【国語039】向山先生の日記指導
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大森第四小学校の児童活動研究紀要に向山先生の日記指導についての報告が書かれている。
そこには、向山先生が日記指導を行ってきた理由が5つ書かれている。
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1つ目は、子供の具体的な生活を知りたかった。
2つ目は、全部の子供達ともれなく意思を交わしたかった。
3つ目は、子供たちに自分たちの生活に目を向けさせたかった。
4つ目は、文を書くことを通して子どもの中にある感覚を認識にまで高めたかった。
5つ目は、討論の素材がたくさん欲しかった。
と述べている。
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さらに、日記指導によって次のような効果がでたという。
1つ目、日記が討論の素材になった。
2つ目、一つの対象を追求していく場になった。
3つ目、様々な生活を書き記す場になった。
4つ目、教師との秘密の意思の交流の場となった。
5つ目、生活の実態報告する場になった。
6つ目、文を書くのに何の苦痛も感じない子供になった。
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日記指導をする際に大切なこととして3つ挙げられている。
前期は、「何を書くのか指導すること」「必ず全員提出させ、返事は必ず書くこと。」「早く返すこと」
中期は、「長く詳しく書くようにさせること」「本人の了解を得て幾つかを発表すること」
後期は、「自分の意見を必ず書くようにさせること」「時々長い返事を書くこと」「討論素材にすること」
これらの他に、特に大切なこととして、
「絶対に続けること」
「必ず全員分を集めること」
「日記を書くのが習慣化されまでしつこくなければならない」と言われている。
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向山学級では平均3冊、多いものは1年間で7冊もの日記を書いている子がいたという。
内容も家庭的、個人的な悩みを含め実に多様なものとなっていたという。