黒腐病

診断のポイント

・病斑は、葉縁からV字形に黄化・褐変し、進展する。

・発病が軽い場合は、外葉をおかす程度でおさまるが、重度の場合は、結球まで褐変し、出荷不能となる。

・病状がひどくなると、葉縁から茎にかけての導管が黒変する。

発生生態

・病原菌は、桿状細菌の一種である。

・種子に付着したり、罹病残渣が土壌中に鋤き込まれたりして、伝染源となる。

・土壌伝染の場合は、降雨による土壌のはね上がりで、水孔や害虫の食害などの傷から侵入し、導管を伝わり進展する。

・雨の多い年に多発し、本県の高冷地では、通常8月下旬頃から発生する。