「アレルギーとヘルペスの過去」
女性 2020年4月10日
女性 2020年4月10日
◆花粉症
スギ花粉の頃から徐々に気配を感じ、4月になると一気に症状が増します。鼻や目の症状は軽く代わりに皮膚に出ます。春のヒノキ花粉症の時期が来ると顔から首や胸あたりにアトピーが出ていました。(秋も少し)
検査によればスギの方が数値が遥かに高いのですが、にもかかわらずヒノキになってから症状が酷くなるのは花粉そのものよりもこの時期のPM2.5や黄砂といった化学物質が増える事や気温が上昇で免疫が高まるからではないかという気がします。
◆アトピー
10歳〜25歳頃まで皮膚科で処方されるステロイド軟膏を使用していました。
親によれば、赤ちゃんの頃から耳たぶが切れ、合成繊維の衣類でかぶれていました。幼少期は頻繁に熱を出しては近くの医師の往診を受けていたそうです。中耳炎を繰り返し10歳迄の間に2度アナフィラキシーショックになりました。いずれも中耳炎で処方されたピリン系の薬でした。(アトピーが重症化したのはその後からですから、先生の論文によりその原因が紐解けました。)
ステロイド離脱
一般的な治療ではいつまでたっても治らず試行錯誤の末、30歳手前(25 年以上前)にして独学で薬草を煎じたお風呂に入りステロイドの大変なリバウンドを経験しましたが、そこでやめる事に成功しました。
以後はマルチビタミンミネラルと漢方の粉薬を続け、アトピーは軽くなっていました。
◆ヘルペス
若い頃から吐くまで治らない激しい頭痛が起こると鎮痛剤を度々服用していました。
40歳を過ぎた頃から7年間程は抗アレルギー剤(ジルテック)を使っていました。せっかくステロイドを離脱していたにもかかわらず、先生の理論を知るまで抗アレルギー薬や炎症を抑える薬を飲んではいけない事を知らなかったのです。
次第に慢性的に身体のあちこちが痛むようになっていました。また、夜眠りに入りそうなタイミングで必ず軽い咳き込みが起きるので、嫌だなと感じてもいました。そのうちに左胸の上に楕円形に表皮がポロポロと剥けて落ちる症状が出始め、そこは痒みもない代わりどんどん皮膚が剥げ落ちる困った状態でした。当時は事業や家庭での様々なストレスが特に多い状況で、自分の体に気を向けている余裕がほとんど有りませんでした。
ある春の日、出張先で夜中に胸表が真っ赤になり、激しい痒みと痛みと共にリンパ液が出だしました。それはかつてステロイド離脱をした時と同じ様な症状でした。それまでの様な無理は効かなくなり、生活に支障が起こりました。
入浴と漢方粉薬とマルチビタミンミネラルを用いながら養生し、その嵐をなんとか乗り越えました。
先生の理論を知った今でこそわかりますが、私の体は一方で免疫力を高めながら、他方では免疫を抑える薬を使っていたので、絶え間無い攻防戦の連続となっていたのでした。どれだけ免疫力を高めようと養生しても、知らずに抗アレルギー薬と鎮痛剤を使っていた間にヘルペスがどんどん増えていたのです。
その後、口元に出来たヘルペスが頬や顔にも広がり出して、皮膚科では抗アレルギー剤に加えて抗ウィルス薬も処方されましたが一向に良くならず、困り果ててWEBで見つけた松本医院のページによって私の身に起きている事を知るに至ったのでした。
◆松本医院受診から現在
松本医院にお世話になっていたのは今から5〜6年前の事です。御子息先生と仁幸先生に何度か診て頂き、アトピーは軽症だがヘルペスが問題で、私の体の痛みは線維筋痛症であり、角膜にヘルペスも有ると仰いました。ヘルペスの数値は200を超えていました。
『医師が病気を治すのではなく、自己の免疫こそが病気を治すのだ!』という先生の言葉にはとても励まされました。
電話診療でも薬を送ってもらいアトピーとヘルペスの治療を受け、リバウンドを経て私の症状は明らかに回復傾向になりました。
次第に仕事や普段の生活を取り戻しました。地元でお世話になっている漢方薬を処方される医院で漢方粉薬を処方してもらいながら、入浴と長年愛飲しているマルチビタミンミネラルを服用して免疫力をサポートし、養生していました。
花粉や黄砂PM2.5が飛ぶ時期以外はアトピーは余り気にならない程まで落ち着きました。頭痛は各段に減り、体の痛みもほぼ問題なくなりました。一晩中寝付けなかった頑固な不眠も軽減しました。
今もフワフワする目眩が時々気になりますので車の運転をしていません。花粉がきっかけで皮膚症状が出ること、軽いドライアイが有ることなど、まだまだヘルペスを抑え込めてはいない事がわかりますが、何をすれば良いのか迷路に入り込んで悩む必要は無くなり救われました。
◆更年期によるリバウンド
昨年の春は閉経に伴う激しいリバウンドを再び経験しました。それ以前に閉経が近くなっていた事により生理出血過多で貧血が強く、半年かけて鉄材の注射治療を受け数値が改善したところでした。いつもの春とは様相が異なり、顔から始まり首や胸まで真っ赤になり、喉の所にリンパ液が集まり大きく腫れ上がりました。次第に腕や背中にも症状は進みました。気付けばリバウンドの始まったタイミングで月経は止まっていました。松本先生の論文を読んで女性ホルモンによる免疫の抑制の事を知っていたので、ホルモンの影響から解放された事により免疫力が増した事が発端だと確信していたため、希望を持って過ごしていました。
3度目のリバウンド経験なので冷静に対処は出来たものの、体力的には大変消耗し体重は激減しました。嵐を越えるまでにおよそ5か月かかり、落ち着いた時は秋になっていました。
秋の間ずっとフワフワする目眩感が続きましたが、冬には次第に落ち着きました。
春に向けてまた平時の養生の日々に戻っていた所、孫のアトピーをきっかけにWEBで先生のクリニックが開院されていたのを知り、私もアシクロビルを処方して頂きたかったので一緒に再受診いたしました。
◇今現在◇
喉に痞えが有り粘りつく感じが不快で気になります。日により喉がイガイガしたりヒリヒリする事もあります。
更年期症状では、ちょっとした温度変化でホットフラッシュが起きる事と、就寝時に動悸が気になります。発作的な発汗が何度か起こるので度々目が覚めます。軽度の頭重感や目眩が起きる事があります。
例年同様に春の花粉で軽いアトピー症状が出ています。(昨年程ではありません)
先週、顔から胸にかけて皮膚に症状が出ました。今は首から胸表に赤み痒みが有り、数箇所ニキビの様にヘルペスが出ている部分は痛みが有ります。皮膚の奥が痛痒く、お風呂上がりしばらくが特に強く感じ熱感が有ります。先生に処方頂いたアシクロビルでいくらか軽減します。
かかりつけの漢方粉薬とマルチビタミンで免疫力を高める養生をしています。ここ2週間は先生に処方頂いたアシクロビル12錠/日 を飲んでいます。
自分の都合で先生の所への受診を続けていなかった患者なので先生を残念な気持ちにさせてしまい申し訳ありません。どうかこれからもよろしくお願いいたします。