青枯病

診断のポイント

・株の一部の茎葉が日中急に水分を失って青いまま萎れる。

・発病初期は夜間や曇雨天時にしおれが回復する。病状が進むと、回復しなくなり枯死する。

・根は、はじめ細根や支根が褐色から暗褐色に変色し、その後全体が変色する。

・地際部の茎や根を切断すると、維管束が褐変しその部分から白濁した粘液を分泌する。

発生生態

・病原細菌は、罹病根などとともに土壌中に残り土壌伝染する。

・圃場では地温20℃を越える頃から発生が始まる。ハウス栽培では5月以降に、露地栽培では夏期高温時に多発し被害が大きい。

・地下水位が高い圃場と発生が助長される。