「アトピーと喘息手記」10歳女性2004年11月2日
アトピーという言葉を始めて耳にしたのは、娘が1歳半のときでした。体の所々が乾燥していて、少し白くなっているという程度でしたが、近所の小児科で、アトピーと診断されました。病院からは、白い塗り薬が出され、しばらく様子を見る事にしました。
でも、症状は特に良くならず、いい病院があると知人に聞き、診察をしてもらいました。「幼稚園に入るまでには治りますよ。」と言われ、出された塗り薬を塗っていましたが、思った程効果はありませんでした。
娘の症状は、初めはアトピーと言われなかったら全然判らない状態でしたが、次第に赤くかさついた部分が広がり、薬を塗る回数や量が増えていきました。今思えば、これがステロイド依存の始まりだったんだなぁと思いました。
なかなか治らない事に疑問を感じながらも、先生の言うとおりに薬を塗っていたある日、保育園のプールでとびひが移り、体はもちろん、耳の中、鼻の中まで広がりました。かかりつけの皮膚科は、場所がかなり遠く、救急もなかったので、仕方なく他の病院で診察を受け入院する事になりました。偶然、その病院はアトピー治療にも力を入れていて、私は『もしかすると、ここで治るかもしれない。』と思い、娘とこの病院に通う事を決めました。
この時に、初めてステロイドの役割について知りました。多少不安もありましたが、「ここでしっかりステロイドを塗っておかないとだめだ。」と言われ、注意を守って、治療に専念しました。だけど、前回と同じで、少しマシになったと思ったら、またひどくなったりと、これの繰り返しでした。おまけに、ステロイドの強さが増す始末でした。
娘は、その頃、保育園の年長で、園の子から「ブツブツ女」と言われ、ショックを受けていた事もあって、私は少し神経質になり、ステロイドへの不信感を抱くようになりました。すると先生は、「お母さんがそんなにステロイドを怖がってて、どうするんだ!」と逆に叱られ、ステロイドの上手な塗り方の本を渡されました。
指示通りステロイドを塗ってみても、一時的な効果しか得られず、気付けば、ぜんそくにもなっていました。ひどい時は、日中はもちろん、夜中になると、咳が特に激しくなり、何度も呼吸困難になり、大変でした。
それから、飲む漢方薬と併用して、今までどおり薬を塗っていきましたが、何年経っても良くならない・・・薬以外にも、良いといわれる物はほとんど試しました。
そうしているうちに、娘も小学校へ入学。今までとは、また違う環境での生活になじめなかったのか、入学して2ヶ月経った頃、今までの倍以上の数の湿疹が全身にでてきました。あまりにも増えるので、ウィルス性の物かと思ったくらいでした。湿疹を掻きむしり、真っ赤に腫れ上がり、それをまた掻きむしり・・・血が出て傷だらけでした。
楽しいはずの学校生活。赤く腫れた顔で1日を過ごすのは、とても大変でした。授業中も、痒くて勉強に集中できないし、寝るときは一層痒みが増し、明け方まで体中を掻きむしっていました。睡眠不足で、ストレスが溜まり、学校に行きたがらない日が何度もありました。
そんな毎日を過ごしていたある日、母がたまたま入ったお店の店員さんに、松本漢方クリニックの事を聞きました。「今度こそ、治るかもしれない。」と、期待に胸をふくらませて、松本漢方クリニックに行きました。
松本先生は、今までの先生と違って、色んな事を、とても分かりやすく説明して下さいました。そこで、はっきり、今までの治療法が間違っていた事が分かりました。最初は、あまりのショックで、愕然としましたが、松本先生は、最後に『必ず治してあげる』と、私達親子の手をギュッと握って仰って下さったのです。こんな言葉を聞いたのは初めてだったし、今まで暗いトンネルの中に居た私達に、やっと出口が見えたみたいで、涙が出る程感激しました!
でも、今まで体内に蓄積されたステロイドを出すのは、想像以上に大変でした。毎日消毒して、漢方のお風呂につかり、煎じた薬を飲んで・・・
2ヶ月程経った頃、体が燃え上がるくらいに真っ赤になり、生汁が出て、全身傷だらけになりました。腫れた体が痛み、服を着替えるのも一苦労でした。皮膚の肌色の部分は無くなり、湿疹がパンパンに腫れ、親の私が見ても、とても辛いものがあり、何度もくじけそうになりましたが、その度に松本先生に励まして頂き、頑張りました。
それでも、また時が経つと、痒みや痛みに不安を感じ、娘をなだめ、そして松本先生の力強いお言葉を頂いて、頑張る、という繰り返しでした。
始めた頃は、目も当てられないくらい酷く、登校を嫌がっていましたが、3年半が経った今では、少しずつ湿疹と傷の部分が減り、学校からのお泊りにも行ける様になりました。
とても辛く、過酷な日々でしたが、ここまで頑張ってこれたのも、松本先生のおかげです!松本先生に出会っていなかったら、娘はどうなっていたのか分かりません。
今でも、首や肩、腕に湿疹と、赤み、傷があり、夜は痒くて、あちこちを掻きむしり、ぐっすり眠れない日が殆どですが、松本先生にお力を頂きながら、これからも漢方の治療を頑張って続けていきたいと思います。松本先生、これからもどうぞ宜しくお願いします!
「アトピー手記」匿名希望18歳2003年11月21日
私は始めは漢方でアトピーが治るとは思ってもいませんでした。しかし毎回先生に『絶対治してあげるから!』という言葉を言ってもらい信じてみようと思いました。信じて我慢して時間が過ぎていくうちに徐々に徐々に症状は治まっていきました。これが漢方の力なんだ、信じてよかった。今は心からそう思います。まるで魔法のように消えていったアトピーは先生方の熱意のおかげなのだろうと思います。ありがとうございました。
私は、10歳の息子がいる主婦です。
私は、幼い時からあせもがひどく乾燥肌と言われてきました。
高校1年の時、体中があせもと象の様なかさぶたができ某皮膚科に行きました。
アトピーと診断され、3年間通院しました。私の体は、正常になりましたが子供は必ずアトピーになるといわれ覚悟はしていました。
息子が生まれ半年後、それは現実のものとなり泣きやまず寝不足の日々が始まったのです。私が通院していた病院はとても遠く、何回かは行きましたが続きませんでした。仕方なく近くでの病院探し・・でも全ての所でステロイドの処方。ステロイドがどんなものか私には良くわかっていましたし、まだ1歳にも満たない子供にかなり強いステロイド薬。ある日、勤めている会社に派遣の女性が松本漢方クリニックの漢方でアトピーを治しているとの話を聞き、医院に行きました。2004.10.08
必ず治してあげる・・先生の言葉を信じ、血液検査の後帰宅。息子は、掻いてもいい・何を食べてもいいという先生の言葉が嬉しかったらしく頑張ってお風呂に入ると言ってくれた。私達に1時間の漢方風呂が始まった。
ステロイドを使用した分、リバウンドがくると聞かされ、血液検査結果も同年代の45.000倍と言われ先生からも初めて見る数値と言われ、電話を切った後どんなに泣きわめいたか・・・でもやってみるしかない。息子は一人で1時間入れる事もなく、順番に私・妹・実母と交代で入りました。今は一人で入っていますが・・しかし、全くリバウンドといわれるものがくることなく、2度目の血液検査。結果は、数値が半分に減っており煎じ薬の開始。2006.08.08煎じ薬も又凄く苦く、2番煎じは量が多いので飲みにくいとの事。しかし3日目で首のカサカサが消えています。私達に完治するかもという希望が見えてきました。
私がアトピーになったのは三才の頃です
松本漢方クリニックに来る前はステロイドも使いました。
知り合いの人から松本漢方クリニックを教えてもらい通うようになりました。
初めはステロイドを使った分だけリバウンドしましたが漢方を飲み続けるうちに少しずつ良くなりました。今ではすっかり良くなりましたがたまに痒みが出るときもあります。これからも毎日飲み続けて完治するように頑張ります。
初めてお世話になったのは、上の娘が、小学校2年生の頃でした。季節の変わりめは、喘息を出し、冬には、乾燥で体はカサカサで痒みがあり、夏は汗で痒みもあり、困っていました。トビヒにもなり、全身に広がって、皮膚科に通っても、どんどん、強いステロイド入りの塗り薬を出され、それでも塗って、治めるしかなく、途方に暮れていた頃、実家の母が、近所の方がアレルギーで困っていて、松本漢方クリニックで治っていっておられる事を聞き、すぐに受診しました。松本先生お言葉は力強く、治りますとおっしゃつて下さり、皮膚科で貰っていた、薬をやめ漢方で治療していただきました。そのかいあって体も綺麗になり、小学校6年頃には、すっかり良くなり、現在中学3年になっております。
下の娘も鼻炎のアレルギーがありお世話になっています。
知り合いの方にも、アレルギーで困っていて、いろんな病院へ行って良くもならなく、外出も出来ない位だったのが、松本漢方クリニックへ行って見るように進められたら、半年後には、とても明るくなられて、どんどん外出されていると聞き、とても良かったと思いました。本当にありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願いします。
「松本漢方クリニックに通って」19歳女性2005年3月24日
福岡県
私は、幼い頃から、アレルギーをもっていました。目立たない程度のアトピーだと病院で言われました。それは、大人になっても治っていませんでした。疲れると蕁麻疹がでたり、季節によって目が痒くなったりと・・・その度に病院からもらった塗り薬や、目薬などで、痒みを止めていました。自分では軽いアトピーだと思っていたし、さほど目立たなかったので、あまり気にしていませんでした。
1年前、私の母が、関節リウマチという病気にかかってしましました。いろいろリウマチについて調べてみると、関節が段々変形していくという、治らないとされる恐ろしい病気でした。なぜ母がこんな病気になるのか・・・と、毎日悔やみました。夜中「痛い、痛い・・・」と泣いている母をどうしてあげることもできず、家族みんなで悩みました。ただステロイドなどの、強い痛み止めを飲み続けるしかないのかと、母は何度も愚痴っては泣いていました。
そんなある時、母がインターネットで松本漢方クリニックを見つけました。そこには「リウマチは治る。アレルギーは治る」という、夢ではないかと思うような内容でした。母は何度も松本漢方クリニックのホームページを開いては、必死で読んでいました。家族で話し合った結果、「大阪に行こう、松本漢方クリニックに行こう!」と父が言いました。父と母は松本漢方クリニックに行き、実際本当に存在する事と、リウマチは治る!!という事を知りました。そして同時に、今まで使っていた薬(ステロイド)がどれだけ恐ろしい薬なのかを知りました。
漢方治療を始めてから、家の中は漢方の臭いでいっぱいでした。家族みんな、赤い漢方のお風呂に入るし、母はにがい煎じ薬と熱いお灸・・・始めは大変でした。けれど母の表情は、以前とはうってかわって、とてもイキイキとしていました。
ある時、目にすごい痒みを感じました。今までに無いくらい目は赤く腫れ、目のまわりの皮膚もただれるくらいに酷くなってしまいました。「はっ!」と気が付き、今まで使っていた塗り薬や目薬を探して見てみると、それがステロイドだったという事に初めて気がつきました。ステロイドの恐ろしさについては、母の話やインターネットでも知っていたので、原因はすぐにわかりました。今までの自分の治療を悔やみました。
きっと母の治療のための漢方のお風呂によって、今までの悪い薬が出てきたんだと思います。痒くてコンタクトレンズも出来ない、顔を洗うのも痛い、化粧も出来ない・・・苦しい日が続きました。学校に行くのが恥ずかしいくらいに、目の周りが赤くただれていました。しかし「意地でもステロイドだけは使いたくない!!」と心に決めていました。(母をあんなに苦しめた薬だから・・・)「母もリウマチという病気と闘っているんだ!私も頑張ろう!」と思いました。
母と松本漢方クリニックに通う事になりました。松本病院の中は、漢方のにおいでいっぱいでした。そしてたくさんの患者さんでした。私なんて比べものにならないくらいに、体が赤くはれ上がっている方もいらっしゃいました。みんな頑張っているんだと勇気づけられました。母と二人で、手記を必死に読みました。
私達の順番になり、中へ入りました。松本先生はとても大きな声でびっくりしました。けれど「お母さんとあんたを治したる!」と、力強く仰ってくださいました。その言葉が、私と母にとって、何よりの支えなのです。松本先生を信じて頑張ろうと思いました。
煎じ薬はにがく、飲みにくく、何度も吐いてしまいました。どうしようか・・・と悩み考えたあげく、牛乳と混ぜて1日3回飲む事にしました。少しずつ味にも慣れ、牛乳の量を減らしてゆくなどして工夫しました。
すぐにリバウンドが出ました。まぶたからウミが出て、赤くただれました。目も開けられない程でした。夜は、痒みで眠れませんでした。赤い塗り薬をたっぷりと顔に塗っていました。鏡を見ると、自分の顔がまるでオバケのようで、悲しくて、泣いたりもしました。酷い時には、アトピーのせいで、熱も出ました。こんなにリバウンドが出る程自分はステロイドを使っていたのだと、身にしみて感じました。この状態がいつまで続くのか・・・と思いながらも、あの松本先生の「絶対治したる!!」という言葉を信じて、私と母は治療に励みました。
気が付くと、5ヶ月目くらいから、状態ははるかに良くなっていました。化粧をしても顔が腫れなくなり、コンタクトレンズもつけることが出来るようになっていました。「漢方の力はすごい!!」と思いました。同時に、母もびっくりする程元気になっていました。掃除機をかけることが出来なかった母が、「調子がいいから」と、ニコニコ笑いながら、嬉しそうに掃除をしているのです。歩くのがキツイと、買い物にも行けなかったのに、今では、2人でよく天神へ買い物に出かけます。普段、当たり前で、何気ない事でさえ出来なかった事も出来るのです。それは、私と母にとって、とても幸せな事です。この幸せを感じられるのも、松本先生のおかげです。
松本先生を信じて、漢方治療をしてきたからこそ、今こうして笑っていられるのです。本当に感謝しています。私は、もうすぐ完治すると言われました。これからも、最後まであきらめず、松本先生の治療でアトピーを治していこうと思います。母も、大分良くなってきました。親子2人、松本漢方クリニックにはもう少しお世話になりそうです。
松本先生、本当に感謝しています。ありがとうございます。これからもよろしくおねがいします。
「アトピー手記 途中経過~峠を越えて~」(お母様記述)15歳女性2004年6月1日
松本先生へ
いつもお世話になって、有難うございます。先生に出会ってから、もう長くなります。
最初に行き始めてからだと、もう10年以上になると思います。私自身もアレルギーがあり、通い続けて、完治しました。漢方薬ということで、副作用もなく、安心出来ると思い、治療を始めました。
最初は、「漢方薬って、どんな治療をするのかな?」と思い、偶然通りかかり、診察を受けました。先生の最初の印象は、他のお医者さんとは少し違っていたかもしれません。普通のお医者さんのような白衣もなしで、話もしやすかったです。ただ、煎じ薬の独特の味とにおいには、なかなか慣れませんでしたが、続けているうちに、お茶代わりに飲めるようになりました。
娘が6歳になった頃から、アトピーにより、かゆみを訴えるようになりました。朝起きると、夜のうちに掻き毟って、シーツに血がついていることもありました。でも、煎じ薬と消毒液、そして塗り薬で、かゆみはすぐに止まりました。
しかし、血液検査では、スギの値が高く、「値が下がるまで、治療を続けるように。」先生から言われ、今日に至っています。定期的な血液検査で値を見ると、しばらくはずーっと値が上がり続けますが、何年か経つと、ピークを超えて、下がり始めます。
娘は、アトピーと言っても、本当に軽い方で、手だけですが、他の患者さんの中には、ものすごくひどい方もたくさんいらっしゃいます。でも、長年通院してると、ひどかった方が少しづつ良くなっていかれ、その姿を見たら、「松本先生の治療方法は、正しいのだ。」と痛感させられます。
アトピーは、すぐに治るような病気ではないけれど、気長に治療すること、それと、先生を信頼することで、必ず治ります。娘も「峠を越えたね」と先生に言われました。もう少し値が下がるまで続けますが、先は見えてきたようです。完治するまで、あとしばらく、よろしくお願いします。
「アトピー手記」匿名希望10歳2010年3月14日
次女は10ヶ月頃、全身が湿疹で赤くなり、蕁麻疹のようにすぐに退く様子がなかったので、当院を受診致しました。
普通の皮膚科に行けば大抵はステロイド等の処方箋をもらうだけだと諦観しておりました私は関東在住ながら、実家から近い当院をすぐに受診することに致しました。今思えば健康保険の使えない治療方法は勇気のいる決断でしたが、主人の知人のお子さんが、とても重症だったのに松本漢方クリニックできれいに治ったという事実を知っており、迷いはございませんでした。只、長女もまだ小さく、子育てに手がかかる時期に、毎日ベビーバスに煮出した入浴剤を入れて、お風呂場に閉じこもってお手入れをするのは大変でした。
まだ寒い時期でしたが、ベビーバスを一杯にする程入浴剤を贅沢に使うのがもったいなくて、先生のご助言通り、煮出すのは大人の4分の1量位にして、子供の下半身が浸る位の深さにして、柄杓で体にかける作業を繰り返しました。子供も幸い、嫌がらずに入ってくれたので、数ヶ月後には全身の赤みはとれて、元の皮膚の状態になりました。次女が2歳になった年に、主人の仕事の都合で3ヶ月間、海外へ家族ぐるみで移動したときも、とても乾燥する気候の地域だったので、また悪化させてはいけないと思い、入浴剤を持参して、現地でも続けました。(但し、ベビーバスはなかったので、煮出した汁を冷蔵庫に保管して、必要な時にガーゼを湿らせて、ぺたぺたと体に当てていました。)1ヶ月毎でも日本から薬を送って頂くのも気がひけて、お茶に例えれば、出がらしをとっておいて二番煎じをするような使い方もしていたかもしれません。尤も重症の場合なら、薄い濃度では効果がなかったかもしれませんが・・・ 外国でも、探せば敏感肌用のソープ等もあるようですが、
暑い時期でなければ、汚れる部分以外は石鹸類も控えて、体の清拭だけにしても良いのかもしれません。10歳を既に超えた娘は今では、石鹸の種類の選択さえ合っていれば、普通の生活で問題なく過ごしております。逆に、今まで何の問題もなく過ごしてきた長女が入れ替わるようにお世話になっておりますが、こちらも漢方を飲み始めてから早くも効果が現れて、手荒れや鼻炎に改善の症状が現れております。もし、完治致しましたら、こちらも手記を寄稿さし上げたく存じます。最後になりましたが、次女についての手記の寄稿が遅くなり、申し訳ございませんでした。娘二人共、一見、アレルギーの症状は比較的軽症だった為、このような手記では憚られるような引け目を感じておりましたが、どなたかのお役に立てれば幸いです。
私は、生まれつきで、アトピー性皮膚炎とアレルギー性鼻炎になってしまいました。小さい頃から、体中かいてかいてかきむしってばかりで、朝起きたときには、血が布団のシーツについていたり、腕がシーツにくっついて取れなかったりして、大変でした。幼い頃の記憶ですが、その朝の記憶だけは、鮮明に覚えています。
中学生になると、自分の身体を、だんだんと意識するようになりました。夏になるとひどくなる体中のぶつぶつや、授業中も止まらない鼻水。本当に恥ずかしくて、「自分は、なんで、こんな体に生まれてしまったのだろう。」と、ひどく悩んで、ベットで泣いた時期もありました。その時は、しょっちゅう病院通いで、鼻なんかは、5日に1回通っている時期もありました。
松本漢方クリニックさんの話を母から聞いて、なぜか批判の気持ちも無く、「行きたい!」と思いました。やはり運命だったのでしょうか!いざ来てみると、私よりも病状がもっとひどい方が、たくさんいました。「私はまだ軽い方なんだ、早く治しちゃおう。」と思いました。松本先生にも、「絶対、治したるで。」と言われて、更に自信がつきました。
家に帰ってから、毎日お風呂に入ったり、お茶を飲んだりしました。初めは苦くて、飲むのにひと苦労でしたが、今では慣れてしまって、平気です。私は、漢方を始めて1ヶ月位で、「山場」がきました。動くだけでヒリヒリして、泣きそうになるぐらい辛かったです。学校でも、この皮膚を誰にも見せたくなかったのですが、体育の時などは隠し切れず、とても恥ずかしい思いをしました。
でも、しばらくすると、すーっとひいて、綺麗な肌が出てきました。あのひどかったぶつぶつが無くなってきたときの喜びは、すさまじいものでした。
1年と3ヶ月経ちましたが、今ではすっかり綺麗になって、アトピーなんて分からない所まできました。あともう一息、なるべく早く治せるよう、頑張りたいです。
松本漢方クリニックさんに出会えて、本当によかったです。本当にありがとうございました。
平成5年3月4日に、第2子である佑が生まれました。上の子(3歳上)がアトピーだったこともあり、出産前から食べるものに気を使っていました。しかし、粉ミルクを飲んだせいもあるのか、生後6日目の退院の時には、顔中赤いブツブツだらけでした。
その頃は、上の子もすっかりアトピーが治っていたので、そのうち治るだろうと、あまり気にもしないでいたのです。でも、細かいぶつぶつは、体全体に広がり、離乳食を始めた頃から、背中全部がじくじくしてきて、とても痒がるようになっていました。上の子でお世話になっていた、京都の先生(後で治療に不信感)のところで診てもらい、血液検査をしてもらったところ、牛乳や卵、小麦、米や魚果物に至るまで、アレルギーがあるということでした。それからは、食べるものにも大変な注意をはらい、スキンケアも徹底したのですが、良くなったり悪くなったりを繰り返し、2歳の時には、喘息も出るようになっていました。
でも、小学校に入学する頃には、食べ物のアレルギーは残ったものの、不思議と体の湿疹はすっかり治って、子供らしい潤いのある肌になっていました。これでアトピーは治ったものと安心していたのですが、4年生頃から、少しずつ肌がカサカサし始め、放っておくと、どんどんひどくなっていきました。顔から腕、肩、背中、おなか、太ももとザラザラで、黄汁がじわっと滲む赤黒い肌が、少しずつ体全体に広がって、お風呂上りには「痒い、痒い」とシクシク泣く日が続き、とうとう、近くの小児科に連れて行ってしまいました。
やはりステロイド軟こうをくれるだけ。使いたくなかったのですが、あまりに痒がって、夜もなかなか寝ないので、ダメとわかっていたのに使ってしまいました。が、まったく効かず、お手上げ状態でした。「これは、もう、松本先生に診ていただくしかない。」と、やっと重い腰をあげ、平成15年6月高槻に向かいました。
遠方であること、また治療代が大変かさむこともあり、延ばし延ばしにしていたのですが、この時も、何とたった3週間分の治療で、すっかり治ってしまいました。
あれから1年ほどたちますが、リバウンドも無く、今もきれいなままです。この後、ひどい鼻詰まりになったのですが、それも、処方していただいた漢方で、2週間で治ってしまいました。
上の子の時は、もっともっとひどい症状でした。一番ひどい11~12歳頃は、ずるずるの肌からは、絶えず黄汁が流れ、朝は起き上がれず、夜まで何も食べず、トイレにも行けない状態でした。他の病院で入院になり、ステロイドの治療をされ、きれいなのは退院後しばらくだけで、あっという間に、またひどい状態になっていました。そんな時に松本漢方クリニックを紹介され、わらにもすがる思いで、平成13年、松本先生のところに行きました。そして何と、たった3週間分の飲み薬と入浴剤の治療で、10年近くみたこともないような、つるつるのきれいな肌になりました。そこでちゃんと治療を続けていたらよかったのに、勝手に行かなくなってしまって、また少しずつ湿疹が出始めました。前ほどはひどくなることはないのですが、2年ほどご無沙汰して、1年前ぐらいから現在まで治療中です。今は、関節や肩に少し湿疹が出ているぐらいで、いい状態を保っています。
本当に、松本先生には感謝しています。ありがとうございました。