教育の継承:画鋲のさし方
卒業式の片付け。
看板の板に画鋲で貼られた「卒業式」の題字を剥がしていた。
貼っていたのは一緒に作業した若い先生。
体育担当や6年生など
バリバリの先生。
もうすぐ30代。
仕事も出来る。
つけられていた画鋲は
まっすぐ全て押し込まれていた。
新卒の頃、画鋲を斜めにさすことを
先輩から教えてもらった。
当時は、法則化シリーズにも画鋲のさしかたが図入りで載っていた。
斜めにさす利点は2つ。
1 取りやすい。
2 2点でとめるので強い。
作業中、まわりの先生に聞いてみた。
「画鋲のさしかたって知ってる?」
10人くらいいて2人だった。
教育実習や新任の頃教えてもらったと言っていた。
「取りやすいから」とその先生達は言っていた。
これだと理由の半分。
残りの先生は、ななめにさすことも初めて知ったと言っていた。
同じ事を、各地の教え方セミナーでも聞いている。
ベテランでも結構知らない人がいた。
若い人は知らない確率が増える。
若い先生の7割は知らない感じがする。
(あくまでも独断)
こういうことを伝えてこなかったなあ・・・
と反省した。
これが教育の継承だと思った。
若いとき、次のようなことを教えてもらった。
1 画鋲のさしかた
2 黒板にマスを書く方法
3 ラインカーのひきかた
4 掲示物をまっすぐにする方法
5 チョークの持ち方
などなど。
大西忠治の板書の仕方
「四部六部の構え」なども新任の頃本で読んだ。
教室の南側前のカーテンをしめることは
森信三の本で知った。
今年の教え方セミナーはこのようなことも話題にしている。
「画鋲のさしかた」
小さいようだが、ここに全てが現れていたように思う。