教室に係児童以外の58名を入れての授業。
黒板に次の俳句を書いた。
戸を叩く狸を秋を惜しみけり
後ろの列に読ませます。
やはり、日本人として音になれているので、ちゃんと「5・7・5」の音で区切ります。
中には、狸と秋の間で切る児童も。
問いを出します。
①季語はなんですか。
二つの意見が出ました。
・秋
・狸
二つとも正解です。
②季節は何ですか。
・秋
が大部分でしたが、ある男子がつぶやきました。
「冬」
琉翔さんです。
正解です。
これは、「季重ね」と言って、二つの季節があります。
秋惜しみ→晩秋 、 狸→冬
③この俳句で強調しているのは何ですか。
・戸を叩く
・狸
・秋
・惜しみけり
理由を言わせているとまたまたつぶやきが聞こえました。
「昔の言葉をつかっているから。(惜しみけり)」
輝さんです。
正解です。「けり」は切れ字と言って、「や」と同じように強調を表します。
④この俳句を絵にします。必ず家と話者は書いてください。
ここで「話者」の説明を行う。
俳句を書いた人は「作者」。
話者とは、この俳句を読んでいる人です。
例えば、「吾輩は猫である。」の話者は「猫」です。
お話の中で話しているのが話者です。
次の5つの絵が出ました。
いくつか説明させた後、次の発問へ。
⑤話者から狸は見えますか。
・見える。なぜなら、戸をたたくと戸の近くへ行き見えるから。
・見える。そうじゃないと狸とわからないから。
と言う意見がほとんどでした。
少数ですが、「見えない」もありました。
・狸は見えていない。惜しみけりとあるから。(奈乃花さん)
⑥戸を叩いたのは何ですか。
4列目に言わせると、三つの意見を出ました。
・狸
・秋風
・狸と秋風
「狸」と「秋風」にしぼって検討しました。
【狸派】
・なぜなら、戸を叩く狸と書いているから。
【秋風派】
・秋風の音が叩いたように聞こえたと思う。
・木の戸が風でゆれて、戸が叩いて宇ようにきえると思うから。
⑦話者は家の中にいますか、外にいますか。
【中派】
・戸は家についていて、聞こえるのは中だから。
・見えていなくて、感じさせているから。
【外派】
・狸を外から見ていると思うから。
・なぜなら、家の外にいると戸を叩いているかわからないから。
⑧もう一度、この俳句を絵にしなさい。
最後に話をしました。
「戸を叩くのは何だと思いますか。
狸だと思う人?秋風だと思う人?
これは、作者しかわかりません。
でも、俳句を解釈するとき、“美しさ”と考えることができます。
美しいのはどっちですか?狸?秋風?
授業の感想を書きなさい。」
(1組感想)
○今日の授業をして、俳句には人それぞれの想いやはっそうがあることがわかりました。季語や季節を表す言葉は、一つではなくて、二つあったり、文の最後につく、惜しみけりなどの、けりなどを切れ字という事がわかった。絵には、家と話者を書き、話者は目玉で書くことがわかった。
○最後の考えでは、狸がいて、話者が外にいると思っていたけど、意見が変わりました。でも、秋風が戸を叩いているのかなと思うようになりました。そうすると、狸もいなくなって、大きく意見が変わりました。
○もし次に、こんな授業があったら、美しい方にしたいです。
なぜなら、もし狸が叩いていたら、おそわれそうでこわくて、美しくないからです。けれど、話者がどんな目線でどんな気持ちで俳句を書いたかよみとりにくいことがわかりました。よみとりがうまくなりたいです。
○ぼくは、戸を叩く狸と秋を惜しみけりで、たぬきは、戸をたたくとはありえないと思いました。それで、あとから、戸を叩いたと思いました。なぜかというと、ぼくは、秋の風はトントンならないからです。それと、秋の風はヒュンとなると思うから。
○最初は季語などわかっていたけど、話者はどこにいたということが、ぜんぜんわからなくなっていることがよくわからなくなっていった。だから、短歌の本を見る。
○今日の授業は、他のクラスの人と意見を聞けたので良かったです。
最初は、Aの絵の意見だったけど、⑦のい問題が終わったら、Cの意見に変わりました。
たくさんの問題があったけど一つずつしっかり書くことができました。
○話者の気持ちを考えながらこの俳句を考えたのはどのじょうきょうだったのかを、考えるのが大変だった。
また、理由がないのものもあったので、これからは、理由をじっくり考えて、その答えを答えたい。
この授業をいかして、これから俳句を作る時があったら、書いていきたい。
○今まで、俳句の授業をよくやっていたけど、季語や季節が2つあったり、答えがたくさんあったりするのは初めてだったし、答えを出すのはむずかしかったけど、私は、先生が授業で出す、俳句が好きです。その中でも一番今日習った「戸を叩く狸と秋を惜しみけり」が好きになりました。
○今日の授業では、切れ字という新しい言葉を知りました。みんなの、いろんな意見があってすごいと思いました。
○最初に考えていたことで話を通していこうと思っていたのですが、少しして、先生が問題を出したことによってわけがわからなくなって、でも答えは出せたのですが、最初の考えとぎゃくになっていたので、俳句はむずかしいなーと思いました。でもむずかしいことからこそ、きれいなのかな。
○今日の授業でわかったことは、戸を叩く狸と秋を惜しみけりという俳句がわかりました。
ぼくは、家の中から狸をみていると思ったけど、最後は、いけんがわからなかった。
○同じ言葉でも感じ方がみんなそれぞれちがうのがこの文のすごい所だと思う。そして、私の意見が少し変わった。もとは、「狸」だったが「秋の風」に変わった。
○ぼくは、最初外から人が見ていると思ったけど、ある人の意見を聞いて外から見ていると戸を叩く音が聞こえなくなるので話者は家の中から狸を見ている意見になりました。
○他のクラスの意見をきいて、いつも、クラスで、同じ意見ばかりでていたけど、他のクラスからの意見もいっぱいでた。
私は、さいしょは話者は、家の中にいると思った。なぜなら、家の中で、あたたまっている時に、狸が戸を叩いたと思ったからです。
でも、他の人の意見をきいて、変わりました。
○今日は、たぬきとあきのことについて、べんきょうしました。そして、とをたたいのは、あきかぜかたぬきかをべんきょうして、えでひょうげんとかをしました。
ぼくは、いみがわからないことがたくさんあったけど、とってもいいべんきょうだなーとぼくはおもいました。
○今日は、頭がこんらんしてしまいました。なぜなら、みんなの意見があぁそうか、など、そういう意見なら、ということになってしまって、頭がゴチャゴチャになってしまいました。季語が、2つになったり、季節があいまいになったり、ゴチャゴチャです。
○どっちキレイかで話者がどこからみているかわかるというのが初めて知りました。それから、2つの季語をつくあことができるということがわかりました。あと、強調で惜しみけりのとき、あたったのでうれしかった。
○文章からいろんな場面がうかびあがって、文章の中に2つの季節があらわれてびっくりした。
○久しぶりに絵をつかったの、授業をしたので、前にやったから、やりやすかったです。結果は、自分のいけんをひさしぶりにいったし、狸(たぬき)という漢字も初めて知りました。他のクラスもいたけど、自分の意見をいえた。あまり、発表もしない人もみれた。
○久しぶりにこのじゅぎょうをやって、とても楽しく想像がふえた。またやりたい。それにまたみたこともきいたこともない詞(詩)をきいて、また新しい詩をしってとてもべんきょうになった。ずっとこのじゅぎょうをしてもいい。
○初めの考えは、話者の人が中にいて、狸が戸をたたいている音を聞いていると思ったけど、授業の終わりには、話者が外にいて、狸と秋風が戸をたたいているところを見ているという考えに変わった。
(2組感想)
○最初は、狸がお家のなかにいると思ったけど、最後は、狸がお家の外にいることがわかった。いろいろな、考え方がわかった。
○ぼくは、今日の授業で、はいくについていろいろと初めてわかりました。
まず、季語について習いました。季語は、秋と狸を表すそうです。
今日の授業は、とても分かりやすかったです。
○ぼくは、この国語の授業えを通して①~⑧まで、かならず俳句にもどっていると思います。
この勉強を通して、この勉強の意味がわかりました。
○今日の授業で、文の表現や、意味がわかった。あと、最初から、最後で、自分の意見が変わった。
○最初は、話者が外から見ていると思っていて、次は中から見ていると思っていたけど、みつきさんの意見でまた外から見ていると思いました。また、「戸を叩く狸と秋を惜しみけり」という俳句には、季語は二つもあり、季節も二つあることがある。強調する文は、惜しみけりという文がある。けりという言葉は、切れ字ということがわかった。
○今のじゅぎょうをやって、おもったことが一つあります。
一つ目は、詩をよんで絵にすることです。どんな場面で、どういうことをしていいるなど、とてもむずかしいです。
二つ目は、だれが戸を叩いているかです。みんなの意見がきいて、わからなくなりました。
○今日のじゅぎょうで、きごやきせつのいろいろなつかい方がわかりました。よくわかりました。
○はいくのむずかしさや、細かい所までいろいろまなべました。季語や強調する所や絵であらわすべんきょうなどあって、とても楽しかった。一番楽しかったことは、季節をみんなで考えたことです。最後にみんなで、学べて思い出に強く残りました。
○今日の国語は、戸を叩く狸と秋を惜しみけりという授業をしたけど、やっているうちに、なんだから、分からなくなってきたけど、楽しかった。
○はいくはむずかしくて、細かいな~と思いました。
○国語のじゅぎょうは、自分のいけんか理由をかくときにいつもとちがうきょうしつのふんいきにという、いつもとちがうすすめかただったから、きんちょうしたり、あたっているかふあんになった。先生もいつもとちがう先生だったから、いつもより15倍きあいをいれてべんきょうした。
○私は、自分の意見や自分が思ったことを絵で表現することができた。
○強調される言葉がむずかしかった。なぜなら、惜しみけりという言葉の意味が分からなかった。絵をひょうげんするのが書きにくかった。想像してやるのがむずかしいです。
○絵をかくのがつかれたけど、じゅぎょうはたのしかったです。
(3組感想)
○今日の学習でたのしかったことは2つあります。まず一つめは、はいくのいみをちゃんと知ることができたことです。二つめは、はいくの意見やはいくを見て、そうぞうしたことを絵にしたことなどです。とてもたのしかったです。
○今日の学習で学んだことは、俳句を読んで、季語と強調、切れ字と言う言葉、自分の見えるはい景の絵を描いたり、話者と言う言葉と色々なことをみんなで学んであまり無い経験できて色々な言葉も知れました。そして、一組の人の授業の受け方がちがっていて、ビックリしたし、聞く態度もよかったので、これもまたビックリさせられました。自分の見習いたいです。
○今日の授業で、一組と二組とやってきんちょうしていたけど、あとからなれてきて、国語の授業で、はい句のべんきょうをして、理由をかくのがたのしかった。
○今日、授業をして、俳句には、季語が二つあるのもあるということがわかりました。
それから、~けり、~やという俳句の表現は「切れ字」ということをはじめて知りました。
みんな意見が面白かったです。
○俳句は、季語、季節、強調、絵、話者があってから俳句ができあがると思った。今日の、戸を叩く狸を秋を惜しみけりという言葉は、いろいろな言葉があらわされていることがわかった。
○季語や、季節が二つあるものもあると初めてしりました。みんなで考えたり、発表したりしてみんなの意見がきけてよかったです。
○いつもとちがう授業とちがったのでおもしろかったです。それと、ちがうクラスと授業ができてとても楽しかったです。またこのクラスで授業をやってみたいです。
○俳句には、二つの季語が入っているものもあると知った。どちらが、叩いているかを考えてみると、より深く俳句を味わえた。それに、絵をかいてみることで、その場の風景や情景が思い浮かべやすくなった。最初らへんにかいた絵と、最後らへんにかいた絵が変わっていて、自分の考えが変わっていくのを感じた。美しい風景、情景を思い浮かべてみて、俳句に少し興味がもてた。
○話者という言葉を知り、勉強になったので、良かったです。俳句には、季語が二つあるものがあることを初めて知りました。
○切れ字という言葉と話者という言葉と惜しみけりという言葉を初めて知った。短歌などでよく「~けり」という言葉を使う意味が分かった。
○今日のじゅぎょうをして感じたことは、保先生と他のクラスの人といっしょに、国語の勉強をして、しのことをたくさん学べて、とてもいいべんきょうになりました。
○最初、言葉の意味がわからんかったけど、絵を書いたり友達の考えとか聞いたらよくわかりました。自分の考えとみんなちがくて、最初、自分の考えていたことが友達の考えをきいたら自分の考えが変わりました。初めて保先生のじゅぎょうして、とても楽しかったです。
○話者から狸が見えるのか、戸を叩いているのはだれか、話者は家の中にいるか理由をつけて書くことができた。絵もかわったりした。
○この授業から、いろんな意味が次に変わる、また次にかわる、この授業から、いろんな意味が次にかわると意味が変わるということがわかりました。この授業からとてもいい授業になりました。
○今日のじゅぎょうで分かった事は、もし、選たくするものが二つあるとしたら、キレイな物で表されていると分かりました。今まで、こんな事はなかったので、難しかったけど、最後に、キレイな物で表されていることを教えてもらったので、とても分かりやすかったです。このじゅぎょうをこれから、分からない人が出てくると思います。なので、この事を分からない人に教えていきたいと思います。
○いつもとちがう授業をしたので楽しかったです。それに、みんなの意見も聞けたのはよかったです。
○いつもとはちがう授業をうけあらたな感情や初めて知ったことなどたくさんのことを知ることができました。また、答えが分からないままの問題などをもっと知りたいと思うようにもなりました。今日の授業を通して、これからの国語の授業でも、いろんな感情や知りたくなったことなどを、見つけていきたいと思いました。