思いで頑張ってきました。
息子も現在3歳と8か月になり、股間あたりの夜のオムツかぶれで、乾燥する冬場などまだ煎じ薬や黄色い薬や赤い薬を痒がる時期のみ使用していますが、それ以外では現在痒がるところはありません。
私がアトピーの為、これからもいつ息子が痒がることがあるかもしれませんが、また、こちらでお世話になる安心感があるため、不安はありません。
私共々息子もお世話になり、先生には感謝でいっぱいです。
私はこれからも治療は続きますが、一番心配なことが松本先生のお体です。
松本先生もお歳で、これからの治療を続けていけるのかが気がかりです。
私は難しい事は分かりませんが、この治療を続けて行きたいですし、沢山の方々がアトピーから開放されるように、もっとこの治療をたくさんの先生方に治療して頂ければと思ってなりません。
松本先生本当にありがとうございました。
そして、これからも宜しくお願いいたします。