くらりょこ旅行計画 2012

今年も旅行の季節がやってきた。

行き先は?

スリランカである。

今回もやっぱり、2人とも行っていない国の中から面白そうなところで、去年とはちがう文化圏……という観点から選ばれた。

南インドも候補に上がっていたが、スリランカの北部や東部にもヒンズー教圏があるし、インド自体には足を踏み入れたことがあるしで、却下となった。

スリランカ航空の航空券が、クアラルンプールからなら正規でもわりと安いことも後押しした。

大阪からクアラルンプールは、初体験の「エアアジアX」を使うことにする。

それ以外にもスリランカについて調べてみると、まだ人の少ないスノーケリングスポットはいっぱいあるわ、電車の旅は楽しそうだわ、紅茶が美味しいことはもちろん、トレッキングもできるし、つい最近平穏になった北部も興味深いし、ジャングルには東アフリカのサファリに匹敵するほどの野生動物が存在し……と、行くしかないような気になってきたのだった。

しかもその後、Tの妹も偶然と、私たちより一足早く、ツアーでスリランカに行くということが判明した。

スリランカ、来てるんじゃないだろうか。

いつ行く?

2012年10月初旬出発。11日間、Tは帰国後、会社へ直行の予定。

コロンボなどを含む南西地域はモンスーンとモンスーンの間の無風期間らしい。

降水量グラフで見ると年間でもっとも雨が多いようだが、どうでるか。

もちもの

今回のエアアジアは、機内預け荷物が別料金なので特にいつもよりストイックに持ち物を厳選するつもり。

しかし、有料の毛布を買わせるために、機内はかなり冷やしてあるという噂もあるそうなので、防寒具は必須である。ちなみに水さえ有料だそうだ。トイレはさすがに無料のはず…。有料の機内食を頼むくらいなら、お弁当を持ち込もうか。飛行機でお弁当を食べる時代が来るとは!

ビザ

これはちょっと残念なお知らせだったが、今年から観光ビザが有料になった。アメリカのビザと同様に、前もってインターネットで申請してクレジットカードで払う。入国時にも取れるようだが、ペナルティーとして5ドルがプラスされて25USドルとなるし、ちょっと待たされるらしいので大人しく前もって取るつもり。ミャンマーの時のように、職業によってはビザが取れにくいとかそういったことはなく、お金さえ払えばいいらしいのでその点は安心だ。

参考にした本

南の島のカレーライス

」「シンハラ語の話し方」「熱帯語の記憶、スリランカ」……スリランカに詳しい同じ著者による3冊。なんだか話がどんどん細かくなっていくのだが、食べ物についてはとても興味深かった。

スリランカ学の冒険

」……こちらの著者もスリランカに詳しい。上と同じく南船北馬舎という出版社から出ている。著者同士も知り合いのようだ。

泥河の果てまで」……ミャンマーのときに読んだ「河畔に標なく」に似た感じのハードボイルド小説だなあと思ったら、まさにその人が帯の推薦文を書いていた。人がたくさん死ぬので、行く前に読むと不安になる。読んだけど。

楽園の泉

」「スリランカから世界を眺めて 」……アーサー・C・クラークがスリランカに長年住んでいたことを、今回初めて知った。この「楽園の泉」と、下のロンプラを読んでたら、ガイドとかが鬱陶しそうだから避けてようと思っていた遺跡にも行きたくなってきてしまった。

スリランカの悪魔祓い」……若き文化人類学者が、スリランカの田舎に残る悪魔祓いの風習についてのフィールドワークの体験から、医療や学問への疑問について考察を深めていく。今のところ読んだスリランカ関連の本のなかで、これが一番おもしろかった。外国の文化から自分のことに線がつなげている感じがよかった(T)

旅の指さし会話帳56.スリランカ

」……現地で役立つかはわからないけど、気分を盛り上げてくれるのでトイレに置いている。

Lonely Planet Sri Lanka

」……世界のほとんどの地域をカバーしているロンプラだが、欲しいのはなかなか書店になかったりする。でもKinokuniyaBookWebなら数週間で届く。しかも送料無料で本体価格も安め。

地球の歩き方 スリランカ

気分を盛り上げる?映画

巨象の道

」……なぜ象じゃなくて巨象なのか、と思いながら観たら、象、凶暴だった。屋敷の中に乱入してくるなんて怖すぎる。

戦場にかける橋

」……まだ観ていないが、ロケ地がスリランカとのこと。内容はタイとビルマの国境での話。