ネダニ

診断のポイント

・土に埋もれた葉の部分が加害されるため、下葉の枯れ込み、葉数減少、葉幅減少、草丈伸張鈍化が起こる。

・茎皮をはがすと、白色で小さく卵形のネダニが多数寄生している。

発生生態

・寄生した根や土壌中で、各生育ステージの個体が越冬する。

・年に十数世代の発生を繰り返す。高温、多湿条件で繁殖が旺盛となり、初夏あるいは初秋に被害が多い。

・一般に、水田跡地では発生が少なく、砂質土壌、火山灰土壌で多い。特に、酸性土壌、有機物の多い畑土壌で多発する。被害作物の連作で、生息密度が高まり、被害も大となる。