コスカシバ

診断のポイント

・幼虫が、樹幹の樹皮下を食害する。食入孔から虫糞を排出し、樹脂を漏出する。

・多発すると樹勢は著しく衰弱し、甚だしい時は枯死することもある。

発生生態

・発生は、年 1 回である。

・幼虫が樹皮下で越冬し、5~9 月にだらだらと成虫になる。

・幼虫は、はじめ表皮下の浅い所や、樹皮の割れ目にいて、次第に深く侵入する。

・老熟幼虫は、体長約 25 mm になる。食害部付近で蛹化し、やがて羽化して脱出する。

・樹勢の衰えた圃場で、発生が多くなる。