ハスモンヨトウ

診断のポイント

・ふ化直後の幼虫は、集団で葉を表皮のみを残すように食べ、その後は、分散し1カ所に数匹で食害する。

・背面の黒紋が目立つ3齢くらいの幼虫になると、被害が大きくなる。

・老齢幼虫は、体長約40mmになり、日中は株元や日陰などに潜み、主に夜間に活動し暴食する。

発生生態

・8月中旬~10月にかけて、幼虫による食害が多発する。

・1世代は、25°Cでは約39日(卵:約4日、幼虫:約19日、蛹:約14日、羽化後産卵までの日数は2日)である。

・雌1頭あたり3~6卵塊(1卵塊の卵数は200~600個)を産卵する。

・極めて広食性で、野菜、畑作物、花、果樹などを加害する。