菌核病

診断のポイント

・春先(3~4月)にトンネル内で発病する。

・はじめ葉柄基部が水浸状となり、のちに白色綿状の菌糸を密生して基部全体が覆われ、立枯れとなる。

・被害茎葉上や根部には黒色、ネズミの糞状の菌核を形成する。

発生生態

・糸状菌(カビ)による病気で多くの植物に発生する。

・病原菌は被害植物の残渣とともに土中で越年し、翌春黒色の菌核が発芽して、直径数ミリの褐色のキノコ(子のう盤)を発生し、胞子を飛散させて植物に感染する。

・気温15~20°Cで多湿な条件で発生しやすい。