アトピー性皮膚炎 30〜39歳の患者さんの手記 その26目次
「明るい未来を信じて」35歳女性2006年2月10日
「アトピー手記」匿名希望30歳2015年2月22日
「アトピー手記」匿名希望30歳2005年9月22日
「アトピー手記」33歳男性2006年8月9日
「アトピー 手記」匿名希望31歳2012年7月25日
「最後のアトピー治療」32歳女性2013年3月12日
「アトピー手記」37歳女性2010年2月2日
「明るい未来を信じて」35歳女性2006年2月10日
「アトピー手記」匿名希望30歳2015年2月22日
「アトピー手記」匿名希望30歳2005年9月22日
「アトピー手記」33歳男性2006年8月9日
「アトピー 手記」匿名希望31歳2012年7月25日
「最後のアトピー治療」32歳女性2013年3月12日
「アトピー手記」37歳女性2010年2月2日
私は 幼少時より 皮膚が乾燥肌でした。アトピーとしての症状はなく、乾燥肌程度で、特に苦しむことなく学童期はすごしました。
しかし高校を卒業し、親元を離れ、看護学校に入学してから、何とも恐ろしいアトピーとの戦いが幕明けたのです。最初は、指先に小さい水胞ができ、あまりのかゆさにかきむしると、皮がむけ、滲出液がでてきました。それが手指全体に広がるのに時間はかかりませんでした。
皮膚科に行くと「アトピー性皮膚炎です。薬を出すから塗りなさい。」まさに、これが、私と恐ろしいステロイドとの出会いでした。私は先生を信じ、出された薬が悪いものとは疑いもなく、塗りました。
不思議なことに、魔法をかけられたようにきれいに治り、ますます先生を信じました。しかしまたすぐに場所を変え症状が出てきて、今度は違う薬が処方され、いたちごっことなりました。
学生のころ症状は手だけだったのですが、看護婦となり、不規則な勤務を行うようになってからは、みるみるうちに全身へと広がっていきました。まず、口元がかゆくなり、おでこ、目の周り、次々と広がり、顔全体が真っ赤になり、いつも滲出液がでている状態でした。そしてステロイドを塗る。首もかゆくなり、掻くと同様に皮膚がむけ、滲出液がでる。背中、肘、ひざの裏も同様でした。仕事に行くと、スタッフや患者さんから「どうしたん、ひどいなあ・・・」と言われてしまう。穴があったら入りたい、はずかしい。でも休むわけにはいかない、と歯をくいしばり、頑張りました。
このころは雑誌等でステロイドは良くないという情報は得ていましたが、もうすでにステロイド漬けの人間となっていました。これで治るならと、人が良いと勧めれば民間療法をいろいろ試してはみましたが、多額なお金を使うだけで、治ることはなく、もう半ば諦めていました。
結婚をし、出産を機に仕事も退職をし、家事と育児に専念することとしました。出産後、やはりステロイドから脱したい、アトピー性皮膚炎を治したい、しかし医者は信じられない気持ちが強くなり、いっさいのステロイドを絶ち、民間療法に足を踏み入れてしまいました。みるみるうちに顔面は真っ赤になり、首は亀裂し、滲出液でべとべとになりました。背中も、ぼこぼこになってしまいました。
育児とアトピーとの戦いは容易ではなく、精神的、肉体的にも限界に達していた折、主人が、インターネットで松本漢方クリニックをみつけてくました。この出会いがなければ、いまの自分はないです。何度も何度も手記を読み、わらをもすがる思いで、松本漢方クリニックの門をくぐりました。
漢方薬、漢方入浴、紅い軟膏、エルタシン軟膏、消毒液が処方され、松本先生に言われたとおり、治る日を夢見て、歯を食いしばり、がんばりました。全身へと広がったアトピーは、恐ろしいほど痒く、また激しい痛みに、献身的に介護をしてくれる主人に、大きな声で泣き叫んだことも何度もありました。主人は、「松本先生を信じて、がんばろう!」とやさしく見守ってくれ、本当に感謝しています。
治療をはじめてすぐ、人間の肌とは信じられぬほど全身赤黒く、鳥肌のようにぶつぶつとなりました。激しい痒みに襲われ、掻くと、皮膚がずるっとむけ、亀裂し、滲出液が出る。そして激しい痛みにのたうちまわり、夜は睡眠薬がないと眠れませんでした。寝ている間も、滲出液で、冬でも汗をかいたようにパジャマがびしょびしょになりました。
漢方入浴前の消毒の恐ろしい痛みと、入浴中全身をさす痛み、そして入浴後の皮膚を削ぎ落とすような痛みに、のた打ち回りました。紅い軟膏を塗ったあとも、全身をさすっていないと耐えられなく、痛みとの戦いでした。近くに助けてくれる親もいないため、家事、育児と、体にむちをうち、絶え間なく襲ってくる痒み、痛みと戦いながら、治る日を夢見てがんばりました。
しかし、まだ1歳の幼い子の育児と、治療との両立は、精神的・肉体的に、想像を絶するものでした。
治療をし、1年半が経ち、松本先生に、「山は越えたので、手記を書いてください。」と言われた時は、飛び上がりたいほど本当にうれしかったです。その後もアトピーの症状はあり、ヘルペスにもなりましたが、今現在、治療をして3年が過ぎ、以前とは見違えるほどきれいな皮膚となしました。
夏は汗をかくと、肘、手首、ひざの裏にアトピーがでましたが、以前のように悪化することはなく、「あともう少し、ふんばって、がんばろう!」と、自分に言い聞かせてがんばっています。
なにより、ステロイドを使用しないで生活できる喜びがあります。この苦しく、つらかった経験は、私にとり、またひとつ人間として成長させてもらったと、今では本当に感謝しています。
治療には多額のお金がかかり、金銭的に大変でしたが、主人が、「貯金を崩しても、治そう!」と言ってくれ、申し訳ないという気持ちでいっぱいとなりながらも、応援してくれる主人、子供のためにも、「絶対に治す」との思いで、がんばれました。本当に、本当に、ありがとう!そして主人の両親、わたしの父にも、精神的に大きく支えていただき、感謝しています。
いまアトピーで苦しんでいる方、松本先生を信じ、がんばってください。苦しみのあとに見える光を信じてください。
松本先生、本当にありがとうございました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。完治宣言をいただくまでがんばります。
3歳頃から発症したアトピーに何度も悩まされましたが、松本医院に通い、その方針に従って治療開始して現在4年目。完治とは行きませんが、夏場に暑く、汗をかいても、冬場の乾燥でも、強烈な痒みに悩まされることはなくなっており、寛解したと感じています。もっと早くに松本医院と治療方針を知っていれば、ステロイドやタクロリムスのような対処療法の落とし穴を見破れた。と、いまさらながら思います。以下、ここまでのおおまかな経緯を書いていきたいと思います。
小学校5年の時、急激に皮膚の状態が悪化しました。その時も、アトピーを得意といわれている、とある漢方薬局から煎じ薬と入浴剤を買っていましたが、掻き毟った全身の皮膚がただれ、傷口から黄色い汁があふれ、ジュクジュクになっていました。ハエがたかってくる状態でした。今思えば、感染症だったのでしょう。一年程度、まったく改善する気配が無く、仕方なく近隣の総合病院に入院し、ステロイドの軟膏と点滴を処方されたことを覚えています。そして、一ヶ月できれいな肌になり、そのときにステロイドに対する好印象を持ちました。苦しんだ期間に対して、はるかに短い期間で明らかな変化があったからです。正直、当時は「漢方薬なんか効かんな。」と思っていました。しかし、漢方薬自体の問題だったのか、それとも漢方薬のみを使用し、感染症の対策、消毒薬や抗生剤、抗ウィルス剤などの要素が無かった為なのかは今となっては分かりません。漢方薬の種類も不明です。
そして、大学受験浪人の時、またしても強烈に全身が痒くなり、掻いた後、皮膚が赤く腫れ、段々どす黒く硬くなっていきました。今回は独自に消毒を行っていたからか、ステロイドを使ってしまっていたからか、皮膚から黄色い汁が出て、口が塞がらないことはありませんでした。症状は治まらず、ステロイド軟膏は強力なものに変わっていきましたが、あまり効果が上がらず、試験直前の時期にステロイド錠剤や、タクロリムス軟膏を処方されました。タクロリムスの説明資料には、免疫を抑制する効果があり、塗布した箇所は日光に晒すと皮膚癌のリスクが高まると書かれていました。こんなものを平気で患者に治療と言い提供する医者には、「この人にはお手上げなんだな」と感じましたが、治療だけに専念できるタイミングでは無かったため、やむを得ず使用しました。しかし、効果は実感できませんでした。皮膚が硬く厚くなりすぎていたため、塗り薬をただ塗るだけでは吸収できなくなっていたからです。逆に安心したことを覚えています。受験は何とか乗り越え、春休みに、全国に診療所を展開し、アトピー治療に成果をあげているという病院に入院しました。そこでは、独自の岩盤浴で代謝を促進する治療を受け(岩盤浴の担当職員の方々は、いつも汗だくでしたが、全員、肌がツヤツヤでした。新陳代謝はやはり重要だと思います)、その岩盤浴の成分配合の軟膏(そこの院長の公演ではステロイドでは治らない。タクロリムスは厳禁と聞いたが、しかし、含ステロイド)を密閉療法(大量の軟膏を塗布してから包帯で保持する)で処方されました。その病院独自の岩盤浴成分が配合されているため効果が高い、という謳い文句でしたが、それによって効果が高まっているのか、密閉療法によって、効果が高まっているのか、またしても1ヶ月ほどの入院で皮膚がきれいになりました。そして、退院後、松本医院に通院開始するまで、体の中の活性酸素を除去するという健康食品を購入していました。そして、学生生活の中で、また、アトピーに対する関心は薄くなっていきました。
社会人2年目、就職活動中に受験のときのようなことは無かったため、完全に安心していましたが、徐々に悪化して行き、ステロイドを使っていても限りが無く、長期入院し、大規模な治療設備を利用するなどの方法も、時間的に難しいため、条件に合う診療を行ってくれる病院を探しました。(回想ここまで)
漢方風呂の最中や、上がってからの強烈な痒みなども、印象深いのですが、一番は松本院長がおっしゃる様に、医者任せにしないことだと、過去、松本医院以外での治療も振り返って感じるところです。そういった意味で、手記の依頼にも、書きあげて納得しています。
以上。
アトピーの症状が出始めたのは、高校生の時でした。しかし、それほどひどくなく、肘や膝の裏が痒くなる程度でした。皮膚科に行き、塗り薬を塗ればきれいに治り、また症状がでると塗り薬を塗るという感じでした。
しかし、症状は年々悪化し、まぶたがかさかさになったり、背中も痒くなったりと、全身に症状がでるようになり、ステロイドの塗り薬もあまり効かなくなっていきました。
それで、アトピー治療のいい病院はないかとインターネットで調べはじめ、松本漢方クリニックを見つけました。そこにはステロイドは使わずに、漢方薬で「アトピーは完治する」と書いてありました。アトピーの完治は難しく、うまく付き合っていくしかなのではないかと考えていた私には、にわかには信じられない話でしたが、「本当に治るのなら。」という思いで、松本漢方クリニックに行こうと決めました。
松本先生に診ていただき、「絶対に治る」と言われ、実際に完治した方達の手記を読み、「アトピーは完治するんだ」と思い、ステロイドをやめるとリバウンドがあるなどの話も聞きましたが、がんばっていこうと決心しました。さらに、これまでは、痒くても掻かないで我慢しなさいという医者ばかりだったのが、「痒いときには掻いてもいい」と言われたのには驚き、掻いてもいいんだと安心しました。
それから漢方のお風呂と、漢方の飲み薬を飲む生活が始まりました。最初の3ヶ月ほどはとても辛く、掻くと、耳、首、胸などからリンパ液がでて、夜もなかなか眠れず、大変でした。しかし、それを過ぎると、掻いてもリンパ液がほとんどでないようになり楽になっていきました。
その後も花粉の季節になると症状がひどくなったりと、何度かリバウンドがありましたが、今では、通院前にはがさがさだった首や背中もつるつるになり、まだ痒みはあるものの、峠は越えたのではないかと思います。
これから完治までどれくらいかかるかわかりませんが、そのときまでよろしくおねがいします。
私は今年,33歳になります。
私がアトピー`性皮膚炎になったのは中学校のころでした。 当初は別の病院に行き,その病院でステロイド剤をもらいました。そのステロイド剤を使ってアトピーを治そうと努力したのです。実際のところ皮膚のかゆみも治まり,皮膚の状態も良くなりました。しかし,その病院で完治したと先生から言われ治ったと思っていたのが数週間経ってリバウンドをしたのです。前以上にかゆみも増し皮膚の状態も悪くなりました。夜もかゆくて寝ることもできず,顔も赤ら顔の様になり学校にも行きたくない日がたびたびありました。このままではいけないと私の母が思い、どこか良い病院はないかと捜したところ、丁度、私が住んでいる街、高槻市にアトピー'性皮膚炎で有名な医院があると、どこからか聞いてきたのです。その医院が現在通院中の松本漢方クリニックでした。私は母に連れられ松本漢方クリニックに行き治療を受ける事になったのです。
松本先生から今後の治療方針を聞き治療を受ける事になりました。私は先生を信じて煎じ薬(その頃は)を飲むことにしたのです。最初は直ぐに薬は効いてくるものではありませんでした。身体の毒素を出すための薬でしたので,かゆみは治まらず、かゆい一方でした。私自身、もう一度、ステロイド剤に頼りかゆみを抑えたい日もありましたが、しかし、そこは母と努力し、かゆい部位にアイスノンを当て冷やしたりしかゆみを抑え寝る日々が続きました。
数ヶ月しかゆみが次第に治まりし始めたのです。ただ私がいけなかったのが、かゆみが治まれば病院へは行かなくなるように事が続いたのです。かゆくなれば病院へ行き、かゆみが治まれば病院へ行かなくなり、その繰り返しを行い今現在に至ってしまったのです。今現在は継続は力なりと言うように仕事で忙しいのですが,なるベく医院に行くようにしておリ、そのかいもありかゆみも少なく、仕事に影響するほどのかゆみも無く,夜もすんなりと寝られます。私自身を見てもアトピール性皮膚炎とわかる人は少ないと思います。私の手記を読んでいただいた方達に最後に話しておきます。先生を信じて薬を飲むことを継続してください。いつかかゆみも和らぎそのかゆみがうそのように無くなります。今、かゆみでなかなか夜、眠る事ができない入もうそのようにかゆみが引くでしょう。私の様に病院に行ったり行かなかったりせず、医院へ行き薬を飲むことを継続して頑張ってください、私も最後まで頑張ります。
わたしの場合13~4年程前から毎年春に肌荒れしていて花粉症だと思っていましたが、一昨年は特に酷く、瞼と口の周りから顎にかけてジクジクして花粉の飛散が終わっても改善しませんでした。 特に動物のいるお宅へ伺うと次の日は目が泣き腫らしたようになっていました。
そこで大学病院で診てもらったところ脂漏性皮膚炎との診断でした。
ワセリンとステロイド剤のキンダベートを処方されました。少し使いましたが、その時良くなるだけでやめると余計に患部が広がり悪化しました。
インターネットで色々調べた結果、何もしないのがいいのでは?との自己判断に至りました。意外にも2ちゃんねるが真面目に意見交換されていて参考になりました。
幸い、脂漏性皮膚炎は瞼と口の周りから顎にかけてだけだった為、「何にもしない」ことを心がけたら劇的に良くなりました。
「何もしない」というのは、ステロイド剤は使わない、掻かない、皮をむしらない、化粧を一切しないことはもちろん、洗顔しない、保湿しないということもです。食生活は野菜中心にバランスよく、毎朝青汁を飲む、睡眠は出来るだけたっぷりとる、というのをかなり酷かった二ヶ月間徹底しました。寝ているときは掻きむしってしまったりしましたが。うろこ状の黄色い皮が口の周りにびっしり浮き上がり電車通勤で周りの目が気になったりもしましたが、マスクもせずにとにかく放っておきました。
すると、何回も何回も脱皮?皮膚がジクジクしては乾燥して剥がれジクジクしては剥がれを繰り返して患部が狭まっていきました。不思議と生理前になると出来ていた頬や顎のニキビも出来なくなっていきました。
あれは体から不要なモノ悪いモノを皮膚ごと体外に出そうとしていたのだと思います。症状を表面的に抑え込もうとするだけのステロイド剤を使っていたらいつまでも治らなかったことでしょう。
その後、真夏でしたがまだ常に粉がふく状態が続き、弟が重度のアトピー性皮膚炎なため通っている、こちら松本漢方クリニックについて行って診てもらいました。松本医師によると脂漏性皮膚炎はアトピー性皮膚炎と同じものであり、それどころか喘息や花粉症などアレルギーと称されるもの全ての根本は同じだということでした。そして治ると力強く言われました。衝撃でした。松本漢方クリニックで処方された漢方薬を塗ったり飲むようになってもう殆ど何も無く好調です。特に黄色い軟膏が効いたと思います。
恐らく、自己判断で「何もしていなかった」ときにリバウンドがおこってしまっていたので、漢方薬を使うようになってからは改善の一途でした。
今も出来るだけ化学物質に触れないように、取り込んでしまってもできるだけ早く排出するよう心がけてはいます。たっぷりの睡眠、バランスのとれた食事、運動しストレスを発散すること。わたしは特に睡眠時間の長さで状態が左右されます。細かいことでは、強いクレンジング剤や洗顔料でしか落とせないような化粧は控えています。せっかく顔に自然の油分があるのにそれを洗い流して身体に不必要な物質がたくさん入った化粧水は浸み込ませることが肌にいいとは思えないからです。あとは自宅のシャワーヘッドに脱塩素できるフィルターを付けましたし、シャンプーはきしみますが無添加石鹸シャンプーにしすすぎ残しのないように念入りにゆすいでいます。
去年と今年の花粉症は咳・くしゃみ・鼻水くらいで、肌荒れはありませんでした。今まで毎年瞼と口の周りがただれていたのでやはり漢方薬が効いているということでしょう。約2年経った現在、血液検査の結果がまだ数値が怪しいとのことで煎じ薬は続けています。同時期に松本漢方クリニックに通いだした弟は、彼の生活態度がわたしから見ればあまり良くないのもあってか、良くなっては悪くなりを繰り返していて治る兆しは今のところ見えません。ステロイドを飲んだりもしたことがあるので「医者の後始末」はまだまだ残っているということでしょうか。
医薬品や健康食品や高価な化粧品などで体を甘やかさない、ストレスを溜めない、自己回復力を生かすことが最大の治癒だと思っています。漢方薬はそのサポートなだけで、治すのは自分自身なのだと思い知りました。
最後にひとつ、こちらの医院への希望ですが、煎じ薬はティーパックに入れて販売して欲しいです。小分けされたビニール袋から詰め替えるひと手間が日常的なこととなると非常に面倒臭いです。
私は、物ごごろついた時からアトピーでした。両親によると、赤ちゃんの時から全身に湿疹がでて、大学病院でもらった薬をよく塗っていたそうです。
頭の髪の毛がごそごそと皮と一緒にぬけたこともあるそうです。
小学校の頃は、肘の内側、膝の内側と手の甲にアトピーが出ており、近くの診療所で薬をもらっていました。ステロイドです。薬をぬるときれいになるけれど、薬を塗らなくなるとまたひどくなるので、ステロイドの薬には疑問をもっていました。手が気持ち悪いとクラスメイトに言われたこともあります。その頃から母が民間療法を人から聞いては試すようになりました。ミキプルーン、ツムラの漢方、ドイツ製のクリーム・・・。どれも効きませんでした。
高校生になって、勉強のストレスからかアトピーがひどくなりだしました。
お腹や首がかゆくなり、かいていく内にどんどんひどくなっていったように思います。薬はステロイドを塗ったり、塗らなかったり・・・。その内に首がゾウの皮膚のようにゴワゴワになり黒くなっていきました。その様子がおそろしいのと、どうして自分だけがこのようなつらい思いをしなくてはいけないのか。両親、特に母のせいだと罵倒しました。綿性の服しか着れず、色の濃い服にはふけのような皮膚の皮がついている自分が嫌でたまりませんでした。このまま彼氏もできずにおしゃれも楽しめずに生きて行かなくてはいけないのかと母を責めました。
母が藁にもすがる思いである雑誌から「入浴療法でアトピーが治る」という記事を見つけてきました。早速入浴剤とぬり薬を取寄せ、入浴療法を開始しました。しばらくするとものすごいかゆみにおそわれ、いてもたってもいられなくなりました。入浴剤を取り寄せるだけではダメだと、そこに載っていた大阪のクリニックへ通うことにしました。そこでは、ステロイドは使わず、ビタミンCの顆粒(肌をきれいにする)かゆい時は白色ワセリンとレスタミン軟膏を塗るように言われました。ツムラの漢方薬も処方されました。そこからリバウンドが始まりました。ものすごいかゆみとの戦いです。毎日、毎晩泣き叫びました。母にもつらくあたりました。数週間後から皮膚からものすごい量の皮膚が取れ出しました。毎日ボロボロでてきます。数か月後には、皮膚がおちなくなりました。しかし、色素沈着で黒ずんだところは治らないと言われショックを受けたことを覚えています。
それからは,ストレスでひどくなるとクリニックに通う、という日々を過ごしていました。完全にはよくならない、ずっとつきあわないといけないと思っていました。いつ頃からか抗アレルギー剤の内服薬をもらうようにもなっていました。
大学2回生の時、看護の実習中顔がひどく腫れました。目もあけづらいほどになり、その日は実習を休んで、(すぐに治りたかったので)実習で行っていた大学病院へ受診しました。そこでプロトピックをもらいました。ステロイドでなく免疫抑制剤だから大丈夫といわれました。(一体何が大丈夫なのでしょうか?)新しい薬が怖かったのですがすぐに治って実習に行きたかったので顔に塗りました。薬はすぐに効いて実習には出ることができましたが、それから何かストレスを感じるとまた顔がかゆくなり腫れるようになりました。
できるだけ薬はぬりたくなかったのですが、どうしても我慢できないときは塗ってしまっていました。大学卒業後、もう一年勉強するため岡山で1人暮らしをしました。そこでも実習になると顔を中心にアトピーが出ました。
市内の病院へかかりプロトピックを処方されようとしたので「この薬はもう使いたくない」と言うと「患者のおまえに何がわかるんだ!!」と言って医者は激怒しました。泣きながら帰ったのを覚えています。
その後は、ストレスが加わるとひどくなる。大阪のクリニックに通院してましになる、の繰り返しでした。
そして平成23年2月ごろ、突如手がひどくかゆくなりました。どんどんどんどんかゆくて荒れていきました。その様子を見ていた職場の人が草場医院を紹介してくれました。京都の皮膚科では有名な病院ですが、病院を信用できなくなっていた私は、治療方針を調べるため、草場医院をインターネットで検索しました。その時ある患者さんの手記にヒットしました。「草場医院に通っていたけどアトピーが治らず松本漢方クリニックに通って治った」という手記を読み、大変おどろいたことをおぼえています。ホームページを少し読んで、今まで飲んできたツムラの漢方薬とは違った漢方治療だったので、ここの病院にかけてみよう、と思いました。親にもそのことを伝えました。(もう一度リバウンドが起こるなら必ず親の協力がいるだろうと思ったからです。)
松本漢方クリニックを訪れると、漢方の匂いが鼻をつきました。松本先生に「治る!痒いときはかいてもいいぞ!」そう言ってもらいとてもうれしかったです。
(今まで、掻いてはいけない、アトピーは治らないと言われてきた人間にとって、「掻いてもいい」という言葉と「治る」という言葉は奇跡に近い言葉でした。)色素沈着の肘の内側もきれいになる、と言ってもらえました。
それからは、漢方を煎じて飲み、土日は漢方風呂に入りました。1か月ほどしてから手から黄色の液体が出てきました。浮腫ってはれぼったくなりました。手をよく使う仕事だったので綿の手袋をして仕事をしていましたが、液体で手袋が汚れました。そのうち手から手の甲、手首へとじくじくと体液がひろがりました。とにかく、体や手がかゆくて眠れませんでした。あまりにも痒くて眠れないので、ついに睡眠薬をもらいました。何もする気がおこらず、ボーっとする日が増えました。
ある日,朝おきれず、職場の人の電話で起きました。手をみると汁が出ている範囲がひろがっており、手も全体的に赤黒く腫れていました。「もう、ダメだ」と思い、その足で松本漢方クリニックへ。治療に専念するために、仕事を休ませてもらいました。仕事を休んでいる間はただひたすら漢方のお風呂に入りました。1日4時間入りました。お風呂に入っている間だけやすらぎの時でした。思いっきりかいても痛くない。そのうち、皮がベロベロめくれていきました。
赤黒いジュクジュクが腕全体にまで広がった時はこのまま全身に広がるのでは、と怖くなりましたが、結局腕だけですみました。皮がめくれだしてから、皮膚の色が赤黒い色から普通の皮膚の色へと徐々に変わっていきました。
「よくなってきている。」と実感でき、すごくうれしかったです。
2か月仕事を休みましたが、その後は復帰できました。首の色素沈着も今ではわからないくらいです。首周りのあいた服を着られる喜びをかみしめています。
あれから、春先になると手がかゆくなることはありますが,ひどくなることはありません。
病院で出される薬は信用していませんので、何かあれば松本漢方クリニックに行こうと思っています。
体は、塗った薬のことをすべておぼえています。手と手の肘裏、足の膝裏は私が小さいころからずっと塗ってきた場所です。
ここが一番最後まで症状が出続けました。それほど、薬は怖いものです。
治ったと思っていても実は治っていないのですから。
これから治療される方は、薬を塗った分だけのリバウンドが待っているでしょう。先の見えないトンネルの中を歩いている気分になります。
でも、必ずトンネルはあけます。
松本先生を信じて、家族の協力のもと頑張ってください。
幼少の頃から皮膚が弱く内科へ通っていた私。塗り薬や大量の飲み薬を使い続けていた時、突然、右足に力が入らなくなり歩けなくなった私。
それは7歳の頃でした。大量に色んな薬を飲んだりしていたからか・・・
精密検査の結果、原因不明のままで終わりました。そんな薬を飲まなくなったら、自然と足に力が入る様になり元気に走れる様になりました。
あれから20年経ちますが足に異常はありません。原因不明って大量に何種類もの飲み薬を飲んでいた副作用!?『やっぱりステロイド剤は怖いものです』それから社会人になるまではアトピーは出ませんでした。社会人になってから生活環境の変化からかアトピーが徐々に表に出てきだしたのです。
私は首・背中の腕の付けね・指の関節・手首の内側・手の甲・肘の内側にアトピーが出ていました。一般の皮膚科でステロイド剤は入っていませんよ。と言われて、出されていた塗り薬を使用していたら、皮膚の表面が綺麗になったり・・・また酷くなったりの繰り返しで、一度に塗る薬の量も段々と増えてきました。いっこうに治らず酷くなる一方でした。それは入っていないと言われていたステロイド剤が入っていたからです!!
松本漢方クリニックを知ったのは、彼氏がネットで見つけだしてくれたのがきっかけでした。2003年8月10日から漢方治療をスタートした私。(現在、治療開始から1年4ヶ月を過ぎた頃)最初の3ヶ月間は、あまり変化が出なかったのですが、3ヶ月以降から徐々にアトピーの根っこが出てきたのです。最初は地獄でした。今まで経験したことの無い痒みの連日で夜も寝つきが悪かったです。痒ければ我慢せずに、かきなさい!かくという動作が出来るのは人間の特権だ!!と、松本先生は言ってくれました。それが逆にストレスにならず、治療を続けてこられたのだと思います。痒くてかけば傷になりますが、傷が3~4日あれば治ってくるのです。
傷からはリンパ液が出てジュクジュクになり大変だけど、身体の中に住み着いてきたアトピーの根っこが一緒に出てきているのだ、この症状は治っていく段階の通過点。と自分に言い聞かせ、いくつもの通過点を通ってきました。漢方の入浴剤に入ると皮膚が何層も脱皮してきました。私は半年ぐらい続きました。湯船に皮膚が浮く日が続いて掃除が大変でした。でも不思議と皮膚が大量に剥がれても肌はつるつるでした。健康な皮膚が何層もの下から表に出てきた感じです。毎晩、漢方の入浴剤に入るのが楽しみでなりません。何といっても入浴剤に入った分、綺麗な皮膚に生まれ変われるからです。身体の皮膚ばかりではなく、顔の皮膚も生まれ変わり黒ずんでいた箇所も白くつるつるになるからです。最近、少し顔にニキビが出始めて困っていたところ、松本先生がニキビも治してあげるよっと言ってくれて煎じ薬の種類を増やしてくれました。今後が楽しみです。その煎じ薬を飲み始めた頃は苦くて、仕方がなく飲んでいたのも徐々に甘く感じる様になり苦にならなくなりました。煎じ薬を飲み始めてから風邪をひかなくなり、爽快なトイレも出来て、身体の中から丈夫になってきているのを実感しています。松本先生は毎回、診察の最後に絶対治してあげるから安心しなさい!と握手をしてくれます。絶対に治してあげるから安心しなさい。なんて言ってくれる先生と巡り会ったことの無い私にはビックリしました。でも信じて来て良かったです。毎日、笑顔の絶えない楽しい生活を過ごしています。松本漢方クリニックを探し出してくれた彼氏と2005年、結婚式を挙げました。
あれから現在2010年いろんなことがありました。
仕事先では、それどうにかならないの?病院へ通ったら?(ちゃんと通って隠れていたアトピーの根っこを出してる途中なんだけどな~(笑))と言われ、居づらい日々が続きました。それと言われるのはアトピーのことです。目元に出てきて化粧をせず赤い色の塗り薬をつけていた頃です。やはり、
外見で判断される世の中ですね。街を歩いていても子供に、お母さんあの人この前も見たと指をさされたりで、外に出るのが億劫になる時期もありました。嫁ぎ先の姑からは結婚前に、みすぼらしい格好をしていると親戚に顔向け出来ないと主人に愚痴をこぼされたり。親の立場からすると、なぜこんな子を選ぶの?というのが本音なんでしょうね。
今では赤色と黄色の塗り薬を頂いてるだけです。手が荒れたり、顔がかさつく時に利用しています。薬も市販のもの・他の病院のものは使えなくなりました。信用できる松本漢方クリニックからだと安心して使用することが出来ます。
西洋医学の一時的な即効性よりも、時間は掛かるが確実に根元から治す漢方の方が私は好きです。時間は掛かるけど一生続くものでもないし、焦らず気長に綺麗になっていく肌を楽しみに治療を受けては、とお勧めします。
先生の治療を受け続けてきた結果、私に最高の笑顔と焦らず耐える気長な心を与えてくれた松本先生、ありがとうございます。