みやこ音楽祭

今年は行かないつもりであったが、突如今年で終わりますとのアナウンスに思わず手が出てしまった。この手のことにはめっぽう弱い私である。思えば、最初に行ったのは5年前、京大の西部講堂を使った最後の1回だった。あの時は張り切って、始まる前から到着していたら、なんとリハーサルが丸聞こえで、嬉しかったものだった。思えば、あの回が一番だった。矢野さんと今はなきreiharakamiさんのyanokami、ハンバートハンバート、ロボピッチャー、ははの気まぐれ、くるりもドラムがあらきゆうこさんで、格好よかった。おんぼろ西部講堂のトイレは、男女の別すらなく、出演者すら一緒に使用していた。あれ以来残念ながら、やっぱりワンマンの方がええね、と毎年つぶやいてしまう結果となったが、冬の京都に行くといういいキッカケであったことは間違いなく、終わりかけた京都の町の紅葉を毎年楽しめたということで、よかったのかもしれない。しかし歳をとったのか、バンドとバンドの間の調整時間が長すぎて、待ちくたびれてしてしまうのであった。夫はとなりでこれがフェスの特徴や、と落ち着いて言うけれども。