盆踊り大会

1日目

ついに、本番を迎えた。初日は控えめに、相方が会社から帰ってくるのを待って浴衣に着替え、二人で会場に向かう。もうすでに子供用の、アラレちゃん音頭、アンパンマン音頭は鳴り終わり、炭坑節やらなんかが聞こえてきている。足早に坂を上って屋台を抜けて…。早速輪に加わったときにはもう、河内音頭。そして江州音頭。終わったところで、第1部が終了。ここで全員にアイスキャンデーが配られる。がりがり君ソーダ味。大人になったなぁと思うのは、パキっとわった2本の片方が、もう要らないかもしれない、ちょっと余計かもしれない、と思いながら食べることだ。ちなみに、去年相方は半分を落っことしてとても切ない顔になっていた。まだ子供なのだ。

お茶休憩など挟んで第2部、大人の時間が始まる。しばらくしたころ、踊り子のおばさまが近づいてきて、「さっきの休憩のときどこにいたん?探したのに。関係者は自治会館の中に入ってね。クーラーきいてるしお茶もあるから。」という。いつから関係者になったのだろう。丁重ににこやかにお断りする。わりとしつこく誘われるのでびびる。ここからも、ひたすら河内音頭と江州音頭が続き、練習した、ドンパン節や地元の音頭、ウキウキ音頭などはなく、疲れ果てて終了の22:30を待たずにこっそり退散した。