菜園生活その1

借りた場所は、数年前まで借りていた方が亡くなり、それで空いていたという。

今は一面草が生えていた。まずは、歩数で計測。

20歩×50歩。そんなところだ。

とにかく、何もないので、ホームセンターに買い物に行く。

開墾鍬、三本鍬、剣先スコップ。軽トラを借りて畑に運ぶ。

とにかくこの3つでやってみよう。

(じつは3年目になってもラインナップは増えなかった)

友人が、カンオケ状の木箱をくれたので、道具入れとして活用。

あらかじめ、家で考えていたように、畝を作り始める。

黒いビニールマルチの切れ端があったり、

何の骨かわからないカルシウムも埋まっていたりする。

まわりのおじさんたちの視線を感じてなんかやりにくい。

誰もいないところで、なりふりかまわず、自由にやりたいのだが

しょうがない。なるべく気にせず、ひたすら畝を立てていく。

パーマカルチャーのデザインを念頭においていたつもりが

周りの視線と、畑の形に応じて、とてもきれいな普通の間取りに。

近くの市民センターでかき集められていた、落ち葉の袋詰めを分けてもらい

畝の中に埋めていく。

あとで聞いた話では、桜の葉っぱは、堆肥によくないとか。

私のもらった袋の中身はほぼ100%桜だったのだけど。

なんだかんだでよくそだった1年目。

あきらかに、前の人の肥料が残っていたんだと思う。

「石灰まきや~」「はよ小屋つくりや~」攻撃を、かわしつつ、1年目が過ぎていった。