奈良にある「秋篠の森」で行われている、STU:Lタケウチさんの展示会に行く。近年撮影されている家族写真を中心にした写真と、奥さんのカヨさんが作っているアルバムが展示されていた。(われわれの写真もありました)
普通の人を相手にしたフィルム写真の一発勝負で、これだけ自然な姿や表情を撮れるのはやっぱりすごい。タケウチさんの人柄というしかない。というか、人柄をちゃんと仕事に出せる人ってなかなかいない。
なんというか、タケウチさんの写真からは、撮る人と撮られる人のお互いの良さが引き出されているような感じがする。共同作業の結果が写真に映っている。タケウチさんは自身のことを「カメラマンというよりアルバムメーカー」と言ってたけど、それは「空気を作る人」っていうことかもしれない。カヨさんのアルバムやこの会場の雰囲気も含めて、そんなことを思った。
蔵のなかで展示されていたオーストラリアの写真も、nibiさんのフレームとマッチしていてよかった。少し薄暗い蔵のなかで、さわやかな「窓」になっているようだった。
展示はこのあと愛知、愛媛と回って、京都・長岡京のスタジオに戻ってくるそうです。
詳しくはSTU:Lのホームページをどうぞ。