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バナナの葉包みビリヤニ

スリランカ最初の料理がこれだった。ほんとは普通のカレーを頼みたかったのに、店のおじさんがこれを猛プッシュ。一番高いこの料理を出したかったのかもしれない。チキンウィングがどーんと1本載っていて、これは無くても良かったかな。しかしバナナの葉でうまく包まれていて感心した。揚げたゆで卵が埋まっていたのも嬉しい驚き。

フィッシュビリヤニを頼んだら、フライで出てきた。さくさくで美味しい。

ドーサ&ハーバルスープ

ドーサと聞いて、前に八重洲の南インド料理屋で食べた、ぱりっとした大きな煎餅みたいなやつを想像していたら、全然違っていた。ちょっと酸味のある白くてやわらかいチャパティみたいな感じ。それをココナッツとハーブの入った淡いグリーン色の温かいソースにつけて、食べる。前日から予約が必要ということだったので、このドーサの生地は前の晩から発酵させているみたい。生地の酸っぱさを味わいながら、きっとエチオピアのインジュラもこの仲間なんだろう、とまだ食べたことない食べ物に思いを馳せた。

フィッシュカレー

スリランカは魚の国だった。カレーを頼むと、チキンか?フィッシュか?と聞かれることが多く、たいていはフィッシュを選んだ。カツオもしくはマグロのような魚が、カレーソースの中で煮込まれていたり、フライになって別添えで出てきたりした。どれも外れなく美味しかった。一度、何を血迷ったかマトンのカレーを選んだら、ゴムの塊みたいな肉が出てきて、噛んでも噛んでもなくならなかった。やはりフィッシュが正解である。(エビカニアレルギーのTには申し訳ないが、最終日にわりといいレストランで食べたカニのカレーも美味しかったことを追記しておく。)

上奥左側にはみだしているのがカニの足

紅茶

ミルクティーをのまない私たちは、「プレーンティー」を頼み続けた。たいていはティーバッグで出てきた。もしくはジンジャー味の甘いやつ。そうなると、「プレーン」の意味がわからなくなる。少なくともミルク入りで出てくることは無かったが。外国人とわかると、カップにソーサーをつけてくれる。そんな気を使わなくてもいいのに。だからといって外国人料金が設定されているわけではなかったようだ。紅茶専門の店や高級カフェでは、かなり美味しいポットの紅茶が飲めた。庶民は基本的に甘いミルクティーを飲んでいる模様。

コットゥ

刻んだロティのチャーハンみたいなもの。塩味がきつ過ぎなければ食べられるが、ロティはロティとして食べるほうが好きだ。きっぱり。

アーッパ

半円形の形や、ふちがパリパリ、真ん中がしっとり、はいいが、食事としては軽すぎる。中央に目玉焼きを落とす、ちょっとだけ高いエッグアーッパを食べてみなかったのが悔やまれる。

ストリングホッパー

見た目よりは地味な味。細麺状になっているので食べやすい? 赤米の赤麺、小麦の白麺、味の違いはそんなにわからなかった。料金体系に注意が必要。

ポルサンボル

「南の島のカレーライス」という本を読んでから、このポルサンボルは食べてみたいと思っていたが、意外と出会わなかった。安食堂の一軒で聞いてみたら、「ポルサンボル?ほんとに欲しいのか?」と確認されて、「うん」と言うと、ちょっと待ってろと言って、奥で作ってきてくれた。ココナッツシュレッドと唐辛子と柑橘と鰹節の混ざったやつ。けっこう辛くてご飯がすすむ味だ。

ワデ

豆類をつぶして揚げたスナック。「ワデワデワデ~」と列車の中でも売りに来る。買うと唐辛子の揚げたやつも一緒につけてくれるのだが、この唐辛子、丸ままなのに、中に塩が入っている。どうやって作るのか不思議。

ワッタラッパン

椰子砂糖とココナッツミルクで作ったスパイシープリン。上にカシューナッツがつぶつぶと載せられている。スリランカの特産品ばかりでできているので、ザ・スリランカなお味。美味しい。

インド系のうぃろう

色がひどい。オレンジやきみどり色。食感はういろう、イチジクやナッツ入りなどいろいろあるようだ。オイルが結構入ってそうで、少々ぎとっとしている。スリランカのドドルというやつは椰子砂糖で作っているのでほんとうのういろうみたいで食べやすい。

スナックパン

カレー味のジャガイモなどをロティで包んで焼いたり揚げたりしたものは朝ごはんにいい。朝早いと揚げたてで美味しい。各種カレー味(魚カレーも!)のものがちょっと入ったパンもいろいろあった。気温がすでに暑いからか、スリランカの人は、作りたてとか揚げたてとかそういうものにこだわりがあまりなさそうだった。

駄菓子各種

椰子砂糖で白ゴマを固めたトフィ、「スリランカントフィー」と言ったら通じた。ジンジェリーロールともいう。沖縄にもそっくりなお菓子があるがそちらはキビ砂糖だった。

スリランカのお店は市場でも店舗でも、価格表示をしっかりしている店が多く、ある意味値切る楽しみがないがストレスもなかった。

積み方が気に入った

駄菓子屋さんで座って食べられるサービスは大歓迎

ココナッツジュース

おばさんの腕が実と同じ大きさ