初任の頃、
一年生の先生がお休みということで、
補教に行った。
図工である。
前年までは中学にいて、
5年生の担任。
何も準備せずに飛びこむ。
最初は笑顔で接してくれる。
「先生、この恐竜はね」
「先生、見てみて」
しかし、時間がたつと収拾がつかなくなる。
「先生、この恐竜の名前、覚えていないの?」
泣き出してしまう子もいた。
チャイムが鳴り、職員室に戻る。
くたくたなのはもちろん、
時計の文字盤は「粘土」で埋められていた。
今であれば、必ず、
「ネタ(道具)」を持って行く。
輪郭漢字カード
各学年の難問集
やはり、準備が必要である。
「飛びこみ授業」
聞いたことがあるだろうか。
他校の学級に飛びこみで授業する。
初めて会う子供たちに授業するのである。
(私も一度だけ経験がある)
そんな授業後の子供たちの言葉である。
「一瞬で終わった。先生、鹿児島に引っ越してください」
「すっごくわかりやすかった。もう終わりっていう感じでした」
「体感十五分でした。面白かったです。また受けたいです」
見ての通り、中学生の感想である。
しかし、それだけでない、こんな感想もある。
(ブログの書籍からの引用)
私と同年齢ぐらいの男性担任が絞り出すように言った。
「毎日苦しい思いをしています。苦しいです」
「不登校も増えてしまって・・・・」
そこに養護教諭が言った。
「今日の姿が、あの子たちの本当の姿なのだと思いました。初めて見ました」
担任が重ねる。
「一斉授業であの子たちが寝ずに、奇声を上げたりせずに、あきらめずに五十分授業を受ける姿を初めて見ました」
元気の良い女教師が言う。
「あれが先生の言う『可能性』なんですね。私たちが引っぱり出さないといけないんですね!」
校長先生はこのやりとりを微笑みながら見つめたいた。
授業を参観した教師たちの感想である。
この時の授業者が
「長谷川博之氏」
である。
長谷川先生に出逢って、変わる教師がいる。
沖縄にも
「長谷川先生を追いかけています」
という教師がいます。
困難校において、数々の実践を生み出した教師です。
授業( 国語)はもちろんですが、
生徒指導主任として、
学年主任として、
その力の限りを尽くしてきた教師です。
ぜひ、目の前でその熱を感じてみませんか。