アトピー性皮膚炎は、生れて一ヶ月ほどして、顔に赤い湿疹の形で現れ、幼児期はそれ程ひどくなかったのですが、次第に耳の裏が切れるようになりました。病院で定期的に、アレルギーを抑える薬を処方してもらっていました。
アレルギーは、大きくなっていくうちに、自然に体質が変わる事があると聞いていたのですが、IgE抗体の値は、徐々に上がっていくばかりでした。このままでは、抗アレルギー剤を一生飲み続けなければならないと思い、何とか体質改善出来ないものかと考えました。西洋医学では、アレルギーを一時的に抑えることは出来ても、途中で薬を止めてしまうと、症状は元に戻ってしまい、根本的な解決にはならないので、どうすることが、この子にとってよいのかを考えました。東洋医学の漢方で、体質改善出来るものならと思いました。
煎じ薬を飲み始めて、一年、二年が経ち、六年が過ぎ、IgE抗体の値も随分下がってきました。しかし未だに煎じ薬が飲みにくいみたいで、一日の適量の半分くらいしか飲めていないのが現状です。目に見えて随分と良くなりましたが、足の関節は、イライラしたり、夏が近づくと、汗や暑さでポリポリと掻いています。本人も、一日も早く治したいからこそ、六年間も煎じ薬を飲み続けております。これからも、一日も早く完治出来るよう、最低でも、一日の適量を飲めるように努力していきたいと思います。
あとどれくらいの年月がかかれば完治するのか、しないのか、本当は、とても不安です。親としては、まだまだ時間はかかると思いますが、一日も早く体質改善出来るよう、願っております。
「娘のアトピーと息子の喘息」匿名希望11歳・13歳2003年12月27日
我が家と松本漢方クリニックの付き合いが始まったのは、現在小5の娘が、幼稚園の年中になった頃の事です。娘は、冬の終わり頃から、首や背中などが痒いと言い出し、春には、病院で診てもらった方が良いなと思うような状態になりました。けれども、ステロイドを使った治療は、後が怖いということも聞いていましたので、躊躇していました。
そんな時、たまたま同じ幼稚園のお子さんが、松本漢方クリニックへ行っておられるということを知りました。電車で30分だし、以前住んでいたことのある所だということもあって、思い切って出かけることにしました。
娘は、入浴前の消毒、入浴剤、入浴後の肌のケア(赤い軟膏、軟膏の抗生物質)により、3ヶ月程で落ち着いてきました。その後も夏場になると、膝の裏側を中心にアトピーが出てきますが、市販の清浄綿での消毒、赤い軟膏、抗生物質の3点セットでケアすることにより、苦になる程ではなく過ごせています。ちなみに、この3点セットは、怪我をした時などにもとても有効で、我が家の常備薬となっております。
なお娘は、松本漢方クリニックにかかるようになってから、風邪をひいても、熱のある時に抗生物質を飲む程度で、咳、鼻水、痰を抑える薬は、この6年間ほど服用していません。
ところで、息子は、現在中一です。息子は、離乳食を食べ始めた頃から、口の周りが赤くなり、ザジデン(抗アレルギー剤)を6ヶ月ほど飲んだ事があります。その後も、鼻炎があり、よくくしゃみをしていました。(そのための治療は、していません。)
小2の6月、無菌性髄膜炎が流行し、息子も、1週間入院しました。その後、抗アレルギー剤も入った点滴がなされ、不思議なほど、くしゃみが止まっていました。しかし、退院後10日程経った明け方、咳をしているので、風邪かなと思っていると、咳がひどくなり、生まれて初めて喘息の発作を起こしました。ともかく近くの病院へ行き、吸入をしてもらい、落ち着きました。
その後、松本漢方クリニックへ行き、風邪が引き金になる事もあるとのことで、風邪用と、発作が起きかけた時用の煎じ薬を、処方して頂きました。アトピーや鼻炎では死なないけれど、喘息は死んでしまったらおしまいなので、強い発作が起きた時のために、ストメリンDも処方して頂いています。(幸い、これを使うほどの発作を起こしていません。)
息子は、発作が起きるよりは、苦い煎じ薬を飲んだ方がましだとばかりに、風邪気味で咳が出始めると、予防的に、風邪用の煎じ薬を飲んでいます。そのせいか、梅雨時と、秋口の年2回程度、軽い発作を起こすだけで、小3、小4、小5を過ごしました。小6の6月に、軽い喘息症状が出て以来、この1年半ほど出ていません。相変わらず軽い鼻炎があり、口呼吸をしていることも多く、またこの秋には、初めて左肘の内側に、軽いアトピー症状が出ていますが・・・。(この程度のことは、自然にやり過ごそうと思っています。)
今日は、久しぶりに、血液検査のために、息子と娘を連れて来院しました。IgE抗体の値がどうなっているか、確かめるためです。結果が楽しみです。
二人とも、症状としては軽い方でしたから、それほど忍耐も必要ではなかったこと、幼稚園でたまたま私の前におられた方が、松本漢方クリニックのことを話されているのを耳にする事が出来るようにして下さったこと、松本先生に知恵を与えて下さったことを、神様に感謝します。
現在中学3年生の娘が、松本漢方クリニックでお世話になっている者です。娘がアトピー体質だとわかったのは2歳ごろでした。ひじ、ひざの内側が赤くかゆくなり、目の周りが赤くただれ、耳の下が切れるという症状がでました。皮膚科に連れて行くと、チューブに入った塗り薬、保湿クリームをもらいました。この頃からステロイドというものは怖いものだと聞くこともありましたが、何件かの病院に行ってもどこでも同じこと「ステロイドは怖いものではない。うまく使えば大丈夫。」といわれ、また、それ以外の治療法を探すことも出来ず、とりあえず楽な道を選んでその薬を塗りました。確かに数日塗っているとよくなりました。幸いにもあまりひどい状態になることはなく治り、この子のアトピーもたいしたことは無いかと思っていました。それから14歳になるまでは、何かに反応してよくくしゃみをして、鼻血が出やすくなったり、夏になると時々頭の中に何かできてかさぶたができたりしていましたが、それほどひどくなることなく過ごしてきました。しかし昨年の11月(14歳)寒くなり始めの頃に一気にアトピーがひどくなりました。まず頭の中が何ヵ所もかゆくなり、汁が出て、それがかさぶたになり、首が切れてじゅく、じゅくし、足のひざの内側も同じ状態になりました。しかし今回は、ステロイドというものに私自身が納得いっていない事もあり1ヶ月は皮膚科にはいきませんでした。しかしその症状はどんどん悪化してひどくなる一方でした。頭の中は汁が出て学校に行くのにかくすのが大変でした。とにかくかゆいのでかきたいのですが、学校に行っている間は触ってしまうと髪の毛がきたなくなって恥ずかしいので。本人はかなり大変だったと思います。首もどんどんひどく、腰の辺りや背中にも出てひどくなっていきました。もう何もせずにはいられず皮膚科に連れて行きました。予想はしていましたがそこで出された薬は小さい頃にもらったものよりかなりステロイドが強いらしく、薬に「劇」という文字がはいっていました。さすがにこの「劇」という文字には」怖くなりました。こんな危険なものをわが子に塗ってしまってもいいのだろうか?と思いましたが、かゆさと見た目のひどさがかわいそうで、とりあえず1日は使いました。それがびっくりするほどよく効きました。あれほどひどくなった首もスーっときれいになりました。しかしこれをみて本当に怖くなりました。あまりにも効きすぎて、やっぱり使っちゃいけないんだと思い、次の日からは本人にもよく話し、塗るのをやめました。少し前からインターネットでいい病院はないか、いい方法はないか、色々調べていました。そして、たまたま松本漢方クリニックのホームページにたどりつきました。正直、本当に効くんだろうか、と思う気持ちはありましたが、数々の手記を読み、そして何よりも他に自分に出来る手段はもうなかったので、少し遠いですが行くことに決めました。当日は朝早めに車で出て、10時半ごろ着きました。病院の中は漢方の独特のにおいがしており、たくさんの方がいらっしゃいました。順番が来ました。先生が少し変わった方(失礼しました)だということも、治療方法もインターネットで勉強済みでしたのですごくびっくりするということはありませんでしたが、やはり松本先生には圧倒されました。まずは2ヶ月、頑張ってみようと決めました。お風呂の前の消毒はとても傷にしみるようで一騒動でした。漢方風呂は、もともとゆっくりお湯につかるのが苦手でしたので1時間浸かっているのは結構疲れるようです。お風呂から上がってからも頭の中に薬を塗るのに結構時間がかかりました。漢方の飲み薬は苦い味が苦手らしく涙目になって飲んでおります。それでも真面目に続けました。1ヶ月位では正直、あまりよくなっているのかわかりませんでした。2ヶ月位すると腰の辺りと背中はきれいになってきました。少しづつよくなってきている感じでした。でも相変わらず頭の中はひどく、ある部分が治ってもまた別の部分がひどくなるというという感じでした。しかし3ヶ月、4ヶ月、5ヵ月と月単位でみると、確実によくなりました。松本漢方クリニックに通いはじめて6ヶ月経った頃、かなりよくなったことが実感できました。その頃気が付いたのですが、もともとよく、くしゃみをして鼻血を出したり、鼻がぐずぐずいっていたのがほとんどなくなっていました。こちらにも結果が現れていたのですね。現在、こちらにお世話になって9ヶ月が経ちました。今ではほとんどアトピー症状は出ていません。確かに安い治療ではありませんが、遠方でも郵送で薬を送っていただき大変助かりました。そしてなによりもステロイドを使うことなく乗り越えることが出来たことを大変うれしく思います。血液検査では、まだもう少しアレルギーの数値が出ているようですので、もう少しお世話になると思います。
松本先生、本当にありがとうございました。
「アトピーと喘息」匿名希望11歳2005年4月12日
私には、二人の息子がいる。初めての子供が、アトピーになった。生まれるまでは他人事の様に思っていた。いざ、息子が産まれ、生後10日目にして、湿疹が出現。みるみるうちに腫れあがった顔は・・・この時から、アトピーとの戦いが始まった。
<生後4ヶ月から6ヶ月>
血液検査をすることに。IgEが8400もあった。赤ちゃんにしては、すごい高値らしい。・・・私は、ステロイドに抵抗もあり、非ステロイド剤を塗ったりしてきた。シーツは血だらけ、夜は痒がり眠ってくれない。私の方がおかしくなりそうな日々。そんな事で、1度入院することに・・・。
今迄ステロイドを使っていない為、とても色白いかわいいかわいい赤ちゃんに変身。しかし、とても色白なかわいい赤ちゃんは、退院と同時に元の状態に・・・。ショックの隠しきれなかったあの頃。
<1歳から2歳>
ステロイドを使わずの状態で、相変わらずの様子。どうにかしようと思った頃、西ノ宮に良い病院があると言われ、あの震災の時に通院した日々。
主人は、「うそくさい。VC(ビタミンC)をフロに入れて、塩素がなくなる?有限会社の保湿スプレーなんて・・・」と言う。でも、治るなら何でもしてみたくなるのが母親だ。確かに顔はきれいになり、このまま治るかも・・・と思う気持ちだった。
<3歳から4歳>
主人に反対されながら1年通院。相変わらずの状態で、主人が見かねて新しい病院を見つけてくれた。
その病院は、ステロイドを少し混ぜて、部位ごとに種類がある塗り薬。今回は主人の言う様に治療する。そんな中、喘息も出始め、入院退院を繰り返す日々となる。現在までに10回の入院は繰り返している。
<5歳から6歳>
何をして、どうしたらいいのか・・・と悩む日々。ワセリンとゲンタシン(薬剤分類:抗生物質)を塗ったりと、ステロイドは使わない様に・・・。
そんな時に健康食品の勧めもあった。α-リノレン酸が良いと言われ、これもまた1年間することに・・・。この時期の皮膚の状態は、良くなったり悪くなったりと・・・。α-リノレン酸を服用することで、体の中から悪い物が出ていると言われ、様子をみることに・・・。
<7歳>
小学校入学と同時に“はしか”になった。ある先生が、「はしかになったら、このままアトピーも治る事もあるよ」と・・・。期待したが・・・。
息子は、離脱期の小学1年生の生活だった。真夏なのに寒く、脱力感、汁が出て、臭い状態だった。知人の先生に、鍼をしてもらったりと、過す日々。そんな時に、初めて我が家にパソコンが登場。私が見つけた松本漢方クリニック。
<8歳>
2年生の6月9日。主人と、この病院が最後と決めて受診することに・・・。
初めにNS(ナース)の説明があった。松本先生との対面は、うれしくも怖くも感じながら順番を待った。みなさんが手記で書いていたそのままの先生だった。
「ワシが治したる!」と言って下さった言葉に涙した私。この日から、松本漢方クリニックでの治療を開始した。
初めは1週間分の薬をもらった。この期間に「何かあったら、電話して来て。」ともおっしゃって下さった。しかし、息子は1年前からステロイドを止めていた事があって、少しマシな状態での受診だったので、「これ」といったリバウンドもなく過した。次回から2週間分ずつの薬をもらう様になった。傷だらけの体は消毒がしみ、1時間の入浴も苦痛であった頃。
<9歳>
この1年間で、皮がすごくむけてむけてのくり返しだった。でも、肌が少しずつ強くなって来た様に思う。この1年間の状態は、写真に撮って松本先生に見てもらっている。かゆがるのも相変わらずだが、ヒザの象の様な肌は、柔らかくなりつつある。漢方も喘息の方から治す為、その漢方を服用している。そのままでは飲めないので、オレンジと半分づつにして飲み続けている。(1袋を2日にかけて服用することも・・・)
<10歳>
今も消毒、塗り薬、漢方の服用を続けています。すぐ治るだろう・・・と思っていた私。しかし3年10ヶ月も経ってしまった・・・。
IgEとの関係もあるのだろうと思うが、採血がしにくく、なかなか出来ない。薬を塗る時に感じる事は。足のヒザの裏も肘も良くなりつつある。
まだまだかゆみもあってかきむしっていますが、この1年で卒業できる様にがんばっていこうと思います。これからもよろしくお願いします。
娘は、生後1年くらいから、アトピー性皮膚炎が出始めました。最初は、手首にブツブツが出たり、耳の下が切れる程度のものでした。幼稚園の頃から、アレルギー性鼻炎になり始め、小学生になると、季節によって、ひじがひどくなったり、目の周りが赤くカサカサになったりしはじめました。その度に、よいと言われる病院へ行ったり、健康補助食品を試してみたりして、その場を凌いできました。ステロイドが体に良くないというのは知っていましたので、なるべく民間療法や自然のものを使ったもので治してやりたいと思っていましたが、ひどい時には、仕方なくステロイドの薬を使っていました。
しかし、小学5年生の秋に、突然、これまでになった事のないひどい症状が出ました。ひじの悪化から始まり、体全体にブツブツが広がっていきました。目は充血し、顔や首などは赤く腫れて痛がります。首を回すことも出来ず、ひじも痛くて延ばす事が出来ない状態になってしまいました。打つ手もなく、病院で出された強いステロイドの塗り薬と飲み薬を使いました。ひどかった症状が、2~3日後にはウソのように軽くなっていましたが、逆に恐さを感じました。
そんな時、知人から、ステロイドを使わずにアトピーを治してくれる病院が大阪にあると聞き、すぐにその松本漢方クリニックに連れて行きました。最初の頃は、漢方の煎じ薬を飲むのをすごく嫌がっていましたが、徐々にその味にも慣れていったようです。
松本漢方クリニックの治療を始めてから、毎朝、娘の布団には、小さい黒いかたまり(夜中に体中を掻いて、剥がれ落ちた皮膚)がたくさん落ちていたのですが、1ヶ月くらい経った頃には、かなり減ってきていました。
松本漢方クリニックの治療を始めてから、約1年半になりますが、その間、よくなったり悪くなったりを繰り返しています。しかし、着実に、症状は軽くなり、治ってきているようです。
松本先生、有難うございます。
「アトピー性皮膚炎との闘い」16歳男性2005年11月11日
現在高校2年生の息子が、初めてアトピー性皮膚炎と言われたのが、1歳半の検診の時でした。初めはポツポツと背中とお腹に出ていただけだったのですが、1ヶ月足らずで、頭のてっぺんから足の先まで全身にアトピーが広がっていきました。痒いからかく、かくから傷から感染症を起こして全身ジュクジュクになって・・・痒くて、夜眠れなくて、泣いてばっかりで、寝不足が続き、親子でくたくたになっていました。
近所の個人病院に行ったら、「そく、入院しなさい。」とのことでした。10日間入院して、ずっと点滴をして、感染症も治まり、アトピーもきれいになくなりました。
ホッとして、喜んで退院したのですが、一週間もしたらアトピーが出始めて、入院前の症状に戻るのにそんなに時間はかかりませんでした。結局病院での治療は、一時的に症状を抑えるだけのものだったのです。絶望と悲しみと不安で、毎日息子と一緒に泣いていました。何とか治してやりたくて、アトピー性皮膚炎の名医と呼ばれてると聞いてはいろいろな病院に電話をしましたが、予約待ちですぐには診てもらえずだったり、どこかの先生の紹介状がなければダメですと言われたり・・・
ここという病院が見つからず途方にくれていたところ、親戚の者から松本先生のことを教えてもらい、電話したら、「すぐに来て下さい。」とのこと。希望が見えたと思いました。すぐ受診しました。松本先生は、「大丈夫、ぼくが治してあげるからね。何でも食べてもいいし。」「何ぼでもかいていいよ、かくことを楽しみなさい。」と言ってくださって・・・どんなに慰められたかわかりません。
その時息子は2歳だったと思いますが、飲み薬と、塗り薬と、入浴時に煎じた薬を入れての治療が始まりました。あまりに苦い薬のために泣きじゃくる息子をしかりながら、必死に飲ませました。泣くのは最初の1,2ヶ月で、後は自分から飲むようになりました。飲むことが習慣となり、見る見るうちに身体からアトピーが消えてゆき、半年も経たないうちに、全身つるつるで、誰が見てもアトピーとわからない位になっていました。
あまりの回復ぶりの早さに、周りの人は驚き、近所のアトピーで苦しむ人から松本漢方クリニックを紹介してと言われ、何人か紹介させてもらいました。全く知らない人にも、アトピーとみるや声をかけました。アトピーで苦しんでる人は、他人事のように思えなかったからです。
見た目にはきれいになっていましたが、血液検査をしたら、数値がまだまだ高く、飲み薬のみの治療を数年続けました。その間お陰さまで症状も落ち着き、アトピーとはわからない状態だったし、かゆみも随分治まっていたので、本人も親も穏やかな気持ちで治療することができました。
小学校に入って、素人の目でアトピーは治ったように思ってしまって、薬を飲むことを止めました。小学校中学年の時に花粉症になり、すぐ松本先生のところに行けばよかったのですが、遠いということもあって、近くの耳鼻科に受診し、新薬治療。これが大きな間違いでした。顔中にアトピーが出てきてしまって・・・学校も行けなくなり・・・
慌てて松本先生のところに行きました。新薬を飲んだためにリバウンドしたということでした。私が無知ゆえに、息子に新薬を飲ませて辛い思いをさせてしまい、本当に後悔しました。それからは絶対に新薬は飲まず、松本先生のところのお薬だけにと心に決めました。
現在息子は高2ですが、ゆっくりのペースでずっと薬を飲み続けています。『アトピーなんです』と言っても信じてもらえない位になっているのですが、血液検査の数値がまだアトピーだと示しているので、お薬は飲み続けて現在に至っています。
それにしても、もしあの時、松本先生に出会っていなければ、絶望で私たち家族はどうなっていたかわかりません。それほど追い詰められていたのです。それにステロイド治療を続けていたことでしょう。今頃どうなっていたかと思うと、身も心も凍る思いです。息子と二人でアトピーと闘ってきて・・・まだ、完治には至っていないですが、症状は落ち着いています。松本先生の処方してくださるお薬を飲んでるというだけで、息子は安心しているようです。家族一同松本先生に本当に感謝しています。
「アトピー手記」匿名希望19歳2013年12月17日
途中経過手記
僕は小さい頃からアトピー性皮膚炎が少しありましたが、高校2年生の時にとても悪化しました。症状は、皮膚に輪のように発疹ができ、その内側が火傷のようにただれていくというものでした。全く傷が塞がっていく様子が無く焦りを感じていたので、近所の皮膚科に行き、出されたステロイドの塗り薬を塗っていました。ステロイドが危険というのは知っていましたが、他の治療法を知らなかったのでやむなく使っていました。しかし、その薬は全く効果がなかったのと、ステロイドを使うことへの抵抗感から、少量を少しの期間しか塗りませんでした。これが今にして思えば幸運だったかと思います。ステロイドの薬では治らないと分かってから、松本漢方クリニックへ行くまでの期間は本当に大変でした。症状が悪化するにつれ、それまで出来ていたことが出来なくなっていきました。歩くだけでも激痛が走るので、外出の機会も減っていきました。起きていたら痛みを感じるので、出来るだけ眠っているようにしていました。この頃は、もう一生治らないと思っていたため治療法を探すことも諦め、ただ痛みを感じずに生きる方法を考えていました。これが約半年間続きました。そして高校3年生になる前の春休みに、母が松本漢方クリニックのホームページを見つけてくれたので、行ってみました。初めて松本先生に会った時は、ステロイドの薬を使うことの愚かさを説かれ、また医学界への批判を聞き驚きましたが、絶対に治してくれると言われたので信じて従ってみようと思いました。ここまで自信を持って治すと言ってくれる医者は今まで居ませんでした。僕の治療法は漢方の塗り薬と煎じ薬と入浴剤でした。治療を始めてすぐは、リバウンドで症状が悪化すると聞いていましたが、僕はあまりステロイドを使っていなかったので、リバウンドもそこまで酷くはなりませんでした。そのため、治療を続けられることが出来ました。それから少しずつ小さな傷が塞がっていき、3か月後には特に痛かった部位も塞がり、日常生活への支障が大きく軽減されました。その後は特に悪化することなく治療を続けています。未だに痒みや小さな発疹が有り、炎症により変色した皮膚の色は完治していませんが、以前よりまともに暮らせるようになりました。
アトピー性皮膚炎で地獄を見ましたが、松本漢方クリニックで救ってもらえたことで治るという確信が持てたので、もう恐れるものはないと思えます。松本先生には、僕にとって命の恩人と言っても過言ではないほど感謝しています。ありがとうございました。
「アトピー手記」(お父様記述)18歳男性2011年1月31日
息子とアトピー性皮膚炎とのお付合いは、生まれてからずっとですから、18年になりますでしょうか。
幼少期については、母親が手記を綴っているので、私は中学生以降から現時(高校3年生)までの状況を簡潔に記したいと思います。
彼の場合は、腕の関節の内側と指の股や関節に、アトピーの症状(皮膚の状態)が出ます。そして、時々ヘルペスを併発するようで、その時本人はかなり痛いようです。それに、杉花粉が飛ぶ時期になると、くしゃみと鼻水が出て、いわゆるスギ花粉症となります。
症状が軽いからといって早く治るというものではありませんが、小さい頃から病院で見かける他の患者さんに比べると、見た目はきれいな方だと思います。
血液検査では、「IgE」の値は111~159で推移し、「ハウスダスト」、「スギ」、「ヤケヒョウダニ」が高い値となっていました。
松本漢方クリニックに通いだしてから、彼に使ったものは、煎じ薬、赤い塗り薬、ネオヨジン、エルタシン軟膏(抗生物質)、入浴剤、杉花粉の季節に処方してもらった漢方の飲み薬です。煎じ薬を常用したり、症状に合わせて使っていくのですが、煎じ薬や入浴剤は作るのに時間がかかり、塗り薬や花粉症の薬も即効性がないため、本当にこれでいいのか疑問に思っていた時期もありましたが、今考えるとそれぞれに意味があった(ある)んだ、彼にとって必要なものであったんだということがわかります。
中学生のときは、クラブは陸上部(1年生)、軟式野球部(2年生以降)をやっていました。彼なりに掻かないように努力したのだと思いますが、寝た後では無意識に掻くようで、隣で寝ている私でさえ、夜中にボリボリ掻く音で目覚めることがあるほどです。
クラブをやれば、手が汚れますし、きれいに消毒していない指で患部を掻いたりすると、炎症を起こしたりするのは当然だったのです。特に息子はそういう病気だったのですから・・。そして、試験勉強や高校受験の勉強で気苦労するようになり、この頃が皮膚の状態は一番ひどかったのではないでしょうか?
掻かないために、常に肘関節用のサポーターを使ったり、ちょうど夏場に女性が日よけのために腕を覆い隠すような感じで祖母特製のカバーをして寝たりしていました。
悪いことに親である私もなかなか効果の出ないことや、本人が飲むのを忘れたり(きっと、飲むのがイヤだったので無意識に敬遠していたのかも知れません。)、治療に煎じ薬を作るのを忘れたり、皮膚の状態がひどくならないと消毒してやったり、薬湯をしてやらなかったりしていたと、今となっては反省しています。
また、このころから反抗期になり、なかなか治らないこの病気に対して苛立ちを覚えたようです。
思春期を迎えて同級生から赤いただれた皮膚やヘルペスの症状を見られるのがいやで、夏でも長袖(肘にはサポーターが装着されています。)でした。
さすがに、自分がアトピーなのは遺伝の(即ち親の)責任だ、と言われたときは、ショックだったのですが、本人が一番つらいだろうと思うと、私にとってはそちらの方がショックだなと思い直していました。遺伝って言われても仕方ないでしょ!だったら一緒に治そうぜ!と思っても、反抗期の彼には通じないのですよね。
親がいくら説得しても、自分自身がアトピーに立ち向かっていくという気持ちで挑まないと、精神も肉体も治る方向に向かないと思いましたから、彼がいやがっているのはわかっていましたが、家族ぐるみでなんとか薬を飲むように言ってた記憶があります。
高校生に入学してからも、症状には大きな変化はありません。クラブは、新体操部を1年間やっていましたが、練習の末、右膝半月板を損傷して、切除手術をおこなうこととなり、結局やめてしまいました。それ以後、クラブ活動から手を引いてしまったことは残念です。
それでも、中学校以上に難しい定期試験のときには、腕全体にヘルペスが出るなど、ひどい状態になっていたと思います。
変化が出てきたのは、高校3年生になってからです。春先の花粉症は、スギ花粉の飛散量が少なかったこともあったのですが、薬も飲まなくてもたいした症状も出ずに、シーズンを終えてしまいました。おまけに大学受験で、いよいよストレスがかかっているにもかかわらず、皮膚の状態が良いまま今に至っています。
最近では、毎食前に1日3回というのは守れていませんが、その日中に消化するように頑張っています。症状がましになってきたので、薬を飲むことに効果があると解ってきたのでしょう。肌が荒れれば、自ら赤い塗り薬を塗布しています。私も、赤い塗り薬には、手が荒れたときなどに助けられています。(そうそう、息子の後に入っていた薬湯も、肌がすべすべして気持ち良かったのを思い出しました。)
松本先生は、あのとおりの風貌と声としゃべり方、そして怪しげな髭が特徴ですから、「俺を信じろ!」、「絶対に治してやる!」と言われ、握手されても・・・、と思っていましたが、結果を見ていると先生の治療に間違いはないと思います。
なにしろ、おかげさまで治ってきたのですから、本当に感謝しています。
感謝の言葉が少なくて申し訳ありません。先生は、今まで手記を書かれた方々から、沢山褒められているでしょうから、今回は最近の状況報告のみをさせていただきたいと思います。
最後に、息子は未だ完治したわけではありません。大学に入って気が緩み、油断するとリバウンドするかも知れません。手記を書いて安心するのではなく、気持ちを新たに今後の治療に励みたいと思います。
完治した後、機会がありましたら、本人が手記を書いてくれることを期待しています。患者本人でないと伝えられない気持ちや感想があると思います。
以上です。つたない文章だったことを、お許しください。
「打倒ステロイド」(お母様記述)11歳男性2004年4月4日
インターネットでたまたま見たホームページを見て訪ねてみました。もちろん初めは半信半疑・・・あまりに過激で、今までにない医院のHPに圧倒され、行くまでに何人もの人にHPを見せて、「どう思う?」と聞いてみました。でもとりあえず、行ってみよう。
息子は、生まれてすぐから、アトピーでした。指の関節など、体中ピシピシ切れて、血がにじんでいました。3ヶ月目に、桶谷母乳マッサージの先生に、鈴木診療所を紹介してもらい、8歳まで通っていました。毎日ザジテンを飲み、アレルゲンのある小麦粉、卵、大豆、牛乳、ピーナッツを除去し続けていました。でも人がいっぱいで、だんだん予約が取れなかったことがよくあり、私の職場の顧問先の○○クリニックが、アトピー外来もあるというので行き出しましたが、メインは小児科のため物足りず、1年半後に、また評判を聞いて岩倉の西川医院に変えました。
そこでは「ステロイドは、使い方を間違わなければ、決して悪くない。」と教えられ、「薄めてあるのは大丈夫です。」と。「濃いステロイドと薄いステロイドと、上手に使い分けたら、害はない。」と言われました。鈴木診療所ではアルメタ軟膏を使っていたので、「そうか、ワセリンで薄めたのは良いのか・・・」と思ってしまいました。でもやはり、いつまでも症状は同じ・・・治ってきたと思ってステロイドを止めると、またひどくなり、また使い出す・・・の繰り返し。だんだん皮膚は黒くなるし、「やっぱりステロイドから離れたい!」そう思ってた時に、ジンマシンが出来た友人のために皮膚科を検索し、偶然患者さんの手記にアクセスしました。
「これって、偶然じゃない!チャンスかも!」大きくなったからか・・・8年間の除去食か・・・おかげで見た目はアトピーとわからないくらいですが、鼻炎もあるし、花粉症はひどいし、ほっとけばステロイドのお世話になるほど切れてくる。右手の中指の関節がまたボロボロで、○○クリニックではリンデロンVGを塗るように言われていて、すぐに治っていましたが、HPを見てから塗らなくなったのでひどくなり、あかぎれのように切れていました。首も象の皮膚のようになり、真っ赤になって切れています。怖いと思ったのは、毎年花粉症がひどく寝れないので、耳鼻科でもらった薬が、どうやらステロイドだったらしく、本当によく効いていましたが、なんの薬なのか説明もなく、ましてステロイドかどうかも私たちには知らされずにいたことです。
松本先生は「必ず治ります!」と、手を握ってくれました。「困ったら、電話してくれていい。」と。薬浴用と、煮出して飲む用の漢方薬と、朝晩消毒のネオヨジン液と、患部に塗るエルタシン軟膏、バナンドライシロップをもらいました。「漢方薬がこの子に飲めるのか?薬風呂に1時間も入れるのか?続けられるのか?」と心配でしたが、「私が弱気になったらあかん!」そう自分に言い聞かせました。今まで良いと言われれば病院を転々とし、良いと思ってしたことが悪いことだったとは、悲しい話。赤ちゃんの頃。抱っこ紐で抱っこしていて、私の胸に顔をこすり付けていたのを見て、痒いのだと初めて気がついたときの事、おしゃぶりの先が当たってほっぺが切れていた事、耳たぶが切れた事、いっぱい思い出します。「治ってくれたら、この今の時間も、お金も安いものだわ!」
そうして5ヶ月・・・思ったよりリバウンドは軽かったです。掻き壊しで肘の裏側が腫れて、夜中にバリバリ掻く音で目を覚ます度、これで良かったのかと不安でした。薬浴から上がると、普段よりボリボリ掻いていて、「これって、意味あるの?」と思いました。漢方薬は臭く、息子は鼻をつまんで飲んでいましたが、それも1ヶ月ほどで落ち着いてきました。
現在、汗を掻くと、やはり首などは赤く腫れます。もともと3歳の時に、「立派な花粉症です。」と診断されたように、鼻炎もあるので、まだまだ松本漢方クリニックには通わないといけませんが、「5ヶ月もステロイドを使わずに来れたなんて、奇跡のよう!!!耳鼻科の薬を飲まなくて、花粉の季節を過ごせるなんて奇跡のよう!!!」松本漢方クリニックに来るまで10年間、毎晩、ザジテンかジルテックを飲んでいました。「こんなに続けて、肝臓は大丈夫なの?」といつも心配でした。
松本先生の印象は、HPで思っていたインテリって感じが全くなく・・・すみません。気さくで面白く、子供のまま大きくなったような純粋な方だったので、診察に行くのが楽しく、いつも笑っていられます。
「わしは、世界の松本やで!」と言い切れる豪快さが、安心感を与えてくれます。初めは半信半疑でしたが、一歩踏み出してみて良かったって、今は思えます。保育園や小学校の給食の時、除去食をしていて、どれほど大変だったか・・・「その頃に出会ってたら、もっと楽に治ったのに。」って、ちょっと残念です。昨年12月の11歳の誕生日に、初めてケーキを食べました。もっと早くに先生に出会って、食べさせてあげたかったです。
私はこれから、同じような悩みに苦しんでいる人に、この思いを伝えて行きたいと思います。本当にありがとうございました。そして、もう少しよろしくお願いいたします。