BriBri日記

Bricolage(ブリコラージュ:寄せ集めて作る)人のことをBricoleur(ブリコルール)と言うそうです。なんか私っぽい。フランス語だとかっこいいし。というわけでBricoleurによるBricolageなささいな日常の抜粋です。

よく、額縁が捨てられている。木枠の額縁でちゃんとガラスがはまっているものならば、たいていもらってくる。そしていつか使える日まで暖めておく。そうしたら、ある日気づく。「あぁ、あれにぴったりだ」。初めて日本そして大阪で行われた、18歳以下の世界野球選手権大会のキューバチームに夢中になった私は、毎日観戦に行く中でやはりキューバの野球にはまっている元バックパッカーのカメラマンと知り合い、仲良くしてもらった。そして、彼は、私が好きだといったキャッチャーAriel Yera君の写真をサイン入りでプレゼントしてくれたのだった。と、話は長くなったが、要はそれがぴったりと収まったのだった。外国でよくキリストのイラストが額入りでかざってあるけど、なんかそんな風に、日々眺めている。(2015.09.20)

中古で8年前に買った自転車の、ブレーキが引きずっていて完全になくなり、レバーがプラスチック製でぼろぼろになり、ついに前輪のブレーキがかけられなくなった。バイクに乗っている私だが、自転車のメンテナンスは、ほとんどしたことがない。今は文明の利器があるので、調べてみたらなんとなくできそうな気がした。マンションの端に、捨てられた自転車が何台もある。誰かが部品取りをして、もう前輪のないものがあって、それのブレーキが代用できそうだった。マンションを去るときに、自転車をそのまま放置していく人がけっこういる。これもゴミと共に困ったことで、引き取ってもらうと有料であるから、結局自転車置き場の隅に溜められていく一方。これを、「ブリブリ」、リユースしようというのが、今日の私である。ワイヤーだけならよかったけども、ブレーキレバーそのものが、もう劣化しているので、そこから、ブレーキシューまで一連の交換。ほとんど8ミリと10mmで回る。金属部分は結構さびていたけど、潤滑油をふきかけて回すとうまく外せた。右と左のバランスをとるのと、ブレーキレバーの遊びの調節がけっこうシビアで、ワイヤーを片手でおもいっきし引っ張りながら、ボルトを回すということをなんどもくりかえす。最終的に、右手でなんどもなんどもブレーキをかけたからか、あとで手が痛くなったけども、上手くいった。ついでに、ライトもつぶれていたので、これも移植してみた。こちらはネジ一本でとまっていただけなので楽勝。そういえば、この自転車は、鍵も移植したし、カゴも移植したんだった。なんだか、もうブラックジャックのようなものだ。とりたててなんてことないので、まだ愛着はわいてないが、色を塗りなおしたりすれば愛着がわいてくる気がしている。その時は、深い緑か、最近通りすがりで見た、古いBMWのバイクの渋い紺色にしたい。あ、書いたら、がぜん塗りたくなってきたなぁ。

ずーっと家賃があがり続けている。 結果、たくさんの人が転居していき、ごみ置き場の秩序が乱れてきている。自分の住まいのごみ置き場が荒れているのは、どうも落ち着かないので、整理して、まだ使えるものを救ったりは今までもしていた。 今回は大量の電池が捨てられていたので、近くの電気屋さんの回収ボックスに入れるべく、整理していたらコロコロンと腕時計がふたつでてきた。 ひとつは傷が深いが、ひとつはたいしたことない。しかもまだ動いているし、太陽電池で動くものらしい。 ひとまず持って帰ってみる。 ひとさまの捨てたものを、救ったときには、汚れているから何か後ろめたい気持ちや切ない気持ちになる。掃除して、きれいになっていくにつれて、出会うべくして出会ったなぁ。と思うようになる。 ペアウォッチにしていたようでメーカーは違うが同じ風合いの時計。捨てられていたところをみると、別れたんだろうか。でもキズがついたから捨てたのかもしれない。いまどき、なんでも使い捨てだからか。しかしこの時計、やっぱりソーラー充電。電池交換が不要で私はこういうの大好きだ。 腕にはめてみるとずいぶんと太い。インターネットで調べて板バネとわかったので、間を抜いて調整してみる。ぴったりの太さにできた。とにかく、ありがとう。今日もぴったし時を刻んでいます。 誰かにとっては、思い出や思い入れがあって、そばに置けないことになったモノも、持ち主がかわればまた、新しい人生を歩める。私はそう思う。

何年か前からごみ減量の取り組みの一環として、生ごみをマンション住まいでも処理できる方法を市と一緒に考えてきた。その中には杉の木箱の中に基材(企業秘密)が入っていて、そこに生ごみを投入するとそのうち消えるというものがあった。確か1万円以上して、市の取り組みとしてとりあえず支給してもらって実験をした。とても上手くいっていたのだ。雨がしとしとと降るまでは。ある日、米ぬかが箱全体にまとわりついていて、おかしいな、と思ったらそれがよく見ると、微動していた。粉ダニというやつだった。ハエや水アブの幼虫はなんとか対処できたのだが、このなぞの小さくてでも広範囲に群れる生物になにかとてつもない恐れを感じて、この箱は市に返上してしまったのだった。 それ以来、コンポストには手を出していなかったのだが、近頃とても上手にダンボールコンポストを広めていらっしゃる方と知り合って、またやる気になって真冬にはじめた。 真冬は、分解がすすみにくいのと、寒いし外での作業が億劫なことをのぞけば、というか、要は虫があまり来ないのでやりよい。 米ぬかを毎回いれてやることと、毎日かき混ぜること、油や糖分など、分解を促進してくれそうなものを意識的に投入すれば意外といける。 今使っている容器はたまたま頂いた、「エコルン」というキットのダンボール箱なのだが、これにはダンボールのフタが付いている。これがいい。高級な茶筒で、ゆっくりスッと閉まるっていうのが売りなのがあるがあんな感じ。ちょっといいすぎたけど、上からの虫の攻撃をわりとしっかりと防いでくれそうで頼もしい。また、内部が二重構造になっていて、内壁はぐるりと取り巻く形、底も内底が取り外し可能になっているので、ここを早めにとりかえていけば、けっこう持つかもしれない。ダンボールコンポストは、数ヶ月でダンボールがだめになってしまい、新しいダンボール箱を調達しなければいけないというのがネックと思っていたので、今回このダンボール箱がどれだけ持つかがポイントなのである。 というわけで、さっそく内部壁の取替え用を作成。サイズを測ってカッターで切る。面倒くさい。けど、4ヶ月に一回ならなんとかできるかもしれない。中身は、ある程度分解したところで、取り分け、プランターに移して土と混ぜて置いておく。たまに水や空気を混ぜ込んであげて数ヶ月したら土として使う。今回は第一弾として、畑では虫に食われてなかなかうまくできない小松菜の種をこの土に蒔いてみた。さてさて楽しみはこれからだ。

みそを作ることには慣れてきたので、今年は米麹から作ってみた。種麹(もやしという)は、通販で買う。それを蒸したうるち米に振りかけて混ぜる、そのあとホットカーペットなどを使って保温してやりながら48時間時々面倒を見るというだけ。途中からは自ら発熱してくるので、温度の上がりすぎにも注意が必要である。その途中作業タイミングは、だいたい18時間後、28時間後、34時間後なのであるが、今回、お米を蒸し終わって種麹を振りかけたのが、16時であった。なんかいやな予感がしながらも、作業を続けていくと…。 スタート時=16時 18時間後=10時 28時間後=20時 34時間後=02時って、おいっ! 気づいたときには、時すでに遅し。 平均して23時半に就寝の我が家では02時はシンデレラタイムとして絶対に寝ておくべき時間なのだった。が、仕方がない。 目覚ましを02時にセット(あぁ、手が震える)。夫もいつもと違う行動パターンのためか麹の隣で寝ているせいか、途中目覚ましを見たりしているようだった。結果、よく眠れないまま、02時を迎え、夏ならともかく冬はもう寒いしあたまはぼんやりしているし、麹なんか作るんじゃなかったとか言いたくなりながらも、手入れ(温度や種麹が一定になるようにもみほぐして混ぜてやる)をし、即、布団へ戻る。 が、すごい麹臭のせいだろうか、体が冷え切ってしまったからだろうか。夫も含め寝付けない。結局なんか寝た気がしない(夫にいたっては起きだして何かしていたらしい)まま朝を迎えてしまった。 赤ちゃんのいるお母さんは、こういう状態だと聞く。わたしは結構睡眠史上主義なところがある、無理かもしれない。麹にも悪態をつきかけたくらいだし(でもつかなかった、美味しくなくなるかもしれないので)。

あちこちで自慢していたら、こちらに載せるのを忘れていた。 ある日のこと、マンションの入り口に引越屋のトラック。せっせと荷物を運び出している。それらには「有料引越ごみ」の張り紙。むーん。なぜ捨てる。と、その中にまさかの、足踏みミシン。私が数年欲しいと思い続けていた、そのミシンが。元持ち主に掛け合うため、引越屋のお兄さんに何号室の引越しごみかを聞く。 ダッシュでその部屋へ行き中を覗くとおばあちゃんがでてきて(このおばあちゃんはとてもモダンでおしゃれな方で前々から気になっていた)「昨日まで使ってたんですけどね、こんどもっと狭い部屋に引っ越すので捨てるんですよ」という。もらってもいいかと訊ねると、「古いものですが使ってもらえるなら嬉しいです」と。ダッシュで部屋に戻り、台車を持ってミシンの元へ。全部は乗り切らなかったがなんとかかんとか部屋まで運ぶことができた(どうやって運んだのかテンションが上がっていてあまり覚えておらず)。 あけてみたところ、確かに使っていたというだけあって、針もついているし、あ、でもボビンが入っていない!しかし翌日、家の郵便受けにビニールに入れられたボビン数個と取り替える付属の部品が入っていた。もう嬉しすぎて、そのお宅へ再度行ってみるとちょうど最後のお掃除をされていたので、なにもないので、目に付いたスリランカで買ってきた美味しい紅茶をお礼として渡して再度の感謝の気持ちを伝え、使い方を軽く教えてもらった。 実際ほとんど何も修理せずに動いた。今は植物の置き場に、いや、今だけ…。

母が短大のときに使っていたという、譜面立て(ギターマンドリンクラブに入っていたという)。錆びているが、ごくたまに使うので持っていた。最近になってレシピ本を置く場所がなくて、あっちこっ ちやっているときに、思いついた。これが◎。ページも押さえもあるし、軽いから持ち運びもしやすい。持っている人は使ったほうがよい。

先日遊びに来てくれたカップル(自称アベック)の男性が自宅で仕込んだビールを大きなリュックにつめてたくさん持ってきてくれた。それを改めて夫と二人で味わう。 ドイツビールっぽいしっかりした苦味があってなんというか、幸せ。 ラベルまで手作りされていて、ほんとに素敵。聞くところによると、自家製ビールキットになって売っているので、作るのはそれほど難しくはないようだった。ただ、アルコールでの除菌作業が結構大変とか。わかるわ…冬に仕込んだうちの味噌も今日開けてみたら、しっかりカビはえてたし(毎年ショックを受ける)。そういうカビとか菌とかって、奥深いなぁ。 くらりょこの当面のブリュワリーマイスターに認定させていただこう。

ひきつづき薬草ガールズ的雰囲気。 畑にはびこっているミントをぶちぶちと、上から3段目くらいの葉まで茎ごとちぎり、熱湯を注いでしばらく待ったら、とっても美味しいミントティー。いままでは、葉を乾燥させて使っていたけど、やっぱ生!色が(画面ではあんまりわからないけど)めちゃくちゃきれい。新茶のさらに冴えた新緑色。 そして、あの香りにくらべると味はおだやかで美味しい。 ミントは、ほんとうに根っこがはびこってしまう。先日の綾部でのハーブガーデンに植え込むときには、プランターごと土に埋めるのだと教わった。 なるほど、それはうちの畑でも検討したほうがいいかもしれない。うしろは実家からもらった、コデマリ。

最近薬草ガールズに入って(リトルリーグみたいな感じか?)、週末は、綾部でハーブゲリラ活動をしてきた。その夕食で食べた野蒜(のびる)のからし酢味噌和えが、とっても美味しく感じたので、今日も畑に生えているのを収穫してみた。一生懸命種まいて野菜を栽培しているけど、こういう野生の旬にはやっぱり勝てない。当然だろう。体が欲しているらしいので、満足するまで春の恵みを存分にいただこう。

おととしの夏、名古屋のともだちから伝授してもらったシフォンケーキのレシピ。100円均一で売っている小さい型をずーっと探していた。カラピンチャにカレーを食べに行ったとき、水道筋の商店街で見つけた。こういうとき二つ買ってしまうのは悲しい性(結果としてはよかった)。卵たっぷり使うし、失敗したら悲しいしでなかなか作る機会がなかったが、やっと。できました。なんかDanger!X-Ray なマークにも見えるけど。おいしくいただきました。しゅわしゅわ、と音がしました。しゅわしゅわといえば、秋田の麹と兵庫のお米で、甘酒も作ってみました。こちらは、炊飯器を8時間も保温するということに抵抗があり、ずっと見送ってきましたが、1回くらいいいか、とやってみたところカンタンで、甘い!!びっくりする甘さです。しかし夫は(苦手な)ライスプディングに似ているとぽつりつぶやきました。いい、私一人で食べます。

うちのベランダ果樹園計画その1。金柑、檸檬、花柚子。大阪城の植木市(ただいま開催中)で購入した。この3種はずっと欲しいと思ってたので、5年かかってやっと買うことができた。 どれも柑橘系でそれぞれとても痛いトゲがある。 マンションがぽつねんと建っている関係でベランダは若干よそより風が強いことを忘れていた。とにかく、大きい鉢に植え替えるまでの間は、風が強い日には家の中へ入れて避難させてやる。 もうすでに何度も倒してしまい、自分の持っているトゲで、自分の葉っぱを傷つけてしまうという、かわいそうなことになってしまった。 はやく大きい植木鉢を買ってやらなければとは思うのだけども、暮らし旅行社には、バイクしかないので買いにいくのがちょっと大変かも。

長いことこのバイクに乗っている。北海道や南米から中米、北米まで走った。走行距離は65,000km。ここへきて初めてのパンク!南米に出る前に淀川の川原でパンク修理を練習したのは、もう7年くらい前になる。今回は近所でパンクしたのが幸いだった。おそるおそる低速で帰ってきた。旅行前に、スペアチューブを用意していったのを思い出して、探してみたら、残念、後ろタイヤのチューブだった。今回パンクしたのはフロントタイヤ。ネットで注文して週末に修理することにした。あの頃と違うのは、となりに助手がいること。 一人でやるのはやっぱり大変。ボリビアの山の中でパンクしたりしなくてホントによかった。今更ながら考えたら恐ろしい。 2時間くらいでチューブを交換して、ためしにイオンまでドライブ。大丈夫みたい。まだまだよろしく。

大学のときの友がフェイスブックを介して見つかった。 住んでいる北陸から大阪へ来る用事があるとのことで、ついでに会えることに。 そんな嬉しい再会のとき、なんか渡したくなって、最近はまっている、乳製品フリーのお菓子をあげよう!と思った。昔だったら、デパートとかおしゃれカフェでなんかしゃれたもん買おうか、としか思わなかったけれど、最近はもっぱらそのときの自分にしか作れないもの、が私らしいかな、と思うようになった。最近気に入っているのはオズボーン未奈子さんの「VEGGIE DISCOのレシピノートから くり返し作りたい“自然おやつ" 」。ざらめをのせたレモンクッキーとココアサンドを作る。はさむクリームみたいなものは、摺ったきび砂糖と豆乳を混ぜたもの!ほぉ!カンタンカンタン。味見したら結構甘い。甘すぎたかな。ちょっとずつ食べてね。

何をしているのかというと、夕食のお米を籾すりしているのです。ちょうどタイミングが悪く明日お米が届くんだけども、今晩のお米だけが足りない。米以外の選択肢は、平日の場合は翌日のお弁当もあるので考えにくい。ということで、ひさびさに籾すり。もう1合分しか残ってなかったのでラジオを聴きつつ気合で2時間くらいで仕上げた。毎日はできないが、たまにやるとお米のありがたみがわかるってもんだ。 (ボールは軟式です。もしやるんだったら) (できあがってもまだ、玄米ですあしからず)

週末は近くの山で行われた、間伐体験と椎茸のホダ木作りに行った。この冬一番くらいの寒さの中にもかかわらず、のこぎりでヒノキをきこきこと切ると汗で毛糸の帽子が濡れた。切り出すととてもいいにおいがした。お弁当を食べて昼からは、あらかじめ用意しておいてくれたコナラの木を60cm長さに切り、電動ドリルで2cmほどの穴をあけて、駒菌をとんとんと木槌で打ち込んだ。この状態から椎茸がでてくるのは早くて1年半後の2014年秋だという。子供のときにクリスマスや夏休みがはるかに遠く、待ちきれなくてせつなかったことを思い出した。大人になって時が過ぎるのが早いね、早いね、とよく言うけれど、椎茸のためにはそれでもいい気もした。せっかちな私。夫は椎茸があまり好きでないが、今回のホダ木作りで、多少なりとも愛着が湧いたらしい。単純な人。

最近うちに来た、座椅子は雨に濡れていた。私にとっては野良猫と同じくらいに拾いたい衝動に駆られた。クッション部分を外して洗濯機で洗って干すと、色がだいぶと褪せたが、きれいな椅子が復活した。いざ座ってみたら子供用らしく、ちと小さいが、場所をとらないのでいい感じだ。窓辺において使うとしよう。捨てる人あれば拾う人あり。ブリコラ人生は続く。 わたしにとっては嬉しいことだが、悲しくもある。なぜこんな簡単にものを次から次へと捨てるのだろうか。愛着というものはないのか?安いと愛着がなくて高いと愛着があるのだろうか?捨てられた愛着をせっせせっせと拾い集めるが、一人の力ではきりがない。

ブリコラ珈琲タイム。 お父さんの妹が昔買ったサイホンは、私以外の誰にも見向きもされず、ずっと箱に入っていた。ガラスって長持ちする。割れなければ、いつまでも使えることに感動。それ以外の樹脂のところがどうしても劣化してきてしまうのが残念。全部ガラスで、もしくは木とガラスで出来たサイホンとか、素敵だなぁ。 シナモンラムレーズンロールパンと一緒に。 アルコールランプのアルコールは使い終わったらボトルに戻すといいです。すぐに蒸発してなくなってしまうので。 そしてカップ&ソーサーは、取り壊される知り合いのおばあさんの家から譲ってもらった。取っ手の上部が平らで持ちやすくて軽いのがいい。

今の季節、スーパーへ行って葉物が高いのにはほんと、同情する。 うちの畑でも、できない、育たない、といいつつも、ぷちぷちといろんな葉っぱをちぎればこのくらいは数日に1度採れる。ありがたいことだ。 欧米ではたんぽぽの葉っぱとかも食べるみたい。苦いけど。もしいろいろ採れなくなってきたら、試す野草、ハコベ、ナズナ、ノビル、ヨモギ‥。けっこういろいろある。セリは今年も巻き寿司の彩り、兼いいアクセントになった、ナムルにして巻き込む。

夫のシャツを裏返しにして干しながら考えた。 こんな色してたんや‥。きれいやな。あれ?これって裏やんな‥。表といっても過言ではない縫製がされている。 この襟元の「M」と、洗濯と品質表示タグを切り取って、ボタンを付け替えれば‥。 気に入って長く着ているシャツが、色がまた鮮やかになって帰ってくるんやったら、それはそれで喜んでくれるかもしれない。 ひたすらボタンを表から裏へと付け替え中。

春の種まきに備えて、温床(苗を載せて育てるための場所、発酵の力で温かい)を作ってみた。 「金子さんちの有機家庭菜園 」を参考にしているのだが、牛糞とおからは手に入らず、鶏糞と米ぬか、ワラがうちの原料。それはいつも作っている生ごみ堆肥と何が違うねんと言われても、わからない。けども、材料費にお金がかかりすぎるのは何か違う気がして、手に入りやすいこの材料となった。本当は温室の中で作るらしいが、5日目の今日こわごわ温度を測ってみたら、摂氏21度。普通の土が5℃だったのでずいぶん温かい。 この摂氏とか華氏とか、人の名前だとは最近知った。摂氏はセルシウスさんの「セ」、華氏はファーレンハイトさんの中国語表記「華倫海」から。ってことはカ氏じゃなくてファ氏?ややこしーな。でもおもしろい語源なので学校でも教えてほしかった。いや習ったんかな?

ひとりブリコラージュ茶道。 お抹茶以外は母やお茶の先生からの貰い物。鉄瓶のお湯が沸くころに、さぁーーーーーーっと音がする。 「松風」と呼ばれる音だ。 風流だなぁ。 現代っ子は、もう新しく買わなくてもあるもので十分遊べるのではないかとつくづく思う。

滑り出しは良かったニンジン。たくさん芽が出揃ったことが嬉しくて小躍りしていたら、間引くタイミングを逃してしまった。 ということで今頃、寒風吹きすさぶ中、ニンジンを間引く。たぶんもう遅いけど。そして、1本づつ歯ブラシで洗う。超大変。しょうがないから記念撮影。

同じく。小松菜、ほうれん草、ニンジン葉の間引き菜。

最近めざめた、文楽はもともと身近だった。親類が勤めていたのでよくチケットをいただいたりして、子供ながらにいつもしぶしぶついて行った。文楽って4時間くらいあって、子供には耐えられないくらい長くて退屈だったのを覚えている。 しかし、去年末に忠臣蔵がテーマになっていてこれが意外とおもしろく、今回の初春公演も一瞬ウトっとしたが、最後まで見られた上に次回の公演内容が気になったりしている次第。 ちなみに左のパンフレットは母が持ってた20年前の同じ演目のもの、右のチラシと出演者を見比べてみたら、なんと!20年たっても同じ人形遣いの方や、床(せりふを読む方)が数人いるではないか!恐るべし、文楽。

畑の小屋内部。 黒板って最初はこういうことだったのだろうか。ただ単に古くなった板にチョークで書いてみたらそれらしくなった。今は、堆肥の切り返しをした日付の覚書のみだが、いずれここに、珈琲とか紅茶とか書いてみたいものだ。

進捗状況。 マスタードシード(スリランカ):順調に発芽中。数日中には食べられる長さになりそう。スポンジの下からも根が出てきて水替えがラクになってきたので嬉しくて、必要以上に水を替えている。 二十日大根(右上):発芽しかけているのは3粒のみ。あとは気配なし。4年前くらいの種だから仕方あるまい。左上の霧吹きヘッドは、取り外しておいてシュッとする時だけ水を入れたグラスに挿す。こうすると場所もとらないし衛生的。 梅枝(左):花が咲いてきた。咲く直前が一番美しい。花は正月の睨み鯛についていた寿という字の飾りの横のプラスチックみたいとT。梅が聞いたら泣くと思う。

父母に誘われて里山を歩く。途中、父がうさぎポイントへと寄り道。といっても残留物のみ。夜行性らしく、姿はめったに見られないのに、遺留品はそこらじゅう一面に散らばっている。雪の日に来たら、形跡が見られるかもしれない。しかし大量。鶏糞のかわりに畑に入れたらどうなんだろうか。 「ウチのニンジンは、ウサギの糞で育っています!」とか。 来月には、里山センターでヒノキの伐採と、シイタケのホダ木作りがあるとわかったので、参加しよう。

大根の皮と、中途半端なごぼうとニンジンをきんぴら用に切って冷凍しておいた。今朝、お弁当のおかずスペースに空きがあったので埋め合わせ的にごま油で炒めて、みりん、しょうゆ、一味とうがらしで味付け。母からお歳暮のおすそ分けで貰った、発色剤とか使っていて自分では買わないけど高くて美味しいハムを細切りにして混ぜた。お昼に自分で食べて美味しくてびっくりした。レッツクック。冷凍したものをそのまま使ってOK。もちろん生ならより良い。 大根や人参の皮に関しては、よく洗って汚れさえ落とせば、スーパーのものでも食べても良いと思う。葉物と違って、直接農薬を振りかけることはないので。うちは、自分とこの野菜を食べるときはまず皮ごと、もしくは皮を厚めに剥いて取っておいてきんぴらがやっぱりおすすめ

昨年もたくさんのブリコラがあった。その前の年もその前の年も。またそのことは改めて思い出すとして。

今年の一発目は、剪定されて畑で焼かれることになっていた、梅の枝。

花を咲かせてみせましょう。って普通か。つぼみが膨らんできた気がする。

冬とはいえ、毎日水を替えるのがポイント、だと思う

木の古い板を"都市の恵み"から活用した。 和箪笥の一部だったようで、天板がかなり薄いため、亡くなったおじいちゃんの道具箱から釘をもらって裏から補強した。 そういえば、このCDラジカセも、「もらってください」いや、実際には「不用品」というメモとともに道端に置いてあったものだし、その後ろのスピーカーとコンポも、昔付き合ってた人が粗大ごみから拾ってきたもの。