タネバエ
診断のポイント
診断のポイント
・地際部に幼虫が食入し、葉がしおれ、やがて株が枯死する。
・葉のしおれた株を引き抜くと、株は簡単に抜け、地際部は腐敗してウジが付いている。
・種子が加害されると発芽不良となる。
・幼虫は白~黄白色のウジで、成長すると体長6mmぐらいになる。
・成虫は体長5~6mmの小さなハエで、 雄は淡褐色~暗褐色、雌は灰色~暗黄色である。
発生生態
発生生態
・成虫、幼虫、蛹のいずれでも越冬する。
・3月から成虫の飛来し、年間5~7世代発生する。
・卵期間は5~6日、幼虫期間は約2週間、加害植物付近の土中で蛹となり、20°Cで7~14日で成虫となる。
・成虫は、魚かす、大豆かすなどの未熟な有機物や未熟堆肥などの臭いに誘引される。