●ムーヴィング・ブルー
さっそく申込書類届く。
1日の中でもコロコロと、気持ちが変わっていく。寝ているときにもうなされてたり。
今よりも狭い部屋、少ない押入れ、クローゼットなし。今度も池はあるけど水鳥が見えるかどうか。
またここで小さな集まりを開くことができるのかどうか。
駅からは近くなる。だけど駅前にあるスーパーは気に入った店ではない。結局今まで通っていたスーパーに行くことになるかも知れない。ペット可能な物件なので、犬の声がうるさかったらどうしよう。
そもそも、引っ越すべきだったのだろうか……。
さて週末、久しぶりに近所の天然温泉にでも行くか!そしてイオンにIPAのビールを買いにも行こう!せっかく近くにあったんだし(少し遠くなるなぁ。と、またしんみり)。
しかし、お風呂は新しいところのほうが狭いから、今のここのお風呂は入っておいたほうがいいんじゃないか?団地で嫌になったときに天然温泉は取っといたほうがいいんじゃないか?
とか考え出すとキリがない。
私の捨てられない&拾ってきた荷物が多いだけにこれらの処分やあれこれを考えているとどんどん辛くなってきた。寝しなに夫にそれを打ち明けると、翌朝、起きるなり「引っ越し今すぐするのやめとこか」と肩を叩かれた。
そう言われると逆にそんな、やめるなんて。ここは家賃高いし……。とまた反論したくなる。
よし、と現在の経済状況を洗いざらい調べてみたら、結果やっぱり「引っ越し」。
引っ越しせんと、マイナス、いわゆる「ジリ貧」になることが確定。
私たち、引っ越します。それはそれとして、引っ越すからには温泉やビールが欠かせません。それを止めたくないから引っ越すのでしょう(きっと)。
鍵受け渡し日まで、あと33日。