分析批評とは何か。
向山洋一氏は次のように述べている。
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分析批評は,作品が何を主張しているのか,何を言っているのか,言葉を根拠に自分が理解し批評する方法である。
批判するための手立てとして,「分析の技術」を身につけるのである。 (『向山型国語教え方教室』2006年8月号,p.5~7)
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分析批評には4つの特徴があると向山洋一氏は言っている。
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第一に,「共通の認識のものさし」をもつことにより,「討論」が可能となる。
第二に,「教えることが可能であり,「子どもは自ら学ぶことができる」ようになる。
第三に,一度習えば次の作品でも使うことができる。転移可能なのである。
第四に,一度習えば一生使えるような蓄積が可能であり,このことにより「学習の系統性」を作ることができる。
これは,「ワンウェイの読み」から「ツーウエイの読み」への革命である。
「自分勝手な読み」から「読みの交流」への革命である。
(『向山型国語教え方教室』2006年4月号,p.7)
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作品を読み取ることができるようになるだけでなく,
同じ方法を使って子どもたちが自ら学んでいく
「自主学習システム」を構築いくことも可能なのである。
向山氏は分析批評の授業構造を大きく3つに分けてとらえている。
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私は,実践の中で,分析批評の授業構造を,大きく,三つに分けていた。
第一は,「作品の構造を理解する」という授業である。
第二は,「作品を要約する」という授業である。
第三は,「作品の主張をまとめる」という授業である。
(『向山型国語教え方教室』2006年8月号,p.5~7)