私の娘がアトピーと診断されたのは娘が生後6ヶ月の頃でした。
耳の下が両方ともただれており痒がっていました。初めての子供でしたのでまじめに病院に通い、先生に言われたとおりステロイドを塗って、お薬を飲ませました。ステロイドを塗るのは症状がおさまればやめて、出たらまた塗るという感じでした。飲み薬は(どんなものかわかりませんが)1年ほど毎日のみつづけました。おかげで、完治したようにおもわれました。
娘が6年生くらいから花粉症になりました。症状はくしゃみ、鼻水、眼のかゆみでした。「ああ、この子はやっぱりアレルギー体質なのだな。」と「治ったわけではなかったんだな」と思いました。中学2年の秋ごろ、乳輪のあたりがかゆくなり掻くと汁みたいなのが出てきました。背中にも湿疹ができてきました。皮膚科に行き2ヶ月ほどステロイドを塗り症状は治まりました。2月下旬、花粉症でお薬を飲み4月ごろまた乳輪がただれてきました。私は、このままでは娘は年中アレルギーのお薬を使用しなければならない事にだんだん不安になってきました。そのような時、私の妹から松本先生のことを聞き、ホームページを読ませて頂きました。漢方薬のせんじ薬を娘が飲み続けられるか自信がなかったのですが、ステロイドは恐い薬であること、松本先生に診ていただいて、漢方薬で必ず良くなることを説明して、受診させていただきました。
せんじ薬はとてもおいしいとは言えませんが娘は飲み続けてくれました。一番心配だったリバウンドは飲みはじめて1ヶ月ごろ少し顔に湿疹がでた程度でした。それも治まり、ただれていたところも治ってきました。それを見た時は本当に凄い!と喜びました。それ以来、顔の目元や口元がすこし乾燥ぎみで荒れて赤くなり、たまに痒みがでることもありますが、気にするほどでもなく、乳輪のただれは全くなくなりました。花粉症のほうは、くしゃみ・鼻水はましになったように思われますが目の痒みはまだ辛いようです。これから、花粉症もよくなっていくことを期待しています。女の子は将来子供を産みます。ステロイド薬を使い続けるのは恐いです。もし、娘の子供がアトピーであったら、すぐに松本漢方クリニックに診てもらうでしょう。松本先生にお会いできた事は私達親子にとって本当に幸せなとこです。ありがとうございます。これからも、治療を続けていきますので、よろしくお願い致します。
「アレルギーの治療」匿名希望15歳2004年9月5日
平成16年2月中旬、何の前ぶれもなく、目の周りの皮膚がカサカサになりました。最初のうちは症状がまだ軽くて、痒いだけだったのですが、どんどん皮がめくれてきました。放っておけば治ると思い、何の処置もしませんでした。しかし、一向に治る気配がなかったので、3月12日に、近所の皮膚科へ行きました。
そして、そこで目の周り用の塗り薬(ステロイド剤)と、飲み薬をもらいました。ステロイド剤を塗ると、少しマシになりましたが、塗るのをやめると、すぐにまた元に戻ってしまい、飲み薬も一日だけ飲みました。
でも良くならないので、母が、他にも病院がないか探してくれました。そして母の友人から、松本漢方クリニックの事を教えてもらい、インターネットを見て、行く事にしました。
平成16年3月30日、初診で松本漢方クリニックへ行きました。中へ入ると、むせ返るような漢方の匂いと、待合室にいる人の多さに驚きました。そして『これだけの人がやって来ているのだから、ここに通っていれば、治るかもしれない。』と思いました。
初診の日の治療では、消毒液と塗り薬、漢方をもらって家へ帰りました。家で漢方を煎じていると、家の中が、みるみるうちに、今まで嗅いだ事のないような、異様な匂いで充満してきました。最初の1杯目の味が、とても強烈だったことは、今でも覚えています。甘くもなく、苦くもなく、何だか不思議な味でした。塗り薬も、目の周りに塗ると、とても臭くて大変でした。
それから、2週間に1回のペースで、通院することになりました。ちゃんと、漢方をサボらず毎日飲みました。しかしこの頃から、また少し症状が酷くなっていました。
4月中旬になり、症状は、1番酷くなってきました。松本先生は「リバウンド」だと言っていました。目の周りはすっかり真っ赤で、いつの間にか、眉間と耳にまで症状が出ていました。耳たぶは腫れて、福耳のように大きくなっています。そして、眉間と耳は、酷く膿んでいました。
そこで、先生から、お風呂に入れる漢方をもらいました。赤っぽい茶色のお湯が入った浴槽に、顔、耳をよくつけました。お風呂は、あまりしみたりしなかったのですが、お風呂を上がった後の消毒が、とても悲惨でした。膿んでいた所を消毒すると、ズキンズキンと痛くて、泣きそうになりました。
この症状は、5月の上旬まで続きました。学校の宿泊行事などの時も、朝、晩の消毒は欠かせず、塗り薬も、汗で流れるたびに、塗りなおしました。友人が心配して「顔、どうしたの?」と聞いてくるのがとても辛くて、答えるのが憂鬱でした。
そして、5月の中旬~6月の上旬にかけて、頑張った成果が出たのか、とても肌が綺麗になってきました。1番酷いときに比べて、もうほとんど気にならないぐらいでした。でも、まだ完全には治っていなかったので、漢方を飲み続けていました。
7月4日に通院したとき、2度目の血液検査を受けました。アレルゲンの数値が下がっていて、とても驚きました。それからは、もう完全に顔の症状は治っていて、元通りになりました。鏡で自分のすべすべの肌を眺める度に、カサカサだった頃が信じられないと思いました。私も、何度も漢方を飲むのを嫌だと思ったけど、くじけずに頑張って、よかったと思いました。
そして、私の顔がもとどおりになれたのは、松本漢方クリニックの先生、看護婦さん、私のために必死に病院を探してくれた母、いろいろな人たちのおかげだと思います。今は、あと少しで、漢方も飲まなくていい日がくるとの事なので、あの不味い液体(漢方)とサヨナラする日がくると思うと、ウキウキの毎日です。その日が一日も早く来る事を願いながら、漢方を飲み続けようと思います。
この手記を読んで、少しでも他の人の参考になったらいいなぁと思います。絶対に治ると信じて、頑張ってください。
「暗いトンネルを抜けて・・・」16歳男性2007年9月22日
今、高校一年の息子は幼児期は瑞息、喘息が治まりかけた小学校上がる頃にはアトピー皮膚炎発症。その頃はまだそれほど酷くもなく、近所の皮膚科に通い、塗り薬と痒み止めをもらい、『アトピーとは上手く付き合っていくしかない』と、その程度に考え皮膚科に通い続けていました。ところが、中二の一学期に今まで体験したことがない酷い症状になり全身カポジー・ヘルペスを発症し、幾つかの病院を入退院の繰り返し、取り敢えず少しましになり退院を余儀無くされ、退院して家に帰るとまた同じ症状を発症、完治するという薬もなくそんな繰り返し・・・長期の休校、まだまだ顔や首全体的にアトピーの症状がきつく残り、思春期の息子にとっては登校することが、本当に辛く勇気のいることでした。
そんな中、知り合いの大阪の看護学校に通う娘さんが、ストレスより手の指にアトピー発症、そして松本漢方クリニックで診察していただいた話を色々聞き西洋医学では限界があるのでは。今までしてきた事に不信感を持つように。一度、東洋医学の漢方を試してみようかと.・・・
取り敢えず、インターネットを開き難しい医学用語や物凄い文字数に驚きました。よく解からないまま吸い込まれるように読みました。当然息子にも見せ、松本漢方クリニックへ行く決心を・・・そして初診、はじめに看護婦さんのような方に色々な話しを聞いて頂き、漢方薬の説明・・・、そのときに隣で大きく騒がしい声が(正直、看護婦さんの声が聞き取りにくく)それが松本先生で、少し息子共々驚きました。今までの経緯と写真を持参し、先生はすぐ息子を見て「絶対治して上げるからね!」と力強く握手をしてくれました。凄い勢いのトークに、またまた驚きましたが、先生を信じ頑張って家族でやっていこうと決心。
そして、息子は受験生ということもあり生薬湯からの治療が始まりました。
9月下旬、生薬風呂に長い間浸かるという、ただでさえ体が温まると、痒くて掻いてしまうのに季節も暑く、浸かる前の消毒の激しい痛みと、出てからの処置準備から上がってくるまで毎日、毎日、本当に大変でした。夜は夜で痒くて朝まで寝れず掻き続け、シーツの上下、枕カバーもリンパ液にきしるで血だらけ、体がだるく起きれず、登校もままならずの日々・・・夜になるのが怖いと。本当に始めたばかりの頃は、リバウンドが酷く首がジクジクして血がでたり、お尻もリンパ液出ていました。
特に湿疹が顔に集中し、痒いため叩いたり叩くから腫上がり赤くなり、また掻きむしるという悪循環でどうしたら治るのか、何度も挫けそうになりました。
そんな時は、先生に喝を入れてもらいに診察に・・・先を信じて家族で頑張ってきました。そして、薬湯始めて一年、それと生薬の飲む薬も併用して半年、最初は顔に薄皮はがすくらいに変化が見られ、今ではあんなに酷く赤くただれた湿疹が、綺麗になりました。まだ、まだアトピー特有の皮膚の黒さはありますが、顔は驚くほど肌がツルツルになってきました・・・・
この先も治療は続きますが、正直、始めて松本漢方クリニックを尋ねた頃はこんな日が来るとは思えませんでした。一年前、息子と二人先の見えないトンネル中、不安と心配を抱え松本漢方クリニックへ・・・・今振り返ると、何も知識がなかったとはいえ今まで使っていた薬(ステロイド)の恐ろしさを身をもって体験し、松本先生に出会い、あの力強い言葉を頂いたからこそ信じてやってこれました。
本当にありがとうございました。
私は、小さい頃から、皮膚が弱い方だった。夏になると、足や手を虫に刺されては、掻きむしっていた。冬はそうでもなかったので、まさかアトピーだとは思わなかった。
高槻に引越ししてきてから、2~3年が経って、中学校に入った。クラブ活動が盛んになって、汗をかくようになると、足や腕にブツブツが出来、見る見るうちに広がっていった。「これではいけない!」と思い、病院を探し始めた。そして、松本漢方クリニックに出会った。
漢方で治療すると聞いてびっくりし、始めは、半信半疑で通院し始めた。漢方薬は飲みにくいし、薬を塗るのも面倒な時もあって、くじけそうやった。でも、松本先生の「必ず治してあげる。」という言葉を信じて、漢方薬を飲み続けている。漢方のお風呂にも、1年くらい入った。
一度や二度は、繰り返しひどい痒みが襲ったけど、今では痒みはだいぶ治まり、腕にあったアトピーは無くなった。これからも、足の方のアトピーもなくなるように、今までどおり松本先生を信じて、頑張っていきたいと思う。
息子に、アトピーの症状が出始めたのは、4歳の頃。2年間程は、ステロイドを塗ったり、途中で止めたりしていました。ステロイドは、良くない。うわべだけから治すのではなく、根本的に身体の奥から治してくれる所はないものかと、あちこち転々としましたが、何処も同じで病院へ通うのを一切止めたのは6歳の初めでした。
その頃、アルカリイオン水とルイボスティのエキスがアトピーに良いという事を本で知り,早速飲ませると4年間はそれですごくましになりました。このままずっと出ないで欲しいと思っていましたが、10歳の終わりごろから、ぼちぼち悪化してきて、これは本当にどうしたらよいものか。また、真剣にステロイドを使わずに治してくれる病院を探さなければと色々研究していました。
そうしたら確か新大阪の近くにそんな医院があると本で知り、さっそく春休みの最後の日の午後3時に初診の予約を取りました。すると会社から主人より電話があり主人もインターネットでステロイドを使わない所を探しており、高槻の松本漢方クリニックというのが良いから、そこへ必ず行くように言われました。それはもう何か目に見えない不思議な力に押されたような感じで本当に突然でした。私のほうも予約を最初にしていた所へ行くはずが、何か強い力に押されそこをすぐ断り、3時半からの診察に松本漢方クリニックへと向かったのでした。後は乗りかかった船です。
初診時、リバウンドがどんどん出ると言われ、他の人の手記を読み、覚悟はしていたものの、息子の肌は、みるみるうちに赤くただれ、リンパ液は出るし、熱も出るし、もちろん夜もろくに眠れずに、生き地獄のような日々でした。そんな辛い日が、3ヶ月位続き、夏休み前、症状は落ち着いてきましたが、又冬から、あちこち酷くなり、リバウンドは、一回では終わらない。後何回あるのだろうと、不安な日々でよく、松本先生によく電話したものです。そんな酷い状態が夏休み前には、一年前と同じように、又ましになってきて、秋には心配していた、修学旅行も無事に参加でき息子も大喜びでした。しかし又どういうわけか、多分花粉のせいでしょうか、春先から昨年程では無いにしろ、少し酷くなってきました。そして夏には良くなるということを、3回繰り返しています。ということは、来年の春先にも又症状は、初めの頃のような酷さはないにせよ、少し悪くなるのでしょうか?まだまだ、治療の途中ですが、当時10歳の息子も本当によく頑張ったと思います。前にも書いた通り、紙面では、書き尽くせない程、色々辛いことが多々ありました。私も極度の寝不足から、体調を壊し病院通いもしました。しかしどんなに、その時は辛くとも、もうこれしか無いんだという、強い信念できましたので、途中で止めようなど、1度も思ったことは、ありません。のど元過ぎれば、暑さも忘れるという感じで、今はいます。
夏休みは、あちこち旅行も行けました。今後も完治の目を目指して、親子共々、頑張って行きますので、どうかよろしくお願い致します。
「アトピー手記」匿名希望12歳2010年10月16日
(12年ぶりに来院しました。)
娘は今、中学一年生12歳と8ヶ月です、12年前にアトピーで松本先生にお世話になりました。
最近、娘の体の変化で、松本漢方クリニックしかないと思い12年ぶりに又、お世話になる事になりました。この話はまたの機会に伝えたいと思っています。
12年前に戻りますが、私は以前から松本漢方クリニックのステロイドは絶対に使わない
アトピーの治療方法の話は友達から聞いて知っていました、
薬草風呂の事もです。生後、3ヶ月の頃、娘の顔に赤いプツプツとしたものが出来だし、もしかしてと思いながら、小児科に連れて行ったところ、アトピーと診断されました。ステロイド入りの軽い塗り薬を出すと言われました、でも友達からステロイドは絶対ダメと聞かされていたので、断ると、使い方さえ間違わなければ、ステロイドは何も怖くないと言われました、
ですがステロイドは一切使わない、松本漢方クリニックの薬草風呂と決めました。
一日3回入らせる治療を選びました、今でもしっかりと記憶に残っていますが、初めて薬草風呂に入れた時、額、頬からジクジクとした黄色い液が流れ、抱っこすると私の服にもべったりとつき驚きと不安もありましたが、松本先生が絶対に治るからといってくれた言葉を信じ、毎日3回お風呂に入れ、朝、昼はベビーバスで夜は家族共々、薬草風呂に入るという日が続きました、入浴後は保湿クリームを塗りました。きれいになったり、アトピーが体中にひろがったりと、その繰り返しが続きました、
これの繰り返しできれいになっていく事が分かっていたので、ひどくなったとか、全然治らないなどとは一切思いませんでした。そうこうして、約一年続けることによって、きれいにアトピーは治りました、小児科の先生に、この話や漢方の話をしてもフンと笑うだけで、理解をしてもらえない方が多いです。
私は、松本漢方クリニックを紹介してくれた友達には本当に感謝しています、
あれから12年娘は日焼けで真っ黒な顔をしていますが、とても綺麗な肌をしています、ステロイドを一切使わなかった分、短期間で綺麗な肌になれたのだと思っています。
「アトピー手記」匿名希望14歳2013年7月23日
H11.12 乳児3ヶ月検診で顔面に湿疹があり、産婦人科からステロイド軟膏を処方される。ひどい箇所のみ塗布する。
嘘のようにきれいに治るのだが、ステロイドの怖さをニュースなどで聞いており、続けては使わないようにしていたらまた湿疹が出始める。 夜は顔を掻かないように、はんてんを着せて腕を固定して寝かせていた。そうしないと血だらけになっていた。
H12.3 保健センターにて6ヶ月検診。アトピー相談に回され小児科受診を勧められる。 A子どもクリニック受診。顔面に大腸菌が繁殖しているといわれる。
抗生物質の内服、抗生物質にステロイドを混ぜた軟膏を処方(あとからわかった)。消毒してから軟膏を1日3回塗布の指示。
週に1回受診。少しずつ湿疹がおさまってくる。空気が乾燥してくると湿疹が悪化する状態。なくなると受診し塗っていた。(H17まで)小学生になり、肘の内側、膝の裏に湿疹。汗をかく時期は背中がかゆいようずっと動いており落ち着きのないように見えた。まさしくアトピー児。
H22.7 水泳の為、ゴーグル着用し、目の周りが赤くただれる。顔は一番目立つのでなんとか治したい思いで、S皮膚科受診。内服抗アレルギー剤2種類、ステロイド軟膏2種類処方。
ステロイドについて意見すると、「親がそんな風に思っているから、治らないのだ」と叱られる。
ひどくなれば軟膏を塗り、良くなれば止めるの繰り返し。
ある皮膚科では小学生の息子にセレスタミンの内服が処方された。
H22.11.27 藁をもすがる思いで松本漢方クリニック受診。
息子は漢方のにおいがきらいだが「頑張る」と言ってくれる。
1日4時間の漢方風呂はさすがに無理で、でも出来るだけ長く入れるよう、ジップロックにゲーム機を入れたり、携帯テレビを見せたりと工夫する。
家族の協力も必要で、長男は漢方風呂に入るのを嫌がり、シャワー浴。すぐにお湯を抜かないと、浴槽に色がついてしまう。重曹入り洗剤で洗うとよく落ちた。
H22.12 リバウンド、一番にまぶたが真っ赤にただれてくる。消毒、漢方の煮出し汁、赤・黄色の軟膏を順番に塗る。背中や全身がかゆいので、落ち着きのない様子。発熱しベルクストン処方。
H23.6 背中・二の腕から浸出液が出てくる。朝と入浴後、ガーゼ交換。
この年の夏はプールの授業を嫌がり入らなかった。
いつまで続くのかと、途方にくれたが今まで身体に入れてきた悪いものが出ているのだと根気強く続ける。3ヶ月ぐらいで治まり、その痕跡が身体に残りまだらな模様。
H25.6 その後は特にひどい状態にならず、漢方も一日分を二日に分けて飲んだり、漢方風呂は身体に症状がなくなったH24の夏から入っていません。軟膏はたまにかさついたところに自分で塗っています。
黒ずんでいた皮膚は少しずつ元に戻り、ひざやうでの関節の湿疹もいつのまにかなくなりました。かゆみの訴えはほとんどなくなり、落ち着いた子供になりました。
血液検査でのIgEの値が下がり、先生から終了の言葉が聞けるまであと少し、お世話になります。
よろしくお願いします。
松本先生にめぐり逢えるまでのアトピー歴、病院遍歴を書きます。
0才------アトピー性皮膚炎と診断される。
口のまわり、肘、膝の裏側にただれはあるが、ステロイドの恐さを聞き、病院に行かず、よもぎ水をつけて過ごす。
2才------引越しをして半年した頃
両脇、お尻にアトピー症状が出て、よく掻くようになる。近所の小児科に行くと、ロコイドを処方される。1回で受診を止める。
アトピーで著名な Y 病院で受診(ステロイドを使わないと聞いたので)。そこでは、「大人の場合使わないが、小児の場合は使います。」とのこと。ロコイドを出される。炎症が全身に拡がる。微熱もあり、かゆみがひどいことを訴えても答えはなく、ロコイドを多量に出されるばかり。一日中おんぶ、だっこ、夜はかきむしり、深刻な状態におちいる。
その時、テレビで高知の T 病院を知り、著書を読み、ステロイドの事が書いていないので、病院行きを決心。1週間後つるつるになって帰ってくる(天にも昇る気持ち)。しかしすぐに湿疹が出て、処方された薬を塗布。その時初めて、ステロイドが少し入っていうことを知る。薬を塗る部分が全身に拡がり、一生この薬と離れられないのではと、不安がつのり、1年4ヶ月間で止める。
4才------すぐにリバウンド。
ステロイドを使わない入浴治療の S クリニックで受診。そこで、 T 病院は、リンデロン(強いステロイド)を使っていたことを知らされる。幼稚園を半年休み、壮絶なリバウンド。カボジ水痘症に何度もかかる。光の見えないトンネルの中、1年を過ぎた頃、かゆみは依然としてあるものの、改善される。
6~7才------夜、2、3回かゆみの発作。
昼間はストレスを感じると掻くが、小康状態。
8才------だんだん症状悪化。
Sクリニックではなかなか改善されないので、ステロイドを使わないのなら、遠くの S クリニックより、近隣のI 皮膚科へと病院をかえることを決める。そこでIgE1400。先生は驚かれ、「重症です。市民病院に入院して、ステロイドを使わないといけません。」「ハウスダスト、ダニの数値が高いので、学校は行かず、布団、服の表裏に掃除機をあてて下さい。」
アズノールを塗布。私は長年の夜のつきそいで不眠症にかかり、夫婦交代で、夜中掻くのを止めたり、さすったりして見守る。切迫した状態で、夫婦ともに不安感がつのり、違う病院をと、また情報を集めはじめる。
そして、主人がインターネットで、患者さんの手記を見て、松本先生を知る。
9才------2002年12月15日、松本漢方クリニックを訪れる。
松本先生は息子の身体を診て、「えげつないなあ。」そのあと、みなさんの手記のごとく、「絶対に治したる。」と、息子と握手して下さいました。T 病院のことや、抗ヒスタミン剤でも使用してはいけないことなど、いろいろ話して下さいました。息子は、「先生は、はっきりもの言うけど、気持ちがすっきりした。松本先生に診てもらう。」と言い、心強く思ったようでした。
漢方湯に入り、赤い薬を塗ると、一時、夜の掻きむしりが治まったかのように思えましたが、3ヶ月頃より、今まで炎症のなかった足の表側が、ガサガサにひどくなり、頭もかゆいので、髪の毛をひきちぎって、数カ所ハゲが出来ました。帽子をかぶって登校したりもしました。
「掻きたいだけ掻きなさい」と言われ、今まで、夜掻き出すと止めていたのを、放っておきました。でも10年近く掻かせてはいけないと思っていたので、なかなか慣れず、心は痛みました。
毎日、布団に掃除機をかけるのですが、半年近く、はがれ落ちた皮膚が、スプーンに1、2杯分はシーツに積もり、血もついていました。心が挫けそうになると、松本漢方クリニックのホームページを読み、子どもで、薬を使っていたものは、ピークに達するのが平均7ヶ月と書かれてあるのを見て、その日を待ち続けました。
息子もナーバスになったりしましたが、遅刻しても、学校は休まず登校しました。何回もニキビのようなものがポツポツ出たりするので、カボジかと疑いましたが、1ケ所に集まっていないので、様子を見ると、4、5日で消えました。
治療開始7ヶ月半頃、快方に向かっているような気がしました。ただ、8才から1年半ほど成長が止まり、心配していました。先生に相談したところ、プロテインを飲むように勧められました。
ピークを過ぎると、体重も身長も再び伸びだし、嬉しかったです。
8月22日 IgE 3440 → 12月10日 IgE 1864 → 4月7日 IgE 923
4ヶ月ごとの検査の数値が半減してきて、嬉しさいっぱいです。
現在は、夜、独りで寝かせています。日中も、お腹や足などを掻いていますが、普通の生活が送れています。
今まで、顔と両手だけはきれいだったのですが、現在、目のまわり、おでこ、指の間が、新たに荒れてきています。これも最後の症状であろうと楽観しています。
2才、4才、8、9才と、3回もひどい七転八倒の炎症に悩まされ、遊びの経験も少なく、性格もすぐに泣く弱虫になってしまいました。もうこれで最後にしたい。完治したい。松本先生が最後の先生です。まわりみちをしましたが、子どもの時に松本先生にめぐり逢えたことを感謝しています。完治までよろしくお願いします。
「アトピー手記」15歳2009年2月10日
息子は、中学3年になり受験で漢方入浴がままならず、回数を減らしても悪化せずアトピー、現在が人生で一番よい状態になっております。何もせず普通に過ごせており、嬉しい限りです。
一応通院を中止させて頂きます。又、何かあればよろしくお願いします。
六年間、先生の励ましで親子共々心軽やかになりました。数値が上がってもあまりあせらず、今に至ることができました。本当にありがとうございました。
あけまして、おめでとうございます。
すっかり遅くなってしまいましたが、自分の手記を書いてみました。
昨年から大学生活が始まり、毎日私服を着て登校しています。今までの高校や中学と違って制服がないため、毎朝大忙しであります。私のアトピーは首だけが気になるので、首を隠せる服を選んでいますが、なぜか高校・中学のときに比べると、首すら良くなってきたのでした!!!
はっきりいって自分でももう治ってきたのだと思って、せんじ薬だけで何とか治るだろうと考えていました。
春・夏・秋この季節は漢方の治療をはじめて以来、本当に楽に過ごすことができました。しかし、松本漢方クリニックで注射した血液検査の結果ではまだまだIgE抗体の数値は高く、なぜ高いのか自分でも信じられませんでした。しかし訪れた冬。毎年恒例の首になってきました。痒くなってむけてきました!
でも今の自分はひどくなっても対抗できる自信が付いている気がします。なぜかというと、漢方の治療を続けていれば必ず治るっで純粋に信じているからです。
大学入って、出身の静岡から離れた京都へきて、周りの環境が何もかも変わって、今までの友達関係から起こっていたストレスから開放されて、ひとまずそれだけでアトピーが良くなってきたのでした。中学のときはまだ、自分の心も子供だったので、本当に真っ赤に目立つ自分の肌が嫌で嫌で、友達の目が恐怖の刃でした。
高校では多少理解してくれる友達もいましたが、やはり自信がなかったです。その自分でためてしまったストレスのため、漢方をして治るのか信じきれない部分もありました。
確かに身をもって治ってきたのは感じていても、人と比べては落ち込んでいました。
今となってはへの河童です。
大学は自由気ままで、しかも同じアトピーの友達も結構いて、自分のペースで気楽に治していける気がしてきました。
私服だから隠そうと思えば隠せるし、新しい友達も自分がアトピーあっても、かといって今までのように追及されるわけでもありません。
結局自分次第だなぁと思いました。今まではこの考え方にたどり着く余裕もありませんでしたので。きっと今までも、自分の考え方次第で物事は明るく見えたに違いありません。でもそのことは後悔なんてぜんぜん思いませんし、むしろやっと本当に明るく考えられるようになって、普通に下を向いて歩かずに前を向いて歩けるくらいになったのです。
だから本当に松本漢方クリニックさんに出会えてよかったと思います。きっと出会っていなかったらまだまだまだアトピーーから確実に治ることから脱出できずに 本当に楽しく過ごすことはできなったと思います。
それに今までの中学からの経験は自分の人生に本当にプラスになっています。なんというか、この治療法に会っていなければ、自分がここまで精神的にも強くなれなかったと思うし、何事にも対応できなかったと思います。考え方が変わったのです。
一番アトピーがひどいときは本当に、学校に行くのが精一杯で、友達の前に立つのも本当につらくて、「自分が一番かわいそう」 みたいな感覚になっていました。
もしアトピーの治療なく成長し続けていたら、きっとこの甘えた考え方から抜け出せていないと思います。きっと障害があるたびに。
今は本当に色々考えられるようになりました。なんというかよい意味で成長しているのだと思います。これからも前向きに頑張っていこう!っと笑顔で言えます(^^)
この治療法を通して、アトピーを治すことだけでなく、他にも大切なことを学んできている気がします。昔はや学生のときではなくもっと大人になってからとか、もっと子供のときにこの治療やっていれば…とか考えたことありますが、今やっているからこそ色々考え、感じることができるのだと思います。
なんだか書いてることにまとまりがなくて申し訳ありません。
でも本当に感謝の気持ちでいっぱいなのは確かです!!!!!!!
まだまだ頑張りますので、これからもよろしくお願いします。(*^^*)