「アトピー手記」匿名希望15歳2011年2月22日
娘は生まれたころから肌が普通の赤ちゃんよりカサカサしていました。
赤ちゃんの時から顔に引っ掻き傷ができていました。近所の小児科では脂漏性湿疹だと診断され様子を見るように言われました。
アレルギーを起こしたのは生後4か月頃外出するために家族に娘を預けた時、日頃から少しの量でもミルクを飲むと吐いてしまうことを伝え忘れてしまい家族が普通の量のミルクを飲ましてしまいました。
飲ませた直後に全身に蕁麻疹が出たのが最初でした。これがきっかけでアトピーがあると診断されました。それから一番弱いステロイドだと言われ塗り始めました。風邪もひき易く月に1度は近所の小児科で風邪薬を処方してもらうのが続きました。後でわかったことですが、この風邪薬の中にステロイドが入っていたようで、気がつかずに3歳ころまで風邪の度に服用していました。
その度に「心なしか肌がきれいになっている気がする」と言っていたのを主人が思い出しました。3歳頃には抗アレルギー剤の服用を勧められ1年ほど飲み続け、「血液検査でIgE抗体が減少しているので良い傾向です」と主治医に言われましたが、それが治ってきているとは言えないのでは?と疑問に思えたので別の治療を探しました。知り合いの勧めでステロイド治療はせず酸性水でブドウ球菌を殺し保湿クリームを使って治療するクリニックに4歳から通院しました。通う前は眼の周り、肘膝関節に赤みがある程度でしたが、リバウンドで顔はトマトが熟したように赤く腫れ傷から滲出液が止まることなく吹き出し、朝はそれが固まり目が開かない状態で肘膝関節の傷からは1日に何度も出血しました。酸性水は傷に触れると刺すような痛みが続き、毎日朝晩2回の噴霧が娘にとっては地獄ではなかったかと思います。それでも何とか泣きながらでも耐えてきました。4年続け滲出液は出ることはなくなりましたが、顔が赤く腫れているのは変わらず、1時間半おきに痒みで起きることが続き治っている状態ではなかったので、また違う治療をネット検索していました。ある日松本漢方クリニックのHPに昔の同僚が書いた手記を見つけました。半信半疑で元同僚へと連絡を取り、治療を受けてどうなのかいろいろと話を聞いてみて、小2の夏から松本漢方クリニックで治療をすることを決めました。
松本漢方クリニックではまず漢方薬が基本の治療です。煎じたお風呂に入る前にイソジンで傷の消毒をします。傷の消毒なのでしみますが、酸性水の様に刺すような痛みが続くのとは違い、イソジンは乾いてしまうとしみる感じが無くなるので娘はイソジン消毒の方が楽そうでした。
ゆっくり1時間位漢方風呂に浸かっていても何もなしの風呂に浸かるよりも傷にしみることはなさそうで臭いけど気持ちがいいというのが最初の感想でした。
お風呂から出て漢方の塗り薬を傷も含めて赤みがあるところに十分に塗りこんでいきます。見た目は真っ赤な色をしているためドキッとしましたが、これもしみることはないので嫌がることもなく受け入れました。
傷の部分には抗生物質の塗り薬を上から塗っていました。
食前の煎じの飲み薬はさすがに独特だったので砂糖を少し足して飲ましていましたが思ったより嫌がらずに飲んでくれたので苦労はなかったです。
何よりも楽になったのは「好きなだけ掻いていいです」と言ってもらえたのが本当に精神的に楽になった言葉でした。
どこの病院でも、お医者さんでも「掻かないように保湿を」とか、「掻かないようにするのが一番」と言われ、娘がどんなに痒くても「掻いちゃダメ」と怒ってしまい泣かしてしまうことが罪悪感でいっぱいになり辛かったです。
でも掻いていいので、掻くことを怒って止めさせることも無くなり親子共々楽になったのが一番だったと思います。
娘は松本先生に「負けるが勝ち」ということを教えていただき、その言葉も気に入っていてよく自分でも言っていました。
小2の夏から中3になるまで長かったです。外出する度に人に見られては「かわいそうに・・・」と言われてばかりでしたが、今では顔の赤み、腫れもほとんどなく掻き傷だらけだった肘や膝の関節は傷跡も残ることはありません。
夜に3~4回起きていたことも今ではいつの間にか朝やった。と言えるくらいになりました。
松本先生には言っていませんでしたが、漢方を始める前私の掌にも何年も前からただれたような症状があったのですが、漢方の塗り薬を塗ってあげるようになってから、そのただれた状態がきれいに治ってしまいました。それが最初の変化だったのですがこの治療で娘は治るかもと思えるようになりました。
この4月から高校へ進学する娘も、自分の肌に自信を持って通学してくれると思います。
「松本漢方クリニックに出会えて」12歳女性2006年10月15日
生後3ヶ月でアトピーと診断された娘が体質改善の為にと、医師から投与されたザジテンを飲み、掻き毟った傷を治すためにステロイド剤を塗る事を繰り返していましたが、一向に改善される兆しが見えないので病院へ通うことも止めてしまいました。
その後、小学校に上がり環境が変化した為かアトピーが悪化したのでリンデロンを4日間使い、3日間休んでまた使ったのですが全く効果がありません。ひどくなるばかりです。強いステロイド剤が効かない、これは大変だと思いました。娘の耳たぶは切れ、手も足も全体が赤くただれています。何とかしなくては・・でも今日は日曜日・・何処か開いている病院はないものか、と思い、めくった電話帳に松本病院の名前を見つけました。娘を連れて行ってみると沢山の患者さんが順番を待っていました。松本先生に診ていただくとヘルペスの疑いがあるとの事。抗生物質と漢方薬投与に入浴剤及び消毒液、塗り薬を持ち帰り、H12年4月30日この日から漢方薬による治療が始まりました。しかし、漢方薬は苦すぎて娘は飲むことが出来ませんでした。
5月1日 熱37度4分。
夜中に何度も掻き毟るので傷口から出る黄汁でパジャマが身体に貼りつき、掛けふとんやシーツにもべったりついている。
5月2日 熱37度4分。
昨日と同じ。
5月3日 熱37度2分。
漢方薬のお風呂に10分だけ入る。患部の皮膚が再生された部分もあるが、ポツポツが顔・首・脇の下にも拡がっている。
5月4日 熱37度2分。
昼間はほとんど掻かないが夕方になると痒そうなので掻き毟る前にお風呂に入る。今日は40分入った。
5月5日 熱36度9分。
消毒液が傷口に沁みて痛がるのでお風呂に入る前しか湿布しなかったが、手記を読み消毒の重要性に気づく。嫌がる娘を説得し、朝も薬を塗る前に使うことにする。お風呂は30分入った。
5月6日 学校へ行くが黄汁で靴下が足にくっつき歩くのも痛い。お風呂に入ると茶色い皮が沢山剥がれ落ちて白い部分も増えてきたが、ポツポツもまだ出る。
5月7日 熱37度4分。
掻き毟る前にお風呂へ入る。
5月8日 熱37度4分。
今日は家庭訪問の日だったので担任の先生に娘のアトピーについて説明すると、「身内にアトピーの者がいるのでよくわかります。」と言われ安堵する。
5月9日 熱37度。
お風呂に30分入る。傷口が塞がってきたので消毒しても痛がらない。お風呂から上がってから掻く時間がながくなってきた。寝る前も痒くて堪らない様子。
5月10日 熱37度。
皮膚がカサカサしている所にも雑菌が付いているので消毒するように松本先生から指導あり、娘は掻き疲れて寝てしまう。夜中も寝ながらボリボリお腹を掻く。
5月11日 熱36度9分。
抗生物質の投与中止。
5月12日 のどの奥にもポツポツがあり痒い、耳の中も痒い。でもお腹のポツポツは枯れてきて治まってきた。
このようにして娘は辛い時期を乗り越えました。
この後、黄汁が出るほど酷くなることはありません。
松本先生有難うございました
今年、中学生になった娘は入浴剤を止めて、以前から松本先生にすすめられていた漢方薬投与の治療に切りかえました。娘は「松本先生の声は大きくてこわいけど、すっかり良くなるまで頑張る。」と言って います。
初めての診察の時に松本先生が「この娘はザジテンをながく飲んでいたから治療も5・6年かかるよ。」とおっしゃったとおり、6年と半年が過ぎようとしています。
「僕が必ず治してあげるから。」と握手もして下さいました。
松本先生、完治するまでどうぞよろしくお願い致します。
私は、小さいときはアレルギーが無かったのですが、中学2年の時ぐらいに急に首の後ろもカサカサになってきて、目の上が赤く腫れてきたので、近くの皮膚科に行き、血液検査をして初めてダニアレルギーがあることを知りました。
その病院で、アレルギーの薬(少量のステロイド入り)をもらいました。血液検査で、ダニアレルギーの数値が高かったことは正直ショックだったのを覚えています。
私は、小学校の5年生ぐらいから顔にニキビがいっぱいできていたのですが、周りの人たちから「年齢的にもニキビがでる頃ぐらいやし、気にすることない。」と言われていたので、気になってはいたのですが、薬とかも塗らずそのまま過ごしていました。でも、上記の病院に行った時に病院の先生が「ニキビもひどいから、ニキビの薬(少量のステロイド入り)も出しとくわ」と言われて、ニキビの薬ももらいました。
この日から、毎日ニキビの薬は寝る前と朝顔洗った後、アレルギーの薬は夜寝る前に目の上と首の後ろがひどい日だけ塗るようにしていました。その薬を塗ると、次の日とかは『まし』になっていました。
高校に入学して高校が高槻になったので、「学校の帰りに通える病院に変えよう!!」ということになって、高槻で病院を探しました。昔から、両親はステロイドの恐ろしさを知っていたみたいで、『なるべくステロイドの使わない病院』を探しました。
最初、行った病院は何かものすごく変で、医者も言っていることが矛盾してるし、ステロイド治療を勧められたことなど意味分からんことをいっぱい言われたので、「やめよう!!」と思って他の病院を探しました。
その時、母がネットで『ステロイドを一切使わない 松本漢方クリニック』を見つけてくれたのです!!!私もネットを見て、「1回行ってみよう」となったので、母と2人で日曜日に『松本漢方クリニック』に行きました。
まず、入って人の多さと、漢方の独特のにおいと、昔のドラマに出てきそうな病院(すみません)がすごく印象に残っています。(びっくりしました!!笑”)
2時間ぐらい待ち合い室で待って、血液検査をするために女の先生に呼ばれて中に入りました。そこで、アレルギーにまつわるインドの話をいっぱいいっぱい聞いたのですが、それも印象に残っています。笑”
そのあと、もう一回呼ばれて診察室に入りました。入った時松本先生の大きな声に驚きました。でも、『絶対治したる!!』と言われて、握手されたことで『こ病院に通う!!』と決めました。ここで、初めてニキビもアレルギーの一種であることを聞いて本当に本当に驚きました。
最初、煎じ薬のにおいと味は・・・と思ったけれど、すぐに慣れて普通に飲めました。そして、1番恐れていたリバウンドもなくどんどん肌がきれいになっていったので、とても喜んでいました。
でも、それから1年後ぐらいの去年に恐れていたリバウンドがきたようで、急に肘の内側とか首の周りがかゆくなり、カサカサになってきました。肘の内側は半そでを着ると目立ってしまうので、とても気にしていました。1年間ぐらいずっときれいになっていく一方だったので、とてもショックでした。
朝も、消毒してシャワーするようにしたりしました。周りから見られているのでは・・・と気にしたりしていました。夏もなるべく長そでを着るようにしたりして何とか分からないようにしようと思っていました。
私の場合、他の人の手記を見ると比べ物にならないぐらい『まし』だったのですが、すごく気にして、「何でこんなんなるんやろ」とか思ったりしていました。
このぐらいの時期から、お風呂の治療も始まりました。最初は嫌だったのですが、慣れてくるとだんだん気持ちよくなってきて、冬は温まるし良かったです。でも、夏は暑くて暑くてしんどかったです。
でも、この年の冬ぐらいから、かゆさが少しずつ減ってきて、カサカサ感もなくなってきました。そして、最近の血液検査でIge抗体の数値がたいぶ低くなっていました。そのため、お風呂の治療も終わりました。本当にうれしかったです。
まだ、中間報告の段階ですが、だんだん良くなってきていることが本当にうれしいです。でも、松本先生に「もう、来んでいい」って言われるまで頑張って続けようと思います。そのときまでよろしくお願いします!!!
ぼくは、生後1ヶ月頃よりアトピーの症状が出てきたらしいです。顔にあらわれて、だんだん広がっていったので病院に行くと、ステロイドの軟膏を塗るように言われたらしいです。でも、塗ったあとはきれいになっても、すぐにまた、かゆみが出てしまいました。医者は、「大きくなったら段々良くなるから、今は薬を塗りなさい」と言っていました。何軒か医院も変わって、抗アレルギー剤のザジデンを飲むこともありました。でも良くならずに、4歳頃には耳が切れたり、目尻もひび割れ、手足にも症状が出ていました。
4歳8ヶ月頃、このままでは良くならないとの母の考えで、ある漢方医のところに行きました。そこでステロイドを中止し、リバウンドで汁やカサブタでズルズルになりました。4ヶ月たってもますますひどくなるばかりだったので、その漢方医からは、「頼むから別のところで診てもらってくれ。」と言われました。その後3ヶ所ほど別の漢方医のところに行きましたが、全く良くなりませんでした。
それから水溶性ステロイドとパック風呂による新治療を受けましたが、半年程で、また症状がおさえられなくなりました。(そこでは、最初はステロイドを使うが、パック風呂に入ることにより必ずステロイドの使用量が減り、最後はステロイドを使わなくても良くなるとのことでしたが、そんなことはなかったです。)
5歳8ヶ月で、それらの治療に限界を感じ、神戸の漢方の先生のところに行きました。
ステロイドを中止していたので、顔はカサブタだらけで手足は伸びないし、夜は眠れませんでした。そこで3種類の漢方薬と抗炎症の塗り薬をもらい、汁でズルズルになりながらも、3ヶ月程で別人のようにきれいになりました。その間半年程は、保育園にも行けずにずっと休んでいました。
その後、冬に少し症状が出ては、また暖かくなってきたらマシになるの繰り返しで、小学校6年から中2の夏までは、ほとんど何もしなくてもきれいな状態でした。
もうすっかり治ったと安心していたら、中2の冬より、顔や首がかゆくなり出し、だんだん広がってきたので、また神戸の漢方の先生のところに通い出しました。でもずっと通っているのに全く良くならず、中3の秋頃からは、夜もかゆくてあまり眠れなくなり、学校も休んだり、遅刻して何とか行ける時に行っていたという状態でした。
前回は、その先生のところですっかり良くなったので、何とかしてもらえると思い、ずっと通っていましたが、とうとう見切りをつけ、病院を変わろうかということになりました。母があちこちで調べていましたが、ステロイドを全く使わないで治療するところはあまりなかったので、なかなか決心がつきませんでした。
そして、インターネットで松本漢方クリニックのHPを見つけ、ステロイドを使わない治療というのに共感したようです。でも色々と良くないことを書いている意見も目にしたので迷っていましたが、少なくとも治らなくてもステロイドを使わない分、体が取り返しのつかないことにはならないだろう。せっかく今まで何年間もステロイドなしで頑張ってきたのだから、今さらステロイドに逆戻りは絶対嫌だと思って、2005年3月に松本漢方クリニックに行きました。
最初はアトピーにどうしてなるかをたずねられ、HPで見てはいましたが、よく理解できていなかったので説明を受け、採血がありました。それから、松本先生に診ていただきました。今までのお医者さんの雰囲気とはあまりにも違うので、少しびっくりしましたが、「絶対治してあげる」との力強い言葉を信じ、がんばろうと思いました。補中益気湯の煎じ薬と漢方のお風呂、ネオヨジン、紅い軟膏、チューブの軟膏などをもらいました。その時の症状は、まゆ毛はほとんどぬけてしまい、首や背中はガサガサで、カサブタがとび散り、手足もよく伸びず、夜もぐっすり眠れない状態でした。
その日帰ってからは、やる事が多くて疲れましたが、お風呂に入って紅い軟膏を塗ると少ししっとりして、何となくいい感じと思いました。
それから1週間後。血液検査はIgEが普通の人は100以下なのに、ぼくの場合は6880でした。ハウスダストやダニ、花粉症も高い値が出ていました。
松本先生からは、「これからどんどん症状が出てくるから。」と言われました。 その後、今まで症状のなかった足首に少し出ました。
ずっと治療を続け、すぐにはよくはなりませんでしたが、少しずつ、少しずつ、ましになってきているようでした。
7月頃からはかなりましになり、寝る時もさすってもらわずに眠れるようになり、塗り薬の量もかなり減ってきました。その頃再び血液検査を受け、どれだけ数値が下がっているかと思いましたが、IgEはまだ6090でした。
松本先生は「下がってきたら、体は大分楽になっている。」と言われましたが、本当にその通りでした。
書き忘れましたが、6月に飲み薬は治頭瘡一方に変わりました。7月には、それまで毎日だった漢方のお風呂も2日に1度でよいとのことでした。
それから少しはカサついたり、かゆみが出たりしたことはありますが、どんどん良くなり、今ではほとんどアトピーの症状はなくなっています。
2005年11月の血液検査では、IgEが3940、2006年1月でがIgEが3713に下がってきています。
この前、松本先生から「もう手記を書きなさい」と言われて、ゴールは目の前かなと思っています。
去年、松本漢方クリニックに行かずに他の医院に行っていたら、どうなっていたかとゾッとします。本当に良かったです。ありがとうございました。
でも今でもアトピーでステロイドを出されている人がたくさんいます。ぼくのように大変な目にあう人が、これからも出てくるのかと思うと恐ろしいです。
ぼくの場合は、何年間もステロイドを使っていなかったので、松本漢方クリニックでの治療もすごいリバウンドを覚悟していた割には、拍子抜けしたぐらいです。でも今までステロイドをたっぷり使っていて、松本漢方クリニックではじめてステロイドを止める人は、すごい事になることも覚悟しないといけないと思います。ぼくもはじめてやめた時は、人がふり返る程ひどい状態で、夜も昼もほとんど眠れず、カサブタと汁でグチャグチャ、ズルズルになっていたのですから。
今考えると、もっと早くに松本漢方クリニックに行っていれば良かったのですが、こうしてきれいになれたのはラッキーだったと思うようにしています。まだまだ苦しんでいる人がたくさんいるのですから。
最後に、インターネットでは色々な意見があるようですが、ぼくの場合は松本漢方クリニックに行って本当に良かったと思っています。やらせでも何でもない、本当のことです。
ありがとうございました。感謝しています。
患児である娘は今10歳です。思い起こせば奈良県に住んでいた頃。
松本先生を存じない時でした。娘は2歳。元看護士の私は娘が第1子だったこともありオヤツにも気を配り果物などの添加物とはかけ離れているものを食べさせていました。スナックなどは幼児の肝臓に負担がかかると思っていたからです。しかし公園デビューしてからはお母さん同士の友達付き合いも増え、公園で気の合うお母さん友達の家に遊びに行く事が多くなりました。そのお宅では子供が邪魔をせず、お母さん同士が,いっぱいおしゃべりが出来る様に子供たちに沢山のスナック菓子を与えているお宅なのでした。私はその方針にやや不満を、いえ不安をもっていたものの指摘出来ずにいました。そんな付き合いを始めて間もなく娘が肘の内側と膝の裏側を痒がり、見てみると汗疹の様な赤い発疹があり何とも痒そうです。しかし汗疹と,違い衣類でカバーされている所であり、片方に限らず両方の同じ様な箇所にある事からすわアトピー!と容易に診断しました。それまで家族の中でも皮膚科に通った者がいなかった事からかかりつけの小児科で幼児検診を受けたついでにアトピーを相談すると軟膏を処方されました。それは商品名の他に小さい文字で『副腎皮質ホルモン』と記入があった様に記憶しています。夜に薄く塗っただけなのに翌朝は健康な皮膚と同様ツルリとしているのですが安心して2~3日放って,おくとまたかゆみが襲ってきます。やはり餅屋は餅屋。近所でアトピーの子をお持ちのお母さんに通っている皮膚科を訪ねてみました。で、その皮膚科を受診してみると小児科で頂いたステロイド軟膏は一番キツいランクの物だったようでした。その後皮膚科で一番ユルいステロイド軟膏とあわせて非ステロイドのアズノール軟膏を処方されました。元々ステロイドは慢性的に使う物ではないと感じていたので、アトピーの症状がキツくなることがなければアズノール軟膏でだましていました。と同時に(効果があったかは不明ですが)お汁のダシは昆布と鰹で取ったり、許す限りオヤツは果物に戻してみました。いつしか膝の後ろ側は治ったようですが全てが一朝一夕に治る事は無く肘の内側は汗をかく季節にはまた悪化したりと一進一退を繰り返します。しかし年齢と共に身体が大きくなれば何とか治って行くのではないかと漠然とした期待を抱き7年が経ちました。
転機は娘が8歳の時に訪れました。主人の仕事上で大阪に引っ越す事になりました。何もかもが初めての土地で私には友達もいない土地。もちろん皮膚科を探すツテもありません。そこでインターネットで『アレルギー』で検索したところどこよりもデカデカとした松本漢方クリニックの文字に当たり、漢方薬はまだ試した事が無かったので主人と共に一生懸命に納得いくまで先生の言葉を読んでいきました。本人に合うかどうか、また漢方薬というただでさえ飲みにくい物を小3の子供が我慢して飲めるものかと不安もありました。正直メ元でも試さなくては分からないと思い、娘と一緒に診察を受けました。初診では問診があったりや先生の説明があるのかと思っていたら「ホームページをしっかり読みなさい、そして必ず治してあげます!」とだけ告げると採血。そして処方箋を受け取り終了。あっけなく終わった診察でしたが先生の言葉を信じ、娘も苦いよ~と泣きながらも頑張って煎じ薬を飲んだ結果今ではアトピーがあったとは思えないくらい皮膚が綺麗になりかゆみも無く健やかに過ごしています。また通院中から鼻炎か鼻のかゆみに悩まされたのですが、アトピーと同じアレルギーの点から最後にダニや花粉が最後につきまとうという事らしく採血の結果も改善傾向にあり(先生の励ましに加え、はっきり数字で現れると安心しますね)今ではアトピーの漢方薬は飲む必要が無いようで、鼻炎の漢方薬のみが処方されています。大阪に引っ越してくるまでの7年間はいったい何だったのかと振り返るとともに松本先生、並びに採血の抜群に上手な看護師さんだったらこそ、今があると感謝しています。まだまだ、あるいはもう少し通院して行くと思いますがこれからもどうぞ宜しくお願いします。
松本先生へ
いつもお世話になっています。
3月21日に初めて受診して、3ヶ月たちました。
今ではすっかり良くなり、本人も明るさをとり戻し、やる気がでてきた様子です。
漢方を使いだしてから4日後に顔のはれがひいたものの、アトピー症状は次第に悪化し、かゆみも増し、1ヶ月後にはピークに達しました。不安になり、このまま治療を続けていいものかどうかとても迷いましたが、夫も先生のブログを読んでくれて納得し、とりあえず夏までは頑張ってみようと話しあいました。
その後、少しずつ快方に向かい、今では少しあとが残るくらいになっています。
本人も少しも弱音をはかず、週末のお風呂、毎日のお茶の日々を頑張りました。
続けてきて、本当によかったです。
ありがとうございました。
その後、どのようにしていけばよいのか、ご指導よろしくお願いします。
「アトピー手記」匿名希望17歳2013年4月17日
僕は生まれた時からアトピーでした。何とか僕のアトピーを治そうと、両親は僕をあらゆる病院に連れていってくれましたが、完治することはありませんでした。小学生の頃は僕の肌はかなり綺麗で、周りの人が僕を見てもおそらくアトピー患者とは思わなかったと思います。しかし、中学3年生になった頃から、僕の顔に湿疹が出始めるようになりました。近所の皮膚科に行くと、アトピー性皮膚炎と診断され、ステロイドを処方されました。そのステロイドを塗ると、湿疹は驚くほどすぐに消えました。しかし、しばらく日が空くとまた湿疹が出てきて、その度にステロイドを塗るのですが、始めはすぐに消えていた湿疹も徐々に消えなくなってきました。皮膚科に行ってもステロイドの種類を変えられるだけで、それを塗っても治らなくて、また変えても治らなくて…。そんなことを繰り返しているうちに、もう高1の冬になろうとしていました。その頃になると、ステロイドは毒のようなものであり、ステロイドを塗ることは対処療法に過ぎず、アトピーの根本治療にはならないということを知ってしまった僕は、もうステロイドを塗ることに抵抗を感じ始めていました。
「何とかしてアトピーを完治させて、綺麗な肌になりたい。」僕の心に初めて湧きあがった気持ちでした。藁にも縋る思いでインターネットを開き、「アトピー 完治」で検索すると、松本漢方クリニックという文字が一番上に出てきました。そのサイトを開くと、「ステロイドを使わずにアトピーを完治させます。」と書いてあり、僕は心を動かされました。患者さんの手記を読んでみたら、「治療は苦しいが、必ず完治する。」という趣旨のことがどの手記にも書いてあり、僕は迷わずここに行こうと思いました。
そのことを両親に話したら、「大学に行ってからの方がいいのじゃないのか。」と反対されましたが、僕はこれ以上ステロイドを塗りたくなかったので、強引に両親を納得させて松本漢方クリニックに通うことにしました。
初めて松本先生に会った時、先生は「絶対治るからね。」と断言し、笑顔で僕に握手をしてくれました。僕はその瞬間、松本漢方クリニックに通うという自分の判断が間違っていなかったことを知りました。しかし、漢方治療は思っていたより厳しく、すぐに僕の顔や首からはヒリヒリとした痛みを伴う滲出液が出てきて、常に倦怠感を感じるようになりました。
まもなく僕は学校を休み始め、治療に専念することにしたのですが、状態は一向に善くならず、4月から高2として登校できるのかも怪しくなってきました。そんなときでも松本先生、また当時の担任の先生は僕を励ましてくれ、僕が悲観的にならないように気遣ってくれました。
それが功を奏したのか、3月に入ると肌が少しずつ綺麗になっていき、僕は晴れて高校2年生として学校に通うことができるようになりました。5月には運動ができるようになるまでに回復し、部活を再開できるようにさえなりました。そして念願の修学旅行に行くこともでき、最終日には感極まって涙が止まりませんでした。僕は現在高3なのですが、
受験勉強に差し支えがないほどまでに回復しました。
とは言ってもまだまだ完治した訳ではないので、通院は必要なのですが、いつか完治する日が来ると信じているので少しも苦ではありません。最後になりましたが、僕の考えに賛成してくれた両親、僕を励まし続けてくれた友人、担任の先生、そして何より松本先生には本当に感謝しています。ありがとうございました。
そして、この手記を最後まで読んでいただいた皆さんにも感謝します。
ありがとうございました。
僕のこの拙い文章が、少しでもアトピーに苦しんでいる皆さんの助けになればいいなと願っています。
「アトピー手記 中間報告」 匿名希望11歳2006年12月28日
ようやく治る兆しが見えて来ました。最初に当院を訪れたのが、平成13年で足掛け5年程漢方薬を飲んでいます。飲み始めて1年程で都合により10ヶ月程途切れて、また飲み始めて3年ちょっとです。元々子供の頃から小児湿疹で、皮膚科で軟膏を貰い塗っていました。その頃は、ステロイドの知識もなくただ出される
軟膏を塗っていました。その皮膚科でもアトピーだといわれたが、軽い症状なのでいずれは治るといわれましたが、結局は治りません。そして、職場の同僚に当院を紹介してもらい漢方薬治療を始めました。最初の先生の印象は、みんなが言っている様に声が大きくて、とても強烈でした。でも、現在までの漢方薬の治療中、ステロイドのリバンドは出ましたが、幸いうちの子供は症状も軽く、入浴剤も使わずに治ってきています。途中は顔や肘の内側、膝の裏側に湿疹が出ていましたが、今は臀部に少し残っているだけです。さらに、抗体の数値もピークを過ぎ下ってきています。あと少し頑張って煎じ薬を飲み、消毒と赤い軟膏を塗り、治したいと思います。子供は、煎じ薬を最初からがんばって飲んでいます。特に何かと混ぜたりすることなく、薬の後にお茶を飲んでいるだけです。結構一日に3回飲むのが面倒なんですが、もう少しでゴールがありそうです。
もともと、私の息子は4歳頃から、喘息がでてきて、風邪をひくと病院へ行って、点滴をされる事の繰り返しでした。
小学校にあがる頃には、春と秋には喘息がでるので、抗アレルギー剤を飲んでいました。この頃の私は、喘息を治す薬はないと思っていたので、症状をおさえてあげるしかないと思っていました。これが後になって、アトピー治療を始めた時に良くなかったのだとわかり、もっとはやく松本漢方クリニックと出会えていればと思いました。
息子が5年生になった秋、薬を飲まなくても喘息がでませんでした。これで大丈夫かと思っていたら、額や首の後ろがカサカサして、痒がるようになってきました。最初は乾燥しているだけだと思い、家にあったクリームを塗ったら治ったので、気にもしていませんでした。
ところが6年生の冬、カサカサや痒みがひどくなってきたのです。とりあえず、近くの皮膚科へ連れて行くと、「この軟膏を塗っておいたら、大丈夫」と軟膏を渡されました。私はなんだか気になって、軟膏を調べてみたら、ステロイド薬だったのです。専門的な事のわからない私でも、ステロイドが良くない事だけはわかりました。結局、軟膏は使いませんでした。
中学1年生になっていた息子は、環境の変化もあり、アトピーはひどくなっていました。どうすればいいのか悩んでいた私に、妹が、ステロイドを使わずに治療する所があると、調べてくれました。それが、松本漢方クリニックだったのです。
私はさっそく、ホームページを何度も読みました。手記も、たくさん読みました。これしかないと思いました。ただ、喘息で、抗アレルギー剤を長い間飲んでいたので、どれほどのリバウンドがあるのかと思い、学校もあるので、治療を続けていけるだろうかと、2人で悩みました。ただ、アトピーのひどい場所が、額や首周りだったので、治したい気持ちが強く、リバウンドがあっても頑張るという事で、松本漢方クリニックに通う事を決めました。
<2002年6月>
初めて、松本漢方クリニックを訪れる。女の先生から、詳しい説明を受けて、頑張っていこうと、強く思う。松本先生の「必ず、治してあげる。」という言葉にも、自信がみちていて、松本先生にまかせて見ようと思いました。
消毒薬、せんじ薬、入浴剤、軟膏をもらって、治療開始。その夜から1時間の入浴が始まり、1日3回のせんじ薬も飲み始めました。
その頃の息子は、スイミングに、学校のクラブではバレーボールと、アトピーにはよくないかなと思う事ばかりしていましたが、松本先生は、「何でも、やりたい事をしたらいい。かゆければ、かいてもいい。」と言ってくれました。それで我慢する事はなかったので、今まで、治療を続けてこれたと思います。
<2002年7月>
少しずつリバウンドがでてきたが、それ程ひどくないので、学校を休む事もなく、クラブも続けられる。暑い時期なので、1時間の入浴はきついみたいだが、頑張る。
<2002年12月>
風邪をひいて、体調を崩し、ヘルペスになる。顔中に水泡が出来て、片目がはれあがり、外出できない。丁度冬休みだったので、学校が休みでよかった。
今思えば、今までの治療のなかで、この時が1番大変だったと思う。
1進1退が続く
<2005年9月>
初めて、微妙ではあるけれど、ハウスダストの数値が下がった。少し、先が見えてきたような、気がする。次の血液検査が楽しみです。
親子共々頑張ってきた3年8か月ですが、今年の冬は、目で見ても、かなり良くなっているのがわかります。頑張ってきて、本当に良かったと喜んでいます。松本先生、本当にありがとうございました。完治までは、まだかかるでしょうが、もう1息、頑張ります。
松本先生にお世話になってから10年が過ぎました。
先生の「絶対大丈夫治してあげる』「治るから」の言葉を信じてアトピー性皮膚炎との長い年月にわたる闘いを書かせて頂きます。
長男(現在小学6年生)が生後6ヶ月頃、顔に湿疹ができたので母がお世話になっていた松本漢方クリニックへ行き薬を頂き、1ヶ月位で治ったのですが、1才6ヶ月過ぎ頃から今度は足のひざの裏、手の関節の内側、手首、足首等がかさかさして痒がるようになり、再び松本漢方クリニックへ行き、アトピー性皮膚炎と診断されました。入浴用の漢方薬と赤い塗り薬を処方して頂き、漢方薬をせんじて赤ちゃんの頃に使用していた大き目のベビーバスで入浴させました。匂いに対して拒絶反応を起こし、最初はとても嫌がりましたが、なだめなだめながらオモチャ等を与え入浴させました。私はすぐ治るのだろうと軽く考えていたのですが、そうではなかったのです。長い長い闘いが始まったのです。
徐々に湿疹が増えて赤くなり痒みも増していき顔以外の全身が痒くて眠れないので私も睡眠不足になり精神も不安定になりました。先生はどんどん掻いても良いと言われましたが、私は掻いたら駄目としかったりもしました。
主人は別の病院へ行った方がよいのではないかと言いますし、喧嘩にもなりました。私は松本漢方クリニックで皆さんの書かれた手記を読んでステロイドの恐ろしさを知っておりましたので、よそへは行きませんでした。
漢方薬の費用は両親が出してくれましたので毎日入浴させる事が出来ました。入浴すると痒みが消えるのか一時間位入っている事もありました。幼い子供でも分かるのです。でも益々ひどくなるのです、ステロイドの薬を使用した記憶は無かったのに不思議でした。夏は肌がほてるらしくいつもより痒くなりエアコンを寒い位の低温にしていました。一進一退を繰り返しながら月日が過ぎて行きました。4才の秋、予防注射に行った医院で喘息だからすぐ入院して下さいと言われ、そのとき住んでいた浦安の順天堂大学病院に入院しました。1週間位入院したのですが、肌が随分良くなりびっくり。やはりステロイドの薬を使用されたのだと思います。でもすぐに元に戻りました。その時病院で初めて血液検査を受け、その結果IgE抗体が6,000以上もあり、松本先生へ報告しましたら驚かれていらっしやいました。喘息の漢方薬も処方して頂き、1年位服用したと思います。
先生は絶対治るから、治してあげるからとおっしゃって下さるのですが、不安になる事も度々でした。私の睡眠不足、毎日の入浴の世話等まだ数年は続きます。長男も年月と共に成長してベビーバスでは用を成さなくなり、何か良いものは無いかとホームセンターで大人でも使用できる物を見つけました。それは農家の方が大根等の野菜を洗う時に使用するものらしいのです、底に栓もついていて使い勝手の良いものでした。漢方薬の入浴の後は肌が乾いてしまうので薬液を少し残してスプレーで霧状に肌に降りかけた後に赤い薬を塗りますと肌がしっとりするのです。色々試しましたがこの方法がとても良かったです(霧吹きは100円ショップで売っています)。長い年月を経て嬉しい事に日を追う毎に痒みも減り、赤い皮膚も消え、かさかさ感は少なくなって来ました。
現在はひざの裏側が時々少しかさつく程度になりました。
あれから10年アトピー性皮膚炎と闘っていた、あの辛い日々を思い出すのが嫌で手記を書く事をのばしのばしにしていたのです、先生の言葉を信じて頑張ってきた日々、両親をはじめ家族の協力が無ければここまで来れなかったと思います。私のつたない文章でどこまでお伝え出来るか分かりませんが、今も苦しんで闘っておられる方なに必ず治りますとお伝えしたく思います。
松本先生を信頼して治療に励んで下さい。
最後になりましたが、松本先生に心より感謝いたします。
有難うございました。