どこに行く?
Fのマイルがちょっとばかり貯まっていたので、それを使ってどこかへ行けないかと思っていたところ、近場の台湾が浮上。Fの両親も仕事から離れたこともあり、家族旅行を検討する。が、マイルを使ってチケットを取るのはなかなか仕組みが複雑でややこしい。普通に買ったらどのくらいで行けるのかなとふと検索してみると、あれ?こんなに安いの!? ということで、マイルを使うのはやめて、格安航空会社(LCC)を使って、台湾に行くことに決定した。Tも週末プラスアルファを使って、途中合流することになり、Tの両親と妹にも声をかけてみると、意外と乗り気でそのへんもまとめて総勢7名の旅行となる。
旅程はどうする?
あまりメジャーじゃないところ、素朴で雰囲気のいい町があれば足を伸ばしてみたい気もしたけど、両親を連れているし、日程的にも余裕がない。マイナーそうな町に行っても、結局どこも観光客はいるとのうわさもある。なので、とりあえず台北と、南の方にも行ってみたいので台南、それに加えてF家は台中と阿里山付近を追加することにした。台湾は新幹線が開通していて、南北間の移動は端から端まで行っても日帰りできるくらい早くなっている。新幹線の駅が町から離れていて、結局ローカル線とかバスとかに乗らなきゃならないのが玉に傷だけど。
航空会社は?
LCCを利用するので、手荷物のサイズには気を使う。カウンターに行ってみて初めてオーバーがわかった場合のペナルティは結構高いから、一応ということで両親には行き帰りともに受託手荷物をつけておいた。前もって予約しておくと安くつく仕組みだ。これまた親が心配なので、席は隣同士を指定(これも指定料が若干かかる)。航空会社はピーチが一番安かったけど、出発便は早朝、帰国便は深夜になって、家からの電車でのアクセスができなさそうなので今回はパス。ジェットスターで行くことにする。
宿も予約しとかなきゃ
今回の旅行では3人家族(F)と4人家族(T)の部屋割りを考えないといけない。さすがに4人分全てシングルベッドの部屋はなかなかなく、ダブルベッド×1、シングル×1or2みたいな部屋しかない。はたして自分の両親がダブルベッドに寝ることが可能なのかどうか、謎。欧米人なら当然寝るのだろうけれども、うちらの両親はもうすでに別室で毎晩寝ているので、あらかじめ確認してみた。どちらの両親もうーん、って感じであんまり気乗りしないようだ。夫婦なのに。しかもよくよく宿の情報を細かく見てみると、ベッド狭くない? 具体的なベッドサイズを調べたり訊ねたりしてみると、ハネムーンじゃないんだから、というくらいの狭いベッドだったり、足がはみ出るんですけどうちの父、という短さだったりと結構笑える。この狭さで二人寝るとは、台湾人の夫婦は仲むつまじい。結局、うちらも兄弟とか母娘がダブルベッドになる可能性も出てきた。それはそれでなんか照れくさいなぁ。
保険
クレジットカードの付帯保険は最近はなくなってきているところも多いけど、私たちが持っているSMBCやJ-Westカードには付いているので、これでカバーすることにする。両親のカードには保険の付帯がなかった。J-Westカードなら、年会費も入会金もいらない上、ネットで申し込めば1週間くらいで届くらしいので、作るように勧めておいた。数日後確認したら、母は私のお勧めどおりのカードを申請、父はなぜか年会費がかかるタイプのカードを申し込んでいた。せっかく保険代を節約できると思ったのに、何で年会費いるやつにするわけ?と聞くと、「いやぁ、ハクがつくかなぁと思って」とのこと。
旅のしおりを作る
日程、訪問場所、宿などの情報をみんなで共有するには、あの伝統的な「旅のしおり」を作るのが手っ取り早い。過去の栄光、OL時代のエクセルの腕前を生かしてスマートに作るつもりが、いまやもう全然ついていけてない。作ったしおりを添付してメールを送ったつもりが、添付してなかったり、そういう懐かしいミス再び。備忘録と持ち物表も付属。
パスポートをとってもらう
T母はまったくの海外旅行はじめて。T父も前回は東ドイツっていうからめっちゃ前。行く前から「もう次行くこともないやろうし」と5年ものパスポートを申請したようだ。行きたいんか行きたくないんかようわからん。証明写真を撮るのも機械で撮るか写真屋で撮ってもらうかで迷っていた。先に飛行機を予約していたので、違うローマ字表記の名前でパスポートを作らないように注意。
iPhoneの設定?
T妹が台湾出発前に突然iPhoneに乗り換え、メンバーで唯一のスマートフォンホルダーになった。日本に残してきたそれぞれの家族や孫との連絡手段はこれひとつ。じじばばにしてみたらそれが心配で仕方がないので、まったく連絡を絶つのが不安のようだ。調べたところ、緊急時の連絡が取れて、しかも知らん間に高額請求とかにならないためには、データローミングというのをオフにしとくといいみたい(参考はここ)。スマホでないわれわれの普通の携帯は、電波を切るだけで時計としてだけ使うつもり。
参考書籍・映画
司馬遼太郎「街道をゆく 40 台湾紀行
」
淡々と、でも丁寧に積み重ねられたような文章が味わい深い。台湾の歴史のおさらいにもなる。李登輝さんとの対談が印象的だった。
「幽幻道士
」
ご存知キョンシーシリーズは、そういえば台湾の映画。懐かしいので行く前にもう一度観てみようと思ってレンタル屋に行ったら、目立つように表面向きに並べられていたうえに、シリーズのほとんどが「レンタル中」になっていて驚いた。意外といま人気なのかもしれない。第1話から観たかったけど、仕方なく第2話をレンタル。観てみると、うーん、カンフーシーンの長さにちょっと辟易。しかもそこで終わるの!?というラストだった。でもベビーキョンシーとテンテンはかわいい。
「百年恋歌
」
こちらは「非情城市」で有名な侯孝賢監督の作品。行くまでに観てみよう。と思って観たけれど、うーん、これはなんと言っていいのか……難解。でも台湾の人の昔と現代の服装がわかった。着ていく服の参考になるかな。あと、ビリヤードをやりたくなった。