くらりょこ旅行計画2013

行き先は?

なかなか決まらず、悶々としていたが、「ボルネオ島でいいんちゃうん」とFが言ったらしい(本人は覚えていない)。

黄緑色の新詳高等地図(最新版(当時))を開いて北極圏やらバルト三国やらを検討していたが、やはりいつものように「どちらかが足を踏み入れた国」はなんとなく気が進まず、それ以前に、北欧のホテル代の高さにはびっくり、ユースホステルでもドミトリーで5000円くらいするのである。いつか、北欧に知り合いが出来たときにゆっくりオーロラでも、が、夢。

ということで、ボルネオ(マレーシア)島には行ったことがなかった私達であった。ちなみにこの島の南半分(以上)はインドネシアでカリマンタンと呼ばれているらしい。行ったことないところについては驚くべき無知さ。あー知らなかった。

いつ行く?

Tの会社の同僚に先に「10月初旬に休みを取ります宣言」をされてしまい、若干の遅れをとった。しかしFが土地統計調査員をやっている関係もあって、10月下旬の出発で結果オーライ。でもまだ、会社には言えてない。タイミングが大事なので、ここは焦らず機が熟すのを待つのみ。しかし毎年毎年同じ季節の旅行だと、行ける所も限られてくるということがだんだんわかってきた。これはこれからの課題。

もちもの

前回のスリランカにはシュノーケルセットをケースに入れて持っていったため嵩張った。シュノーケルは、今回はばらしてスリムにしようという計画。現地でも借りれるが、私達が持っているシリコン製のものは、外国にはあまりなさそうで前回もちょっとうらやましがられたりした。今年特有のもちものとしては、ジャングルを歩くときに装着する「リーチソックス」、すなわちヒル避け靴下。時間があるので手作りしてみようと思っている。

ビザ

マレーシアとブルネイにはビザは必要なし。

移動

初日は、関空から飛んで午後はシンガポールをぷらっとし、深夜にクアラルンプールへ飛ぶ。そして翌朝ボルネオ島inは、島北部の中ほどにある、ブルネイ王国の首都バンダルスリブガワン略してBSBから。エアアジアやMASwingなど、格安航空会社が町と町を結んでいるので大いに利用する。飛行機はお金かかりそうに思えたけど、日本からのフライトを含めて一人7万円以下に収まる予定。 ビバ、アジア!

参考にした本

new「マレー諸島―オランウータンと極楽鳥の土地

」 ・・・ボルネオ関連の本で一番おもしろかったのがこの本。今から150年ほど前の紀行文だけど、まったく古さを感じないのが不思議。ほめ上手なウォレスさんの文章を読んでいると、シンガポールもボルネオもすばらしく魅力的な場所に思えてきた。ボルネオだけじゃなくてマレー諸島の他の島にも行きたくなってしまうのが問題。

Lonely Planet Borneo

」・・・ボルネオといえば有名なキナバル登山があるが、インターネットで調べたところ、山小屋の予約(必須)、基点の宿泊費やガイド(必須)代が、べらぼうに高い。(ミニマムで約4万円~)登山自体はそんな難しい山ではないようだが、ここまで払って登るのか!と悩んでいたところ、このロンプラにも、そのジレンマについて書かれたコラムがあった。”もし、この独占的なSuteraという組織にお金を落としたくないなら、ここ(キナバル地域)には本当にほかにもたくさんのやること、みるものが、あります。”と、結んである。That's true. 私達は登頂は目指さず、この山の周辺地域をトレッキングすることに決めた。

「ボルネオ島アニマル・ウォッチングガイド」・・・ポップな表紙とは裏腹に教科書のような作り。スンダトゲネズミの赤と茶の区別の仕方とか、マニアックすぎる!!ヒル避けソックスの作り方が紹介されているのはありがたい。

ボルネオ ネイチャーアイランド 」・・・地球の歩き方の別冊。軽いのり? 気分は味わえる。

D19 地球の歩き方 マレーシア ブルネイ 2013~」・・・なぜか読めば読むほど、行く気持ちが沈んでくる不思議なガイドブック。「歩いてみたい、訪れてみたい、足を延ばしてみたい…」といった口調がどうも苦手だ。ただし、食べ物に関する記述の信頼感はLonely Planetに勝る。