黒斑細菌病

診断のポイント

・主に葉や葉柄に発生する。

・葉では、はじめ水浸状の小斑点、後に黒褐色に変わり、周りが明瞭な黒褐色で中心部が灰色~褐色の病斑となる。

・症状が進むと大小不規則な形の病斑となる。

・葉柄や茎は、はじめ水浸状、後に黒色となり、3~10mmくらいの条斑となる。

・条件によっては、根部に侵入し、黒心症状を引きおこす。

発生生態

・病原菌は細菌で、土壌中で1年以上生存する。

・土壌伝染、空気伝染する。

・春と秋に発生が多く、温暖で多雨の時に多発する。

・病原菌は、ダイコンをはじめ、ハクサイ、キャベツなどの多くのアブラナ科野菜を侵す。