「松本漢方クリニックに辿りつくまでと、松本先生と出会ってから」(お母様記述)
松本漢方クリニックに辿りつくまで
1歳半ごろアトピーを発症した息子は、松本漢方クリニックに通うようになって、今で9ヶ月・・・。まだ完治したとは言えませんが、ほとんど良くなりました。先生に手記をお願いされた時、「うちと前にかかった病院の違いを書いて下さいよ。」と言われたので、松本漢方クリニックを見つけるまでの3ヶ月間、母親の私が大変な思いをしたことから書き始めます。
息子のアトピーははじめ、首と背中にでき始めました。「湿疹?あせもかな?」と思っている間に、すぐ耳や顔まで真っ赤になりました。私は「ステロイドはあかん」という認識だけは持っていたので、ステロイドを処方しない病院を探さなくちゃと思いながら、何軒かあたりましたが、どこもとりあえずステロイドでした。
“子供の皮膚病はおまかせ!”と謳っていた病院では「たぶんアトピーでしょう。子供さんに優しいステロイドの使い方を教えますね。」と長い説明を受けました。「アルメタはマイルドだから大丈夫」との言葉と、酷くなる息子の肌を前に「使うしかないのかな」と思っていた頃、友人の紹介で新大阪にある脱ステロイドで有名な渋谷皮膚科を知りました。やっとステロイドを使わない所を見つけたと一安心しました。そこで、はじめに出されたのは超酸性水だけでした。あとはお風呂にこまめに1日2回、3回と入ることを指導されました。また、日常生活で気をつけることなど、たくさん説明を受けました。先生は症状を見て、「毛穴に沿って赤みが出ていますね。あせもっぽいなー」と言われました。
超酸性水は、はじめは良いような気がしましたが、何度も通ううちに赤みが腕やお腹に広がり、しかもジュクジュクになりました。先生もいろんな軟膏を出すようになってきました。その度に「前の薬はどうでしたか?」と聞かれますが、「あんまり」としか答えようがありません。「アトピーですよね」と聞くと、「そうです」とのことでした。最後に出されたモクタール入りの軟膏は「すごくいい薬なので大切に使ってください。もうあまりない薬なので」と言われて使いましたが、特別にいいとは感じませんでした。
そのうち息子は、超酸性水をつけると激しく掻くようになりました。あと、お風呂に入っても酷くなるような気がするのです。私は自宅が浄水場から近いのでカルキが強いのではないかと思い、それも先生に相談しました。「でも掻くのは悪くないんですよ。カルキ、あるかもしれませんね」と少し考えこまれ、超酸性水もモクタールもダメ、お風呂もダメで、この子、次はどうしようかなーという感じに見えました。私はせっかく脱ステロイドの病院だけど、この子には合わないのかもと思い始めました。
このあとやっと松本漢方クリニックに辿り着くのですが、その前に私が病院探し以外で悩まされたことについて書いておきたいと思います。「アトピー=何かわからないもの」ということで(松本先生の理論では明々白々なものですが)情報がめちゃくちゃ飛び交っているからです。
情報例
・3歳までは母子同体、お母さんのストレスがアトピーに影響する。
→アトピーの世話で疲れる上、いっこうに良くならない息子の肌を前に毎日明るく振舞い、頑張ることがさらに私を疲れさせました。
・アトピーはデトックス。出しきれば治る。
→免疫寛容を知らなかった私は、この「毒を出しきる」という言葉に振り回されました。結婚するずっと前から食事や経皮毒などに気をつかう方だったので、これ以上に気を付けて生活するのは難しい。出しきるには入ってくるものも止めなければなりませんが、そもそもこの子には、一体何の物質が毒になっているのか?いやこの子はもはや都会の空気の中で住めないような子なのかもしれない、と引越しまで考え始めました。「子供の病気は親のせい」と公言されている有名な先生もいて、「私は一番側で子供を見ているのに、何がこの子のアトピーを起こしているのかつきとめてあげられない」と自分を責めました。毎日布団にレイコップをかけ、食べ物も着る物も何もかもをますます選ぶようになりました。
人から「○○がいいよ」「○○が効くよ」と聞けば、試したくなり、良くなったような、悪くなったような。悪くなった時も「これは好転反応で、悪化した後に良くなるかも」と思ったり、これも「アトピーの原因なのかな」と思ったり。一日中、息子の肌とにらめっこしながら「○○食べたのがアカンかったのかな」「○○が良かったのかも」と考えていました。今思えば、パニック状態です。それに「虚弱、敏感なのね」と言われることにも傷つきました。
松本先生との出会い
夜な夜なアトピーについてネット検索していた私は、ついに松本漢方クリニックを見つけました。先生の理論は衝撃でした。「免疫寛容?すごいやん」そして、「これを世界で最初に発見したのは私です」と豪語しておられる。私はすごい先生を見つけた!と小躍りしました。主人に相談し、次の休みにすぐ松本漢方クリニックを訪ねました。
初めての診察のことは、はっきり覚えています。受付では診察前に「お子様のアトピー性皮膚炎で来院された保護者の方へ」というプリントをもらいました。内容は、「化学物質全てを避けることは現実的でない」と書かれていて、まず心が軽くなりました。(ですよね。そんなの無理ですもん。)しかもその上で根本治療ができると言われている・・・。最後に「最もつらいのは子供ではなく親のあなた」と書かれています。そんな心ある言葉をかけてくれる病院があるなんて・・・。
診察室では先生に「治すのはこの子の免疫ですからね、私じゃないよ~」と念を押されました。そして女性の方にお風呂の説明などを受け、黄と赤色の塗り薬については「口に入っても大丈夫だからね」と言われました。子供は薬を塗ってすぐあちこち触り、舐めるので「そうなんです、そんな薬がほしかったんです」と心の中で大きくつぶやきました。早く漢方治療を始めたくてワクワクしながら帰りました。
漢方のお茶を毎日飲ませることは難しかったですが、それでも息子の顔は1週間ほどでキレイになったのです。驚きでした。このペースならひと月も待たずに全身治るのではと主人と話しました。(実際はそんなに甘くはなく、先生の「治すのはこの子の免疫」という言葉を今は思い知っています。)
顔は一気に治ったものの、その他はとんとん拍子に進みませんでした。でも顔は一番目につくところで、周囲の目も急に気にならなくなり、私は大変満足でした。松本漢方クリニックで治すと心に決めていたので、迷っても他の方の手記を読んで参考にしました。これまで下半身になかったアトピーがお尻、足へと広がったのですが、何人もの方が同じような経過を書かれていたので、大丈夫と自分に言い聞かせました。今になって思うのは、息子の場合もアトピーが広がってから薄まるというような治り方でした。
手記以外に漢方治療のすごさを強く信じたのは、その効き目です。息子と一緒に漢方風呂に入ると、私も主人も肌がツルツルになりました。日焼けのヒリヒリ、シェービング後のかゆみ等々、なんでも一回できれいに治りました。特に私は吹き出物が出やすいのですが、息子と一緒に漢方風呂に入っているだけで全くなくなってしまったのです。お風呂だけでこれだけ効くのですから、毎日入ってもすぐになくならない息子のアトピーの症状は、体内から外にどんどん出てきているものなんだなと、目で見てもわかりました。
夏になると、汗が増えて赤みが酷くなりました。私は「アトピーの上にあせもになってしまった」と思い、先生に聞きました。先生は「あせもという言葉がそもそも無いのであって、汗に化学物質が含まれている」というお答えでした。そして「傷は、3種類だけしかない。アトピーの傷、ひっかき傷、ヘルペスが悪さしている傷。この3つしかないんや」とのことでした。そして息子の傷を指して、「これ、このかさぶたがえぐれている傷、これがヘルペスや」と教えてくれました。
それ以来は、自分でも息子の傷を見て、「まだまだ何かの化学物質に反応しているな」とか、「またヘルペスの薬をもらわなきゃ」とか思ったりしました。息子にも、「これがヘルペスや」と言ってみたりしました。「ひっかき傷は大丈夫。すぐ治るから」と痒くて掻いている息子に伝えたりもしました。ひっかき傷は本当にお風呂と塗り薬ですぐにかさぶたになってしまいます。もう以前のように掻きむしっているところを見ても、不安に思うことがなくなりました。
夏の終わりごろには、「ついに完治した!」と思うぐらいにキレイになりました。秋になってまた、脇や肘、膝の関節にぶり返しました。でも痛々しいジュクジュクの肌を見ることはありません。本当にキレイになりました。
「他院との違いは?」と聞かれれば「ステロイドを使わない治療方法を確立されていること」と「わかりやすいこと」です。松本先生は「~だろう」「~かもしれない」「わからない」と言葉を濁すことはありませんでした。常に答えがあり、断言してくれました。HPにある先生の理論に基づいた治療を、そのままシンプルに受けられました。
出口が見えず、オロオロしていた私にとっては、それが頼もしく、心強かったのです。そして息子は実際良くなったのです。息子のアトピーが酷かった時は、「子供は2人」と決めていたものの、この子の世話に追われながら、次の妊娠は無理だと考えました。この子を治す術を知らない上、2人目もアトピーだったら、と思うと気が引けました。
でもそんな私が現在、2人目を妊娠中です。息子はこのまま松本漢方クリニックにかかっていればそのうち治るし、2人目もアトピーやったらまた先生に診てもらえばいいです。何の不安もなく、2人目を授かれたのは先生のおかげです。アトピーは免疫異常の難病で未だ治療は確立されていないと思っていた私に、そんなややこしいもんじゃないと教えて下さってありがとうございます。
松本漢方クリニックに通える息子は幸せ者ですね。他の方の手記にもありましたが、松本先生はノーベル医学賞を受賞すべき人なのですから。私のようにアトピーで悩む人には、まず医院のHPを読まれることをおすすめします。それだけでモヤモヤが晴れると思います。そして先生の治療をぜひ受けて下さい。
最後に、一日も早く先生の理論が一般論となるような世の中になりますようにと祈っています。
「患者さんへのアドバイス(漢方薬服用について)」(お母様記述)3歳2016年6月29日
2ヶ月程前、完治ではない中途半端な状態で手記を提出してしまったのですが、後日談があり、他の患者様の参考になると思ったので追加させて頂きます。
前回の診察で先生に「まだ治りきってはいません。」と伝えると、先生は私が塗り薬と漢方風呂を購入するわりに漢方薬をあまり買っていないことにすぐ気付かれ、「お茶を飲まないと完治は遅れます。」と言われました。そうなんです、子供があまり飲まなかった事と、途中から私がつわりでお茶の香りがだめになってしまい「塗り薬とお風呂で十分効いているからいいや。」と治療開始から半年以降は、お茶だけほぼストップ状態だったのです。その日からすぐお茶も再開。それでも指示される量を毎日飲んではくれませんでしたが、効果テキメン、膝、肘周りに少し残っていた赤味がどんどん消えていったのです。今更ながらお茶の効果にびっくりという次第でした。(すみません)
そして前回、先生に「お茶をちゃんと飲ませたら赤味がなくなりました。」と言うと、「お茶を変えます。古い角質がとれやすくなるから。」と新しい漢方薬を処方して下さいました。今度はその新しいお茶にびっくりぎょーてん!アトピーが治った後の茶色くくすんだカサカサした皮膚がどんどん普通の皮膚になっていくのです。これまた指定量以下しか飲んでくれませんでしたが、それでも飲み始めた翌日にはっきり気づくぐらいきれいになるのです。首周りや背中がいつまでもくすんでいたのですが、それがどんどんなくなっていきました。
それから1ヶ月、今はもうアトピーの痕のようなものはなくなって、すっかりキレイです。アトピーを発症する前の息子の肌がようやく本当に戻ってきたなあと主人とひどかった頃の写真などを見ながら心から喜び合いました。
今思えば、お風呂、漢方薬(お茶)、塗り薬とお世話は大変だったものの、症状がひどい時は必死なので、何とかやってのけていました。しかし症状が軽くなるにつれ喉元過ぎれば・・・というか、先生にも「もうお風呂は週3回ぐらいでいい。」なんて言われたりして、見た目もひどくないので、ついそれを週1回にしたり・・・。お茶を自己判断で勝手にやめてしまったのが、完治が遅れた要因だと思います。お茶がこんなに効いていたなんて、本当に今さらながらびっくりでした。私の経験からですが、先生の処方される漢方風呂、漢方薬(お茶)、漢方の塗り薬は、それぞれすごい効き目を発揮してくれますが、三身一体というか3つの相乗効果も大きいのではないでしょうか。私は勝手にお茶をストップしてしまい、後からお茶の効き目を思い知ったのですが、これから松本漢方クリニックで治療を受けられる方は、治りかけた時こそ油断せず、治りきらないなあと思ったら、先生に相談されるといいと思います。皆様の回復、完治をお祈り致します。
娘がアレルギーかなと思ったのは、1歳になる冬の事でした。ほおがカサカサになって(でも、顔にクリームを塗るのも、迷っていました。)、あごを掻きむしるようになりました。寝る時が一番ひどく、服も布団も血が付いていました。
5月頃、知人に紹介されて、ある皮膚科に行きました。そこで出される塗り薬を、ずっと続けていました。そのうちに、手の甲が血だらけのジュクジュクになり、夜は、ミトンをはめて寝ていました。外で砂遊びなど、出来る状態ではないくらいでした。
2歳になってもこの状態が続き、2歳の夏に、あごは自然と治ったものの、次は、足(ひざの裏)が痒くなり、肌の色も悪くなりました。調子の悪い日は、顔も部分的に紫がかっているくらいでした。(寝付くまでが、大変のようでした。)
3歳になった春、たまたま知り合いの人から、「松本漢方クリニック」の話を聞きました。その友人も治ったとの事でした。悩みましたが、主人と「一度、行ってみよう。」という話になり、ドキドキしながら訪ねました。
はじめは、リバウンドがあると聞いて、娘がこれ以上苦しくなるのかと思うと、漢方風呂を始めるのに勇気がいりました。ところが、魔法がかかったように、2日目には、手のジュクジュクがぴたりと止まり、日ごとに普通の子供の手に戻りました。あの時の驚きと感動は忘れられません。
それからしばらくして、ひざの後ろも治り、顔に出ることもなくなって、ツルツルした肌になりました。「治った!」と喜びたかったのですが、次は、両足の付け根がどす黒いような肌になりました。つらい毎日を送っています。
昨年から、お茶も飲むようになり(この方が、早く治るからと、松本先生からお聞きしたので)、治療を続けています。「どうして、私は、こんなにつらいの?」と言われると、代われるものならと、心の底から思います。とにかく励まして、一日も早く治る事を願う毎日です。
今から三年前の春、幼稚園の年中の息子はアトピーになりました。
最初は近所の皮膚科にかかり、顔と体と違う薬をもらいました。
「体用の薬はステロイドが入っていてきついので、顔には塗らないでください。」と先生に言われ、その通りにしました。
痒みは引きましたが、顔は全然効果がありませんでした。
次の週に行き先生に言うと、「体用の薬を顔にも塗ってください。」といわれました。が、顔にステロイドを塗るのに罪の意識を感じ、体も塗れば良くなり、塗らなければひどくなる状況に不安を感じ始めました。
このまま続けてもいいのだろうか、でもどうすれば治るのだろうか・・・
たまたま近所の人から、松本漢方クリニックでアトピーが治ったという話を聞きました。
ステロイドを一切使わず、漢方で体質を改善していくのだということでした。保険のきかない漢方薬もあるので、お金はかかるとききました。どんなにお金をかけてもいいから、元のきれいな肌に戻してあげたいと願っていたので「これだっ!」と思いました。
その日の夜、主人が帰って来て松本漢方クリニックの話をしました。少し前から、主人がぜんそくで苦しんでいたので、一緒に診てもらおうと即決しました。
松本先生は「必ず拾してあげましょう!」とおっしゃってくれました。痒いのならば、掻きたいだけ掻かしてあげなさい、ともいわれました。今まで、痒がっていても傷がひどくなるから、なるべく掻かせないようにしていたのですがとても意外でした。
受診後、入浴剤と二人分の煎じ薬を持ち帰り、その日から漢方の日々が始まりした。息子が始めて煎じ薬を口にしたとき、苦さに驚いていました。お父さんも同じように飲んでいるし、飲めばアトピーが治るんだということを幼心に理解してくれました。
しばらくして帯状疱疹にかかり、幼稚園を休みました。そうしている間に夏休みに入り、治療に専念することができました。
まるで悪いものを吐き出すかのように、どんどん皮膚の状態が悪くなってきました。父母からは「こんなにひどいのに大丈夫か?」と心配されました。が、松本先生のことを話し、信頼のおける先生と出会い漢方薬で治療しているから大丈夫だといいました。他にも、子供を連れて歩いていると、見ず知らずの人から「いい薬知ってるよ。」といわれたこともありました。しかし、治る自信があったので、惑わされることはありませんでした。
病院の待合室に置いてある手記には、三か月で何かしらの効果が現れると書いてあったので、七月から始めたので三ヵ月後の十月が待ち遠しかったのを覚えています。三ヶ月も待たずに二ヶ月弱で、ずいぶん効果が現れてきました。手首や手の甲などが元の通りにすべすべになってきました。九月の始業式には、すりむけていた顔がきれいになっていました。
今では、アトピーはよくなりました。春や秋に肌がかさつき、せきが少し出るくらいです。
現在息子は小学一年生で、煎じ薬を飲み始めてからは、少し調子が悪いな、と思うときは頂いている風邪薬を飲ませると途端に元気になります。確実に免役力が高くなっているんだなど実感します。
「必ず治してあげますよ!」という言葉にどんなに勇気付けられたことか…息子をこのように良くして頂き、松本先生には感謝しています。ありがとうございました。
息子は、生まれた時から、ふくろはぎがザラザラしていました。生後2週間ぐらいして、まゆげやおでこに、ブツブツとした湿疹が出始め、ある育児書に「たいていの赤ちゃんは乳児湿疹がでるので、お風呂前にオリーブ油などを塗ってふやかしてから洗うとキレイになる」と載っていたので、その通りにすると顔はキレイになっていきました。
生後4ヶ月頃頬っぺたが赤くなり、次第に黄色い汁が出てきたので小児科へ。キンダベートというステロイドと、ワセリンを処方するとおっしゃったので「ステロイドはあまり使いたくない」と言うと、「キンダベートは弱いので心配いらない。正しく使えば良く効くし、悪化しないうちに直す為にも、むやみに怖がらないこと。お母さんがしっかりしてあげなさい。」と言われてしまいました。不安ながらも私はその日から医師の指示通りステロイドと、その上からワセリンを塗る・・・。今思うと、何て事をしてしまったのだろうという思いと、余計に悪化してしまうことも知らずに無責任だったと後悔しています。
ステロイドを塗り始めて2.3日するとすぐに肌はキレイになっていきました。喜びも束の間、ステロイドを塗る前よりも赤くただれ黄色い汁は止め処もなく出てきました。不安になったのでまた同じ小児科へ行くと「ちゃんと薬塗っていますか?塗っていないでしょう?頬っぺたが乾いているけど、常にワセリンで保護してあげないとダメでしょう。お母さんあれほど言ったのに。お母さんがしっかりしないと治らないですよ。」と怒られてしまいました。どうしようもない不安と、くやしさで帰ってから泣いてしまいました。
ステロイドとワセリンを塗る日々が1ヶ月過ぎた頃、キレイになることがなくなり、日に日に赤くただれる範囲が広がり、頬っぺたはいつも黄色い汁が出ていました。 腕も足も赤くなって、かゆがることが多くなりました。何時も、何時も、かゆかったのだと思います。ステロイド漬けだった1ヶ月間は、寝返りが出来るようになっていたので、うつぶせの状態でいつもお布団に顔を何度もこすりつけていました。シーツはいつも黄色い汁と血で汚れるので、新しいのに交換する事の繰り返しでした。
だんだん病院とステロイドに不信感だらけになっていたので、また医師に「いつ治るのですか?薬もちゃんと塗っていますけど、だんだんひどくなっているのですが・・・」と尋ねると「お母さんがしっかりしていないからだ。」とパソコンを見ながら言われました。おお泣きしている息子を抱っこしながら、私はくやしくて涙が出そうでした。
いつも息子は診察室に入ってあの医師を見るなり、大泣きしていました。「お母さんこのお医者さんはイヤだ!」と言っているかのように泣いていたのかもしれません。
私がしっかりしていないから治らないのか・・・。そんな問題ではなさそう・・・。いろんな本を読むとやはりステロイドは副作用があると書いてある。このキンダベートという薬を塗っても治らなかったし、医師も信頼できないので、もうあの病院へは行かずワセリンだけ塗ってみて少し様子を見ようと思いました。
いろんな人にアトピーについて聞いてみた。
ある製薬会社の人からは「キレイ好きの母親の子供はアレルギーになる。」と言われるし、他の人は「ステロイドはあう、あわないがあるから、うまく使えばキレイになる。」とか、挙句の果てには「妊娠中に牛乳飲んだでしょう?妊婦が牛乳飲んだら、赤ちゃんはアトピーになる。」など途方に暮れるような情報だらけで、夫とともに見放された気持ちになっていました。
そんなある日、友人から「私の知人が高槻にある医院でステロイドなしでアトピー治ったらしい。」という情報を聞き,藁をもすがる思いでもっと詳しく教えて欲しいと伝えると、パソコンのない私に松本漢方クリニックのホームページの『アトピー性皮膚炎』『アトピーの根本治療』『アトピーの0歳~9歳患者さんの手記』を全部プリントアウトしてくださいました。夫と二人でその大量の資料を読みました。読んでいくうちに「これだ!!」と興奮し、「やっと治る!!」と安堵し、夫婦ともに答えが見つかった気持ちになり嬉しかったです。
早く松本先生にお逢いしたいと、次の日に息子を連れて高槻へ行きました。
医院へ入るなり漢方薬の匂いがして、ステロイドを使っていた冷たいあの病院と違って、温かい感じがしました。
初めに看護師に漢方のお風呂の説明をしていただきました。その看護師に「ステロイドを使いながら不安でした」と話すと、「不安なものには手をつけない方がいい」と教えて頂いて、本当に心からそうだなと確信しました。私は不安ながらも息子にステロイドを塗っていたのですから、今まで通っていた小児科の医師同様私も悪人です・・・。
念願の松本先生と対面し、息子は泣かずに先生をじぃっと見ていました。先生は息子の小さな手を取り、「治してあげるからねー。」と笑いながら言ってくださいました。息子も笑っていました。泣かずに笑っていたことと、あっさり「治す」とおっしゃった先生に驚きました。先生のあの言葉にどれほど感動したことでしょう。息子が泣かなかった事が何よりのサインだと思いました。この先生の治療で頑張ってみようと思ったのです。
帰ってからお風呂作りです。入浴剤を入れる袋を作り、その中に1袋分を入れて熱いお湯を浴槽1/3程入れ、袋を入れてから1時間蒸らしました。その後、お風呂の後に塗る分と、後々使う為の冷蔵庫で保存しておく分を搾り、残りはお風呂の中で色が出なくなるまで搾りました。
お風呂に入る前に身体を洗い、その後消毒しました。消毒はしみるようで泣いてしまいました。 その後、漢方風呂に入ります。息子は生後7ヶ月だったので20分くらい浸かるのが限界でした。浸っている間、顔や肩が出ているのでお風呂のお湯をコットンに含ませて何度もかけました。上がってからは、搾っておいた濃い生薬を体中に塗りました。その後、赤い薬を塗り戦いの1日目が終わりました。私はドキドキワクワクしていました。
2日目からは、お昼シャワーを浴びて、その後に生薬&赤いお薬を塗り、ご飯を食べた後などは口の周りにも同じようにしました。夜は漢方風呂に入り、お薬を塗りました。
漢方風呂を始めてから1ヶ月くらいすると、赤かった部分が少しずつ減ってきているのに気づく。しかも黄色い汁も出なくなってきていたので、頑張って続けようと思った。
松本先生に「離乳食を始めているなら、卵食べさせてね。それにおっぱいを飲んでるなら、おっぱいからも出るからお母さんも卵食べてね」と言われたので、帰ってから恐る恐る食べさせてみる。食べた後、口の周りが赤くなったので生薬と赤い薬を塗った。卵を食べては、少し反応するという繰り返しだったが、徐々に反応しなくなっていった。
3ヶ月経った頃、アトピーだと分からないくらいに顔も腕も足も肌色になった。見知らぬ人に、「色の白いかわいい赤ちゃんね」と言ってもらったので、「この子アトピーなのです」と言うと、あまりの肌のキレイさに信じてもらえなかった。
4ヶ月たったある日、離乳食で卵が少し多かったかなと思っていると、脇の下と耳全体が赤く腫れあがり、みるみる顔や足や腕に広がり、体中真っ赤に腫れ上がって蕁麻疹が出た。生薬を体中にスプレーしてほてりを取り続け、熱が37.5℃あったので、松本先生に出していただいていた抗生物質を飲ませた。
3時間ほどすると少しずつひいていき、次の日には元に戻った。その後、卵の量を加減すると蕁麻疹も反応せず大丈夫だった。
5ヶ月目に入り、ツルツルお肌の息子を連れて松本漢方クリニックに行くと、先生に「漢方風呂は2日に1回にして、手記を書いてください」と言っていただきました。
とってもうれしい反面、ずっとこの日を待っていたのに少し淋しい気もしました。あれほど面倒だと思っていたお風呂作りや、お肌のケアがいつしか日常の一部になっていました。私たち夫婦も漢方風呂のお陰で新陳代謝が良くなって、お風呂に浸かったらたくさんの汗がすぐ出るようになりました。体の中から悪いものが外へ出ていると実感して気持ち良かったです。
家に帰り、久しぶりに普通のお風呂に入りました。少し物足りない感じがしましたが、こうして2日に1回の漢方風呂になったのも、息子が良くなったからなので嬉しい限りです。
松本先生を信じて頑張ってきました。又患者さんの手記にも励まされました。息子も良く頑張ったと思います。今はお肌ツルツルで毎日元気いっぱいです。アトピーだと言っても初対面の方は、信じてもらえません。アトピーのお子様のお父さん、お母さん、毎日の漢方風呂とケアはとても大変だと思いますが、絶対に松本先生は治してくれます!!
今の時代は便利なもので溢れています。ステロイドは、漢方風呂と違い塗るという行為だけで便利なものかもしれません。一時的にはキレイになりながらも、ひどくなっていきます。長い目で見れば、ずっとステロイドを塗って悪化を繰り返すより漢方風呂に入れてあげて一刻も早く治してあげる方が、子供もかゆみに耐える日々が少なくて済むと思います。いろんな情報の中で信じる事の難しさに悲しくなりますが、私の息子の息子は時間はかかりましたがツルツルになりました。松本先生の「治す」の言葉を信じて、他の患者さんの手記を励みにがんばっていただきたいです。必ず治してくださいます。
松本先生、医院の皆様、松本漢方クリニックを教えてくれた友人に心より感謝致します。
先生、本当にどうもありがとうございます。お体にお気をつけてお過ごしください。先生のお陰で、笑顔になった方々が数え切れないほどいらっしゃると思います。そしてこれからも・・・私たち家族もあれほど思い悩んでいたのがウソのように、ツルツルお肌の息子と笑顔の日々を送れるようになりました。
先生、どうもありがとうございました。
埼玉県
松本先生
大変遅くなりましたが、手記を書いてみました。
文章を書くのは苦手で、つたない文章になりお恥ずかしいのですが、ご査収下さい。
男の子二人、女の子一人の三人兄弟みんなに、アトピーの症状が出ました。
兄の時は何もわからず、小児科で処方された薬を言われた通り塗っていました。始めは弱い薬からだんだん強い薬に替わっていき、塗れば表面はきれいになったのですが又、すぐ湿疹が出て又塗って・・・の繰り返しを続けながら、生後数ヶ月の息子は痒がり、ミトンをしたまま擦り、血が出たりジクジクし、黄色い汁がにじむ肌になっていました。
ステロイドを使わない、評判の専門医も数軒受診し、塗り薬を何種類も塗り分けながらの治療でもなかなか治らず、温まると痒みが増す為、夜何度も目が覚め、背中を掻いてあげないと寝入る事の出来ない日々が何年も続きました。
四年後、弟が生まれた時、兄よりもひどい症状が出ていて、帰省した時に息子のボロボロの肌を見た母が、松本漢方クリニックへ連れて来てくれました。
薬代がとても高く、出来ないと思ったのですが、母が「孫の為に薬代は援助するから」と言ってくれたので、漢方のお風呂と塗り薬、消毒液を続ける事が出来ました。
初めの一週間で効果は目に見えてわかりました。
常に赤く腫れていた頬が肌色になってきて、ジクジクした黄色い汁もなくなり、数ヶ月で少し湿疹がある程度になり、その後とてもツルツルしたきれいな肌になりました。
それまでは子供を連れて外へ行くたび、会う人会う人「かわいそうに・・・」という言葉が胸に突き刺さり、子供たちの体質の原因は全て母親の私だと、日々心の中で謝りながら過ごして来た私にとって、松本先生の「大丈夫、必ず治してあげるよ!!」の言葉と「アトピーは汚れた現代と、正常な体が戦っている」という考え方にとても救われました。
三人目が生まれた時もやはりアトピーの症状が出ましたが、漢方で必ず治ると確信していたので、迷わず又お願いしました。
その後は、みんなアトピーだったなんて信じられない位きれいな肌になりましたが、弟が五歳の冬、乾燥しだした頃から又アトピーの時のような症状が出てきました。
また漢方のお薬で治ると信じ、処方してもらいました。
本当に感謝しています。 ありがとうございました。
息子は、生後一ヶ月頃から、湿疹が顔に出始めました。第1子も同じように湿疹が出て、すぐ病院へ行きましたが、「脂漏性湿疹なので、石鹸で洗えば治る。」と言われ、よく洗っているうちに治ってしまいました。同じように、石鹸を使いよく洗っていれば治ると思っていましたが、今回は日に日に酷くなるばかり、顔から黄色い汁が止まらず、滴るようになってしまい、近くの小児科に連れて行きました。医者に「ここまで酷くなったら、ステロイドでないと治らない。」と言われ、恐る恐る塗ってみました。あっという間にきれいになったわが子に、治ってしまったかのような錯覚を覚え喜んだのもつかの間、2、3日もすれば、又ぷつぷつと湿疹が出始め、「ステロイドでは治せない!使ってはいけない!」と思い、ほかの病院を探すことにしました。
以前、私の手が主婦湿疹だと皮膚科医に言われていた頃、半径5㎞以内にある皮膚科はすべて行きましたが、「ステロイドは嫌だ。」と言っても「ステロイドでないと治せません。」と、ステロイドを帰りに持たせてくれた医者ばかりでしたから、出産した総合病院の小児科へ行ってみました。ここの先生は「こんなに小さいうちから、ステロイドは使わないで。」と言ってくれた先生で、ここに通う決めてになった一言でもありました。私がステロイドを嫌がったのは、自分の手の湿疹が、ステロイドを塗って一時的にはよくなるが、結局は完治していない事、ネットで赤ちゃんのアトピーの事を調べていて、ステロイドを使用している人はだらだらと平行線をたどり、気づけば喘息へと移行している。しかし、ステロイドを使ってない人や、ステロイドを止めている人のみがアトピーとさよなら出来ている、と感じたからです。
息子はここで、2ヶ月のときにアレルギー検査をし、ミルクに反応が見られ、アトピーという太鼓判を押されました。母乳を与えていた私はその日から、乳製品の除去食が始まりましたが、3週間経っても変化はなく、3週間頑張った私に「この季節に、湿疹がよくならないのは、そうとう重いアトピーなので、もう少ししたら、ステロイドを薄く延ばして使いましょう。」という言葉が返ってきました。先の見えないトンネルに入ってしまった気持ちでした。家に着くとすぐネットで、又アトピーの事を調べ、ようやく捜し求めていた医者を見つけることができたのです。
2ヶ月の息子を連れ、すぐに大阪へ向かい松本先生にお会いし、漢方風呂がはじまりました。初日は嫌がり泣いたので、10分しか入れられませんでしたが、次の日からは、1時間近くがんばって入れるようにしました。かなり汗をかくので、白湯を持って入り、時々飲ませたり、生薬に触れていたほうが良いと言う事なので、生薬に浸したガーゼを顔にあてながら入りました。3日目位には、あまり掻き毟ることもなくなりました。見た目には劇的によくなってないので、日々実感がありませんでしたが、気がつけば、2,3ヶ月過ぎたあたりから、つるつる肌が顔を出しました。そこからは一進一退を繰り返しながらよくなり、たまに蕁麻疹は出るものの、今ではアトピーとは誰も判らないほどです。
我が家は金銭的に続けることが出来なくなり、勝手に止めてしまいましたが、ここまで良くなったのも、先生を信頼し、完治するという事に何の疑いもなく、安心して治療に没頭することが出来たからだと思います。本当に感謝しております。いつの日か、又、先生を訪ねることがあるかもしれません。そのときはどうぞ宜しくお願い致します。
P.S しかし、新幹線に3時も乗らなければ、このような先生に会えないということに、がっかりです。病院は腐るほどあるのに、頼りになる医者がいないのは、とても残念なことです。
「アトピー 喘息 鼻炎手記」匿名希望5歳1歳2013年7月27日
平成24年8月から松本漢方クリニックにかかり、約1年がたとうとしています。
松本漢方クリニックに辿り着くまで、本当に様々な病院に行きました。
都々海は、風邪をひいて咳・鼻水・熱がひどく続き、ご近所の病院で診察してもらっていたのですが、薬を続けて飲んでいても症状は変わりませんでした。
海晴は、生まれつき肌が弱く、全身をよく掻き毟り、肌も凄くカサカサで出産した病院で処方してもらった保湿薬やかゆみ止めを塗っていたのですが、酷くなる一方で、掻き毟った箇所の肌は赤く湿疹ができ、本当に今思い出しただけでも可哀相でたまらない肌をしていました。
旦那も心配して、ちゃんと診てもらっているのか、同じところにこだわらず、違う病院でも見てもらったほうがいいのではないかと言ってくれて、小児科標榜の個人院に行ったり、総合病院に行ったり、6~7件ほど近辺の病院を巡りました。でも、症状は全く変わらず、咳は酷くなる一方で鼻水も止まる気配も無く熱は上がったり下がったり、引っ掻いて傷だらけで瘡蓋だらけの肌・・・
一体どうしたら良いのか、本当に悩みに悩んでいたら、旦那の姉が『本気で治す気があるなら、ちゃんと病気を完治してくれる漢方処方のいい病院紹介するよ。でも、すごく辛いし大変やしお金もかかるし、それでもちゃんと通って時間かけて治す気があれば教えるよ。でも、中途半端でやめたり続けれそうにないって気持ちが少しでもあるのなら、紹介するのは絶対無理やけど、どうする?』と言われ、私は『子どもの間で治せるなら治してあげたいから教えて!大変だろうが辛かろうが子どもの為なら行く!』と姉にお願いし松本漢方クリニックを紹介してもらいました。
なぜ、松本漢方クリニックの事を知っているのか聞くと、以前学生時分に少しの期間アルバイトしていたそうです。松本先生がどんな先生なのかわかっていたので、私の様子をみて、行く気があれば紹介しようと思ったから松本漢方クリニックの話をしてくれたようです。
それから、松本漢方クリニックの門をたたき、姉から聞いていた先生の特徴も話し方も直接お会いして『なるほど。姉の言っていた通りだ。』とわかり、都々海『小児喘息・鼻炎』と診断、海晴『アトピー性皮膚炎・鼻炎』と診断結果が出て、『絶対治してあげるから。』という先生の言葉を聞き、信じて通う決意を新たにしました。
都々海は、煎じ薬で、海晴は、消毒と赤と黄色とチューブの薬を出していただきました。
初めはうまく飲めなかった煎じ薬も、ココアやジュースと混ぜて飲んだりしているうちに、嫌ながらも頑張って飲み続けてくれていたので、通いだして1年弱でほとんど咳もなくなりましたし、鼻水も全くなくなりました。
海晴は、本当に毎回肌が乾くたびに赤と黄色の薬を塗り続け何度かリバウンドもし、本当に治るのか正直不安になった時もありました。周りからも『その病院大丈夫なん?変えたほうがいいんちゃうの』など、心が折れそうになるくらい言われ、それでも、薬が無くなれば薬をもらいに行き、毎日毎回ひたすら塗り続け、お陰で顔や腕、背中、お腹のアトピーは全くなくなりました。まだ、足の付け根とひざ裏は、赤く湿疹ができていて掻き毟っていますが、ひたすら薬を塗って湿疹と戦っています。
後もう少し、焦らずゆっくり頑張って行きたいと思います。
時間もお金もかかりますが、行ってよかったと思える松本漢方クリニックに出会えて、本当に良かったです。
まだ完治するまで、しばらくお世話になりますが、宜しくお願いします。
「アトピー手記」3歳(双子)2005年12月17日
私には、双子の娘(3歳)がいます。二人とも1歳8ヶ月のときに、アトピーになりました。娘たちがアトピーになった頃、なぜ突然そうなってしまったのかまったくわからず、訳のわからないまま、ステロイド入りの軟膏を処方され、二人に塗っていました。塗っても良くならず、どんどん強いステロイド剤を処方されるたび、副作用の事が気になり、私自身ストレスを感じるようになりました。
娘たちが2歳になる頃、夏というのも手伝って、汗せもやらアトピーやらで酷い事になり、ひんぱんにかきむしる様になりました。傷が出来、トビヒになりそうになるたび、新しいステロイド剤を処方される。ストレスが膨れ上がり、ついには娘たちに「掻いたらあかん!!」と怒る様にもなっていました。そんな2歳そこそこの子に、掻くなとどなっても無駄であるし、何よりも一番辛いのは娘達なのにと、自己嫌悪に苦しむ日々を送っていました。
ある日、公園で知り合ったママ友達から、松本漢方クリニックの事を聞きました。松本漢方クリニックは遠い事もあり(三重に住んでいます)、すぐには行こうとは思わなかったのですが、夏も終わる頃、やはり行ってみよう、松本漢方クリニックで漢方というものを試してみようと思いました。ホームページなどを見て、ものすごく理解するのに時間がかかりましたが、娘達がなぜアトピーになったのかわかったような気がしました。(そこらへんは長くなるので省略しますが)そして、これからどうすればアトピーが治るのかを知ることが、出来ました。希望がもてました。
初めて松本漢方クリニックに行った時は、先生のキョーレッなキャラクターに少々圧倒されましたが、「治してあげるからね。」という一言をいただいて、嬉しく思いました。
漢方を始めて大変だったのは、やはりお風呂でした。うちの娘達はものすごい怖がりで、目新しい物を見るとまず、怖がってしまうという所があるので、茶色い(黒にかぎりなく近い)お湯につかるのは抵抗があったようです。泣き叫ぶ娘達を1時間近くも入らせるのは、大変だという言葉では、かたづけられないし・・・。そんなこともありました。冬には生薬の液が冷たいと嫌がるので、温めなおしたり、二人を風呂上りに生薬をぬり、紅い軟膏をぬり、朝も生薬をぬり、軟膏をぬりとけっこう時間がかかりますよね。でも不思議とストレスは感じませんでした。副作用の事は考えなくて良いし、何より治るんだという思いがありましたから。
しかしホームページなどにもあるように、何回か悪くなるのです。寝る時は背中をかいてやらないと寝ませんし、眠くて痒くてよく泣いていました。夜中も痒くて何度も目を覚まし、その度、背中を掻いてやり、私も娘達も寝不足が続く日が、何回かありました。幸い私は専業主婦でしたし、娘もまだ保育園に行っておりませんでしたから、お昼寝で寝不足は解消されました。
じゅくじゅくしてきたなぁと思えば乾燥した肌になり、「脱皮か?」というほどボロボロ薄皮がはがれるといった状態を何回も繰り返し、漢方を始めて半年たったある日、双子の姉の方の肌が妙にきれいになっているのに気づきました。あまりにも、日常的に軟膏を塗っていて、すごい変化があったわけではなかったので、あれっという感じでした。どちらかというと、姉の方がひどかったのでおどろきました。きれいになっていたのです。すごいと思いました。これが、松本先生がホームページに書いてらっしゃった戦いが終わったということなのか?季節が良いから?(冬~春になる頃でした)とりあえず様子を見る事にしました。
確かに、まだ妹の方はアトピー肌ですが、夜中に背中を掻く事もなくなっていました。春になり、アトピーも落ち着いたので、安心して保育園に通わせる事が出来ました。
姉の方は夏になってもアトピーがぶり返してくることもなく、汗もさえも、出来なくなっていました。肌がすごく強くなった気がします。妹の方はまだアトピーは治っておらず(一時中断していたのが失敗)、又やり始めました。でもけっこう、良くなって来る様な気も。先日(10月中旬ですが)全身トビヒになってびっくりしましたが、それも頂いていた抗生剤と消毒で乗り切る事ができました。「新種の皮膚病か!?」とあせったんですけど、1週間程で治りました。
漢方を始めて、1年しかたっていませんが、こんなに早く効果が現れるとは思っていませんでした。まだ双子の妹はアトピーですが、あせらず、ボチボチ、絶対治ると信じて、続けたいと思います。有り難うございました。これからも御願いします。
松本漢方クリニックを初めて受診してから約10カ月が経ちました。
松本先生から「途中報告をして下さい」と言われたので、今までの経過を報告させて頂きます。少し長くなりますが、みなさんの参考にして頂ければうれしいです。私の娘は生後5カ月でアトピー性皮膚炎を発症しました。
それは信じられない光景でした。というのも、ほんの昨日まで娘の肌は白くてツルツルしていて、赤ちゃんらしい、ずっと触っていたいようなモチモチした肌だったからです。一夜にして、顔は腫れ上がり全身に赤い小さなブツブツがたくさんできていました。(不思議とオムツをしている所はブツブツができていませんでした)その光景を初めて目にした時、アトピーだとは、全く思いませんでした。私が思っていたアトピーのイメージとは「赤い小さなブツブツ」というより、乾燥肌で肌の色も赤黒く、掻くことで肌がボロボロとむけてしまう、というようなイメージだったからです。
娘の体に起きた異変をアトピーだとは思わなかったものの、
「夏だし、あせも?でも一番暑いであろうオムツの所が何もできてないし」など色々考えたのですが、何かただ事ではないことが起こっていると感じた私は、すぐにかかりつけの小児科を受診しました。
かかりつけの小児科の先生は熱心に時間をかけて私の話を聞いて下さり
「今は夏だから、あせもかもしれないし、もしこの肌の状態が秋や冬まで続けばアレルギーかもしれないね」と言われ、私はその『アレルギー』という言葉を聞いて初めて「アトピーかもしれない」「アトピーだ」と心の中で思ったのです。先生にも「アトピーですか?」と尋ねると「その可能性もなくはないですね」と言われました。先生は続けて「もし、あせもならオムツの部分が一番ひどくていいはずなのに、オムツの部分はきれいだからなぁ」と。
その場でアレルギーの検査を依頼してもよかったのですが「アトピーかもしれない」という、想像もしていなかった現実を受け止める心の準備ができておらず、先生もそんな私を察してか、「検査は少し様子を見てからでもいいんじゃない」と言って下さりその日は「アズノール」という軟膏をもらって帰って来ました。全身赤く、ブツブツが一杯。きっとすごく痒かったんでしょう、まだそんなに器用には動かない小さな手で自分の肌を掻こうとしている娘を見て、「アトピーだったらどうしたらいいんだろ・・・」と思いました。
私たちが娘の大きな異変に気付いたのは生後5カ月だったと先に書きましたが今から思えばお宮参りの写真に写っている娘のほっぺに赤い小さなブツブツがありました。その時は、今のように全身にブツブツではなく、顔だけに小さなブツブツが数個ある程度だったので、全く気にもとめていませんでした。
そして生後5カ月の2週間か10日ぐらい前から、娘の足首のしわの部分が少し赤くなっていて乾燥していたので私はお風呂上りに市販されている保湿剤を塗ってあげていたのを思い出します。
これらの事は今から考えるとアトピーの兆候だったのかもしれませんが、しかし、私たちが思い出せる娘の変化はこれくらいしかなく、ほんとに突然変わり果てた娘がそこにいました。かかりつけの小児科に受診してから2、3日様子を見ました。私は一部の望みをかけて「あせもだったら頻繁にお風呂に入れて肌をより清潔にしてあげればもとのきれいな肌になるかも」と一日に3,4回、汗をかいたらすぐにシャワーをしてみましたが、腫れ上がった顔もブツブツもよくなる気配はなく、逆にひどくなる一方で、痒さで夜もあまり寝れなくなってしまう程でした。日に日にひどくなっていく娘を見て私は「あせもではなく、アトピーだ」と確信するようになりました。
そして再びかかりつけの小児科を受診しました。
先生は娘の状態を見て「ステロイドの薬を出します。この薬を3日間塗ったら嘘のように肌はきれいになります」とおっしゃり「でも、裏を返せばそれだけ強い薬だからこんな小さな子にステロイドは使いたくない。
だから3日間だけにして、後は使わないで下さいね」と、ステロイドを使うリスクも説明して下さいました。そしてアレルギーの検査もしてもらいました。私は、娘の肌の状態を何とかしてあげたくて、ステロイドの塗り薬を3日間、娘の体に塗りました。すると見事に、今までの赤く腫れ上がった顔もブツブツもなくなり、元の娘の肌に戻ったのです。
肌の痒みもなくなったのでしょう、夜もぐっすり寝てくれるようになりました。かかりつけの小児科の先生から言われた通り、3日間だけステロイドを使いました。そしてステロイドを塗らなくなって1日目、2日目ぐらいから、また顔にブツブツができ始めたのです。ステロイドをたった3日塗っただけで元の娘の肌に戻った現実と、ステロイドを使わなくなった直後からまたでてきた全身のブツブツ。ステロイドの威力があまりにも劇的だっただけに、このままだと娘は、肌をきれいに保つために一生ステロイドを手放せなくなってしまうんじゃないか、ステロイドを使い続けることでしか肌をきれいに保てないということは、この子のこれから先何十年と生きていく人生において、何か『制限』をかけることになるような気がして、私たちは嫌だったのです。だって、まだこの世に産まれて5カ月ですから。だからステロイドを使わないでこの子の肌を元の白くてツルツルした普通の赤ちゃんの肌にもどしてあげたかったのです。アレルギーの検査結果をもらいに再び小児科を受診すると、かなりひどいアレルギーがある事、加えて卵白・卵黄・牛乳にとても強いアレルギーがあるこがわかりました。私も主人も小さい頃から食物アレルギーやアトピーなどが全くなかったので、娘の食物アレルギーにも正直驚きました。
このアレルギー結果をもとに、専門のアレルギー外来を紹介され予約はしたものの、またステロイドを渡されて、それを塗って肌がきれいになって、
塗らなくなったらまた肌が悪化して、その繰り返しのような気がして、
結局その紹介されたアレルギー外来には行きませんでした。この頃の私は、「ステロイドを使わずに娘のアトピーを治す方法はないのか?専門のアレルギー外来に行っても
ステロイドを渡されるだけで、結局ステロイドを塗り続けていくことになる。それは避けたい。でもどこかの病院に行かないと娘はひどくなる一方だし・・・」という、ステロイドに頼りたくないという、自分たちのしたい治療法はわかっていてもその手段がわからないというジレンマに陥っていました。そんな時、私の母が、アトピーを漢方で治した人がいるという話を持ってきてくれました。
それが松本漢方クリニックだったのです。
私の母は、松本漢方クリニックで実際に治療を受けた方の名前と電話番号まで聞いてきてくれていて私は早速その方に電話で話を聞いてみました。
電話で話を聞いているうちに、松本漢方クリニックの治療方法が娘に合うかどうかはわからないけれどどこかの病院にはかからないといけないから、とりあえず行ってみようと思いました。そして早速翌日、松本漢方クリニックを受診したのです。
娘が一日にして変わってしまったあの日から約2週間ぐらいでの受診でした。受診した時の娘は、赤い小さなブツブツは発症した時よりも少しましになっている状態でした。アレルギーの検査結果も持参し、先生はその検査結果と娘を見て「アトピーやね。でもこんなん、まだまだまし!まし!治してあげます!」とおっしゃいました。
私は「治る」という言葉を聞いて嬉しさ半分、でも本当に治るの?と正直思いました。治るとはどういうことだろう?アトピーは一生ものじゃないの?と、単純に思ったからです。「先生は何をもって治ったとするのですか?」と尋ねました。すると先生は「アレルギーの物質と共存できた時。共存できたらアトピーもなくなるし、卵や牛乳を食べても、それをこの子がアレルギー物質だと過敏に反応しなくなるやろ」とおっしゃいました。アレルギーを持ってる子は、普通の子供よりちょっとした事にも敏感に反応する賢い子。
だから普通の子なら何でもない事が、アレルギーを持っている子はそれを異物だと認識してしまって過剰に反応して攻撃しようとする。
それがアトピー。いろんな物質が体に入ってきても、それを異物ではないと認識できるようになれば過剰に反応することもなくなるという訳です。
先生の「共存」という言葉を聞いて、「長いスパンで考えていかないとダメだな」と思いました。でも、どんなに長い時間がかかっても先生がおっしゃるみたいにうまく「共存」していければステロイドに頼ることなくアレルギーを克服できるかもしれないと思いました。まずは、やってみようと思いました。その日から生薬風呂に入る日々が始まりました。
先生は1時間以上生薬風呂に入れなさいとおっしゃったのですが、
毎日1時間以上はできなくて30分~40分入れていました。
生薬風呂は見た目は真っ黒ですが、大人の私たちが入っていても体が芯からポカポカと温まってきてほんとに気持ちいいのです。娘も30分~40分も入っているので泣いたりするかなと思ったら、そんなことは全くなくて生薬風呂に入ったらすぐに湯船の中で気持ちよさそうに寝てくれていました。
きっと普通のお風呂よりやさしく、体の芯から温まっていて気持ちよかったんだと思います。生薬を煮出した時にそのしぼり汁を取っておいて朝と昼のシャワーの後に、そのしぼり汁を体に塗ることも毎日かかしませんでした。
生薬風呂、朝昼シャワーの後、しぼり汁を体に塗るようになってから4日目
娘の顔が今まで赤い色をしていたのに、茶色っぽくなっていることに気付きました。よくよく見るとたくさんできていた小さいブツブツの一つ一つの突先が、茶色に変色して乾燥しているというか今まではブツブツがジュクジュクしていたのに、乾燥して皮膚がむけてきてるようでした。
日焼けした後に茶色い皮膚がむける時のような、そんな状態が少し顔に見られるようになってきました。そして皮膚がむけた後にでてきた肌はブツブツのない白くきれいな肌だったのです。私はその肌を見た時、本当にうれしくて指先で何回も触ってみた程でした。そんな変化が4日目にして顔に現れたのです。
そして、生薬風呂に入るようになってから、痒みがましになっているみたいで、以前のように痒がることが少なくなってきたように思いました。
でも変化は顔と体、背中だけで、まだ手足は赤くブツブツもある状態でした。生薬風呂に入るようになって1週間、顔のブツブツはほぼなくなりツルツルになってきたのですが今度は乾燥が目立つように。赤い軟膏を頻繁に塗るがすぐにまた乾燥してしまう。そして、顔や体全体の腫れもとれていない状態でした。生薬風呂に入るようになってから、頻繁にウンチをするようになりました。アトピー独特の皮膚が硬い感じも依然まだある状態。生薬風呂に入れ始めた直後は痒みもましになってきたように思っていたのですが、また痒くなっているみたいで、寝付きも悪い。生薬風呂に入り始めて2週間、手足のブツブツもほぼなくなり、太ももや腕の皮膚が
柔らかくなってきました。おでこは、ピカピカ光っている。顔、体、手足もずいぶん白くきれいな肌になってきたように思いました。でも以前と同様に痒みがまだあるように見える。生薬風呂に入れ始めて20日、顔はアトピーとはわからないぐらいブツブツもなく、白い肌をしている。
しかし、口のまわりが乾燥している。赤い軟膏を一日に何度も何度も塗る。
そして依然、痒みがあるようで、夜中何度も起きては頭や耳から首筋にかけて掻きむしっていました。この頃から、それまでのように目に見えての大きな変化が少なくなりました。ひどくブツブツができたりすることはないが、少しできる時があったり、口のまわりや手首が赤くなって乾燥したり、
時には耳の付け根が切れていたり、依然、顔や体が腫れていたり痒みがあったりと、一進一退が続くがブツブツが広範囲にわたってできたりすることはなかった。もちろん一日に何度も赤い軟膏を塗り、できるだけ乾燥しないように心がけていました。生薬風呂に入れ始めて50日、再び松本漢方クリニックを受診して松本先生に診てもらう。というのも、この頃は肌も普通の赤ちゃんと同じように白く、ブツブツもほとんどない状態。手首と口のまわりが赤く乾燥している程度。パッと見た感じはアトピーだとわからないぐらい。先生はそんな娘を見て、「生薬風呂は一日か二日おきに入れてあげるぐらいでいいんじゃない」と言われる。
私はその言葉を聞いて嬉しい半面、娘の肌がきれいになったのもこの日まで毎日続けてきた朝昼のシャワー、シャワーの後の生薬のしぼり汁での全身
の消毒、一日何度も何度も塗り続けた軟膏、夜は40分の生薬風呂に入れその後も生薬のしぼり汁での消毒を続けた結果だからだと思っていたので、一番のメインである生薬風呂を一日おきにするのが怖い気持ちもありました。
でもひどくなったら、また毎日生薬風呂に入れてあげればいい、と少し楽観的に考えるようにして松本先生がおっしゃったみたいに生薬風呂は一日おきに入れることにして、朝昼のシャワーとシャワーの後の生薬のしぼり汁での全身の消毒は完全にやめてみることにしました。
その生活を2週間続けてみましたが、以前同様、口のまわりと手首が赤く乾燥しているだけでそれ以外の肌がひどくなることがなかったので、今度は思い切って生薬風呂を完全にやめてみることにしました。口のまわりと手首は乾燥している状態なので、赤い軟膏を何度も塗ってあげることはかかしませんでした。生薬風呂を完全にやめても肌の状態が悪化することはありませんでした。そして生薬風呂を完全にやめてから7カ月が過ぎた今でも口のまわりと手首の乾燥が少しあるだけで他は普通の赤ちゃんと同じような肌なので「アトピーなのです」と言っても「えー!?どこが!?」と言われるぐらいパッと見た感じではアトピーだとはわからないぐらいになっています。
ただ母親の私としては、口のまわりと手首は乾燥しているのでいまだに
一日に何度もその口のまわりと手首に赤い軟膏は塗ってあげています。
そして普通のお風呂に入っている今でも湯船に20分ぐらいつからせてできるだけ汗をかかせ肌を十分に柔らかくして、お風呂上りに全身に赤い軟膏をいまだに塗ってあげています。アトピーだとわかってから、娘の体を洗う石鹸を純石鹸に変えたのですが、それも、いまだに純石鹸のまま使っています。
(今まで私たちが使っていた石鹸より、純石鹸の方が肌が赤くならずにスベスベになっているように感じたので)結局、私たちは生薬風呂とその後の生薬のしぼり汁での消毒、朝昼のシャワー、シャワーの後の生薬のしぼり汁での消毒を連続で約50日、その後、一日おきの生薬風呂を約2週間続け、それからは一回も生薬風呂も生薬のしぼり汁での消毒も行っていません。
赤い軟膏はいまだに塗ってあげていますが、(普通の赤ちゃんでも、お風呂上りなどはなにかしら保湿剤を塗ってあげる方がいいと聞くので、それなら今までずっと使っている赤い軟膏がいいかなと思い、いまだにそれを使っています)約2カ月の生薬風呂生活で、今ではアトピーとはわからないぐらいにまでなっている、これは事実です。そのことを本当に嬉しく思います。しかし、娘のアトピー(アレルギー)が完全に治ったとは思っていません。
1歳の誕生日が過ぎ、再びアレルギーの検査をしたらIgEが1396(初めてアトピーを発症した時のアレルギー検査ではIgEは測っていませんでした)もあり、かなりのアレルギーの数値でしたし卵白、卵黄、牛乳に対するアレルギーの数値も初めて検査した時に比べると格段に上がっていたからです。
娘は1歳3カ月を過ぎ、毎日の3回の食事もしっかり食べてくれていますが、いまだに卵白、卵黄は食べたことがありません。牛乳はアレルギーがあるにも関わらず、ヨーグルトを食べてブツブツができるとか、何か変化が起こるといったことはなく、普通にいつも食べています。その辺が、アレルギー検査の不思議なところでもあるのですがIgEが1396っていうのは「けっこうな数値だね・・・」とかかり付けの先生に言われました。アレルギー自体はきっと完全に治ることはないと、私は思っています。でも、今の娘はIgEが高いにも関わらずアトピーは全く悪化していませんし(IgEとアトピーの正確な関連性は、私にはよくわかりませんが)牛乳にもアレルギーがあるのにヨーグルトを普通に食べれたり、まだ卵白卵黄は食べた事はありませんが、それ以外は何でも食べれるので、離乳食を作る上でもそんなに支障は感じませんでした。何より、肌にトラブルがなく娘が毎日元気に走り回っている姿を見てそれが一番うれしいです。きっと今の娘は、アレルギーとうまく共存できているのではないかと思います。それが松本先生がおっしゃった「治してあげる!」という言葉の意味だったのかもしれません。でも、私がしてあげたことは、確かに生薬の準備や、朝昼のシャワーなどすごく大変だったけれど、生薬風呂に入れてあげて、赤い軟膏を塗ってあげただけなので、それでアレルギーと共存できたとすれば本当にすごいことだと思います。
ヨーグルトは食べれても、これから卵白卵黄にも少しづつ挑戦していかないといけないしその時に娘がどんな状態になるか、今の私にはわかりません。
私たちのアレルギーとの完全な共存には、まだまだ時間がかかりそうですが、根気よく続けていきたいと思います。