「喘息・アトピー 手記」11歳男性2012年5月7日
6年ほど前に姉からの紹介で、松本漢方クリニックのHPをよみ松本漢方クリニックを受診することをきめました。HPを読み、子供にリンデロンを塗布していたことがとても怖くなりいまのままではいけないと思いました。
次男は生後1ヶ月の頃、乳児湿疹がとてもひどかったです。近くの市民病院に毎月通いましたがアンダーム軟膏を処方されるだけでした。いつかは治ると思っていましたが、一向に治らず、『なぜ、治らないか?』といつも思っていました。あるとき、知人から聞いた皮膚科に通いだしました。皮膚の状態は少し落ちつきましたが、後に、松本漢方クリニックに通うことになり処方されていた軟膏にステロイドが含まれていたかを確認すると、ステロイドが含まれていました。医者は、患者にステロイドが入っていることもいわずに処方していたことに私は驚きました。次男は鼻炎もあり月に数回耳鼻科に通い吸入などもしていました。皮膚炎・鼻炎・喘息の原因は同じで症状が異なることに驚きました。
2006年9月、次男が5歳のときに初めて松本漢方クリニックに行きました。次男は漢方のにおいになれず、長時間の待ち時間でぐずっていました。受診後、薬湯と消毒薬と軟膏を処方されました。毎日、薬湯を1ヶ月間入浴させました。
最初の1ヶ月は費用的に大変でしたが、まだ乳児医療がありましたし、
血液検査などの差額は役所に請求すると返還されたので、子供が小さいうちに通い始めてよかったと思いました。あと、体に塗る軟膏の量も体が小さいので少なくすんでよかったです。
薬湯に入り始めた頃は幼稚園児でしたので、風呂に入りながらよく寝ていました。最初の1ヶ月間は夜中にもとても痒がり、毎晩、背中をかいてあげ、私も寝不足でした。手首や股・ひざの裏・背中を痒がっていました。1ヶ月後には、薬湯が2日に1回になり、時間的にも経済的にも楽になりました。松本漢方クリニックに通い出す前の夏に、おしりや太ももの付け根あたりにとびひになったことがあり、家の近くの総合病院でステロイドを処方され、大量のステロイドを塗っておりリバウンドが怖かったですが、治療開始の1~2ヶ月程度が痒みのピークでそれほどひどいリバウンドではなかったようにおもいます。
思えば、次男が3歳の頃に国道43号線と阪神高速のそばの家に引越しました。排気ガスの関係かその頃からか、よくせきをするようになった気がします。
4才ごろは風邪をよくひいたり、マイコプラズマ肺炎になった時には2週間も幼稚園も休みましたが、最近では学校を年に1日程しか休まないようになりました。
風邪をよくひき、毎月かぜ薬を処方してもらっていましたが2011年ごろからは2~3ヶ月に1回程度の薬注文ですむようになり、アレルギーが治りつつあることを実感しています。いったい、いつになったら風邪をひきにくくなり、喘息の症状も治まるのかと思っていましたが、2011年、もうすぐ手記を書いてもらうと先生にいっていただき、やっとか~と思いました。2006年9月にはIgE抗体の数値も1500程度あったのが、2010年3月にはやっと880にまでさがりました。ダニの値も385から80にさがり、ハウスダストは385から71にまで下がりました。
汗をかいた時や空気が乾燥しているときには体をよくかいていますが、それほどひどくなく落ち着いています。最近では、次男の喘息のせきこみも殆どなくなりました。体は時々かいておりますが、赤い軟膏とアクロマイシンをぬる程度で落ち着いています。
長男は鼻炎、三男は中耳炎や扁桃腺がはれやすいです。三男はアレルギー症状はあまり酷くはなく風邪の煎じ薬や扁桃腺の煎じ薬を、何度か松本先生にお薬を頂く程度ですんでいます。
実際、松本漢方クリニックに通ってみると、薬は宅配で送ってくださったのでたすかりました。中耳炎も耳鼻科へいくと待ち時間も長く痛い思いをして耳の中を切開されたりしますが、松本先生はお薬を処方してくださるのみでびっくりしました。
ステロイドはとても怖いです。塗り薬だけではなく、錠剤や注射のステロイドもあるようです。
次男はまだ早い時期に松本先生に出会えてよかったです。
今後も、お世話になるかと思いますがよろしくお願いいたします。
「喘息 アトピー中間報告手記」11歳男性2008年3月22日
息子は、生後3ヶ月より顔(ほっぺた)に湿疹が出てきて病院でアトピーではないかと診断されました。顔にぬっても大丈夫というチューブのぬり薬を渡され、うすくぬっていました。1歳半の時、なかなか咳が止まらず病院に行くと「ぜんそく」と言われ、そのまま1週間入院で、ずっと点滴をしていました。その後5歳までに2度ぜんそくで入院をし、発作予防の為、吸入と気管支拡張剤を約2年間ほど飲んでいましたが、発作予防をしているにもかかわらず季節の変わり目などに発作が出て、点滴を受けて帰るという良くはならない治療に時間を費やしてきました。
同時に皮膚の方ですが、3ヶ月の頃より出ていた湿疹は1歳の頃には、腕や膝の裏のほうまで広がっていつも背中に手をまわしたり、足をかいたりの状態の毎日でした。知人から土佐清水の病院がいいと聞き、土佐まで行きましたが、どうも病院(先生)の方針に不満があり、薬を頼んだり頼まなかったりと、結局どうしていいのかわからないままズルズルと何年かたっていました。
いろんな情報にまどわされながら、ステロイドを使わない病院という事で京都まで行き、治療を続けていましたが、結局病院の方針で「水溶性のステロイドを使います」と言われ、下手にステロイドを拒否すると先生はイヤな顔になり怒られてしまうので、ストレスの溜まる一方でした。
平成18年の4月、小学校4年生になったばかりの時、今までのステロイドの関係なのか、腎臓や肝臓がはれて体がだるく、何日も調子が戻らず、もうこれは、いい加減な治療を続けていたら、体がボロボロになってしまう!ステロイドを体から完全に抜いてしまおう!!と思い、インターネットで情報を集めている時でした。たまたま目に入ってきたのがいきなり手記です。まさに自分が思い立ってやろうとしている事がこまかく記されているのを見て、もうこれしかない!!と確信し、夏休みになると同時に大阪へ向かったのでした。
平成18年7月30日のことでした。(IgE5670)
最初は喘息があるので喘息の治療からです。せんじ薬と薬草風呂、消毒、塗り薬…漢方を飲むのは初めてで、はちみつを入れたり味に慣れるまでは少し大変のようでした。飲み始めてすぐの頃は寒気や体のだるさ、熱っぽかったり、口内炎ができたり、食欲もなく、とにかく体が思うようにならない様子で、今思えば夏休み中で良かったかな…という気もします。
9月に入り、かゆみで夜中は全く寝れず、かいた時の傷が消毒の時にしみてすごく痛いのですが、薬草風呂に入ると傷口もすぐ治り、代謝の良さに驚きました。お風呂の中は、かいた後の“かわ”がいっぱい浮いていました。
平成18年10月8日 2度目の診察(IgE 9620)
大阪には泊まりで行く為、入浴も家と同じにはならず、行っている間、かゆみで体中が傷になっていました。家に帰ると入浴も変わりなくできるので、2時間ほど入っていました。夜は体の中(奥)がかゆいらしく、かいてもかいても治まらない様子で本当につらそうでした。体の奥がかゆいのはかゆみ止めを飲んでいたせいだと先生に言われ、子どもの為にしてきたことが全部まちがっていたんだと思うと、自分を責めたりもしました。
でも、冷静に考えると病院のあるべき姿がまちがっている!!そして、何も知らずにステロイドを処方されるがままに使っている患者たち…本当に怖ろしいことです!!
11月頃は手の甲や足に大きめのニキビのようなものが出ては消えの繰り返しで、それがしばらくの間続きました。
平成18年12月~平成19年1月
年末、年始と生活のリズムがくるったのもあって体がだるく、体中がカサカサでかゆくてたまらない状態で、お風呂からあがってもかゆみがひどく、寝付くまでに3~4時間かかっていました。
平成19年3月27日 3度目の診察(IgE 7400)
冬の間、あれほど悩まされていた喘息が全く出なくなり、せんじ薬も喘息からアトピーのせんじ薬に変わりました。薬草風呂も毎日から2日に1回でよくなり、なんとなくですが良くなっているのかな?と思いつつ、皮膚の状態は良くないのでまだまだ時間がかかりそうだな、と半分不安を抱えていました。
5月末。膝の裏が、歩けなくなる程リンパ液と傷でボロボロになり、かゆみもまだまだ続き、今までの皮膚を見ても、この頃が一番最悪の状態でした。1ヶ月程で膝の傷は治まってきました。
7月、肌の調子が、触った感じがやわらかく、見た目にもキレイになった気がしてきました。
8月にサッカーの合宿の為、初めて自分で消毒したり薬を塗ったりの作業をしましたが、思ったより簡単に出来て、心配していた夜もなんとか無事に眠れた様でした。
平成19年8月 4度目の診察
今回は、腕の傷がひどく、血管が見えず血液検査ができませんでした。ちょうど治療から1年がたち、去年を思うとマシ…という日が多くなっていました。9月に運動会があり、去年は暑さとかゆみの為、クーラーの部屋を準備してもらったりしましたが、この年の運動会は、かゆみはあるものの我慢ができるようになっていました。
涼しくなってきた頃の11月に少し風邪をひいてしまい、鼻がつまり、頭が痛いということで、そちらの漢方を出していただき様子をみましたが、4~5日で回復しました。
この頃、治療前から知っている人達からすごく肌がキレイになったと言われるようになりました。
平成19年12月29日 5度目の診察(IgE 6820)
診察に来る前より旅行に出ていた為、普通の入浴が続いていましたが全く問題がありません。夜もお風呂上りのかゆみもあまりない為寝つきも早くなってきました。
腕や膝、膝の裏など、傷は少なくなりましたが、皮膚はまだかたく、ゴワゴワです。皮膚の入れ替え作業が一番時間がかかると先生がおっしゃっていた通り、まだまだのようです。
平成18年7月末より治療を開始してから1年半が過ぎようとしています。IgEの数値が下がってきたのでこの手記を!と先生からおっしゃっていただけた時は「ついにこの時が来た!!」という喜びでいっぱいでした。
今、薬草風呂も週末のみとなり、息子も気分的にも楽になったし、体も以前と比べ物にならないくらい元気です!
小学4年、5年生と、まだまだ子どもですが、よく痛みやかゆみ、色々な試練に耐えてがんばってきたと思います。
今、アレルギーで悩んでいる人は、1日でも早くステロイドから脱する道を選んで下さい!決して楽な治療ではないと思いますが、必ず治ります!私達親子も、今度は「完治」の言葉を1日も早く聞けるようにもうしばらくがんばりたいと思います。
平成20年3月
「二度目の漢方治療」12歳女性2006年2月25日
松本先生にはいつもお世話になり、ありがとうございます。
最初に松本漢方クリニックを訪れてから、早や10年が過ぎました。上の娘、友里恵(12歳)が「アトピー性皮膚炎」で受診したのが1996年の3月。2歳3ヶ月で1年半通院して、ツルツルのキレイな肌になりました。その後下の娘、真由美が産まれ、年々酷くなる「鼻水と咳」の症状の為、2004年の7月、7歳11ヶ月に再び松本先生にお世話になる事にして、漢方薬を飲み始めました。服用していると鼻水や咳は見事に治まり、現在はすっかり良くなり、服用していると調子が良いので郵送していただき続けております。
ところがアトピーの治まった友里恵が、今度は今年に入ってから「鼻水・鼻づまり、頭重感」がずっと続き、どんどん鼻炎が酷くなって悩んでおりました。実は小学生になってから今まで、季節の変わり目(年2回)での鼻炎だったので、その場しのぎとは分かっていましたが、つい近くの耳鼻科受診で済ませていました。さすがに今年酷くなってからは“これではいけない!”と思い、2月7日に再び10年ぶりに受診する事に決めました。
前のアトピー性皮膚炎もみるみるキレイに治していただきましたし、現在通院中の真由美もおかげ様で本当に調子良くて、鼻水も咳もなく元気に過ごしているので、松本先生の漢方治療の効果の素晴らしさは実感しており体験済みです。“なぜもっと早く受診しなかったのだろうか・・・”と後悔はありますが、何とか卒業までに受診できて、これから良くなっていくと思うと本当に良かったです。これで娘のこれからの将来を考えると、今決断して始めて良かったと思います。これから中学・高校と楽しくも多忙な生活が待っているので、「鼻水・鼻づまり・頭重感」に悩まされてはあまりにかわいそうです。これで松本先生にきちんと治していただけそうで、本当に安心しております。
服用して2週間なので、今はリバウンドのせいか症状は続いておりますが、すぐに良くなっていく事と思います。妹も姉と一緒に煎じ薬を服用できるので励みになっているようです。
これからも姉妹共々お世話になりますが、どうぞ宜しくお願い致します。
「アトピーとアレルギー性鼻炎」11歳・7歳 2005年1月29日
松本先生へ
いつもお世話になり、ありがとうございます。娘二人とも治していただき、本当にありがとうございました。
次女(7歳)は、3歳のころから、アレルギー性鼻炎で、季節の変わり目には、必ず、鼻水と咳を朝晩していました。そして、それがひどくなると、風邪に移行して、鼻かぜや、中耳炎、気管支炎をよくおこしてしまい、よく幼稚園も休んだものでした。だから、いつも何とかしなければ、と思っていました。
実は、長女(11歳)も、8年前は、アトピー性皮膚炎でした。あまりに痒くて、掻く上に、見た目にもかわいそうな顔をしていました。悩んでいたら、近所の方に松本漢方クリニックを紹介していただき、受診したのが、松本先生との出会いでした。
松本先生が「必ず治してあげるから!」とおっしゃって下さり、今まで悩んでいたのが、すっと楽になりました。先生を信じて、煎じ薬を飲ませ、漢方風呂に入れたら、なんと!半年ほどで、みるみるうちに、肌がきれいになり、かゆみも止まりました!本当に、松本先生の力、漢方の力に感謝し、実感していたので、「今回の次女の鼻炎も、きっと松本漢方クリニックに行けば治して下さる!」と確信して、昨年7月に受診いたしました。
久しぶりにお会いして、「今度は、下の子の治療をお願いします。」と言い、8年ぶりに、漢方を煎じて飲ます事になりました。そうしましたら、上の子と同じく、いや、もっと早くに、飲み始めてから2週間で、鼻水と咳が、ピタリと止まりました!
そして、この半年、特に10~11月の季節の変わり目には、昨年までのことがうそのように、鼻水が出ませんでした!たまに鼻水が出ても、風邪用の漢方を追加すれば、1~2日ですぐとまりました。
そして現在まで、咳は一度も出ず、この寒い冬も、風邪ひとつひくことなく、大変元気に過ごしております。改めて、松本先生のお力に感心し、感謝しております!調子がいいので、もう少し飲み続けていこうと思います。
今、アレルギーで悩んでおられる方が多いので、お近くにおられたら、ぜひ紹介してあげたいと思います。
娘二人とも治していただき、誠にありがとうございます!
現在17才の子供の母親です。
松本漢方クリニックの門をたたいたのは、2000年、6年前のことです。その当時は少しアトピーが出てきて、でも、出ている部分は体のほんの一部でした。
しかし、家の近くのお医者さんでは、ステロイド剤しか出してもらえず、これではいけないとおもいつつ、他の方法で根本的な治療をしてもらえるところを探しておりました。
ある時、友人より松本漢方クリニックのことを教えてもらい通い始めることとなりました。
うちの子供の程度は先生の言葉を借りて言うと“序々々々々の口”とのことでした。しっかり薬を飲めば、すぐに治せると思っておりましたが、臭いに非常に敏感なうちの子供はなかなか飲めず、コップに軽く一杯を飲むのが精一杯で、未だに、戻してもいいようにして飲んでいます。
感染症になったりリバウンドがきつい時もありましたが、もう少しで、体のかゆみの原因である体の外の方は治りそうなので、もうちょっと頑張ろうと思っています。
私は小学校1年生の時からアトピーが出始めました。
当時はそれほどひどいものでもなかったので特に気にするほどでもありませんでした。しかし、少しずつアトピーが広がり始めたので近所の皮膚科に通い始めました。そこでは使いすぎると良くないと言われながらもステロイドを服用していました。ステロイドは一時的には良くなることもありましたが気が付いたら以前よりもひどくなっているということがよくありました。
そして、中学校にあがっても治る気配がなかったのでその皮膚科を諦め、知人の紹介で松本漢方クリニックに行きました。そこで初めてステロイドは使ってはいけないことを知りました。私はそれから漢方による治療に変えたのです。
松本漢方クリニックに通い始めて1年くらいが経ってから副作用というものが出始め、生活にいろいろな支障がありあした。
例えば、お風呂に入る時に お湯をかけると声を上げるほどの痛みが生じたり、体育の授業などて汗をかいて無性にかゆくなったり、時にはじっと座っている事が出来ない時期もありました。これほどではなくても痛かったり、かゆくて仕方が無いような時が長く続きました。
しかし、そんなつらい時期も松本先生の絶対に治るという言葉を信じて必死に 耐えました。今では完治まではいかないまでもそれほどつらいと思うこともなくなりました。
私の場合はまだ、気が付くのが早かった分、つらい時期も短かったように思います。
アトピーで苦しむ人が少なくなっていくことを心から願っています。
「アトピー手記」F.R.17歳2005年1月22日
2歳頃から、季節の変わり目に副鼻腔炎になったり、肌が乾燥して、病院では「はたけ」と言われていました。
アトピーがどのような理由で出現するのか良くわからず、ひどくなればリンデロンを皮膚科で貰い、塗って、その場をしのぐということを繰り返していました。そのような塗り薬を一切使用せず、掻き傷のある所を、ばい菌から予防するということで、お風呂あがりにオキシフルで消毒していたときもありました。これはある小児科の先生に教えてもらった方法ですが、消毒をした部分は、脱色してしまいました。
小学校2年の秋に、突然体中にジンマシンが出て、夜中に病院へ行ったことがあります。翌日かかりつけの小児科医に連れて行くと、アレルギーの出方が皮膚からぜんそく様になるかもしれないとの指摘を受けました。ジンマシンは、そのように身体が変化する過程で出現する、と言われた記憶があります。
その後、ぜんそくにはならず、アトピー性皮膚炎は全身に広がってきました。今まで顔にはなかったので平気だったのですが、顔が痒いため掻いて傷口から血が出ては、かさぶたができて余計に痒くなりました。何とかしなければと焦る気持ちから、母の知人の紹介で遂に医科大のアレルギー外科を訪問することになりました。小3の5月ごろです。
そこまで放置したのは、ステロイドを使用せざるを得なくなることへの抵抗だったと思います。しかし、病院で血液検査を受け、樹木や雑草の花粉に加え、食べ物(小麦、米、じゃが芋等の穀物)が抗原となっていることを知り、私にはとてもショックでした。
治療に取り組むには、アトピー性皮膚炎についてよく知る必要があると思い、本を読んで多少の知識を得ることができました。アトピーが出現しやすい体質、何に対するアレルギーか、食物であればそれを除去した食事をすべきか否か、スキンケアについてなど、アトピーという相手を知ることは治療をする上で
とても参考になりました。
しかし、どの本にもステロイドの使い方が示されており、そのとき病院で処方を受けていた方法は、不安を抱かせるものでした。
顔用にはワセリンと弱いステロイドを混合したもの、それ以外にはワセリンに中程度のステロイドを混合したものを塗り、本に書かれているように一週間で使用を止めるという指示はありませんでした。
その薬を塗って症状を抑え、ペリアクチンという水性の飲み薬と抗アレルギー剤の粉薬を貰って、6か月間服用しました。その間、積極的に除去食療法とスキンケアを心掛けました。
アトピーを根治するには、ステロイドに頼っていては不可能ということを知っていたので、ステロイドを処方する医科大とは、遠からず縁を切らなくてはとの思いがいつも脳裏にありました。医科大での治療を止めてから本医院のことをタウンページで知るまでの2年少々は自宅での養生になりました。
皮膚が米ぬかのように乾燥して剥がれ落ちていくので、第一に心掛けたことは、スキンケア-よく身体を洗い、ワセリンを薄く塗布し皮層の保護をすること-でした。そうすることによって、顔や、肘とその内側、膝とその内側の赤みを除けば、アトピーはほぼ治っている状態まで来ていました。
小6の初夏に松本漢方クリニックのことを偶然タウンページで知り、漢方薬での治療を始めました。それから短期間のうちに、あの肘と膝の裏から赤みが消えていき、普通の肌に戻っていきました。これでアトピーは完治したと思い、漢方薬を飲み続けるのを数ヶ月間で中止しました。家庭では、現在に至るまで野菜を中心に、和食を心掛けています。しかし特定の食べ物を制限してはいません。完治したかに見えたアトピーですが、高校受験の頃、顔に少しずつ出てきました。また、春には花粉症による目の痒みや鼻水・鼻づまりに悩まされ、試験を受けるのが苦痛に感じられたことが多くあります。
今後も継続して治療を受け、漢方薬による体質改善を図りたいと思います。
「アトピー手記」(お母様記述)匿名希望18歳2006年1月6日
三重県
お世話になります。
先月 お薬を送って頂くのにお電話したところ、松本先生に代わられ、驚きました。初診以来行っていないため、経過も連絡せず申し訳ございませんでした。
現在の状況は、完治までは行かずとも、赤く膨らんでいる程度なので、毎日の消毒と赤い塗り薬で過ごせます。一番即効性のあったのは入浴剤で、入った後は肌がとてもしっとりし、かゆみがおさまりました。この入浴剤を、ひどかった時期に続けて入ったのがよかったようです。
その後、2回身体に大きな変化がありました。1回目は、わきに大きなぶつぶつが出てきました。まるで鳥が卵を巣の中に入れたように同じ大きさで、10個ほどです。一生懸命薬を塗ってもどんどん大きくなり、痛みもありました。そのうちに先っぽに赤い点ができ、その後どんどん引いて、きれいに治りました。小康状態を続けているところより、この大きいぶつぶつのできた方が治りが早いと思いました。2回目は、首の後ろにでき、同じような症状でした。これにより今の状態は良好です。
10月に新築し、引越しをしました。家族のほとんどが花粉症をもっているので、窓は3重の木製サッシにし、24時間換気にしました。悪化する時期はほとんど試験前なので、やはりストレスが一番いけないようです。現在大学入試目前のため、心配してますが、治療前と比べるとかなり改善していると思います。副作用の心配なく治療ができ、とても感謝してます。
今年の冬は寒さも厳しいですが、松本先生、スタッフの皆様、お身体に気をつけてお過ごし下さい。
息子が松本漢方クリニックにお世話になってから、もうすぐ二年になろうとしています。
息子は生後2ケ月の頃、ほっぺや耳たぶにアトピーが出始めました。初めての子供だったので、アトピーの事もよく知らず皮膚科で診察してもらい塗り薬(リンデロン)を処方してもらい塗って生活しておりました。食物に対してもアレルギーがありましたので、食べた物に反応して、嘔吐してしまったり、全身がかゆくなったりとアレルギーに振り回される日々を送っておりました。そのうち三歳の頃に、喘息にもなり、毎日の吸入や薬が、欠かせないようになりました。薬(ザジテン)を飲んでいても夜は、痒くて眠れず、痒い所を冷やしてやりなんとか暮らしておりましたが、小さい息子の体は悲鳴をあげているようそんな息子が5歳になった頃、新聞の小さいチラシの「アトピーは必ず治せる」と言うふれこみでしたが、その頃の私は皮膚科に対しても小児科に対してもアトピーを治す力は無いんだと思っておりましたので、半信半疑ながらもチラシの治療方法を試してみる事にしました。指導してくださる方は、とても年配の女性の方で、その方もアトピーで苦しんだ経験があり、いろいろ試して完治したので、その方法を指導してくださると言う事でしたが、その基本が、「ステロイドは絶対に使用してはいけない!」というもので、あとは、イオンの入浴剤とイオンのクリームを塗ることがメインでした。その治療方法が効いたのか、食べる物さえ気をつければ、痒みはあってもアトピーの湿疹が酷くなる事はありませんでした。この治療方法は2年く゛らい続けこれ以降息子は一度もステロイドは使用しませんでした。
そんな、なんとかアトピーと共存していた息子でしたが、高校2年生の7月、突然強烈な痒みを訴えるようになり、胸や顔にアトピーの湿疹が出始め、微熱、倦怠感と学校に登校する事も出来ない状態になりました。ただすくいだったのは、学校が夏休みになった事でした。もちろん近所の皮膚科に連れていきましたが、「1番きついステロイドを塗るしかない」と、1軒目の先生も2軒目の先生も口を揃えて断言しました。ステロイドの怖さを 知っている私も息子も治療を断って家に帰るしかありませんでした。そんな時、知人に教えられアトピーを治療してくれると言うマッサージに1ヶ月間毎日通いましたが、たいした効果はありませんでした。この頃の息子は、布団の中で1日中痒みと戦い、夜も眠る事すら出来ず、私も主人も自殺するのではないかと心配する日々でした。
まだ、夏休みの間は寝れる時に寝る事が出来たのですが、新学期が始まり学校へ通い始めたのですが、痒みが楽になる事は無く寝不足のままフラフラの状態で通学しておりました。救いだったのは、学校の先生方が息子の居眠りを許してくださったことでした。家の布団の中では上手く眠ることが出来ないのに学校の机の上なら眠れたのです。そんな状態のとき、修学旅行が近づいてきました。学校の先生から病院で修学旅行に参加出来るか確認して欲しいというのが参加の条件でした。私は、ステロイド無しで治療してくれる病院を必死にインターネットで探しました。そして見つけたのが松本漢方クリニックでした。もちろんすぐに息子を連れて受診しました。初めての診察のとき、全身アトピーの息子をみて先生は「必ず治るから!修学旅行に行ってきなさい」と声をかけてくださいました。その時の私は、これで治療できるんだとうれしくなり、思わず涙ぐんでしまいました。その日から息子は、漢方薬を飲み患部を消毒し入浴剤に2時間つかり、赤い塗り薬を塗る生活が始まりました。漢方薬は、「まずいまずい」と言いながらも飲んでくれましたが、親子共々辛かったのが入浴前の消毒でした。感染症の予防の為とはいえ、ボロボロの息子の皮膚にしみ、何度泣かれたかわかりません。そんな状態でしたが、6日間の修学旅行を無事に楽しく過ごすことが出来ました。同室の友達は一晩中体を掻きながら眠る息子にびっくりしていたそうです。そして、私はこのまま治療を進めていけばアトピーは治ると思っていたのですが、修学旅行から帰ってからは、へルペスとの闘いも始まったのでした。「なんとなくおしりの辺りがチクチクする」と言ったと思うと熱が38度以上になり激痛が始まるのです。そうなると抗ウイルス剤を飲んで効き始めるのを待つしかないのです。効き始めると何事も無かった様に熱も激痛も消えてしまうのです。そして、抗ウイルス剤を飲んでいる1週間は普通に生活出来るのですが、飲み終わって1週間前後でまたヘルペスが出てくるのです。
9月中旬から12月の3ヶ月間に40日間以上へルベスの薬を飲んでいたことになりました。抗ウイルス剤の副作用も気になりましたが、先生から「心配する量ではないから飲ませてあげなさい」と言っていただき1日も早く良くなることだけを祈って過ごすしかありません。ヘルペスは薬が効いて治まってくると皮膚の表面が硬くなり痔みが一層出てくる。そして掻いてしまうと、表面の硬い皮膚がフケの様に落ちてく、布団の中はもちろん家中息子の皮で1日何度も掃除機をかける生活でした。そんな苦しい生活も2008年のお正月を過ぎてから少しずつ変わり始めました。まず嬉しかったのは、ヘルペスが出なくなったことでした。他には、夜少しずつ眠れるようになったこと、そして、体を掻きすぎて短く弱弱しくなって変形していた両手の爪が元の状態に戻り始めていたことでした。この頃、血液検査していただくと、IgE抗体が初診の時は、10320だったのですが、7100にまで下がっていました。そのころには、痒みも減り、赤ら顔ではありましたが、アトピーの湿疹はありませんでした。
それ以降の息子は落ち着いた生活となり普通の高校3年生と同様に受験勉強に励むことが出来、無事に国立大学に合格することが出来ました。今も漢方薬と週2回の入浴剤は続けていますが、楽しく大学生活を送っております。1年ぶりでの採血では、1957まで下がり、本当にびっくりしてしまいました。現在では、赤ら顔もなくなり、皮膚のきめも細かくなり時々掻く程度で、松本漢方クリニックからの卒業も近いのかなと思っておりますが、松本先生から卒業といわれるまで続けて行くつもりです。
先生最後までよろしくお願いします。
私が松本漢方クリニックに通い始めたのは、約1年7ヶ月前のことです。
それまでは、「アトピーが治るらしい」と聞いた病院を転々としていましたが、やっぱり治らないので、もう病院に行くのをやめていました。しかし、高校2年の時に近くに良い病院があると聞いたので、そこに行くことにましたが、そこで強いステロイドを渡されたので、3週間ほどで行くのをやめました。そして母がインターネットで調べて松本漢方クリニックに行く事になりました。
漢方のお風呂に入ったり、薬を飲んだりするのは思ったより大変でした。でも徐々に漢方のお風呂にも慣れたし、飲み薬の苦いのにもなれました。病院に行き始めて、1ヶ月ほどは、ひどくなる一方でお風呂上りはむずむずするし、夜も満足に寝れず、ペンがうまく握れないほどになっていました。松本漢方クリニックに行く前はひざの裏、ひじ、首、手、太ももなどに症状が出ていましたが、漢方薬を飲み始めてからはそれに加えほっぺた、まぶた、肩、ひざにも症状が出るようになりました。一番ひどいいのは手で常にリンパ液が出で、手を握る事ができず集中して勉強する事ができませんでした。他にも、首は髪の毛がちくちく刺さって痛がゆかったし、ほっぺたはよくかくので、いつもみみずばれができていました。傷がふさがっても、すぐかいてしまってまた傷になるので、いつもとても悲しかったです。でも先生が「かいてもいい。」とおっしゃっていたので、それを自分にいつも言い聞かせていました。本当に治るのか心配になっても、先生が「絶対治してあげる。」と言ってくださったことや、HPで読んだ事思い出し、一日に何回も薬を塗り、漢方薬のお風呂に入ることができました。
今まで行っていた病院のように、アトピーが治る根拠が明確にされていなかったら、がんばれなかったと思います。後、家族の支えもなければ無理だったと思います。
そのおかげで、病院に通い始めた時の状態がうそのようにましになりました。IgE抗体の数も徐々に減り始め、首、ほっぺた、まぶた、肩、ひざ、太ももは見た目は普通の肌と変わりなくなりました。薬をまめに塗ることも日常になりました。後ひどいのは手のひらのみで、今でも汗をかいたりするとかいてしまいます。でもそこは、一番ステロイドを塗っていた所なのでそんなにすぐ治るとは思っていません。手以外は全くかゆくなくなったのがとても嬉しいです。これからも完治できるように精一杯努力しようと思います。
この手記を書くことによって、ステロイドはよくないという考えが少しでも広まればいいと思います。