T)2つ目は「独立国家のつくりかた
」とか「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」がおもしろいってことで、そのころから注目してたなあ。
その坂口恭平が「独立国家」を作るっていう話。
F)(本を開いて)あ、これはサイン入り本や。あれはもう半年以上前か~。
T)スタンダードブックストアに坂口恭平のトークショーを見にいったんやったな。
F)坂口本を読むと「考えなあかん!」と思う。毎日ぼんやり、まいっかと過ぎていってしまうのにカツを入れてくれる。
T)そうやな。「思考せよ!」って言ってるし。自分なりのレイヤーで行けばいいんだ、と勇気付けれられる。何かレイヤー見つけた?
F)もうちょっとやな。見つかりかけ。
T)この一冊には今までに坂口恭平がやってきたことがまとまってる感じやな。
F)うん。
T)どんなところがいいと思った?
F)今まで本でこんなに人生に強く切り込んでくる人はおらんかったて感じやな。同世代に生きる天才というか?
T)そうやな。痛いところをついてくるよな。気づいてるのにやってない、とか。
F)気づいてない?
T)そう、世の中の人は気づかないフリをしてすごしてる。そこをそれでいいのかと問いかけてくる。
F)うん‥‥
T)ということで、ちょっと感想言うのが難しかった?
F)うん‥‥この本のこと考え出すと無口になってきてしまうわ。
T)考えこんでしまう?
F)また、棚に上げてしまってるなぁーと。自分にしかできないことをしろ、と‥‥、それは、今開いたページに書いてあったんやけど。
T)せやなあ。
F)考えすぎて眠れなくなることもあるけど。でも坂口恭平の説教には希望があるよな。