Caucasus2016/Day3: Baku >> Overnight Train
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Food
BAKU Station
朝食
早朝から、作りかけのBaku駅へ。今晩の夜行列車の切符を買いに来た。
この改札は、近郊列車用で、通勤の人たちがぞろぞろと入っていった。
今は大規模な改修工事中のバクー駅。
他の建物と同じく、ハイテクでおしゃれな駅舎になると思われる。楽しみ。
チケットブースのおばちゃんは、ロシア的無愛想さで、英語が通じず見事にたらい回しにされて、最後5人目の窓口で完了。
もらった窯焼きパンTandir çörəkyと、買ったパンをありがたく両方味見する。大きすぎて全部は食べきれない。
昨夜のレストランで残したハーブ(まだ新鮮でびっくり)、宿のキッチンで焼いた目玉焼き。卵はふたつだけ買いたかったが、ミニマム4つらしく、仕方なく、ひとりふたつずつ食べる。市場で買った新漬けっぽい自家製オリーブ。塩がきつくなくて、まろやかで、当たり。
グタブ Qutab
朝食のパン屋を探す。”Bread”が通じず、紙とペンを出されて書けというので、こちらのパンっぽい形を書いたら、すぐ理解シてくれた。私、絵うまい。
雑貨屋さんの店先に入りたてっぽいパンがドサドサと積み上げられていた。絵に書いたとおりのパンを一つ購入。
近くに卵屋さんがあったので、卵も買う。行き当たりばったり。これで帰って調理することになった。
パンは木に吊るす
アゼルバイジャンのハーブ入りもちもちクレープ。ハーブしか入っていないが、美味しい。他に肉入り、じゃがいも入りもあるそうな。
エズギル Ezgil
パンは尊い食べ物なので、ゴミに捨ててはいけない、木に吊るすのだ。とTがどこから聞きつけてきたのかそんなことを呟いていた。
食べたことのなかったフルーツ。
市場では一山単位だった。何とか半分にしてもらって買って食べた。ねっとりと甘い。
柔らかいので持ち運びは難しい。
Tが、今回の旅行でもっとも興味を持ったくだもの。
Baki Ailevi Restoran
なんて美しいんでしょう。いろいろな瓶詰めに見とれていたら、手前のバケツにオリーブが入ってた。チュニジアのときと全く一緒。さすが、イスラム圏。この3カ国でオリーブが一番買いやすいのはアゼルバイジャンだろうと推測していたので、さっそく1マナト(65円)分、入れてもらった。市場では、なんでも「アディン(1)マナト」単位で売ってくれるので便利。
ベーカリー Nanəmin
ちょっと暗い。一番いい窓の席で初老の夫婦がゆったりと食事中。
お昼のランチがとても良いとロンリープラネットに書いてあったので目指してきてみたが、ランチというくくりは見受けられず、アラカルトだったのでがっかり。
炭酸水 BORJOMI
このテイクアウトの軽食屋さんは、女性ばっかりが陽気に働いていて、見ていたら、中にはいっておいでと言ってくれた。
タンドールを見せてもらって、お茶のむ?と誘ってくれたけど断って、ハーブ入りのグタブを買った。焼きたてのパンは、くれた。
とにかく、明るくて、賑やかで、楽しそう。
良い店だ。
あとで、ロンリープラネットをみたら、載ってた。
拝火寺院 Baku Ateshgah
ここアルメニアではなくグルジアの有名炭酸水。かなりしっかりミネラルのある感じの硬水。これがあると甘いジュースを選ばなくていいので嬉しい。といいつつ私はビール飲むんだけどね。
マンガルサラダ Mangal salati
焼きなすとトマトの酸っぱいサラダ
ゾロアスター教の寺院。油田がある地域にあり、火が燃え続けている。という話だったが、現在は自然の天然ガスではなくてホースで持ってきているらしい。
ナスやトマトを焼いたものを混ぜ合わせて、お酢やなんかと混ぜ合わせたサラダ。
マンガルというのがBBQのことらしい。
美味しいけど、Tが、全部2つずつ頼んでしまったので、量が多すぎる。
チキンスープ
現在は、おもにカスピ海から採油しているらしいが、前はこのような採油風景がいたるところで見られたようだ。今も動いていた。
いたって普通。だけど、ディルとコリアンダーのトッピングがついてくるのが嬉しい。うちみたいだ。
TAZA BAZAR 中央市場
キョフテ Kuftə
3ヶ国中いちばん乾物が充実していたかもしれない。まだ旅行の前半なのであまり買えなかった。
飛び地、ナヒチェバンの農産物を扱うお店も近くにあったので、レーズンや干しイチジク、干しアンズ、ニゲラを少しずつ試し買い。
サフラン、と言われるものがとても安く売っていたので、いくつか買った後によく考えたら、これらは、紅花だった。
使いみちはサフランと同じ感じ。
細長く葉巻型にした、ジューシーなハンバーグ。
玉ねぎとハーブが入っている。横にも生の玉ねぎスライスがたくさん盛られていて一緒に食べると美味しい。
食べかけの写真で失礼。
市場のアールグレイ
市場でバックギャモン。寒そう。
チョウザメ Sturgeon
市場で配達もしているチャイ屋さんの掘っ立て小屋でお茶休憩。こんなところでも紅茶おいしい。しかもブラックが飲めるのがいい。
テイクアウト
キャビアが特産品。といってもほとんどおめにかからず。日本人が好むのか一度声をかけられた。チョウザメって鮫の仲間じゃないらしい。
瓶詰めオンパレード
若者に人気のケバブを食す。うーん。スナック。スーパーマーケットでビーツとジャガイモのサラダとピーマンとマッシュルームの炒め物を買った。こちらは美味しい。列車の時間があるので、夕食はレストランというわけにいかず、宿のキッチンで食べた。
ザクロ
昼休みなのか、人気がないので写真がとりやすい。1瓶がかなり大きい。右にはマッシュルーム。
Heydər Əliyev Mərkəziヘイダル・アリエフ・センター
あのザハ氏が作った、アート施設。すごく巨大で、一周するのも大変だった。というのも、まさかの今日は休み、で、外回りだけ堪能。
そして、トイレだけ貸してもらった。
近くには、トランプタワーも建っていた。
夜行列車
夜9時、BAKU駅。
2等の4人用コンパートメントでŞəki(シェキ)へ向かう。
出発の30分前に駅についたらもう、列車はホームに来ていた。パスポートを車掌さんに見せて、部屋に入る。
事件発生。
すでにおじいさんが、席についており、肘をついているミニテープルには、血!血が飛び散っている。
おじいさんは、手招きしているのだが、私はそのまま後ずさりして、車掌さんのところへ急ぐ。
こんな喀血シているおじいさんと一緒の一晩はいやなので、席を変えてというのは英語が通じないから難しい。
ここはひとつ、アップグレードを頼んでみよう。2等席を1等席に変えてくれ、アップグレード、スーペルとかファーストとかとりあえず色々言ってみるが、通じない。
仕方がないので、車掌さんを部屋に連れて来て、おじいさんの様子をみてもらうことにした。
シーツのセット
警官まで乗りこんで来て、おじいさん事件は大事になってしまったが、結局、頭が切れて血が出ているだけとわかりホッとした。血も拭き取ってもらって一件落着。ほどなく、新幹線のイラストのシーツキットが配られて、ベッドメーキングをする。
今乗っている電車は、全然新幹線ではなく古いロシア製特急だけど、シーツもなぜか新幹線柄。かわいいけど、何で新幹線しかもゼロ系。
朝早い到着なので、早めに就寝。
その、おじいさんのいびき、うるさすぎ。