くらりょこ旅行計画2016
どこへいくか
毎年のようにやってくる我が家の旅行シーズン。
今年も決めかねていた。
大阪には、府立図書館という恐ろしくアクセスの悪い、大きな図書館がある。
アクセスは悪いが、図書館自体はよい。混んでないのはアクセスが悪いからだとすると
それもまあ、利用者にとっては嬉しいことではある。
とにかく、情報のあるところに行ってみようということで、バイクに乗って出かけた。
地球の歩き方の、気になる国をとりあえず手元にドサッと集め、世界地図も広げて検討。
普段、詳細の世界地図を机に広げて見ることはほとんどないので、気持ちが高ぶる。
今まで自分が通ったルートを指でなぞりながら、Tと行っていない所を確認する。
当初、ウズベキスタンあたりももう一度いってもいいなと思っていたのだが、
そのあたり、私はわりとしっかり見てしまったのもありTがつまらなそうな顔をする。
で、もう少し範囲を広げてみたところ、コーカサスの国々は、通ったけどあまり見た印象がない上にTは未踏。
確か、10年ほど前の旅行では、トルコから、グルジア→アルメニア→イランと通り過ぎた。
アゼルバイジャンには行っていない。そのアゼルバイジャンは今オイルブームであり、ドカドカと
新しいモダンなビルが建っていて急速な発展を遂げているらしい。グルジアはジョージアと呼ばれるようになり
当時よりも治安の面では良くなっている感じで今ならワインとかも興味あるし、じっくりみてみたい。
アルメニアはとにかくアララト山という雪をかぶった素敵な山があり、Tは昔トルコ側から見たそうなので
今回逆サイドからそれがもう一度みたいというのは、二人の意見が合致した。
エアラインは?
この辺に決めたのは少し潜在的に頭にあった、トルコ航空のクリスマスキャンペーン価格の噂であった。
大阪から、イスタンブール経由ジョージアのトビリシ往復で、コミコミ約6万円。
ここんとこ格安エアラインばっかりだったので、ちゃんとしたというかご飯のついてる飛行機に乗れるのも嬉しい。
13時間と長いフライトなので映画も観たいし、飲み物もついている方が良いではないか。
帰りには、預け荷物も30KgまでOKなのでおみやげも買い込めるし。
ひとつだけ、懸念があるとすれば、イスタンブールの空港経由ということ。テロがあったもんな、今年。
同じところで2度起きる確率は低いと願うばかりである。
テロは入口付近で起きたので、搭乗口に近い末端にて待機する予定。街もちょっと荒れているので出ないことにする。
ま、だからこその、セールなんだろうけどね。
ちなみに、エアラインを探すときにはとりあえずよく検索であたるような、どこが安いか調べてくれるサイトで
どんなエアラインが就航しているか、確認してなんなら、そのチケットを販売している旅行会社にメールで問い合わせて
スケジュールを調べつつ、自分で直接ネットで買うのがやっぱり一番安い。旅行会社の手数料は1枚発券に付き
3~4000円程度になる。また、旅行会社があと残席1と言っても、直接ネットで買うなら席はまだたくさんある(逆も考えられるが)
可能性も。と誰に言っているのかよくわからないが、とにかくネットで直接ポチッと購入したのであった。
いつ行く?どれくらい行く?
毎年のことだが、Tが会社に「この時期に休みます」、宣言をしてくれたらポチッと購入するという手順なので、プレッシャーを掛ける。
今回、トルコ航空のセールは期限があったのでいつもより早い、出発2ヶ月前の宣言となるため、少し緊張する。
2ヶ月間何事も起きず無事に健康に旅立つことができるように、寺社仏閣に祈らないといけない。
そして、通常は土曜~翌週日曜までの9日間という雰囲気を保ちつつ、実は火曜日まで引き伸ばすという作戦。
その月曜、火曜も休むことになるのは、直前にさらっと宣言してしまうという、意外と大胆なTであった。成功を祈る。
というわけで、金曜の夜発、翌火曜の夜着の12日間の予定。
ビザ
ジョージア:日本人は不要
アゼルバイジャン:到着時の空港でならスムーズに取れる、無料。空港以外では取れず、日本で代理店に取ってもらう必要があり、無料なのに7000円くらいかかるらしい。東京の人なら自分で取りにいけるかも。郵送不可。
アルメニア:すべての国境にて取得可能。7USD程度。
旅の情報
本
ドンピシャでこの3国に絞った本が嬉しい。2016年5月に新版がでたところ。
悲しいかな、ロシアの巻末おまけ程度。ただし、レストラン情報は信頼できる。
カラー写真入りで、みどころを解説している。ミーハー路線だが、予習しておくのもよし。
バックパッカー蔵前仁一さんの本。読むと色々行きたくなるに違いないので、帰ってきてから。
睡魔と戦いながら、ため息付きながら、でも知っておいたほうがよい歴史。現状としては少し古め。
アルメニアのジェノサイドの時代について、実話をもとに書かれた本。読んでから行くと、風景が違って見えるだろう。
一部にアルメニアの虐殺に関する記事が載っている。とても興味深い読み物。
ジョージアで食べたい料理が、一通り写真付きで載っているので参考になる。レシピも少し有。
いいか悪いか。ピロスマニの作品がかなりの数生い立ちとともに詳しく載っている。私としては、帰ってから見たかった派。よく書かれている。
DVDもでている。本のほうが細かい人物や物語がわかっておもしろい。行く前に読んでも大丈夫。観るのは後の方が良い。
映像
昨年ヨーロッパ映画祭で観た「タンジェリン」という映画が、グルジアとアブハジアの話だった。
先日Tがたまたま借りてきたグルジアの映画は、つまらなくてふたりとも最後まで見れなかったが、名作らしい。
新しいところでは、「放浪の画家、ピロスマニ」これは観てみたいし、まさに「ピロスマニ」という名のワインもあるので飲んで予習したい。
そう、ジョージアはワインでも有名なのだ。
※ジョージアとグルジア、書き方が混ざってしまいました。ジョージアだと、アメリカのジョージア州と勘違いされやすいので、主にグルジアと書いています。
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