12期最後の発信 プロ校長の定義を模索する
12期が今日で終わる。
学校経営のことがいつも頭にあった。
向山洋一先生はプロの教師を定義した。
プロ教師の条件は二つある。
一つは、すばらしい授業ができるということ。
もう一つは、教育課程を編成できること。
ではプロ校長の定義はどうなるか。
条件は3つある。
そのうちの2つは上記のことである。
授業のレベルを問うのは、教師の仕事の中心が授業だからだ。
教育課程の編成は経営のビジョンを前提としている。
現状では、この2つが管理職選考の対象となっていない。
教育行政の最大の課題ではなかろうか。
このことが条件の3つ目と関係する。
あと一つは何か。
★職員を育てあげる戦略をもつ。
公立学校は、企業やプロ野球のように戦力を補給できない。
育てるしかない。
そのことを例会でも取り上げてきた。
以下、松田氏の記録である。
☆★
昨日も例会後、吉永先生のお宅にうかがいました。
大塚の教育のついてのお話しがメインでした。
自分自身、大塚の教育の研究をする土台がないと痛感しました。
大塚の教育を理解するために土台。
多くの学校は、その土台がない。
土台がないと大塚の教育は理解できない。
最新鋭のエンジンを、古い車に搭載しても、うまく動かない。
そのようなことを学びました。
「大塚の教育には、その土台の部分は書いていない。
その土台は、調布大塚では、あたり前にやられていたんだ。」
と吉永先生は話されました。
1.学校が教育課程を編成するという自覚の不足・欠如
学校の実態は違うはずなのに、みんな同じようなことをやっている。
江戸時代、280の藩が、それぞれの独自性を生かした教育を行っていた。
目標がかざりになっている。
それでも、何とかなり、通過している現状が問題。
2.大塚の教育の追い方
大塚の教育をマネするのではない。
学校が違うのだから、真似できない部分がほとんど。
おいかけるのは「編成の仕方」である。
3.システムと人の問題
学校の教育課程編成は「おるもんでやらんといかん」が原則。
主任が務まらない教師が多い。
一方、「主任を育てる」研修もない。
口伝えで伝承されてきたものがなくなっている。大きな問題。
4.管理職を必要としない組織にする
主任を育てる。
校務分掌の仕事を通して、主任の力を育てる。
育てながら、運営する。
5.主任の仕事がやれなくても困らないという現状の悲惨さ
企業ならつぶれる。学校はつぶれない。
役目を果たさなくても、誰も困らない。
この現状を打破するには2つの提案が必要。
①主任をいかに育成するか
②校務分掌の内容の検討
6.教育課程の管理
できていないところを、どう発見するのか。
できていないところを、どうするか。
できていない人を、どうカバーするか。
7.業務の分類
主任の仕事を2つに分けて考える。
・管理
・指導
体育主任で言えば、運動場・倉庫などの管理。
児童の学習内容の管理と指導。
8.主任を育てられない管理職
主任を一通りやった人が管理職になるべきだ。
そうでないから、指導できないし、ほめることもできない。
「見えない」のだ。
9.情と理
理はシステム・仕組み。
情の部分は文書化は難しい。が、大事。
吉永先生は体育主任の時に、「学校の敷地の8割をあなたに任せる」
と校長先生に話していただいたと言われた。
そのように任されたら、真剣にならないわけにはいかない。
部会をつくり、毎日見て回って、年間計画をつくって・・・と動かれた。
校務分掌に名前を入れるだけではいけない。
使命感と責任の重さ。
10.なぜ調査したか
調布大塚で行われた「鉄棒」や「遊び」の調査。
これはなぜ行われたのか。
主任の仕事の延長に、このような調査がある。
主任の仕事の土台の上に、大塚の教育は成り立っている。
11.教材・教具
学校で教材・教具があるかどうかを調べることがある。
何があって、何がないというところまではいく。
しかし、「どうやって使ってもらうか」の議論までにはいかない。
12.主任会の役割
各地区で行われる様々な主任会で何が話されているか。
どうでもいいことばかり話していないか。
「主任」として何の話しをすべきか。
例えば泳力調査があるが、数字だけをまとめても意味がない。
泳げるようになるには、どんな教材や指導が必要かを共有する。
13.一生懸命やってはいるが
校務分掌。一生懸命にやっている教師もいるが
何をすればいいか・どうすればいいか
が分かっていないので、ちぐはぐになって上手くいかない。
14.貫く原則は何か
補欠計画
生活目標
虫歯の調査
調布大塚のこのようなシステムには、どんな原則が貫かれているのか。
豊臣秀吉が弟に求めた力
「忠勤・目利き・耳聡」
「この3つをやれればいい」と言い切った。
このような原則を導き出す。
他業種には、必ずある。ないと、つぶれる。
15.補佐と事務
教頭は、校長なり。
言われたことだけをやるのであれば、それは事務だ。
補佐はビジョンを共有し、トップのやりたいことを実行する。
まとまりませんが、重要な点をシェアいたします。
コメント
2020年
03月01日
05:14
1: 向山洋一
すごく大切なことだね ノートに書くんだよ