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ALAVERDI
ホテルで彼らの朝ごはん
朝起きて、トイレの窓から外を見てびっくり。どうどうと流れる冷たそうな川と雪山、向こう岸には、旧ソ時代の廃墟がずらりと割れた真っ黒な窓を並べていた。昨夜は暗くて何も見えなかったので、この景色には、おもわず声が出た。
卵(アルメニア語でズー)を茹でて、フォークで細かく潰してからパンに乗せて食べる。わざわざ私の分まで作ってくれて、口まで運んでくれて、ってちょっとやりすぎ。このおじさんにえらく気に入られてしまった。紅茶とチーズが並ぶ。私がアゼルバイジャンから買って持っているオリーブも出したけど誰も食べない。あとで考えたら、アルメニアとアゼルバイジャンは仲が悪いのだった。
A CAFE at STEPANAVAN
ドルマ Tolma
ロールキャベツバージョン
昨夜からホテルで一緒のおじさんたちに、社用車で途中の町まで乗せていってもらえることに。彼らは、この地域を管轄する水道局のメンバーだった。車のシートにカーペットが取り付けられていてアルメニアン仕様。
途中のステパナバンの町のカフェで何かアルメニア料理を、といったらこれが出てきた。おふくろの味そのもの、トマト味の煮込みで日本にあっても全く違和感なし。
タイムティーとアルメニアンコーヒー
タイムだけをいれたハーブティーとターキッシュコーヒーとは言ってはいけないが、それと同じとおぼしき、アルメニアンコーヒー。細かくひいた粉を煮出して作る。沈殿させてから上澄みを飲む。
炭酸水
旧ソビエト時代のロープウェイがここにも宙ぶらりんのまま、20年以上?いつか誰かが片付けられる日が来るのか。コーカサス3ヶ国中一番こういった光景が多く見られたのがアルメニアだった。
ガス入りミネラルウォーターが普通にたくさん売られていて嬉しい。バスが出るまでの時間にTに買いに走ってもらった。
Yerevan city
ラマジョ Lahmajo
昨夜予定外にアラベルディという小さな町に泊まり、それがきっかけでおじさんたちと楽しい夕食となり、そして今も旧ソの車ラダに乗って予定と違うルートを走ってすごい景色を眺めている。天気も最高。気分も最高。
STEPANAVAN
薄焼きピザ。チーズを使っていないそうなので、たべてみたけど薄っぺらくてよくわからなかった。
揚げパン
おじさんたちとはここでお別れ。イェレバン行きのバスの時刻と場所も確認してくれた。とてもいい人たちだった。彼らはまたこのあたりの地区で仕事をしてから明日、イェレバンへ戻るそうだ。私たちを特に気に入ってくれたおじさんは、明日必ず電話して来い、一緒に観光しようと電話番号をくれた。ここ、ステパナバンは1988年に大地震に見舞われたスピタクから20kmほどのところにある。
ステパナバンの天然ガスボンベ搭載ローカルバス
今日はFの誕生日。好きなものを好きなだけ頼むことにする。まずはビールとカシスジュースで乾杯。
タブレ Tabouleh
クスクスのサラダ
深い峡谷の向こうにも村や畑
がずっと広がっている。
YEREVAN
マウンテンソレルスープ Mountain Sorrel Soup
マルバギシギシのスープ
ソレル?ソレルってなんやったっけ?といいながらマウンテンがついているのだから何か山のもの、野草か!とテンションまた上がる。おいしい。シュウ酸がありそうな葉っぱが入っていたので、帰国してから調べたら、高地に生えるスイバとのこと。アルメニア、素晴らしい。
アルメニアパン
首都イェレバン到着。ホテルの通りがわかりにくくて手こずったが、ここは予約していたので思ったとおり静かなよい宿だった。明日、夜行列車でグルジアへ戻るというと、列車より車の方が快適で速いし値段も変わらない、と宿の若者。でも、夜行列車は宿代も浮くし寝ている間に移動できるから同じ値段なら列車がいいよ、というと、しょうがないね、と言った顔。彼らはオンボロ列車より、きれいな高速道路をおすすめしたいのだ、その気持はよくわかるが。
パンと頼むと、様々な種類のパンがバスケットに入ってきて嬉しくなる。料理を頼みすぎて、パンを食べるのはやっとだったが、これだけ入って100円しないとは、パンドックエレバン恐るべし。
セバン湖のニジマス
駅の下見と明晩のトビリシ行き夜行列車の予約。大きくてきれいな落ち着いた駅。
窓口では、やっぱりひとりだけ英語ができるおばさんがいて、1等2等3等があることそれぞれ上下段で値段が違うこと、おすすめは3等の上下段、と不機嫌そうに口早に説明してくれた。一旦カウンターから退いて、二人で相談する。最終的におばさんのおすすめ通りに、3等のオープンベッド上下段を選んでお願いすると、そうでしょ、そうでしょとおばさん、急激に機嫌がよくなった。いい席とっとくわね!と嬉しそうにコンピューターを叩いていた。
Republic Square
干物?塩が効きすぎていた。
グレーチカ
ゆでたそばの実
バターで和えてある。これを頼んだらボーイさんが嬉しそうだった。よくご存知で、ってかんじかな?
アルメニアンワイン
夕刻のイェレバンの街を歩く。お店がたくさんあって、建物が豪華で歩道が歩きやすい。お目当てのレストランが予約でいっぱいだったので、その支店に予約を入れてもらってそこまでまた30分ほど散策がてら歩いた。夜でも危険な雰囲気は全く感じられない。
化粧品会社の宣伝用ビッグミラー。ぴかぴかに磨かれている。とてもよい誕生日となった。
グルジアと違って少量だったので洗練された味な気がした。
最後に、アルメニアンコニャックをおすすめしますよ、と愛想のいいボーイさんに言われたけど、たのまなかった。ビールにワインときてけっこう満足していたので。最後まで飲む機会がなかったことを思うと、ここで少し試しておけばよかった。