Caucasus2016/Day10: Tbilisi, GEORGIA >>> Osaka, JAPAN

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TBILISI

ピクルス天国

最後の朝。少し早起きしてバルコニーから外を眺める。天気がいい。寒いけど。昼過ぎには帰国の途に着くのが悲しいが、今からすぐそばの市場で朝食と買い物。

アップルマークの青果市場

青いトマトのピクルスはわりとメジャーなようだ。赤いのはビーツで色を付けているのだろう。

ロビアニ Lobiani

チュルチヘラ専門店。干し柿と同じで、白く粉を吹いているものが極上。クルミがつまっていて、透けているもののほうが高級とわかってきた。Tは意外と周囲のういろう状のコーティングが好きだというので安めのコーティング厚めのを買う。

おなじみ豆ペースト入りパン。ていうかこればっかり見かける。朝食にする。

クルミ კაკალი

市場は中よりも外のほうが活気がある。しかし寒いのにごくろうさまなこと。

品質によって何種類にもわけられている。味見も可。

フルーツペーパーとでも

狙っていたパプリカパウダーと、おばさんイチオシの自家製ミックススパイスを買う。ターメリックも断れず買う。グルジアに特徴的な瓶に詰めたソースのたぐいが色々あって魅力的だが、さすがにこれは持って帰る勇気なし。梅漬っぽいものもあった。

ミックススパイスは、タイム、ディル、唐辛子に塩などが入っていた。トビリシミックスと名付けてサラダに煮物にと活用している。

なんて呼ぶのかわからなかったが、色ごとに違う味の果物がライスペーパー状になっていた。赤は甘酸っぱく、梅かなにかだった。緑はキウイと言ったような。

ロビオ Lobio

羊の毛で編んだ素朴な靴下を売っているおばあちゃん。アルメニアの蚤の市ではものすごい技巧の靴下に心を奪われたが、値段もいいものだったので買えなかった。それでもなにかしら買いたいと思っていたところへ、このかわいいちいさなおばちゃんに出会って、もうどんなんでも買う気になっている。端の処理は私が作った上手いとき程度だったけど、色目は全体的に好きな感じだったので、茶系統を2足買う。ひとつはT用と思いつつもサイズは似たりよったりだったので結果として私のものに。

荒物屋

この豆がロビアニになる、というので買って帰ることにした。

KHINKAL CENTRE

ヒンカリ(グルジア大籠包)センター、という名前のお店。飛び込みで最後のランチ。

雑貨は、中国製やロシア製など輸入物が多くてそんなに目を引くものはなかったが、店員の若者に英語で店を紹介されたのでおつきあいする。

ドライフルーツ屋

ピクルス盛り合わせ

これは、ジョージア、これはトルコと説明してくれた。せっかくなのでグルジア産のものを切りのよい量で少しづつ買う。そんなに少し?!とびっくりされる。

苗木屋

キュウリ、タマネギ、シシトウの輪の中にはジョンジョリが入っている嬉しいセット。

チェックアウト

ジョンジョリの拡大。このときはまだ何かわかっていなかったので詳細の写真を残した。結果これは、ミツバウツギの種類の花芽だとわかった。

ムツワディ მწვადის

いったん市場での買い物を持って帰りパッキングして荷物は預かってもらう。2度使ったこの駅上のHotel Tbilisi Centralは使い勝手よかった。多少高めだがそれでも町を見下ろせるバルコニーの付いた部屋は最高だった。オイルヒーターの上に洗濯物を乾かすときは注意が必要。靴下のシマシマ模様がオイルヒーターにプリントされてしまうことがあるという噂。ごめんなさい。

番外編

豚肉の炭火焼き、ツケマリソース Tkemali

このソースはプラムにハーブと唐辛子を混ぜて作ったソースですっぱ辛くて美味しい。肉にとてもあう。のだが、これはアジカソース Adjikaだったようだ。唐辛子にニンニクやハーブを混ぜたもの、それにトマトも混ぜてあった。スパイシー。

最後はやっぱり…ヒンカリ

トビリシやイスタンブールの空港の出国エリアに見慣れない機械が。

旅行で余った現地通貨を、スカイプやペイパルにデポジットできるという。Tがほんの小銭で試してみた。コインはたいてい空港ではどうしようもないのでそれが有効に使われた気になってよい。まだ確認はしていないみたいだが。写真を改めてみていると、BLACK FRIDAYキャンペーン?今日だけ、クーポンコードを入力すればデポジットごとに2ドルのおまけ付きとある。T、きづいてないだろうな。

ジャガイモマッシュルーム入りと牛肉入りと2種類をミニマムの4個づつ頼んだ。味によって置き方を決めているのだとすれば面白い。ベジタリアン仕様のヒンカリがあるとはきいていたが、まさに、これ。肉に疲れた胃に美味しい。今まででいちばんサンプルみたいなヒンカリだった。満足!隣を、揚げヒンカリが通っていったけど、見ていないことにしよう。もう食べられません。ごちそうさまでした。