幼少の頃から、皮膚が弱く、内科へ通っていた私。
塗り薬や大量の飲み薬を使い続けていた時、突然右足に力が入らなくなり歩けなくなった私。それは7歳の頃でした。
大量に色んな薬を飲んだりしていたからか・・・精密検査の結果、原因不明のままで終わりました。そんな薬を飲まなくなったら、自然と足に力が入る様になり、元気に走れる様になりました。あれから20年経ちますが、足に異常はありません。
原因不明って、大量に何種類もの飲み薬を飲んでいた副作用!?
やっぱりステロイド剤は怖いモノです。
それから社会人になるまでは、アトピーは出ませんでした。社会人になってから生活環境の変化からか、アトピーが徐々に表に出てきだしたのです。私は、首・背中の腕の付けね・指の関節・手首の内側・手の甲・肘の内側にアトピーが出ていました。
一般の皮膚科で「ステロイド剤は入っていませんよ。」と言われて、出されていた塗り薬を使用していたら、皮膚の表面が綺麗になったり・・・また酷くなったりの繰り返しで、一度に塗る薬の量も段々と増えてきました。いっこうに治らず酷くなる一方でした。それは、入っていないと言われていたステロイド剤が入っていたからです!
松本漢方クリニックを知ったのは・・・彼氏がネットで見つけ出してくれたのがきっかけでした。
2003年8月10日から漢方治療をスタートした私(現在、治療開始から1年4ヵ月を過ぎた頃)。最初の3ヵ月間は、あまり変化が出なかったのですが・・・3ヶ月以降から、徐々にアトピーの根っこが出てきたのです。
最初は地獄でした。今まで経験したことの無い痒みの連日で、夜も寝つきが悪かったです。
「痒ければ、我慢せずにかきなさい!かくと言う動作が出来るのは人間の特権だ!!」と松本先生は言ってくれました。それが逆にストレスにならず、治療を続けてこられたのだと思います。痒くてかけば傷になりますが、傷が3・4日あれば治ってくるのです。
傷からはリンパ液が出てジュクジュクになり大変だけど、『体の中に住み着いてきたアトピーの根っこが一緒に出てきているのだ。この症状は治って行く段階の通過点。』と自分に言い聞かせ、幾つもの通過点を通ってきました。
漢方の入浴剤に入ると、皮膚の皮が何層も脱皮してきました。私は半年ぐらい続きました。
湯船に皮が浮く日が続いて掃除が大変でした。でも不思議と、皮膚の皮が大量にはがれても肌はツルツルでした。健康な皮膚が何層もの下から表に出てきた感じです。毎晩、漢方の入浴剤に入るのが楽しみでなりません。なんと言っても入浴剤に入った分、綺麗な皮膚に生まれ変われるからです。
体の皮膚ばかりではなく、顔の皮膚も生まれ変わり、黒ずんでいた箇所も白くツルツルになるからです。最近、少し顔にニキビが出始めて困っていた所、松本先生がニキビも拾してあげるよっと言ってくれて煎じ薬の種類を増やしてくれました。今後が楽しみです。
その煎じ薬を飲み始めた頃は、苦くて仕方がなく飲んでいたのも徐々に甘く感じる様になり、苦にならなくなりました。煎じ薬を飲み始めてから風邪をひかなくなり、爽快なトイレも出来て、体の中から丈夫になってきているのを実感しています。
松本先生は毎回、診察の最後に「絶対治してあげるから安心しなさい!」と握手をしてくれます。絶対に治してあげるから安心しなさい、なんて言ってくれる先生と巡り会った事の無い私はビックリしました。でも信じて来て良かったです。
毎日、笑顔の絶えない楽しい生活を過ごしています。松本漢方クリニックを探し出してくれた彼氏と2005年、結婚式を挙げる予定です。
この手記は、まだ中間報告です。完全に治ってから、また書きたいと思っています。
先生の治療を受け続けてきた結果、私に笑顔を与えてくれた松本先生、有難う。
「アトピー手記」匿名希望36歳2004年9月17日
<生後2~3ヶ月>
下腹部に症状が出る。小児科で塗り薬をもらう。あまり使用せず、すぐ治る。
<幼稚園>
季節の変わり目に、数回の通院。塗り薬をもらう。あまり使用せず、すぐ治る。
<小学生>
腸が弱く、よくお腹をこわしていたような記憶があります。
<中学生、高校生、短大生>
アレルギーの症状はなく、お腹も丈夫で、健康。
<社会人>
年に数回の国内外旅行へ。旅行前後は、旅先の気候の違いや、機内の乾燥防止の肌ケアのため、少しでも痒くなれば、塗り薬を塗り、抗ヒスタミン薬を飲む。これを、7年間に数回。血液検査でも、アレルゲン反応なし、IgEは20以下。先生にも「痒みの症状について?」と言われる。あまり気にせず、旅行前後のみ通院、使用。
H6,7月
ある医院で1ヶ月、週1のペースで、計5回の免疫グロブリンの注射をする。
H6,8月
海外旅行帰国後、風邪熱の症状。2週間、咳が止まらず、抗生物質も効果なし。
H7、1月~3月
強いストレスの日々。ある日、入浴後、鮫肌になる。
すぐ医院で、塗り薬、飲み薬をもらうが、効果なし。
さすがに異変を感じ、漢方薬局で、処方してもらう。効果なし。
H7、6月
叔母のすすめで、松本漢方クリニックへ。
漢方薬と、数ヶ月、週2回の針治療を開始。入浴も、日に2回、3時間。赤みと痒みの毎日。
H8、6月
通院して、一年経過。松本先生より、「漢方処方を変える」と言われる。赤ちゃんが飲んでも大丈夫とのこと。味、臭いと共に、服用後、体がだるい。私は、「赤ちゃんが飲んでも大丈夫な漢方でも、あわないのかなぁ。」と思い始める。一年間の漢方生活に疲れて、気弱になっていました。当時は、現在のように、漢方薬の種類、効能についての処方箋用紙はありませんでした。
H8、7月~
漢方を中止。自然治癒力を信じ、食事に、チョー気をつける。顔は赤いが、痒みのない症状の繰り返し。
H10,5月中旬
顔の赤みもなく、痒みもなく、ひさしぶりの海外旅行へ。
H10,5月~H14,1月
良好。ストレスも感じず、この約4年間は、まったく症状がありません。完治と信じていた。
H14,2月
風邪をひく。同時に、首の後のみ、痒みがあり、炎症。何もせず、1ヶ月くらいで治る。
H14,8月
両腕少し、赤く、痒みがある。何もせず、すぐ治る。
H14,9月~H15,6月
食生活はグルメにはしり、外食が増える、ストレスの日々。
H15,5月
右手甲の一部が赤くなる。
全身の部位が、少しずつ痒くなる。安眠。
H15,8月
手の甲が真っ赤になる。全身痒く、不眠になる。
H15,9月
約7年ぶりに松本漢方クリニックへ。
毎日痒く、背中は、フォークで掻き毟りたいたいくらい痒く、手の甲は、もみじが紅葉したようでした。この一年は手の症状はボロボロで、特に手の甲は、今までで一番目に見えるところだけに、痒くて掻くと傷ついて、苦痛でした。顔は、症状も赤色の変化がありましたが、鏡を見ないかぎり(?)で、赤くなっても耐えることができました。
H16,5月下旬~7月
痒みがなくなる。手の甲は普通。久しぶりに快適生活。
H16,8月~9月現在
強いストレスの日々。両足首からすねにかけて、日焼け止めを塗ったら、痒みと湿疹が出る。この部位は、9月初めには治る。
右手の甲は、また赤く、痒くと傷ができる。全身がゆるく痒くて、掻き傷で痛い。
「また、症状が出るかなぁ。」と思っていますが、「漢方があるかぎり、大丈夫!」と思っていると、なるようにしかならないと、強くなれます。私の場合、強いストレス、寝不足、肩こりを感じ、外食などの悪い油脂をとると、特に痒くなります。
松本先生、完治まで、どうぞよろしくお願い致します。
「アトピー手記中間報告」H M31歳2006年3月10日
自分がアトピーだと自覚したのは、22歳の時でした。それ以前から、猫にアレルギー反応があるとは思っていたのですが、原因がはっきりわかっていたので、猫を遠ざけて暮らすことで、何事もなく過ごしてきました。
ところが、22歳の春に、猫に関わったわけでもないのに顔にかぶれたような湿疹ができだしたのです。近所の皮膚科で処方されたのはステロイドでしたが、当時は何も考えずに塗っていました。即効性はあるものの、使用をやめるとまた元に戻ることを繰り返すうち、これでは治らないとわかりました。また、ステロイドの副作用についても耳にするようになり、使わなくなりました。
それ以外の治療法はないかと病院を転々としましたが、結果はどこもよく似たものでした。試行錯誤をしているうちに、知り合いから除去食によってアトピーが治ったという話を聞きました。その病院をインターネットで検索している時に、「松本漢方クリニック」のホームページを見ました。内容を読み、結局除去食の病院へは行かず、「松本漢方クリニック」を訪れました。それが、29歳の8月のことです。
始めに、アトピーはどうして起こるのかという話をされ、その後診察がありました。松本医師は、私の顔を見ると、「アトピーやね、必ず治してあげるから。」とおっしゃいました。診察は予想以上にあっけなく終了しました。それから、血液検査をし、薬の説明を受けて帰りました。
血液検査の結果は、IgEの数値が1,000を超えていて、自分自身は驚いたのですが、この医院を訪れる患者さんの中では、たいしたことはないようでした。
治療の内容は、煎じ薬を1日3回飲み、薬湯に1時間以上つかり、患部には赤い塗り薬を塗ることでした。
始めた頃は、良くも悪くもならず、効果があるか不安でした。期待が大きかったこともあり、なんの変化も現れないことに正直がっかりしました。しかし、ほかの患者さんの手記を読んだりしながら、これを続ければよくなると信じて続けていました。
煎じ薬は、味も嫌いではなかったので、苦もなく続けられました。薬湯は2日に1回でいいとのことでしたが、お風呂の用意に1時間、入浴に1時間半かかり、生活の中に取り入れるのがしんどく感じることもありました。しかも、それまでお風呂に長くつかっている習慣がなかったため、ラジオを持ち込み、時計を睨みながら入っていました。
私の症状は、主に顔と手の指に出ていました。その他に、首から背中、二の腕、腰、膝の裏なども出ていましたが、顔と手の指に比べればましでした。
治療を始めて1ヵ月が過ぎた頃、突然と言っていいほどに効果が現れ出しました。それまで、夕方になると、きまってうろこ状に皮がはがれていた目の周りが、少しましになってきたように感じました。手の指のひび割れも減少しはじめ、気がつけば、アトピーのせいで人目を気にすることもなくなっていました。
2ヵ月を過ぎた時、症状はほとんど治まっていました。そろそろ子どもを授かりたいと思っていたため、煎じ薬を飲むことが胎児に影響しないか松本医師に尋ねたところ、「関係ないねけどな。気になるんやったら、やめたらええ。お風呂だけでも治るから。時間はかかるけど。」とのことでしたので、煎じ薬を飲むのはやめました。
その後、薬湯は続けるつもりでいたのですが、症状が改善されたことと、退職し、金銭的に負担が大きくなったことで、やめてしまっていました。ただ、薬湯を化粧水がわりに使うことだけは続けていました。
ところが1年以上経った時、生まれた子どもにも症状が現れたので、再び「松本漢方クリニック」を訪れました。その時、自分自身の体には症状が出ていませんでしたが、血液検査をしたところ、数値は以前の約半分になっていました。現在は、煎じ薬を再開しています。薬湯も子どもを入れるために毎日一緒に入っています。
次は、完治の手記が書けるように継続していきたいと思います。
「アトピー偏頭痛手記」匿名希望38歳2013年4月25日
アトピー(手湿疹)と偏頭痛を治してもらって
小学生の頃から不定期に、ひざ裏、ひじ裏がアトピーになることがあり、乾燥肌で冬はひじから下、ひざから下が乾燥して粉をふいているような体質でした。そんな私がアトピーでどうしようもなくなったのが、22、23歳頃で、両手の甲に500円玉大くらいのじゅくじゅくしたアトピーが出来たのです。
しかしその場所のみで、あとは体のどこにもかゆみもないし手の甲にだけ出るアトピーが不思議でした。元々ステロイドは怖い薬だという認識はあったので、当時は内科で処方してもらっていた顆粒の漢方薬を3種類飲んでいましたが、一向によくならず数年患っていました。
そんな時期に、朝起きると急に顔がかゆく、掻くとみるみる顔全体が腫れて赤ら顔になり、内科に『すぐに治してください』とかけ込み、注射を打ってもらって治まったのを覚えています。今思えば、ステロイドの入った注射だったのかなと思います。
数年後に結婚し、その時に手のアトピーは一旦良くなっていたのですが、今度は主婦湿疹になり、左手の薬指から始まり、中指、小指と広がり、右手の人差し指にも出来、春になるとひどくなり、その後治まったり、また掻き壊したりを繰り返していました。
しかし、昨年の秋から一層ひどくなり、かゆみでイライラ、掻いた後の痛みでもイライラ。
ついに皮膚科に行った所、ステロイド軟膏とステロイドの飲み薬を処方され、ステロイドにためらいはあったのですが、先生から、ここまでひどいと内からと外からとステロイドを使わないと治らないと言われ、アトピーがこれで治るならと使い始めました。ステロイドの飲み薬は初めてだったのですが、びっくりするほどの効き目でした。服用すると、見た目も悪い赤黒いゴワゴワした手が元通りのキレイな皮膚になり、「ヤッター治った。」と喜びましたが、薬を飲まないとまたかゆみが出てきて元通り・・・。その繰り返しで、ステロイドは常用してはいけないという思いがあったのでこのままではダメだと思い、インターネットで調べていて松本漢方クリニックさんを見つけました。
松本先生の論文を読み、アトピーだけでなく持病で偏頭痛もある私は、今までなぜ生理前後に偏頭痛が出て、その度に激しい頭痛と時には吐き気にも襲われるのか。そして毎回鎮痛剤を服用していましたが、それが実はよくなかったこと。目からウロコでした。私は、松本先生に診てもらうしかない!と強く感じ、福岡から大阪へ行き受診しました。
採血をし、松本先生のおっしゃった通り偏頭痛の原因がヘルペスであることも数値がきちんと示していましたし、抗ヘルペス薬を服用して今では偏頭痛になることもなくなりました。
アトピーも漢方を飲み始めて6ヶ月くらいですが、5ヶ月に入った頃から少しずつ良くなってきています。初めこそ一時、アトピーの症状が軽くなりましたが、ここにくるまでずっと、かゆみも強いし、リバウンドで十数年前に患っていた手の甲のアトピーも出てきて、終りが見えず辛かったですが、本当に松本先生のおっしゃった通りアトピーもよくなってきています。
生理前後になると免疫が上がり、一時かゆみが強く出ますが、あともう一息というところです。
アトピー、偏頭痛に限らず、先生のおかげで何が自分の体に良くないのかがわかり感謝の気持ちでいっぱいです。あの時こちらのホームページを見つけた私は本当に幸運です。
これからも免疫を抑え込む薬はよっぽどでない限り服用しませんし、こどもにもさせません。私たちの体を守ってくれている免疫ってすばらしいですね。そして、自然後天的免疫寛容を発見された先生はすごいお方です。
まだこれからもアトピー完治に向けてお世話になります。
「松本漢方クリニックの治療に必要な東洋医学アイテムと仲良くなるまで」匿名希望37歳2017年2月2日
★はじめに
クリスマスの2日後の診察でわたしは、松本先生からプレゼントを頂きました。それは「手記書け」のひとこと。診察する前から、夢に見ていた言葉。ありがたく頂戴したあと、暮れのご挨拶をしたら「1年も世話しとらん」先生とお会いするのはこの日で10回目。まだまだひよっこの患者です。それも・・・読んでもらえばわかりますが・・・かなりのヘタレ(根性なし)です。ちゃんとした手記を書ける自信がないですが、自分が読んできたたくさんの手記に、どれほど励まされたかわかりません。少しでもその恩返しができたらと思います。
★初診察までの道のり
幼少からアトピーです。父の事業失敗など経済的事情もあり、真面目に皮膚科に通院したことがありません。大人になって親元を離れてからも、そこまでひどくならなかったので、食生活や適度な運動、身体を冷やさない、など自分の管理下でできることで対応していました。
出産(2014年3月)後から肌の調子が悪く、子供の予防接種で小児科医に「お母さんこそ皮膚科行ったら」と言われる始末。育児の息抜きも兼ねて近所の皮膚科へ行きました。授乳に影響ないからとステロイドを出されて、塗ったらびっくりするほどすぐにきれいに(見た目は・・・)なったので「不気味」に思いました。
そして2015年晩夏。口と首にできもの発生、範囲の拡大。アトピーとは違う、それ自体が刺すように痛む症状にパニックになりました。皮膚科では、アトピーの人がヘルペスになるとかかる「カポジ水痘様発疹」と診断されました。冬になるとだいぶましになったものの、夏になったらまた出てくる・・・アトピーとはのらりくらりといままで付き合ってきたけど、この痛みとは一生付き合いきれそうにない!!
ここでやっとアトピー、ヘルペス、カポジなどとネット検索欄に入力しました。そして探して探して「痒かったら掻いていい」という理想の一文に出会うまでに、それほど労力はかからなかった・・・!!いい時代です。ですが。HP全体を眺めて「問題はこの名医にヘタレのわたしがついていけるかどうかだ 」と考えました。なにせ、いままでまじめに病院通いしたことがありませんから、かなり真剣に迷いました。それでも行ったらわかるだろ!!と最終的には直感で行きました。
★初診察から、東洋医学アイテムと仲良くなるまで
初診にのぞんだのは2016年9月9日。松本漢方クリニックはすべてが聞きしに勝る第一印象でした。「ステロイドを使用したんだから怒られて当然」と診察に望んだのに、自分なりの予習をしたのに、初回は緊張もあって、見当違いの応答をして叱られました。「こりゃあアカン」と泣いてしまったわたしが肌を見せると、「あんたカポジ違う、ヘルペスや」「治るで」の言葉と握手は、手記で読むのと体験するのとでは大違い。こちらの覚悟を試されている緊張感がいつまでも抜けませんでした。そして帰りにはバーゲン帰りのように両手のビニール袋にどっさりの漢方薬。「さあ、解毒生活開始だ!!後戻りはできないぞ!!」
余談ですが、わたしうつ病持ちでして、正直なところ先生の剣幕には、いまでも慣れなくて毎回ドキドキです。自分のパニックを抑えるので手いっぱいになります。診察室入ってすぐの椅子で呼吸を整えたりなんかして。叱られると凹みます、スミマセン。ホント弱虫なんです。だからこそ先生に優しくされた日はそれだけで半泣きです。
★漢方風呂
初診の日、帰宅後すぐ入浴しました。15分もしないうちに両手が獣の手になり、常軌を逸する痒みの渦中へ。「痒かったら掻いていい」という前提で入浴しているから、野獣化しても不思議と怖くなかったのを覚えています。思えばそれが肌を耕して開墾する生活の始まりでした。「痒かったら掻いていい」なんて、今までそんなこと言ってくれたお医者さんには出会えなかったです。松本先生を探し当てたわたしは、かなりツイてる!! 運がある、縁がある!!うまいこと生活習慣にするためにも、楽しまなくては!!と、しまいこんでいたバスピローを出しました。お風呂のふたを閉めて本を読んだり、ジップロックにipodを入れて濡れない場所に置いて音楽を聞いたり、いまではKINDLEでAmazonプライムビデオ連続再生・・・やりたい放題です。いい時代です。2時間以上の入浴のうち半分の時間はカラダをよじって爪を立てて全身掻きむしる・・・という言い訳で幼い子供は一時保育へ。治療を兼ねた息抜きなんていいご身分かもしれませんが、治療を1日でも多く継続させるためです。
★煎じ漢方薬
いちばん厄介だったのは1日3食のお供の煎じ薬でした。次回診察までに所定の量が飲みきれず、叱られたことも。(そりゃあ𠮟られて当然ですよね!! )とはいえ処方された2種が、それぞれに方向性の違う不味さ・・・。とりあえず専用の手鍋(内側に目盛りのあるもの)を2つ購入。不味いからと嫌がっていても仕方がないので、それぞれにわたし専用の「なまえ」をつけて「よろしくね」と言いながら飲みました。慣れるまでは、飲み終わったらご褒美(甘いものを少し)を食べていました。夏のうちは常温水を両手に飲んでいましたが、寒くなったある日、大好きなお白湯と飲んだらずいぶん飲みやすくなりました。すこし熱めのお白湯が個人的には合いました。この飲み方をするうち甘いものは不要に。いっしょに飲むお白湯の量も減ってきています。
★お灸
「家でもぐさをひねってお灸なんて、ちょっとカッコイイ!!」意気揚々と自宅で灸をするも、最初は失敗しまくり。みずぶくれ、やけどの跡がくっきり。一時はオノレの不器用さに中断しましたが、その後コツを教えていただき、だんだんとできるようになりました。最初は子どもを寝かしつけてから、深夜にお灸していました。ですがある日、いつものように待合室で手記ファイルを読んでいると、自分と同様にお子様を持つ患者さんが「夜更かしでお灸は本末転倒」と書いてらっしゃったのです。それからは夜のお灸はやめました。「気持ちばかり急いでいたのだ・・・」と立ち止まることができました。(こういう「横のつながり」が、松本漢方クリニックならでは!!)最近は朝少し早起きしてお灸をしています。朝に据えると眠気が飛んでいきます。松本漢方クリニック鍼灸科と並行して近所の鍼灸整骨院へ通って、週に1~2度の鍼灸ライフを継続中です。
★塗り薬
紫雲膏と中黄膏は衣類に色素が移ります。手持ちの生成りの天然素材の肌着の色は、だんだんと変わっていきました。タンクトップは痒さゆえ肩の部分をこすったりひっぱったりでヨレヨレに。何のそれしきのことと思われそうですが、こちとら両手が獣でも女子のハシクレですのでダメージ大でした。いちいちそれを見て溜め息ついても治るわけじゃないので、自然と黒い肌着が増えました。
★松本理論
自慢じゃないけどお馬鹿さんです。授業で生物を選択しなかったとかの次元ではありません。松本理論の理解について、とても不安でした。とりあえず松本漢方クリニック患者の最高峰Naoki王子(尊敬を込めて呼ばせてください)のブログを読みました。こちらも1度さっと読んだくらいでは、とてもわからないです!!さらに、理解する前に更新されていくので、とても追いつけない!!
そこでNaoki王子のブログの図解を自分の手で書き写しました。学生気分を楽しみながら書くと、読むだけよりは多少なり頭に入ってきます。並行して患者さんが手記で紹介されていた免疫学の本も読みました。どんどん更新されていく松本漢方クリニックのHPや患者さんの手記、そしてNaoki王子のtwitter、さらには松本漢方クリニックBot(twitter)も追いかけていると自然と勉強になります。読む速度が追いつかなくても、追い続けることが学習になっている気がします。
先程も書きましたが、こんなに横のつながりの感じられる病院はほかにないです。くじけそうになるけど、ひとりじゃない。もう少し続けられれば、カラダの方が松本理論を証明してくれるはず・・・そう思って血液検査の結果が出るのが楽しみになりました。結果を見て万歳三唱しました。でも「ここからだなあ・・・」というのが正直なところです。まだまだ気が抜けません。
★おわりに
現状は鎖骨、胸部のステロイド焼けが残り、各部位でヘルペスが出ています。掻きすぎからか両手中指薬指がばね指(腱鞘炎手前の状態)になりました。調子のいい日と悪い日があります。発作的に痒みがおさまらなくて家のことが手付かずになることもあります。それでも昨夏に比べたら、どれほどか楽になったでしょう。この手記を書きながら、初診の時の気持ちに返って、適度な緊張感で自分の肌と向き合おう、向き合わなければと思います。完治の手記を書くことを、夢見るだけじゃなくて現実化したい。子どもと一緒にプールや公衆浴場にためらいなく行きたい。今日も、がんばります!!
「アトピー性皮膚炎を振り返って」31歳男性2004年12月17日
私は31歳の男性です。現在は東京に住んでいます。軽い症状が、まだ季節の変わり目にでてきますが、ピーク時に比べたら、全く問題ない状態になっておりますので、過去を振り返ってみたいと思います。
アトピーの症状が出たのは、中学1年生の頃からかと思います。当時は育ち盛りで、魚・野菜が嫌いではありませんが、好んでは食べず、食事は偏食でした。たまに食べるスナック菓子やチョコ等も、一気に食べてしまうような事もあり、栄養バランスは良くありませんでした。
やがて顔に吹き出物がでてくるようになり、たまに潰していました。思春期なので当然かなと、あまり疑問に思わなかったのですが、やがて、腕や足のすねに、湿疹のようなものが出てきました。「うみ」のようなものが、よくたまって、出てくるようになり、潰れて汚れてくるので、バンソウコウを貼ったりしていました。
バンソウコウの跡の部分や、周囲にも広がってきて、おかしいと思い、親に相談して、皮膚科に一人で行きました。湿疹のような診断で、塗り薬をもらったと思います。ただ効き目は弱く、自然と治ったかと思えば、また症状が出てきて、これは治らないと感じました。
次に、変わっている人だが、評判の良い医者に通うことにしました。日常生活を聞かれ、「生活に問題があるので、改善すれば治る。」と言われたような気がしますが、あまり覚えていません。聞き入れようとしなかったのと、薬さえもらえば、との気持ちだったのでしょう。
やがて卒業と同時に、転勤で、引越し、高校の近くの医者に行くようになりました。好き嫌いは、やがてなくなってきましたが、塗り薬に依存し続けたためか、効かなくなってきました。その事を医者に伝えると、少し強い薬になって、少し早めに治るようになりました。
大学に進学し、一人暮らしを始めました。顔の吹き出物は、徐々に減ってきましたが、腕・わき・手の甲・ふくらはぎ・足のもも・背中の一部等、いつの間にか範囲が点々としていました。
ある皮膚科での薬は、最初は弱かったのですが、段々強くしてもらったと思います。少しづつ使い、「改善されてきたら、回数を減らすこと」と言われていたと思いますが、薬をもらいに行く回数は増えていました。問題の飲み薬も、その時に飲んでしまったかもしれません。
幸い、顔だけには症状が表れず、薬で対処していれば、日常の生活には不自由なく、大学卒業後は、会社に就職しました。最初の勤務地は関東だったので、同じ皮膚科に通院していましたが、転勤で大阪に赴任することになったため、大阪の病院を探す必要がでてきました。
高槻に住み、近所の皮膚科を調べたら、松本漢方クリニックがあり、行ってみたら、今までとは全く違う雰囲気の病院で驚きました。松本先生からの第一声は、「どうやって、ここ知ったの?」でした。「近所で、知らずに、偶然来た。」と言うと、逆に珍しがられました。治療法は、今までより画期的で、手記や説明によって、続けようと思いましたが、他の患者に比べて軽症だったので、スローペースで煎じ薬を飲み続けていました。
辛い時期が訪れたのは、その三年後に、中部地方に転勤になってからでした。ストレスがたまる仕事がまわってくるようになり、ついにそれが引き金となって、アトピー症状の抑えていた部分が、噴火するかのように一気に爆発しました。体中を引掻き、うみのようなもの・血で、ベトベトになりました。
翌日には、慌てて、高槻に診療してもらいに行きました。そこでも松本先生は、慌てず、「大丈夫、絶対治るから。治らなかったら、家を買ってあげます。本当に辛くなってきたら、電話かFAXしてきて。」と言われました。いつもなら「また、言ってるわ。」と流すこともあったのに、その時は、不思議と心強い言葉に聞こえたものでした。何人もの人が、この事を体験したのだと、通院3年後にようやく気付きました。
症状が爆発した直後は、煎じ薬が、もの凄い効きました。透明の液体が、体中から出てきて、服や布団はベトベトでした。臭いもあり、夏場だったので、とても辛かったです。塗り薬を塗って、ガーゼして、サージカルテープで留め、体中からのベトベトな液が、Yシャツやスーツにくっつかないようにして、日中は過ごしました。帰宅後は、すぐに入浴剤を使用して、ケアしてました。たまに遠距離交際していた彼女(現奥様)が来て、着替えや、塗り薬を手伝ってくれ、精神的には、一人でも理解者がいると励みになることもわかりました。
ピークが過ぎ、しばらくすると、引掻き跡の黒い部分が、だんだん剥がれてきて、治っていくのが実感できるようになっていきました。それは嬉しいものです。松本先生からも、「ピークは、過ぎた。」と言われ、表面の跡の対処を継続していきました。ただ、だんだん出てこなくなって、ついケアを怠りがちになり、季節の変わり目に、跡の部分が少し悪化し、慌てて松本漢方クリニックから薬を送って頂いています。
振り返ると、高槻に偶然住んで、松本漢方クリニックに行けて良かったと思います。本当にありがとうございました。たまに薬をお願いすることがあるかもしれませんが、よろしくお願いします。
「手荒れから始まったアトピー」33歳女性2006年10月5日
私が松本漢方クリニックでお世話になり始めたのは、今年の6月初旬でした。手荒れがひどくて水泡がたくさんできて、痒くてたまらなく、ひび割れができて痛いし、お箸を握るのも辛かったです。なぜ、こんな事になったのでしょうか?原因が分からず悩んでいました。もし、松本漢方クリニックのホームページを見つけて無かったかと思うと今頃、自分の手はどうなっているのかわかりません。私が最初におかしいな?と感じたのは、2000年 8月頃でした。ある日、手が痒いなーと思ってたら、そのうち指に水泡ができ、掻きすぎて血が出て、あっという間に手荒れがひどくなっていきました。それまでは、冬場の寒い時期になると手がカサカサして少し荒れる事はありましたが、夏場にはすっかり治っていたので気にしていませんでした。こんなにひどくなったのは初めてなのでビックリしました。近くの総合病院で診てもらい、血液検査もしましたがアレルギー反応も出ず、原因がわからないとの事でした。「ストレスや疲れが溜まって皮膚に反応が出たのでしょう」と言われ、飲み薬と塗り薬を何種類かもらいました。なぜか2~3日で手がきれいに治りましたが、一週間後、飲み薬を止めた途端に手がボロボロになりました。今思えば、ステロイドの薬を飲んでリバウンドを起こしたのでしょう。その頃の私は薬に対して何の知識も無ければ関心も無かったので、そのうち治るだろうと軽く思っていて何度か通ううちに薬も塗らなくなり、ほったらかしにして気がつくと治っていました。この年の5月に結婚し、それまで8年半続けてきた仕事を9月末で退職し、その後ゆっくり過ごすことができたので自然に治っていったと思います。家事を素手でしても荒れなかったのですが、翌年、3月に飲食店で働き始めたら業務用の強い洗剤を使っていた為、手荒れがまたひどくなりました。夫や周囲の人から、「始めはすごく手が荒れたけど1~2年で完全に治って今では全然荒れなくなった。」と聞いて私も慣れるまでは我慢しようと思い、痛みをこらえて洗い物もしていました。仕事は主に接客業なので手荒れが恥ずかしかったです。この頃、近所の皮膚科を受診し、ひどい所にだけリンデロンDP、その他痒い所はリドメックス、その上にワセリンを塗るように言われました。リンデロンは強い薬なのでほんの少しだけ塗るように。と言って先生自らつけてくれました。何の疑問も持たずそのまま塗り続けていたら、春先に突然さらにひどくなったので、ステロイドの飲み薬を1週間分処方されました。強い薬なので長期間は飲めないと言われたので症状が落ち着いたらすぐに飲むのを止めました。それからはずっと良くならずにいましたが、翌年の5月で退職して2週間後、手荒れがきれいに治ったのです。やっぱり洗剤が合わなかったのだろうと思い、とにかく治ったので喜んでいましたが、2ヶ月後に夫が飲食店を開くことになり手伝う事になりました。
夫は私の手荒れを心配していたので、洗い物は極力しなくていいからと言ってくれていました。ところが、洗い物をしていないにも関わらずまたも手が荒れ始めました。そこまでひどくなかったので、皮膚科に行ったり行かなかったり、良くなったり悪くなったりを繰り返していました。ところが、2年後の2004年の春先に今まで出ていなかった顔や背中が痒くてカサカサになったので、皮膚科を受診したところ「あなたはアトピーだから」と言われました。今まで一度も言われた事が無かったので驚きました。
「私はアトピーだったんですか?」と聞くと「こんなに長期に渡って何回も皮膚科に来るという事はアトピーとしか考えられない。」と言われ、内心かなりショックだったのですが、だから治らなかったのかぁと妙に納得していました。顔は何も塗らず、背中は処方された薬を塗って2週間後には治っていたと思います。それからは病院を変えてみようと思い、近所の人から色んな皮膚科に行っても治らなかったのが、そこで治療したら治ったと聞き、その皮膚科を受診しました。ステロイドの飲み薬を1週間分とひどい所はアンテベート、カサカサして痒い所はエクラーと尿素20%を混ぜたものを処方されました。
ステロイドの飲み薬を飲み終えて、抗アレルギー剤に切り替えた途端、今までで一番ひどく出るようになりました。2週間くらいボロボロと皮が剥けて、きれいに治りました。そして、この頃になると店も落ち着いてきて、私の店に入る回数が減ったので手荒れがマシになっていき、気がついたら治っていた事もあったので半年くらい薬無しでも大丈夫でした。私の手荒れがやっと治ったのかな?と思っていたら、翌年1月中旬に2号店を開くことになり、私の店に入る回数が増え始めると、またまた手荒れが復活してしまいました。もうこの仕事をする限り自分の手荒れは一生治らないのだろうと半ば諦めていました。以前に処方された薬を塗っていましたがこのままずっと薬を塗り続けるのは嫌だなあと思い、この年の3月末から一切薬を止めてみました。少しずつひどくなっていきましたが、それでも薬を、使うよりはマシだと思っていました。そんな時、友達からアトピーを10年前に健康食品で毒を出して治ったと聞いて、「これしかない!」と思い自分も
早速、始めてみました。4~5日経つと手荒れがかなりひどくなり、今までにない強烈な痒みが出始めました。飲み始めて1ヶ月くらいはピークになると、聞いていたので我慢していましたが、手のひら全体に水泡ができ、顔もガサガサになり、胴体には赤い湿疹ができて次々に悪いものが出てくる感じでした。顔は2週間ほどで元に戻ったのですが、他は3ヶ月くらいかかりました。手は一番ひどくて、皮が一枚剥けたようになりました。その後も飲み続けたのですが、手がシャンプーにまで反応するようになり、このまま続けて治るのだろうか?と、とても不安になりました。でも友達は完治しているのだから
と思い頑張ってそれから半年間飲み続けましたが、なかなか治らないので飲むのを止めてしまいました。それからはひどくなる事は無かったのですが、良くなったり悪くなったりを繰り返し、やれやれマシになってきたかなぁと思っていたら、翌年の2006年、2月に3号店を開くことになり、またまた店に入る回数が増えました。今度はどうなるのか?と思っていたらそこまでひどくならなかったのですが、3ヶ月経った5月末頃にかなりひどい手荒れの状態で顔中に今までに無いブツブツができたのです。今回はとても治りそうな感じがしなかったのです。この頃、やっとステロイドの怖さを知り始めていたので、どこか良い病院がないか必死でインターネットで探しました。そこで松本漢方クリニックのホームページにたどり着き、しばらく読んでいました。それからは、松本先生の理論と患者さんの手記をプリントアウトして1週間くらいずっと読んでいました。そして今まで自分がなぜ完治しなかったのかがようやく理解でき、ステロイドの恐ろしさも改めて知る事ができました。もうこれ以上悪くなってもいいから、悪くなるのは治る過程にあるから自分は大丈夫だと決心しましたが、治療費がどれぐらいかかるかわからないので、
夫に受診してもいいか相談すると、「今までずっと心配やった。治療費は気にせんでいいから、そこで診てもらおう」と言ってくれて、病院へ一緒について来てくれました。 看護師さんの説明を聞き、血液検査をし、松本先生には「インターネットで何でここに来ようと思ったの?」と聞かれ、完治したくてここの病院に来た事を伝えているうちに胸が詰まって涙が出てきました。先生が「絶対治してあげるから頑張ろうね」と言って握手してくれたので、すごくホッとして嬉しかったです。それからは消毒、苦い煎じ薬を3番煎じまで飲み、赤い軟膏を塗り、1時間のお風呂も頑張りました。お風呂に入っている間は不思議と痒くなかったです。2週間後に煎じ薬の種類が変わり、顔は1ヶ月で治りました。現在、松本漢方クリニックで治療を始めて4ヶ月経ちましたが、驚く程きれいに治ってきています。痒みも殆どありません。最初 Ige抗体は257でしたが、先月の血液検査の結果では154に減っていました。手はシャンプーを使っても反応しなくなり、洗剤も少し使えるようになってきました。私は本当に松本漢方クリニックに出会えて良かったと思っています。そして、夫や近くに住む両親、親友、店の従業員の人達の励ましがあったからこそ乗り越えられたと思います。手が一番ひどい時に夫、両親には迷惑をかけてしまい本当に申し訳なかったです。これからは今までできなかった事を思う存分していきたいと思います。早く先生に完治したと言われるようにこれからも頑張っていきますので今後とも宜しくお願いいたします。
「松本漢方クリニックで、アトピーが治った母と子の喜び!」35歳女性2003年10月28日
私が自分の体の異常に気が付いたのは今から15年程前、仕事も忙しくかなりのストレスをためこんで神経的なものから過呼吸症候群を起こした頃、皮膚に丸くかさかさして痒いものが、最初は三つほど出来ていたのがどんどん全身に広がっていった。もしかしてこれってアトピー?家族の誰もアトピーになってなかったので、どうして私だけがなってしまったのか不思議に思いながら、とりあえず病院に行って早く治そうと思いました。でも、ステロイドを使うと、とりあえず綺麗になるけれども止めた時のリバウンドがひどくて、どんどんきつい薬を使わないといけなくなるという事を聞いたことがあったので、皮膚科に行ってもステロイドを処方しないようにお願いしました。けれど、どの病院に行っても ”ステロイドを使わないと治らないよ”とか ”すこしの期間だけ有効に使うと何の心配もないよ”と言われ痒みに耐えられなくなって使ってしまいました。確かにステロイドを使うと本当に綺麗になってもう大丈夫かな?と思っても、止めたらまたどんどん痒くなってきて、やっぱりこれはダメなんだと感じました。でもどの病院に行っても答えは同じなので、何とか他の方法で治せないものかと、温泉にはいったり、水道水の塩素除去をしたり、インターネットで調べてステロイドの入っていない保湿クリームを購入したり、食品も添加物が入っていないものや無農薬のものを買うようにしたりしました。それでも治ることはないのでこのままひどくならない程度でうまく付き合っていくしかないのかなと思っていました。ところが、結婚5年目にして妊娠したのをきっかけに、アトピーがひどくなって来ました。産婦人科の先生いわく、妊娠したらホルモンのバランスがかわって普通アトピーは良くなるんだけどね。と言われましたがどんどんひどくなるばかり・・・赤ちゃんにアトピーが遺伝したらどうしよう・・・という心配が私を襲いました。
無事出産を終えましたが、五日目、退院する時に総合病院だったので、皮膚科にみてもらってから退院してくださいとの事。なんとなくあかい湿疹があったので気になっていたので、やっぱり・・・でも絶対にステロイドはいやだったので、絶対にステロイドが入っていないクリームにして下さい。とお願いして、大丈夫といわれたので一ヶ月ほど使って、一ヶ月検診のときに違う先生に”もうクリームつけなくていいんじゃないかな”と言われたので、やめたらその後ほっぺがどんどん赤くなって痒いのかかきだしました。あんなに何度もステロイド入っていないか確認したのに、やっぱり入っていたのです。なんだか騙されたような悔しい気持ちと共に、子供に私と同じ辛い思いをさせてしまった事が申し訳なく思えてきました。ちょうどその時、妊婦の母親学級でお友達になった方に、松本先生の事を教えていただきました。その方のご主人が松本先生のところに行って良くなったという事で、”絶対に治してくれるから行ってみたら”と言われ子供と二人で頑張ろうと松本漢方クリニックを訪れました。ホームページを読んでいっていたので先生の言われることも理解でき先生を信じて頑張ろうと思いました。私は漢方の煎じ薬を飲み、皮膚の消毒、子供と一緒に漢方風呂に入りました。赤い塗り薬もしっかり塗りました。三ヶ月を経った頃、痒くかさかさしていた所が角質のように浮き上がってとれていきました。そして、下からきれいな皮膚が出てきたのです。いままでいろんなものを試してみたけれど、こんな感動はありませんでした。このまま頑張れば本当に治ると確信しました。おかげさまで、子供も離乳食期に入っていろんなものを食べさせていますが、今のところアレルギー反応はありません。そして先生が ”ここに通っている間に何でも食べさせたらいいから。何かあったらすぐに来て下さい。”と言って下さるので、心強いです。松本先生にお世話になって五ヶ月が経ちました。漢方風呂も一日おきになりましたし、子供の方は”もう来なくて良いよ”と言ってもらいました。後は私なのですが秋の季節の変わり目にいつもだとひどくなるのですが、今年は少し痒くなった程度ですぐに痒みもひきました。もともと胃腸が弱い方なのですが煎じ漢方薬を飲んでいると体質が変わってきたような感じで、食事も美味しくいただけるようになってきました。赤い塗り薬は子供のおむつかぶれや、あせも、私の唇があれた時にリップクリーム代わりとして大活躍です。私も早くもう来なくて良いよと言ってもらえるように頑張ります。本当に松本先生に出会えて良かったと思います。そして紹介してくれた友達、主人の理解と実家の母の協力があってここまで良くなった事にも感謝の気持ちで一杯です。有難うございました。
「アトピー治療を振り返って」33歳男性2007年7月11日
思えば子供の頃、物心がつく頃から夏になると手足の関節に湿疹が出てきて病院では汗疹だと言われ、ずっとそう思ってきました。そんな症状も中学生になる頃にはなくなっていました。それから10年後、22歳になる頃顔にアトピー症状が出てきたので、知人から聞いた長岡京にある皮膚科に行きました。そこで処方された薬はステロイドでした。先生の指示通りもらったステロイド薬を塗り続けました。通院して薬をもらって塗る。薬が無くなればまたもらいに行く。すると嘘の様にキレイになりました。そう、改善した様に見える、鏡に映ったキレイな顔は虚偽の皮膚だった。薬を塗るのを止めると、またアトピー症状が出てきた。そこは患者の多い皮膚科で噂を聞きつけて通院していましたが、当然ながら治るはずもなく見切りをつけて病院を変える事にしました。今度は水無瀬にある、当時新しい皮膚科で先生は女医でした。今思えばどちらの皮膚科も松本先生とは全くちがっていました。患者に接する対応、患者がどんな思いや願いで病院へきているのかがわかってなかった様に感じます。わかろうとしてくれなかった。ただ多い患者の診察をたんたんとこなしていただけの様に感じられます。ここでも、当たり前の様にお決まりのステロイド薬を処方されました。この頃には、アトピーの治療にステロイド薬が良くないという事は知っていましたから先生に「ステロイドは良くないと言われているけど大丈夫なのですか?」と聞いてみるとこんな答えが返ってきました。「ステロイドは悪いと言われているけどそれは間違った使い方をしているからです。最初は強い薬を使い、徐々に段階ごとに弱い薬に切り替えて使用すれば良い薬であり、コレが無ければアトピーは治らない」と説明されました。症状が軽い所にはこの薬で、ひどい所にはこれを塗る様に言われ2種類のステロイド薬を処方されました。半信半疑でしたが先生を信用し、処方されたステロイド薬を塗り続けると確かにきれいになりました。見た目は。しかし、しばらくするとまた症状が出てくるのでまた塗るの繰り返しです。通院してもいっこうに治る気配がないので、これは良くないと思い通院をやめました。それから数年が経った頃、アトピーは一生治らないとあきらめかけていた中、松本漢方クリニックの事を聞き一度行ってみる事にしました。初診で血液検査をして診察をうけた時に初対面の松本先生がこう言いました。「これからアトピー治療をしていくとリバウンドがひどくなるけれど、絶対に治してあげるから頑張ろう」「絶対治してあげる」と明言した医師に今まで会った事がなかった。奇特な先生だと思い、あっけにとられている間に先生と握手をしました。医師と握手なんて初めての体験でした。先生の論文「漢方によるアトピー完治の理論と証拠」や患者さんが書いた手記を読みました。先生は早口ではあるが、アトピーに苦しむ患者の気持ちをわかってくれている感じがして、なにより、これまで沢山のアトピー患者を完治してこられたという松本先生なら信用できるかもしれないと思いました。早速その日から漢方風呂に入りました。独特の色とにおいに抵抗がありましたが、先生の言われた通り1時間浸かりました。漢方薬独特の色と香りの煎じ薬も飲みました。初めはすごく飲みにくかったけど早く治したい一心で飲み続けました。4日目頃から少しづつ体に変化が現れ始めました。赤い湿疹が出てきたのです。それから体、背中、首、顔へと広がり、1ヶ月後には驚く程見事にリバウンド症状が完成しました。正直言って、まさかこんなにまでひどくなるとは思っていませんでした。痒いところはどんどん掻いて古い肌を落とす様にと言われ、どんどん掻きました。お風呂で掻くとあっという間に剥がれた皮膚が垢の様に浮いてきます。朝起きると寝ている間に掻いて落ちた皮膚が布団に落ちています。ものすごく痒い。一日中痒くて気がつくとポリポリ掻いてしまっている。寝ている間もひどく掻いてしまい傷になってしまう。傷をネオヨジンという消毒液で消毒し、赤い薬を塗るのが毎朝の日課となった。でもすぐ痒くなるので傷もひどくなるばかりで、体や首や背中に無数の傷が広がり、痛いけど痒い。肌は黒ずみ硬くなりました。自分の肌とは信じたくない程の状態でした。
No.2先生に言われて読んだ手記に書かれていたのはこれだったのかと自分の体を見ながら思いました。肌は本当にひどい状態で、夏でも勿論泳ぎになんて行けないし、銭湯なんて論外です。出かける時はタオルと赤い塗り薬を持参しないといけないし、寝る時は首にタオルを巻いていました。言葉では言い表せない程ひどい状態でしたが、そんな自分の体を客観的に見れる性格が良くも悪くもアトピー症状が出た自分とってはプラスに働き、そのうち症状も治まってくるだろうと楽観していました。しかし治療を始めて半年しても全くマシになりませんでした。もしかして一生この肌のままだったらどうしようと不安にもなりましたが、診察の度に松本先生から「頑張ろう」と励まされ治療を続けました。痒いところはどんどん掻いて古い肌を落とす様にと言われ、どんどん掻きました。IgE抗体の数値は上がり続け、1年半後には4020になりました。痒くて掻いて傷になってもまたそこが痒くなる。首にタオルを巻いておかないと、じゅくじゅくする。体中が硬い皮膚なので赤い塗り薬を塗っておかないと、首を横に向けるのも皮膚が突っ張って辛かった程でした。それから、治療の甲斐あって3年目にはIgE抗体の数値は1578、4年目には1107になりました。顔や体のリバウンド症状も段々きれいになり海に行く事が出来る様になりました。今まで夏に汗をかくと痒くてたまらなかったのも、知らないうちに治まりつつあるのです。そして先生から「もう薬風呂に入らなくていいです」と言われ、そして手記を書く様にも言われ、とても嬉しかったです。自分が手記を書く日が来たのが信じられませんでした。まだ完治したわけではないのでIgE抗体の数値は上下するので、汗をかいたり堤防の草むらに近づくと痒くなりますが確実に完治の方向に向かっているのが実感できます。今振り返ると、長いようであっという間に過ぎた5年間でした。その中で忙しい中、漢方風呂や煎じ薬を煎じてくれたり、心配してくれた母親にも感謝しています。アトピーの治療は精神的にも辛く大変であり家族の支えも大きな要因だと感じました。これからアトピーの根本治療をしようとしている方は、自分もそうでしたが様々な手記を読んで不安に思っているかも知れません。でも辛いのは自分だけではないのだ、他の患者さんもアトピーと戦っているという事を思い起こしてみて下さい。そして、皆その様にしてアトピーに打ち勝っています。松本先生がついてくれています。アトピーで苦しんでいて、今まで他の病院に行ったけど改善せず、松本漢方クリニックにこられた方、松本先生を信頼し、勇気を出して一歩踏み出す事が数年先の将来を明るいものに変える事につながると思います。ここまでの治療でリバウンド症状は大変でしたが、それも今までの他の病院では絶対に成しえる事が出来なかった事であり、ここまで回復できたのは松本先生のおかげです。この場をかりてお礼申しあげます。本当にありがとうございました。
「アトピー 蕁麻疹 副鼻腔炎手記」匿名希望3歳・4ヶ月・38歳2007年9月10日
下の息子のアトピーから診てもらい始めました。
上の子がアトピーではなかったので、戸惑い、驚きながら他のの皮膚科を周りましたが、なかなか納得のいくものではなく、松本漢方クリニックを紹介してもらって、受診するようになりました。今となっては「本当によかった!」という思いしかありません。「治したるよ」そう言ってくれる先生はなかなかいないと思います。[松本漢方クリニックに行くまで]
<生後1ヶ月検診>すねがカサカサした様子(上の子とは違うなァと思い、ワセリンを処方される)
<生後2ヶ月半>顔の乳児湿疹がジュクジュクし出す。
<生後3ヶ月>ほっぺのジュクジュクは悪化。小児科から抗生物質を塗るように言われる+皮膚科への受診を勧められる。(後から分かりましたが、消毒もせず抗生物質を塗っても、効き目は弱かったと思います)。
他の皮膚科を受診アズノール、キンダベート、ニッコーを処方される。
しかし、塗る量、時間の間隔などの質問に納得がいく答えがなく、どうしても塗れなかった。
<市の4ヶ月検診>肌を診て、「要治療」と言われる。
(抗生物質の塗り薬は全く効果なく過ごしていました)
これまで、アトピーの知識も乏しかったが、何となくステロイドに抵抗があり、何となくでは子供に塗ることが出来ませんでした。
松本漢方クリニックに行く前日には湿疹が体中に広がっていましたので、すべてにステロイドを塗る事は到底出来ず、産後の湿疹で受診していた義妹に尋ね、松本漢方クリニックのHPを読み、受診することにしました。
☆☆松本漢方クリニック治療経過☆☆
<初日>アトピーがひどいので、必ず体温を測るように言われる
(やはり、ひどかったのかと再認識)
2005.2.12なぜ、消毒するのか「ジュクジュクするのは菌がいるのだから、消毒しないと効果は無い」に納得。消毒、沐浴、塗り薬を開始する。
なるべく長くお風呂に入れてあげたいが、小さいので時間は少しずつ伸ばしていこうと思う。
<1週間>首、顔のジュクジュクは続く。ジュクジュクのリンパ液が出るため、体重がなかなか増えない。先生には減らなければいいと言われる。
朝夕の沐浴で、首の皮が少しボロボロと落ち始める。
足の湿疹は赤みが取れて、ザラザラした感じ。
<2週間>3日ほど熱が37℃を超え(アトピー熱)、抗生物質(粉薬)を飲ませる。沐浴は控え、消毒のみ。
顔のジュクジュクは消え、首のみ。
<3週間>体がカサカサしてくる。
<1ヶ月>かゆみがひどくなってきたのか、掻いて顔を血だらけにする。
(掻いていいと言われてたので、掻くことに抵抗はないが生後5ヶ月の子の血だらけには、かなり驚いた。)
この頃から、顔は乾いてきているので赤黒い感じになり、赤みの湿疹よりひどく見える。首のリンパ液は一日に何度か服を変えないといけないほど噴出している。
<2ヶ月>離乳食も始め、初めて食べる物に湿疹が出たり、マシになったりを繰り返す。かゆみも少しマシになる
<6ヶ月以降>一見、ほっぺの赤みが強いのでひどいようだが、顔にきれいな部分が増えてくる。
ひざ裏はなかなかしつこく、ざらついている。この後、秋の花粉に反応し、またほっぺがひどくなる。(食事の方は1歳ぐらいで大方、大丈夫といわれる。春の花粉ももう一度出るとの事)体重も増えてきて一安心。
<1年1ヶ月目>春の花粉に反応!ほっぺに少し湿疹が出る。体はきれいになっている。
<1年8ヶ月目>季節の変わり目に出るのか、今回は背中の一部分(首の下あたり)出れば、松本先生に電話して処方してもらう
3歳目前の今は全く問題なく過ごしています。あせもに赤いシコンがよく効くので、他は塗らず処方しもらうようにしています。
この治療の間、上の娘が3歳の時に地図のような蕁麻疹が出て、夕方に出、朝には消えるというのをくり返していたので、1週間経ったぐらいで、松本先生に診てもらい煎じ薬と、飲み薬を出してもらいました。
本人もかなりかゆいらしくなかなか眠れないので、がんばった結果、慢性にならず1ヶ月ぐらいで完治いたしました。
私も先日、長年持っていた鼻炎で、とうとう副鼻腔炎といわれ、匂いも分からなくなってしまいました。(昔、初めて行った耳鼻科で大量に薬出されたのが嫌で、鼻の薬はあまり飲んでいませんでした)
松本先生にお願いし、処方してもらい、2ヶ月ぐらいで鼻水も止まり、匂いも分かるようになり快適になりました。本当にお世話になりました。何かあれば伺えるという気持ちがあり、安心しています。本当にありがとうございました。手記が大変遅くなり申し訳ありません。
今後ともよろしくお願いいたします。