寺子屋ミシマ社に参加する 2011/04/30

ミシマ社という出版社のワークショップ(寺子屋ミシマ社)に参加した。本を作るプロセスを1日で体験しようというワークショップだ。

ミシマ社は小さいながらも、おもしろくてヒットする作品をコンスタントに出し続けている出版社。代表の三島さんはほぼ同年代の男性で、今回の震災後すばやく京都(城陽市)にオフィスを開いたりして、小さいところ、中央じゃないところから出版を盛り上げて行こうという意気込みが感じられる。その城陽オフィスでワークショップがあるというので行ってきたのだった。

こういう場に行く前はなんだか緊張してしまい、正直言って「行きたくない」という気分になる。自分で申し込んだくせに、なぜ緊張するのか? 知らない人と会うからだろうか。受け身でいられないからだろうか。例えば誰かの講演会を聞きに行くだけだったら、まったく緊張はしない。でもワークショップだとある程度、主体的に参加する必要がある。そこで自分の何かがバレてしまうんじゃないかというおそろしさ。それが緊張のもとなのだろうか。自分を変えなきゃいけないというストレスなのかもしれない。

そんなナーバスな気分で会場に向かったけれども、たいていこういう場合は早く着きすぎてしまう。時間を調整するために自動販売機の缶コーヒーを買ったら、ホットが欲しかったのにコールドのボタンを押してしまい、落ち込んだ。コンビニのコーヒーがなんとなくピンと来ず、自動販売機をはしごしてようやく納得できそうなコーヒーを選んだ結果がこれだった。

そんなこんなで行ったワークショップだったけど、行ったら行ったで楽しかった。いつになく積極的な自分が見られたと思う。他人の本気の意見ややりたいことなどを聞いていると、自分のやりたいことも浮かんでくる。そんなことを発見した一日だった。(T)

ミシマ社について、詳しいことはホームページをご覧いただくとよくわかると思います。