オオタバコガ

診断のポイント

・結球に直径3~6ミリの穴をあけて中に潜り込み、結球内部を食害する。

・内部を食害するため、外観上は健全に見えることが多い。

・食害を受けた部分からは乳液が浸出し、しばらくするとその部分が赤っぽく褐変するため、結球葉の外側部分を食害している場合は、外部からも被害が確認できる。

発生生態

・春から秋に3~4回発生し、8~9月に多発する。

・キャベツ・ナス・トマト・キクなど、非常に多くの作物で発生する。

・老熟幼虫の体色は緑色・褐色などさまざまで、体長4cm程度である。

・卵は葉の基部に1個ずつ産み付けられ、若齢幼虫は結球内部に食入し照内部を加害し、老熟幼虫は結球内部から脱出し、土中に潜って蛹になる。