「幼児のアトピー完治の手記」(お父様記述) 匿名希望7歳2015年11月24日
(現在7歳 治療時5歳 治療期間3~4ヶ月)
【経過】
生後しばらく特にアトピーの症状は見られませんでした。父親の私には子供の頃からアトピーがありました。ただし、冬に肌が荒れて湿疹が出る程度で、長じてからは改善していました。
2歳くらいから、肘や膝の内側、時に目の周りなどに、アトピーの症状が見られるようになりました。そして、アトピーとは別に食物アレルギーの疑いが出たのをキッカケに、京都市内の大学病院を受診しステロイドを塗り始めました。
その後、2~4歳にかけて、同じような状態が続いていたものの、4歳の冬にヘルペスに感染して一時的にアトピーの症状が悪化しました。インターネットで調べて松本漢方クリニックを受診することにしました。
松本漢方クリニックで診察を受けた結果、まずは抗生物質で感染症を改善させ、その後の数か月は煎じ薬と塗り薬(黄色・赤色)および薬草風呂(週に2~3回ほど)で様子をみることになりました。(ただし、保育園に通っていたこともあり、薬の服用は不規則になりがちでした)。
当初は悪化した症状(リバウンド?)のために心配したものの、1~2か月ほどして落ち着きだし、ほとんど症状が見られなくなりました。
松本漢方クリニックで治療を開始したのは春先で、症状が引き始めたのは初夏以降だったので、初めは薬が効いたのか、いつも通り夏になって自然に症状が和らいだのかは、わかりませんでしたが、それ以降ほとんど常にきれいな状態でしたで、効果があったのだとわかりました。(その後、もっと症状が酷かった下の娘も、治療開始後すぐに劇的に改善しましたので、今では効果に確信をもっています。妹の手記については後日送付いたします)。
実感としては、薬によって治ったというよりも、松本先生が常におっしゃっている通り、本人の治す力(身体を安定した状態にする力)が働いたように思います。処方いただいた薬は、その力を効果的に引き出してくれたように思います。そのことを証明するように、わずか数か月(3~4か月)の治療後、ほとんど全く症状が出なくなりました。(風邪や疲労など、免疫力が低下すると思われるときに、ほんの少しだけ湿疹が出ることはあります)。本人は間もなく8歳になりますが、それ以来なんの投薬・治療も受けていません。
今、子供さんのアトピーの症状で悩まれている方には、松本漢方クリニックを受診することをお勧めします。もちろん、個人差があると思います。ただ、私たちの二人の娘には大きな効果があったことは確かです。
現在4歳の下の娘は、毎晩痒さのために泣いて起き、昼間も掻きむしって保育園から血を流して帰ってくる日が何度もありました。しかし、今では夜起きたとしても1回までで、昼間はほとんど痒がりません。傷だらけだった手足は相当綺麗になりました。
この手記が少しでも皆さんのお役に立つことを願っております。
「アトピー手記」1歳10ヶ月2008年10月10日
アトピー(生後3ヶ月)
第2子を妊娠中の時、助産院で蛋白不足と言われました。
そして「卵、牛乳、ヨーグルト等をたくさん食べなさい。」という事でした。
同時に、「アレルギーを気にする人もいるけど、心配しなくても大丈夫。」とも言われました。それを信じて、どんどん毎日飲食しました。
因果関係は分かりませんが、出産した時から子供の顔には、赤味がある部分がありました。ですが大した事も無いだろうと思っていました。検診の時も状態が少し悪く、助産院で貰った軟膏を塗っていました。
ですが徐々に悪化し、とうとう3ヶ月の時には市民HPに入院しました。
診断は肌荒れとトビヒと水痘に一辺にかかったので、こんなに酷くなっています。というものでした。アトピーでは?という問いには、「3ヶ月では、そういう診断は出来ません。」という答えでした。
その時は耳たぶも、とけそうな位で治るのかとても不安でした。
約2週間の入院で、治療を受け無事退院できました。ですがその時処方された薬には少しですが、ステロイドも含まれていて、私は使いたくありませんでした。するとやはりまだ少しづつ悪くなり、このままでは駄目だと思い、助産院で紹介して頂いた松本漢方クリニックにきました。
最初は不安一杯で、診察時話を聞いている時に思わず泣けて着ました。
でも、松本先生の「絶対治る!休日でも電話して!」と自宅の番号も頂き信じてみようと思い、お風呂と塗り薬を続けました。
多少はリバウンドは有ったのかも知れませんが、5ヶ月頃には大分良くなりました。途中、母が薦めてくれた、アロエ等の商品も、免疫を上げるのに良いようだと知り、愛用させました。
食事制限も殆どせず、痒い時はかかせていきました。高かったアレルギー数値もわずかになり、今ではお肌もピカピカです。
松本漢方クリニックに出会い考え方も色々変わり、良かったと思います。
本当に有難うございました。未筆ですが、皆様の健康も心よりお祈り申し上げます。
「松本先生と出会って」
娘は、生後2ヶ月頃から足首がかさつきだし、3ヶ月健診でアトピーかもしれないと診断されました。アトピーという言葉を聞いた時、まさか自分の子どもが…とショックを受けて家に帰ったのを覚えています。
9ヶ月頃、出産後からすっとお世話になっていた小児科の先生の勧めで、アトピー専門の病院を紹介してもらい、アトピーの治療が始まりました。
その病院での治療は、私達親子にとってとても辛いものでした。
まだ母乳を飲んでいた為、娘が食べてはいけない物(卵・卵が混ぜ込んである全てのもの・揚げ物・ドレッシング類.甘い物・輸入物・食品添加物が入っている物などまだまだ数えきれないほどの食事制限がありました)は、もちろん私も食べることか出来ず、本当に細かい制限があり、食べものがなく、気が付けぱ私の体重は8Kgも減っていました。普通食になっても娘の食事制限は続き、3歳になって保育園に通うようになっても給食が食べられず、メニューを見て食べられない時は、お弁当とおやつを持って登園させていました。それでも給食の先生は、少しでも他の子と同じ給食が食べられるようにと、手間が掛かるのに、娘専用の給食を作って下さる時もありました。それには本当に感謝です。娘の治療は食事制限だけでなく、もちろん薬も飲んでいました。
治療が始まった9ヶ月の時から、ザジデンと漢方薬を服用し、塗り薬はブロぺトと、アルメタを2倍と4倍に薄めた物を使い分けていました。ザジデンを二年程続けて服用した後、セルテクトに薬が変わり、もう一つアタラックスPも処右されるようになりましだ。私は薬についてあまり知識かなく、病院の先生が出されるのだから間違いはないと、出される薬を信じて小さな我が子に毎日毎日飲ませました。
いつになったら食事制限は終わるのか、まだ、薬を飲ませても痒みはおさまらす、毎日痒がるという繰り返しでイライラが募りだし、ここの病院にずっと通院するべきか、違う病院にかえるべきか考えていた頃、受付の人が言った心無い一言で私の気持ちは決まりました。
以前、親戚のおじさんが松本漢方クリニックの話をしていたのを思い出し、早速ネットで調べてみましだ。子供を寝かしつけた後、毎晩調べました。
患者さんが書かれた手記を、とりつかれたように全て読みあさりました。初めて手記を読んだ時は、感動して涙があふれました。同じような思いをしている人かこんなにいる。
娘が痒くて掻いている姿を見て何度も「掻いては駄目!!」と言い、アトピーじゃなかったらと何度思ったことか…など数え切れないくらいの思いが込み上げてきました。手記を書いた人の気持ちが本当によくわかりました。最初の長い文章は、-度読んだだけでは理解出来す、プリントアウトして何度も繰り返し読みました。それにより、言まで娘がしてきた食事制限がどんなに無意味なことか、4年近くもの間、どれだけ恐い薬を飲ませてきたか、気付かされました。すぐに言まで飲んでいたセルテクトとアタラックスPを飲ませるのはやめました。そして、松本漢方クリニックに行けば必す治るという確信が私の中に芽生えました。
10月、松本漢方クリニックへ行くと、先生は他の患害さんと同じように「冶してあげる」と言って下さいました。そして、会までの治療(飲んでいた薬など)の話をすると、「わ-!これは酷いよ-.痒いよ-!!」と言われました。インターネットにすべて目を通し、納得していた私は覚悟していたので、先生のその言葉も受け入れることが出来ました。薬湯、アトピーの煎じ薬、ネオヨジン、エルタシン、黄色と赤色の塗り薬、風邪薬、抗生剤を処方され、帰って早速薬湯を試してみました。1時間のお風呂に入るのは大変でしたが、なだめたりおもちゃで遊んだりしながらなんとか毎日お風呂に入り続けました。初めの1週間は掻き方が少し激しくなったくらいで、あまり変化はなく、傷が出来ても薬湯のお風呂に入るとすぐに治るといった感じでした。2週間目くらいからお腹に湿疹が出来ましだが、これも-週間程するとなくなりました。1ヶ月した頃、風邪が原因で咳が止まらず、松本先生に電話で尋ねてみたところ、喘息が出ているということで喘息の薬を送ってもらい、飲み始めました。飲み始めるとすぐ咳は落ち着きました。その頃アトピーの方は、風呂上がりや寝る前、夜中に掻くことが多く、ほとんど毎日夜中に起きて1時間掻き続け、少し寝てはまた掻くの繰り返しでした。傷が増えてきた為、朝晩の消毒は痛がり、薬湯の絞り薬エルタシン、黄色と赤色の塗り薬を塗るのに20分もかかるようになりました。朝布団の上を見ると、皮膚がボロボロ落ちていて、毎日布団の掃除は欠かせませんでした。良くなったり悪くなったりの繰り返しでしたが、通院を始めて5ヶ月が経った頃、傷がほとんどなくなり、塗り薬を塗らなくてもいいくらいになりました。もう良くなったのかな?と思ったら、まだ掻いて傷が出来始め、通院を始めて半年後、今までで一番酷い状態になりました。布団にもたくさん血がつき、夜中に起きて掻くの繰り返しで、娘も私も眠れない日が続きました。
いつになったら良くなるのか考えたこともありますが、自分の中で1年という目標を立てて、毎日薬湯に入り続けました。その後も一進一退の日々が続いていましだが、そろそろ1年が経つという頃、傷がほとんどなくなり、電話で松本先生から、「薬湯は3日に1回でいい」と言われました。
そして丁度1年が経った時に松本漢方クリニックへ行くと、先生から「週末だけでいいよ」と言われ、とても嬉しい気持ちで家に帰りました。今、週末だけ入っていますが、膝の裏の辺りに多少かさつきがありますが、肌はつるつるで、今までの状態が嘘のように良くなりましだ。本当に松本先生に感謝です。
娘は2度喘息が出ましだが、あまり酷くならす、またアトピーの方もどれだけ激しい!」リバウンドがくるかと覚悟していましたが、思っていたより軽く、後はこのまま完治してくれればと願うばかりです。多少お金も掛かりましだが、一年前思い切って松本漢方クリニックに行って本当に良かったと思います。
以前通っていた病院にあのまま通院していたら、今もたくさんの食事制限があって、食べられない物ばかりだったのだろうと、主人とよく話をしています。
完治にはもう少し時間が掛かりそうですが、これからも宜しくお願いします。
「息子の湿疹」(お母様記述)1歳男性2006年2月12日
私の息子は、8月下旬に誕生しました。生後4日目でオムツかぶれ、生後1ヶ月も経たないうちに、顔に湿疹が出始めました。1ヶ月健診の時に乳児湿疹との診断で、アンダームという薬をもらいました。塗ったところ、症状が改善し、ほっとしていましたが、そのころから授乳中にしきりに顔に手をやるようになりました。(掻いているわけではなかったのですが)
11月に入ると、急に体全体が乾燥し始め、特にほっパたが乾燥して赤くなりました。その後、2~3日して、顔に湿疹が出始め、耳を掻きむしるようになりました。耳の付け根に傷ができ、汁が出るようになりました。
すぐに近くの小児科で診てもらい、「アルメタ(副腎皮質ステロイド)とワセリンの混合薬」を処方されました。塗ると、傷はすぐに治りました。けれどしばらくするとまた切れるようになり、何度か繰り返しました。顔全体には『ワセリン』を2日間塗り、乾燥が少しおさまったため、その後市販の保湿クリームで保湿に気をつけるようにしました。
12月に入り、今度は頭皮の乾燥が目立つようになってきました。頭を掻くようになり、夜に布団にこすり付けるようになって、髪が抜けていきました。さらに、頭の掻いている箇所に赤っぽい湿疹ができてきました。
小児科で診てもらうと、今度は「リドメックスコーワローション』という、またしてもステロイドを処方されました。湿疹のひどい部分に2回だけ塗布し、湿疹はきれいになくなりました。頭の乾燥は依然としてひどく、顔と同様の保湿クリームを塗りましたが、効果はありません。また胸からお腹にかけて、小さな湿疹が出始めました。耳の付け根は、相変わらず切れたり治ったりの繰り返しでした。
4ヶ月健診のときに、耳の傷とよだれかぶれ(?)もひどかったので、診てもらうと、耳の傷に『リンデロンVG』よだれかぶれに『亜鉛華単軟膏」を処方され、耳の傷はすぐに治りました。よだれかぶれは一向に良くならないままでした。
年末に、尿路感染症で総合病院に入院することになり、ついでにとぱかり、体の湿疹をみてもらいました。体が乾燥しており、胸~おなかにかけての湿疹が赤くなっていました。首のくびれも真っ赤です。けれども、処方されたのは、またしても「アルメタワセリン』・・・・どこの病院も同じなんだと感じました。
ステロイドは怖い薬ということは、なんとなくわかっていました。けれど、息子の痒そうな様子を見ると、なんとかしたい一心で、ステロイドを使っていました。治ると本当に嬉しくて、でも繰り返すと、ガッカリというより、なんで?という感じで、ステロイドの限界というか、ステロイドでは完治しないんだという思いが日に日に増していきました。
アトピーだとは思いたくありませんでした。医者からアトピーと診断を下されたことはありませんでしたし、周りからも、アトピーは、膝の後ろとか、ひじの内側の湿疹がひどい、耳の下が切れるのが特徴だと聞いていました。息子は、そのような症状がなかったことで、単なる、乾燥・敏感肌だと思いたかったのです。でも心の中では、本当はアトピーだったら・・・と不安な気持ちがいつもありました。
インターネットで松本漢方クリニックを知ったのはその頃です。インターネットで松本漢方クリニックのホームベージを読み、ここしかない!と直感しました。ページをすべて印刷し、主人に読んでもらい、説得して、早速大阪まで行くことに決めました。当時息子は、ちょうど生後5ケ月に入ったばかり、高槻までは車で4時間はかかります。初めての長距離移動でしたので、心配でしたが、早くたどり着きたい気持ちでいっぱいでした。
初めて松本漢方クリニックの中に入ったとき、本当に漢方薬のにおいがしました。不思議と気持ちが落ち着きました。たくさんの患者さんが待っておられました。休日だったこともあり、待ち時間は3時間ほどだったでしょうか。待っている間に、漢方薬のお風呂の入り方などを説明していただき、松本漢方クリニックの治療でアトピーが完治したお子さんの経過を写真で見せていただいたりしました。写真のお子さんの症状は、本当に全身ひどい湿疹で、それに比べると息子は軽い症状のように感じました。
そしてようやく息子の名前が呼ばれました。松本先生は、とにかく精力的な方だという印象を受けました。私たちが診察を受けている間にも、電話がバンバンかかってきますし、あっちへ行ったりこっちへ行ったり・・・座っていることがあまりありません。息子の手を握り、「絶対に治してあげる!」とおっしゃってくださいました。
そして、お風呂の漢方薬、シコンの赤い漢方薬、消毒薬、抗生剤をいただきました。このお薬で息子の湿疹がよくなるんだ!と思うと、心からほっとしました。それまではずっと不安だったものが、すがるものができると、本当に楽になれるものなのだと思いました。
翌日から、毎日午後の入浴が日課になりました。いろいろな方の手記を読むと、お風呂に入り始めると、数日後から、湿疹が一気に出始める・・・ということでしたので、いつ出るか?と待っていたのですが、息子の場合、思ったより一気に出たということはありませんでした。赤くて小さな湿疹が出ては、徐々に黒っぽくなっていき、やがて消えていくという状態でした。
耳とあごの傷は、薬湯に入るようになってしばらくしてきれいに治り、その後傷になることはありませんでした。これは本当に嬉しかったです。
体のほかの部分も、汁が出てひどくなるようなこともなく、絶対に一時的に症状が悪化すると思っていましたので、このまま治るの?と逆に心配になるほど、意外にも順調に消えていきました。
小さな息子を、1時間もお風呂に入れるのは大変でした。時には大泣きさせながら、我慢のお風呂でした。ずっと抱っこしたまま、途中で息子が眠ってしまうことも多々ありました。
そして4ケ月ほど経った頃には、ほとんど湿疹もなくなり、お腹も白く、かすかに湿疹のあった部分が黒ずんでいるような状態にまでなりました。松本先生からも手記を書くようにと言っていただき、お風呂に入り続けてよかったと思いました。息子はその後全く湿疹のないきれいな状態になりました。
息子は、離乳食も順調に進み、当初食べると顔が赤くなった、うどんも卵も、今ではなんともありません。
考えてみると、息子は、アトピーのなかでも軽い症状だったと思います。最初は訳もわからず、息子のためと思い、ステロイドを使っていましたが、その事が逆に息子に悪影響を与えていたのです。でもそのことに早く気づくことができ、ラッキーだったと思います。
松本先生、本当にありがとうございました。これから先、また何かトラブルが出たときには、迷わず松本漢方クリニックへ連れて行きたいと思います。
最後に、レポート提出が遅くなり、本当に申し訳ありませんでした。お詫び申し上げます。
「息子の湿疹 その2」(お母様記述)1歳男性2006年2月18日
息子は、治療を始めて5ヵ月後には、全く湿疹がない状態になりました。肌もつるつるして、色も白くなり、湿疹があったんなんて全くわかりません。治ったんだ!と思いました。
ちょうどその頃、家の引越しや、私の体調不良などが重なり(そんなことは理由にはならないのですが)、「ここまで治ったから・・・」と、そのまま薬湯の治療を勝手に中断してしまったのです。今思うと、なんて浅はかな考えだったろうと思うのですが、その頃は、息子の肌がすっかりきれいになっていたこともあり、毎日のお風呂を負担に感じてきていたのだと思います。
その後も、息子の肌のきれいな状態はつづきました。夏には、ベビーカーでよく散歩にも出掛け、少し日にもやけ、肌も強くなったように感じました。
ところが11月半ばくらいからでしょうか、寒くて暖房を入れるようになってから、しばらくして、お腹と背中部分が乾燥しはじめました。顔や腕や足はつるつるなのですが、お腹と背中は、なんとなく粉をふいてきているようです。
12月に入ると、顔も乾燥し始めました。普段はそうでもないのですが、眠気がしてくると、おでこの髪の生え際のところや、耳の付け根や首の後ろを掻くようになりました。
1月中ごろには、ぽつぽつと赤みのある湿疹が、胸~お腹、背中に出始め、下旬には、もう一気に背中一面にぼこぼこっとした、蕁麻疹のような、厚みのある湿疹が出てきました。普段は掻きませんが、服を脱がせると、途端にお腹やわき腹、お尻など掻き始めます。ひっかき傷もできてきました。手や足にも小さな湿疹が出てきました。手足の指と指の間が赤くなっており、しもやけのようなかんじで、痒みがあるようです。あんなにきれいだった肌が、1年前のひどい状態に戻ってしまったのです。
他の病院では治らないことはわかっています。松本漢方クリニックでしか治らないのです。前回、勝手に治療を中断して、きっとお叱りを受けるだろうけれど、もう一度松本先生にお願いするしかない・・・本当に勝手な親ですね。馬鹿な親です。元に戻ってしまった息子の体を抱きしめて、「ごめんね、ママが馬鹿だった。息子は、お風呂がんばって入ってたのに、ママが台無しにしちゃったね、ほんとにごめんね。」
そして松本漢方クリニックへ向かいました。「どんなにお叱りを受けてもお願いしよう、今度こそ、絶対に完治させなければ・・・」と思いながら、車を走らせました。
松本先生は、「勝手に治ったと判断して、治療をやめてしまうから・・・」とお叱りになりました。でも最後には、「大丈夫だから」とおっしゃってくださいました。松本先生は、いつも真剣に治療して下さっているのに、受ける側も真剣でなければならないのに、松本先生にも息子にも、本当に申し訳なく思いました。「今度こそは完治させよう、松本先生に、もう完治したから来なくていいよ、お風呂にも入らなくていいよ。」と、いつの日か言っていただけるまで、息子と頑張ろうと心に誓いました。
そしてまた、漢方のお風呂に入る日々が始まりました。まだ1週間になりませんが、今まで出ていた湿疹が薄くなってきました。色も赤みがうすくなってきており、手のひらや足の湿疹も掻かなくなってきました。逆に今まで出ていなかった脚の部分には、新たな湿疹が出始めています。改めて薬湯や赤いシコンの薬の効果を実感しております。
松本先生、今度こそ最後まで頑張ります。これから、どうぞよろしくお願いいたします。
<治療前>
生後1ヶ月 顔(おでこ、ほほ)に発疹できはじめる。黄色い汁がでて
~ ジュクジュクする。1ヶ月健診で乳児湿疹だろうと言われる。
2ヶ月 母乳のみで育てたいので卵製品、乳製品、小麦粉製品をなるべく食べない様にしてみるが変わらない。
食事制限と産後の寝不足で私もイライラしてしまい、母乳からミルクに変えようと哺乳瓶を何度も試すが、全くうけつけない。
生後3ヶ月 肘、首、胸の発疹広がり、ジュクジュクしてくる。アトピーかも・・・と思い始める。ステロイド治療の副作用の恐さは知っていたので、なかなか皮膚科に行けず。電話帳を何度もめくり、3日ほど悩んだ末、松本漢方クリニックを初診。
治療に納得がいかなければ、他の所に行こう・・・という気持ち。
耳下~あごはたくさん浸出液が出て、夜泣きもひどく、よくかいていました。
<初診>
10月10日 「アトピーです」告げられた時、やっぱり・・・という気持ち
(生後96日目) と、夫も私もアレルギーは結膜炎ぐらいしかなかったので、
ショックを受けました。血液検査をして分かったのですが、私のニキビと思っていたのはアトピーで、IgEは3倍、イネ、スギ、ハウスダスト、ダニに反応していました。
「絶対治してあげる。」「インターネットのホームページを読んで納得できたら治療を始めて」と言われました。治療費が漢方を使うため月5~6万かかることも悩みましたが、夫と相談し、一生ステロイドづけで病院に通うことを思えば、必ず治るならお世話になろうと決めました。治療には根気がいること、リバウンド等納得していなければ、途中で投げ出してしまっていたかもしれません。
食事制限は不要・・・驚きました。母乳に加工した卵や牛乳をおっぱいとしてあげてねと言われ、ミルクに変えなくていいんだ、母乳を飲ませてあげられると嬉しかったのを覚えています。治療は、千晶の入浴(ベビーバスで1時間)と入浴前の消毒、入浴後の2種類の軟膏、私の煎じ薬(結膜炎)で始まりました。
<1週間後> 湿疹の赤みが増し、黄色い液がどんどんでました。千晶が泣くと、ブツブツがつぶれ、汁がたくさんしみ出てきていました。それが固まって、服や髪にくっつき、はがすと激しく泣きました。朝は夜の間にはがれた褐色の皮がたくさんシーツにちらばっていました。シーツはこの皮と血液で汚れるので、毎日洗濯、服も漂白しなければシミが取れませんでした。ただ、見た目は痛々しそうだったのですが、夜10時頃に寝てくれる日もでてきました。また、痒がったらかかせてもいいと言われ、大泣きしている千晶のブツブツの上をかいてあげると、今まで激しく泣いていたのがピタッと治まり、気持ちよさそうにしています。もっと早くここにきていればよかったと思いました。
1時間の入浴、煎じ薬を毎日作るのは、思っていた以上に大変でした。おもちゃを用意したり、歌をうたったりして乗り切りました。手が腱鞘炎になったり、面倒だなと思うこともありましたが、3ヶ月はとにかくがんばろうと(自分に)言い聞かせました。初めは泣いて1時間は無理で、20分くらいのこともありました。家族の協力(理解)があってこそ、私は続けられたと思います。夫も、インターネットを読んでもらってから、協力的になってくれ、一緒にお風呂に入れてくれたりするようになりました。
その頃散歩中によく知らない人に「アトピー?」「かわいそう」と言われることがありました。視線も気になりました。でも「毒を出して強くなろうね」と言いきかせていました。よく夫にも愚痴をこぼしていました。食事制限をする必要もなく、野菜はできるだけ低農薬の旬のものを使うようになりました。意識して卵、乳製品、パンやうどんなどの小麦製品を摂るようになりました。
<2週間後> じくじくはさらにひどくなり、足がカサカサしはじめ、残り湯を浴びている私の体中がかゆくなりました。(1週間ほど続きました。)結膜炎は早くも目やにがならなくなりました。
<1ヵ月後> 1番きつくブツブツが出ました。発疹ははがれ、泣くたびに浸出液がたくさん出ました。股と頭、手のひらと足のうら以外はほぼ全身といっていいほど消毒していました。松本先生の毎回の「ぜったい治してあげるからね」と一言と他の方の手記を読んで、弱気な時は勇気をもらいました。ステロイドに逃げようと気持ちはおこりませんでした。
体重は5.7kg。異常な減り方はなく、感染による熱を出すこともありませんでした。
11/20 私の結膜炎がほぼ気にならなくなったので、私の飲み薬が千晶のアトピー用に変わりました。母乳を通して、薬をあげていくと言われました。千晶の耳下のじくじくは続いていて、新たにお腹にもできはじめました。全身のカサカサも目立つようになりました。でも夜泣きはひどくならず、かゆそうに泣いている時はかいてあげると気持ちよくしてくれるし、朝のシーツの汚れも少しずつ減ってきました。
11/29 顔の赤みが全体的にひいて、アトピー前の白い肌がみえてきました。実家へ泊まる時は、漢方の入浴剤を持って行きました。家ではベビーバスからふつうの浴槽に変えたので、私も一緒に入れるため、お風呂への負担が楽になってきました。
煎じるのも慣れてきて、あまり苦にならなくなってきました。
<2ヵ月後> 12/13 白肌になり、ブツブツは目立たなくなりました。入浴は20分くらいにしていました。
シーツも毎日洗濯する必要がなくなりました。
<3ヵ月後> 1/30 離乳食で初めてのタンパク質を口に入れました。(豆腐→しらす)
肘、膝のカサつきが少しある程度でひどくなりませんでした。
2/4 入浴が1回/2日になりました。かたゆで卵も少しずつ食べさせてOKと言われました。その後1週間は両ほほの湿疹と浸出液が少し増えたぐらいでした。
<4ヵ月後> 肘、ほほに発疹がでても目立ってひどくはなりませんでした。
2/14 じんま疹(~/17)原因はわからず、まぶたが腫れ、顔は
真っ赤になりむくみました。全身に赤いボコボコができ、松本先生に電話受診しました。薬は特に使わないと。3~4日はかゆがり、気嫌が悪かったのですが、うそみたいに消えていきました。
2/22 じんま疹。(プリンを1/5さじ食べた1時間後)急激に広がって激しく泣く。3回大量に嘔吐しました。普段吐くことが少ない子なので、気管の方までひろがって呼吸が止まったらどうしよう・・・不安で不安でおそろしかったのですが、2時間ですっかり元に治まり、あとかたもなくなりました。しばらくはこわくて卵を食べさせられませんでした。
3/6 漢方風呂が1回/3日に。私の母乳を通じて千晶が飲んでいた煎じ薬が終了しました。ゲンタシン→アクロマイシンへ。
カサカサの皮膚は白くサラサラになり、発疹は腕に何個か5mm程度のものが時々出る程度。(魚や豆腐をたくさん食べた時など)一見アトピーとは「分からない」と周りが言ってくれる様になりました。卵も少しずつ食べてもいいと言われています。消毒はほとんどしなくてもじゅくじゅくはなくなりました。
<5ヵ月後> 3/12 離乳食で蛋白質の量を増やす(ふ、ヨーグルト、豆腐、しらす)。ほほ下に湿疹。じゅくじゅくはなし。
3/18 ゆで卵の黄身をひとかけら食べるが、じんま疹でず。
3/21 3/18と同じ
3/26 湿疹なし。カサカサなし。
<6ヵ月後> 5/2~/4 帰省。両ほほにブツブツ(パン、お菓子[ベビー用]を食べさせた)
5/6 たまごボーロ3個食べた後、顔にじんま疹様のボコボコが
5個くらいできる。1~2時間で消える。
5/9 松本先生に手記を書いて下さいと言われる。やっとこの日がきました!発疹は肘に小さいものが少しあるのみで、顔はひどかった頃の痕が全く残っていない。
5/30 5/9以降何もできず。消毒する所がない。
4歳アトピー手記
私が子供のころからアトピーでステロイド漬けになっていたので息子には、そうなってほしくなく松本漢方クリニックに通いました。
煎じ薬を飲んですぐに、額、腕、足とリバウンドが出てきました。ある程度覚悟はしていたので気にすることなく治るのを信じて、煎じ薬、1日おきの漢方風呂を続けました。3ヶ月経過した頃から症状が良くなっていき半年もするとアトピーと分からないほど改善しました。あれこら2年経ち息子も小学1年生になりました。夏になると汗をかく関節などが赤くなりプールに入るので、とびひにもなりますが、その都度漢方薬、抗生剤を送ってもらい対処しています。やはりそこまでしてステロイド使いたくないのは、私自身がステロイド漬けで辛い思いをしているから息子には絶対にそうなってほしくないからです。
大人になってからのリバウンドは本当につらいです。子供時代に松本漢方クリニックに通わせてあげれたのが親としてアトピーで産んでしまった息子への罪滅ぼしだと思っています。
これからもよろしくお願いします。
「漢方薬の効果を実感」 (お母様記述)匿名希望4歳2017年4月10日
症状が出始めたのは3歳の1月頃でした。背中に細かい湿疹が出て痒がり、続いて右手の肘の裏にブツブツができ、なかなか治らなりませんでした。松本漢方クリニックで漢方の煎じ薬1種類とヘルペスの塗り薬と赤と黄色の軟膏、ゲンタシンをもらいました。煎じ薬はハチミツをまぜ、朝は飲めない時もありましたが夜は毎日飲みました。
特に変化はなく1ヵ月半程たった時ヘルペスの塗り薬を切らしてしまい2日程塗れていない時がありました。その時ブツブツから汁が出始めあっという間に身体中にブツブツが広がってしまいました。1センチ位の水疱が破けて汁が出てから治っていく感じで薬を塗る時も痛がりとてもかわいそうで辛かったです。その時はヘルペスの飲み薬を処方してもらい朝昼晩飲みました。その状態は2ヵ月程でおさまりましたが跡は残り右手の肘の裏だけは治りませんでした。その後も煎じ薬、ヘルペスの塗り薬、赤と黄色の軟膏、ゲンタシンを塗り続け、右手はいつも痒がってボリボリ掻き血がにじむ毎日でした。
いつの間にか身体中の跡は消え10ヵ月程過ぎた頃には背中の細かい湿疹は無くなり痒がらなくなっていました。右手は変わらず掻きむしり毎日血が少し出ている状態が続き、1年3ヵ月たった今やっと血も出ずブツブツはなくなりました。まだ少しザラザラした皮膚ですが大分ましになりました。
小さい頃はよく風邪をひき咳も出る事が多く喘息の気があると言われたり、結膜炎にも数回なりクループにもなりました。アトピーで松本漢方クリニックに10年ほど通っていた友達がいるので、私もステロイドは使いたくないと考えるようになりました。私に子供が産まれてアトピーだったら松本漢方クリニックに通おうと思っていました。それなのに結膜炎やクループの時はステロイドを使っていたし風邪薬も飲ませていた事を後悔しました。煎じ薬を飲み始めてから風邪をあまりひかなくなりました。咳も出なくなり喘息っぽい状態は全くありません。顔色も良くなったと思います。便秘気味だったのもなくなり漢方を飲んで良い事しかありません。毎日煎じ薬を飲んでくれた子供と松本先生に感謝しています。
「娘のアトピー手記」 (お母様記述)匿名希望9歳2017年1月15日
松本漢方クリニックに通いだしたのは、今から6年前になります。長女が4歳4ヵ月になったころ、以前より通院していた病院での治療に疑問を持ちだしたのがきっかけでした。
①生後2ヵ月
長女は生後2ヵ月を過ぎたころから湿疹が発生し、近くの皮膚科の病院へ通院をしておりました。通院している病院では、比較的少量のステロイドと亜鉛化軟膏との併用処方とのことで、通院を続けておりました。
②1歳3ヵ月
1歳3ヵ月を過ぎた頃、アレルギー検査をしたところ、卵・乳・小麦・大豆・米などほとんどの食べ物に反応が確認され、大量のステロイドやアレルギーを抑える薬を処方されるようになりました。
③1歳6ヵ月
ステロイドを使っていない病院を探し通いました。そこではステロイドは使わないが、痒みを抑える飲み薬やその他のアレルギーを抑える飲み薬を処方されました。そこに3年ほど通うがすっきりせず、薬を飲み続けるのに抵抗がありました。
④4歳4ヵ月
喘息が出ました。このままでは喘息の治療でステロイドや薬漬けになってしまう!と不安になり、インターネットで見つけたのが、松本漢方クリニックです。松本先生曰く、ステロイドだけでなく、痒み止めの飲み薬も免疫を抑えると聞いてショックでした。以前の病院で3年間も飲み続けていたことを恐ろしく思いました。
⑤通院開始から~3日目(2011年6月) 年齢:4歳4ヵ月
1日目の夜、長女は夜中12時頃から3時半頃まで、痒さを訴え、私もその対応でほとんど眠ることができませんでした。私自身の疲労もありましたが、4歳の長女がかわいそうで、つらい1日でした。2日~3日間同じような症状が続きました。
⑥4日目~6日目
夜中の痒みから、ひっかき傷で、腕や足、とくにその関節のあたりから血が出るようになりました。翌朝は、皮膚から液がふきだし、じゅくじゅくの状態が続きました。
⑦6日~13日
夜に腕を掻くが、少しずつ液は出なくなってきました。朝にはかさぶたみたいなものがとれた感じで、傷やじゅくじゅくも少なくなってきました。少し良い変化が出てきたころです。
⑧15日
よくなってきたと思ったのもつかの間、水泡みたいなものが発生。先生に電話→抗生物質を飲み様子をみることになりました。
⑨1ヵ月
喘息をアトピーに変える煎じ薬を飲み始めました。コントロールにできることに驚く一方で、ステロイドなどの副作用のない対処で、改めて、先生に感謝しました。
⑩2ヵ月後(2011年8月) 年齢:4歳6ヵ月
腕が急にきれいになり始め、薬を塗るのも少し楽になりました。痒みはなくなりませんし、湿疹も出ますが、わりとすぐにかれるようになりました。風邪をひいても、喘息が出なくなりました。風邪をひいても、薬を飲まない方がいいという理屈もわかり、風邪で熱が出ても悩まなくなりました。
⑪通院開始から約3年間
この3年間、夜中の痒みは続き、塗り薬の処方や漢方のお風呂などの処方を続けていました。3年間繰り返しの毎日で、大変な日々は続きましたが、湿疹や喘息は、ほぼなくなりました。
⑫通院開始から約3年後 年齢:7歳(小学1年生)
春になり、花粉・黄砂・PM2.5等の時期で、少し肌が悪化しますが、すぐによくなります。小学校になると、給食やプールなどありますが、他の子ども達と一緒に、学校を楽しんでいました。
現在長女は、10歳。通院開始から6年が経過しました。湿疹は殆どなくなりました。今はまだ、乳と卵が×ですが、それ以外の食べ物ではアレルギーの反応はなくなりました。松本漢方クリニックの通院前に、アレルギーを抑える薬を飲んでいたため、時間がかかったのでしょうか。もっと早く松本漢方クリニックへの通院をしていれば、長女の完治も、早かったのではと思います。改めて、松本先生、そして手記を書いて経験を伝えてくれた皆様に感謝です。本当にありがとうございました。
「アトピー完治までの道のり」2歳女性2006年12月16日
平成16年7月6日に生まれました。生後2週間ほどから額を中心に青年時にみられるようなにきびに似た湿疹がぽつぽつでき始めました。こまめにぬらしたガーゼハンカチなどで汗を拭いたり、お風呂でも石鹸が残らないように気をつけたのですが、治らず、1ヶ月検診で病院へ行くと、助産師さんから石鹸できれいにあらってあげるようにと指導を受けました。その後少しずつマシになり、2ヶ月ほどはつるつるの赤ちゃん肌のままでした。
ところが3ヶ月あたりから、頬が、かさつき、リンパ液がでるようになりました。薬はなるべく使わないでおきたかったために、自宅では肌を清潔にするように心がけていました。しかし、3ヶ月検診で医師から「これを放っておくとあとで大変なことになる。副作用がない弱い薬と保湿剤をだしておく。」といわれ、アンダームとヒルドイドを処方してもらいました。2週間ほど決められたとおりに塗布していたのですが、次第に娘の肌が黒ずんでいくような気がしました。そしてそれらの薬を塗るのをやめました。その後、姫路のアレルギー専門として有名なK医院へ行きました。そこでは私の除去食を徹底的に進めるよう指導されました。それはよかったのですが、何の不思議もないかのように「ステロイド」が処方されたのです。私は友人(松本漢方クリニックでアトピーが完治した人です)から「ステロイド」の怖さを聞いていたので、その薬が目の前に出てきた時点でこの病院は信用できないという意思が固まったのでした。念のために薬剤師さんに「でもこんなちいさな赤ちゃんにステロイドはきつすぎますよね」と聞くと、「何をいっているんですか。これは一番弱い段階のもので、何の心配もないですよ。」という答えでした。ますます病院が怖くなりました。家に帰ってから、処方された薬をゴミ箱へ捨て、また病院探しをしました。
当時2週間に一度、私は小児科医院の2Fで行われているベビーマッサージ教室に通っていました。マッサージを教えてくださる助産師の先生も娘のことを心配してくれ、「ステロイドも時には必要よ。」などとも助言してくださっていました。そのような考え方から多少不信感はありましたが、その先生の紹介で教室が行われているO小児科へ初めて診察にいったのです。リンパ液がにじみでている娘を前に、医師は「これはひどい。」といい、看護士に指示して、娘を押さえつけながら「ステロイド」を塗ったのです。親である私の許可をとらずに!!唖然とする私に驚いたように、「これ(ステロイド)を使わないと、絶対に治りませんよ。1日、5・6回入浴しないといけないんですよ。そんなの無理でしょう。」などと言うのです。「もういいです。」と涙を抑えられずに診察室から出て行きました。すると看護士さんが追いかけてきて、「よくここまで放っておかれましたね。それを治そうと医師は薬をつけたのです。」と言い訳されました。強い薬をつかいたくないという私の思いはまったく通じなかったことを覚えています。
そのような経緯をいつも相談していた友人Rが進めてくれたのがこの松本漢方クリニックです。兵庫県の西に住む私にとって高槻市は決して近くありません。しかし、この2日後、私は娘を連れて松本漢方クリニックへ行きました。
先生は「絶対治るから。ステロイドもたった1回やろ。大丈夫や~心配ない!」と大きな声で笑い、私に自信を与えてくれました。先生を信じて、そして松本漢方クリニックでアトピーが完治した友人Rを信じて、がんばることになりました。
幸いなことに主人もステロイド反対派で、家庭での漢方風呂や赤い軟膏を塗ることなどを進んで手伝ってくれました。実家の両親も漢方の効果を実感するまでは「かわいそうに。別の病院へいったら。ステロイドも視野にいれたら。」などと心配していましたが、私たち夫婦が「今は効果がでていないけど、そのうち漢方にしていてよかったというときがくる」といい続けていましたので、協力してくれるようになりました。高槻にまで一緒に来てくれるようにもなったのです。
松本先生に初めてお会いしたのが平成16年11月半ば。漢方風呂、赤い軟膏、たまにエルタシンの生活を続けて2ヶ月ほど経ったころでしょうか。真っ赤な湿疹に覆われ、リンパ液まみれの娘の顔に500円玉ぐらいのつるつる肌が現れました。それから徐々に良くなったり、また元に戻ったりのサイクルを繰り返しながら、次第につるつる肌の期間が長くなって、春にはアトピーが顔からなくなってしまいました。本当に驚きました。徐々にサイクルを繰り返しながらだったのですが、昔の写真をみるとその驚きはより確かなものになったのです。
顔はとてもきれいになり、「アトピーだったの?」と誰も疑われるぐらいになりました。1歳を過ぎた冬からは、ひざ裏~太ももにかけてがざがざになりました。松本先生には漢方風呂に入って悪いものを出して、軟膏を塗ったら大丈夫だといってもらえたので、しばらく中止していた漢方風呂を再開しました。やはりこれも徐々に効果があるのですね。脚のほうもきれいになってきています。現在はすこしかさつきがある程度になっています。
卵・牛乳アレルギーもあり、保育所のミスでアイスを口にしてアナフィラキシーショックになって、入院したこともありましたが、そのときにも松本先生から電話で様々な指導をしていただきました。本当に感謝しています。先生のご指導のとおり、それ以降も少しずつ卵・牛乳になれさせており、今ではハンバーグやパン、カステラなども食べられるようにまでなりました。ありがとうございました。
長々と書き続けましたが、松本先生を信じて、多くの方の手記を信じて、ここまでがんばってきました。現在の子どものために、将来の子ども自身のために、親がふんばることがなによりも大切だと実感しています。使用した時だけきれいに治る薬ほど恐ろしいものはないのです。
この手記が、一人でも多くのお父さん、お母さんに勇気を与えるきっかけになれば、幸いです。
最後になりましたが、松本先生、今後ともよろしくお願いいたします。