カメムシ類
診断のポイント
診断のポイント
・成虫、幼虫が果実を吸汁する。
・幼果期に吸汁された部分は発育が悪く、果実表面がへこむ。
・被害が甚しい時は、果実が凸凹になる。
・吸汁後約 2 週間で、奇形が認められる。
発生生態
発生生態
・越冬形態は成虫である。チャバネアオカメムシは落葉下で越冬し、年 2~3 回発生する。
・クサギカメムシは家屋内や樹皮の下、ツヤアオカメムシは常緑広葉樹の樹幹内などで越冬し、年 1~2 回発生する。成虫は長期間生存し、何回も産卵する。
・越冬成虫は、6 月頃ナシ園に飛来して加害し、11 月頃越冬場所へ移動する。
・成虫、様々なステージの幼虫が混在する。