カスミカメムシ類

診断のポイント

・コアオカスミカメなど数種が加害する。

・成虫、幼虫とに新芽、茎、蕾などを吸汁加害する。

・新芽が加害されると、葉が展開して吸汁痕が退緑斑となったり、小さい穴があいたりする。また症状が激しい場合は、葉が不規則に破れて奇形したり、萎縮する。

・茎が加害されると、曲がったり、芯止まりになったりする。

・蕾が加害されると、花が不整形になる。

・被害は、下葉から上位葉へと進む。

・成虫は体長5mm 前後で、体色は淡緑色である。

発生生態

・キク科やマメ科の植物、ジャガイモ、ナス、スイカ、キュウリ、ブドウなどに寄生する。

・野外では、4月頃からヨモギなどのキク科雑草に寄生が見られ、10 月頃まで発生する。

・卵で越冬し、冬が暖かいと越冬率が高くなり発生が多くなる。